羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

デスノート 1

2015-08-31 22:37:27 | 日記
「L.LawLiet、名前それであってます」「まさか」デスノートは偽物だった。「キラ、君に私は殺せません。このノートにはライト君の筆跡で僕の名前が書かれています。自白以上の証拠、ありがとうございます。いい加減、認めたらどうですか?」偽のデスノートを掲げて見せるL。「そうだ、俺がキラだ」言い切る月!「私の推理は最初から正しかった。世の中は正義が勝つようにできてるんです」「そうなってないから、キラが生まれたんだよ」「まさか、世の中に必要とされてるとでも思ってるんですか?」「救われる人間が大勢いる」「できるのは人殺しだけです!」「悪を裁いてるんだ!」「神になったつもりですか?」「キラは神にだってなれる」対峙する二人。「救いようの無い、愚かな人殺しです。そして、たった一人の友達でした。こんな形でなく、出会いたかったです」「こんな形でしか、出会えなかったんだよ」月は敗北を認めていた。
そこに総一郎達が現れた。「L!」「夜神さん、今から全てお話ししまっ」Lに異変が起こった! 力を失い、その場に膝をつくL! 戸惑う月の方を振り向くL。声が出せない。駆け寄る総一郎達。Lは指輪を付けた手で月の方を指差すようにした、「あっ、あっ」総一郎に何か伝えようとするL。「どうしたL?!」Lは息絶えた。騒然となる総一郎達! 日村は救急車を呼んだ。事態に固まっていた月も絶叫してLの遺体に抱き付き、最初はLにキラだろうと脅され、デスノートに名を書かれそうになり自分が書き返して殺したと無理な言い訳をしたが、総一郎が「それは偽物だ」と言い出し、思惑が外れた! Lは生前総一郎に本物のデスノートを託していた。「キラはお前じゃない」L並みの推理まではできず、あくまで月を信じる総一郎!
月は逮捕を免れたが、うやむやなまま、Lの遺体は搬送されていった。
     2に続く

デスノート 2

2015-08-31 22:37:17 | 日記
総一郎達が去った後、取り残された月の前に物陰から魅上が現れた。デスノートの切れ端を持っていた。Lの名が書かれている、コイツだ!「よくやった、魅上」「神の召すままに」「久し振りぃッ!」魅上に憑いてるリュークも顔を出した。「とうとうLを殺ったなぁ」「ああ、殺ったよ。勝った!」月は、晴れ晴れとした笑顔を見せた!!
知らせを受けたワタリはLの白シャツを1枚取った。「ワタリ?」パズルをしていたニアに問われるワタリ。「着替えさせるんですよ。随分と汚れてしまったようなので」出掛けようとするワタリ。「Lが、死にました」呟くワタリ。「死んだ?」ニアは表情を変え、メロと入れ替わった! パズルを投げ出す!「ざけんなッ! Lは俺が倒す予定だったのに! あの野郎っ、ぶっ殺してやる!!」駆け出すメロ!「メロ! 落ち着きなさい!!」ワタリが慌てて抱えて引き止める!「ニア! メロを押さえてッ!」メロはニアの中に引き戻され、ニアに主導権が移った。「L、L」ニアは哀しみ、ワタリはニアを抱き止めていた。
(L、お前はいつも正しかったよ)月は一人ビルの屋上にいた。手には魅上から受け取ったLを殺したメモがあった。(ただ、一つだけ間違っていることがある)「いいかッ?! 正義が必ず! 勝つんだよッ!!」Lはそう叫んでいた。(正義が勝つんじゃない、勝った者が正義なんだよ)メモを燃やし、捨てる月。「これで本当にさよならだ、L.LawLiet」そう、月が別れを告げていた頃、Lの端末を開いたワタリは挟まれていたLの『メモ』を見付けていた。「本当にあなたは、勝手なことを」ワタリは泣いた。
後日、Lの墓参りに来た総一郎達と流れで対策室に残留することになったらしい月。「必ずLの仇は討つ」墓前で言ってのける月!(あとはタイミングを見てデスノートを手に入れるだけ)月が企んでいると、
     3に続く

デスノート 3

2015-08-31 22:37:08 | 日記
「皆さん、お揃いですか?」ワタリが現れ、Lから伝言があるとタブレット端末で生前録画されたLのメッセージを再生した!「Lです」(コイツっ、死んでも俺の足を引っ張る気か?!)動画のLに内心動揺する月!「このビデオが流れているということは、私は日本の地で永遠の眠りに就いたということでしょう。松田さん、鼻水はちゃんと拭いて下さい」録画動画に指摘され、慌てる松田!「もういいですよっ」「冗談はこれくらいにして、私はついにキラを捕まえることはできなかった。今後、キラ対策室を取り仕切る私の後継者をご紹介します」(後継者だと?)困惑する月。「通称、ニアです」動画の画面には出ていないが、「ニア」と声に出す月。当のニアはLの指輪を付け、待ち構えていた!「皆さん、ぜひニアと協力して、キラの正体を暴き、捕まえて下さい。それと、あの殺人ノートをくれぐれもキラに奪われないよう、注意して下さい」(コイツら、どこまで俺をッ!)月は表情を変えず、拳を握り締めた!
ワタリは改めて対策室に総一郎達と月を案内した。「ニア、皆さんがお越しです」月は背を向けたLの椅子に座っているニアが小さ過ぎてすぐにはわからなかった。椅子を傾け、小柄なニアが現れた。「ニアです」3割増しくらいの無邪気な笑顔を向けるニア! メロは完全に気配を消している。人形も見当たらなかった。「君、いくつ?」子供扱いしてくる松田。松田がっ!「未成年じゃダメですか?」困り顔をしてみせるニア!「いや、そういう訳じゃ」「御心配には及びません。ニア、経過報告を」ニアはあの情況でLを仕止めた顔を見ただけで殺すキラは当日来ていた検察の中にいるとリストを見せた。当然魅上もリストに入っている!
(L、ニアに俺のことどこまで話してるんだ?!)松田達が魅上達の捜査準備をする中、月は表情を変えず
     4に続く

デスノート 4

2015-08-31 22:36:58 | 日記
ニアの様子を伺った。これに、「月さん!」ニアの方から笑顔で歩み寄ってきた。「月さんと呼んでもいいですか? 夜神さんだとお父さんと同じ呼び方になってしまうので」Lも同じことを言っていた。「うん、いいよ」「ありがとうございます。Lは月さんのこと、一番の友達だって言ってました。月さんと一緒に捜査ができるなんて嬉しいです! よろしくお願いします」あくまで無邪気な笑顔のニア。「こちらこそよろしく」(所詮子供か、Lの足元にも及ばない。敵と呼べるのはお前だけだったよ)月はLの椅子を見ていた。
魅上は駅のホームでイヤホンでワンセグ音声を聴きながら重犯罪のニュース中継を見て、何気にデスノートの切れ端で『削除』しようとしていた魅上は、SNSで月に『警戒しろ』と警告され、思い止まった。周囲を見ると、対策室の松田と相沢が自分を張っていた! 魅上は素知らぬ顔でやり過ごした。後に、魅上は尾行に注意して、月の待つビルの屋上にきた。「助かりました」「君は死神の目を持っているし、何より優秀だ。キラの右腕としてこれからも裁きを続けてほしい」喜びの表情を見せる魅上。「だが、一人の負担はできるだけ軽くした方がいい。ノートは?」「こちらに」赤いデスノートを差し出す魅上。「なぁ、なぁライト。お前ノートを手離す時、俺様に何て言ったか覚えてるか?」現れたリュークの言葉にやや戸惑う月。「忘れたのかよ! 今より面白れぇモン見せてくれるって言ったじゃねぇか? なぁ、夜神月?」展開に飽きてきていたリューク。殺気立っている!「もちろんだよリューク。次にやることは決まってる」ここで、海砂が現れた。「月ッ!」海砂は喜んで月に駆け寄ったが魅上には困惑した。デスノートに触れさせ、海砂の記憶を戻す月。「キラ」「この切れ端を肌身離さず持ち歩くんだ」海砂の手首にデスノートの
     5に続く

デスノート 5

2015-08-31 22:36:48 | 日記
切れ端を飾り紐で結び付ける月。「そうすれば記憶は消えない。勝手な行動はせず、俺の言い付けはちゃんと守れ」「うん」「海砂、魅上。俺達は無謀なことをしているのかも知れない。けどこれが人類の偉大なる一歩だ。犯罪者のいない、心の優しい人間だけの世界を創る。世界がそれを望むなら、必ずその日はやってくる。見せてやるよ、キラが創る新世界の幕開けだ」「幕開けぇ! アッハハハハッ!!」リュークは面白がり、飛び回った。(そして俺は、新世界の神となる!!)悦に入っている月! それから魅上にノートの切れ端を貰う形で月は犯罪者の大量殺人を続け、魅上も『削除』を続けた。マスコミは犯罪者の顔と名前を伏せるようになったが、犯罪者の個人情報はすぐにネットに出回った。海砂も芸能活動を続けながら、コツコツと殺し続けていた。
犯罪の発生率は下がり、「その内キラを捕まえようとしている僕達の方が悪者になったりして」と松田がボヤき出し、ニアは目立った対応を見せず、議員の中にはキラを支持する者まで現れた。支持者も多い!(新世界はもうそこまで来ている!)月は勝利を確信していた。そんな中、対策室で一人になり「おいッ! いつまでやられっぱなしでいるつもりだ?!」メロは苛立っていた。「大丈夫、もう種は蒔いてるから」ニアはパズルを続けた。
そして、粧裕の誘拐事件が起きた!「ある物と交換して頂きたい、ノートです」犯人は加工音声で要求してきた! 警察全体が動けば殺すとも脅してきた。総一郎は対策室だけで対応することを決めた。「これは、キラの仕業か」ニアはキラがデスノートを取り返そうとしていると言い出した。(ニア、的外れもいいとこだ。魅上は俺の指示無しに動かない。勿論海砂も)月は対策室のメンバーを疑った。捜査は続き、ニアが関東全域のほぼ全ての監視カメラをハッキングした結果、
     6に続く