花音(カノン)がマコトを探して外出する中、「また魂を抜かれたのが悔しいのですか? これで二度目っ! そろそろあの世が見えるやもぉ?」「あの世なんて無い、非科学的っ!」軽く言い争う御成とアカリ。アカリはイゴールの思考を完全には否定できないことにも苛立っていた。そこへ疲れた様子のタケルが帰ってきた。ニュートンが見付からない。「原因はきっと卑弥呼っ!」声を揃える御成とアカリ。神秘を体現する卑弥呼と科学者ニュートンは相反するとまた言い争い出す御成とアカリ。「また始まったよ」呆れるタケルは卑弥呼眼魂の中へ誘われた。祭壇のある縄文式住居のある卑弥呼の球形世界。「主は人の心を信ずると言った。だがあの男は」人に近い姿をとっている卑弥呼は自分とニュートンと自分は水と油と語った。
「水と油か」元の世界に戻ったタケルは考えの違い過ぎるアランのことを思い出し「眼魔の世界か」と呟くとその姿は人間の世界から再び掻き消え、「ここは?!」今度は眼魔界へと飛ばされた。戸惑うタケル。遥か先にモノリス状の眼魔の城が聳えていた。人間の世界では霧の中、倒したはずのナイフ眼魔が男女問わず威圧して恐れさせてから力の刃で斬り裂き、即座にイゴールが犠牲者の魂を球形装置に集めていた。「やはり恐怖の感情が魂の純度を高める」満足気なイゴール。
そこへアランが現れた。「人間の魂は我々の世界の一部となるトモ、貴様は何をしている?」「これはアラン様」ジャベルに代わってアデルに遣わされたというイゴールにアランは不快感を示した。「なんの報告も無かった」「必要ありますか? 報告が」イゴールは自分はアランの部下ではないと不遜な態度で去って行った。ナリタから眼魔復活の噂が寺にもたらされる頃、タケルはまだ眼魔界にいた。「あれは、モノリス?!」眼魔の城に驚いているタケル。
花音が海を見ていると
2に続く
「水と油か」元の世界に戻ったタケルは考えの違い過ぎるアランのことを思い出し「眼魔の世界か」と呟くとその姿は人間の世界から再び掻き消え、「ここは?!」今度は眼魔界へと飛ばされた。戸惑うタケル。遥か先にモノリス状の眼魔の城が聳えていた。人間の世界では霧の中、倒したはずのナイフ眼魔が男女問わず威圧して恐れさせてから力の刃で斬り裂き、即座にイゴールが犠牲者の魂を球形装置に集めていた。「やはり恐怖の感情が魂の純度を高める」満足気なイゴール。
そこへアランが現れた。「人間の魂は我々の世界の一部となるトモ、貴様は何をしている?」「これはアラン様」ジャベルに代わってアデルに遣わされたというイゴールにアランは不快感を示した。「なんの報告も無かった」「必要ありますか? 報告が」イゴールは自分はアランの部下ではないと不遜な態度で去って行った。ナリタから眼魔復活の噂が寺にもたらされる頃、タケルはまだ眼魔界にいた。「あれは、モノリス?!」眼魔の城に驚いているタケル。
花音が海を見ていると
2に続く