羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

仮面ライダーゴースト 1

2016-02-15 18:59:33 | 日記
花音(カノン)がマコトを探して外出する中、「また魂を抜かれたのが悔しいのですか? これで二度目っ! そろそろあの世が見えるやもぉ?」「あの世なんて無い、非科学的っ!」軽く言い争う御成とアカリ。アカリはイゴールの思考を完全には否定できないことにも苛立っていた。そこへ疲れた様子のタケルが帰ってきた。ニュートンが見付からない。「原因はきっと卑弥呼っ!」声を揃える御成とアカリ。神秘を体現する卑弥呼と科学者ニュートンは相反するとまた言い争い出す御成とアカリ。「また始まったよ」呆れるタケルは卑弥呼眼魂の中へ誘われた。祭壇のある縄文式住居のある卑弥呼の球形世界。「主は人の心を信ずると言った。だがあの男は」人に近い姿をとっている卑弥呼は自分とニュートンと自分は水と油と語った。
「水と油か」元の世界に戻ったタケルは考えの違い過ぎるアランのことを思い出し「眼魔の世界か」と呟くとその姿は人間の世界から再び掻き消え、「ここは?!」今度は眼魔界へと飛ばされた。戸惑うタケル。遥か先にモノリス状の眼魔の城が聳えていた。人間の世界では霧の中、倒したはずのナイフ眼魔が男女問わず威圧して恐れさせてから力の刃で斬り裂き、即座にイゴールが犠牲者の魂を球形装置に集めていた。「やはり恐怖の感情が魂の純度を高める」満足気なイゴール。
そこへアランが現れた。「人間の魂は我々の世界の一部となるトモ、貴様は何をしている?」「これはアラン様」ジャベルに代わってアデルに遣わされたというイゴールにアランは不快感を示した。「なんの報告も無かった」「必要ありますか? 報告が」イゴールは自分はアランの部下ではないと不遜な態度で去って行った。ナリタから眼魔復活の噂が寺にもたらされる頃、タケルはまだ眼魔界にいた。「あれは、モノリス?!」眼魔の城に驚いているタケル。
花音が海を見ていると
     2に続く

仮面ライダーゴースト 2

2016-02-15 18:59:24 | 日記
アランが歩み寄ってきた。「兄を、待っているのか?」「よくここで海を見ていたので」「そうか」「初めて、アラン様に出会った時のこと、覚えてますか?」かつて眼魔の城で眼魔界に来たばかりの花音とマコトはアランの姉、アリアに「大丈夫?」と案外友好的? な様子で案内されていたところに出くわしていた。アランは当時から今と変わらない姿だった。
「姉上、そいつらはなんですか?」「人間世界から来た兄妹です」「人間っ」警戒したアランを幼い花音は恐れて子供のマコトの後ろに隠れるとマコトは花音を守ろうと、鋭くアランを睨んできた。「興味は無いっ」アランはマコトを押し退けて去っていた。「あの時のアラン様は、少し怖かったです」「今も、怖いか?」「いいえ」花音はアランに微笑んだ。「お兄ちゃんを一緒に探してもらえませんか?」「わかった。だが、見付かる保証はないぞ?」応えたアランに花音は喜び、「ありがとうございます!」歩き出すアランの腕を取ってアランを戸惑わせていた。その様子を寺に出入りしている郵便屋が目撃していた。
地下研究室ではアカリが不知火・改の改良を行っていた。「お? こんな所にニュートン殿がっ!」隠れていたニュートン眼魂をアカリと話していた御成が見付けていると、ナイフ眼魔の霧を発見したナリタから電話が入った。「もしもし、あれ?」ナリタも霧に呑まれた。「うわぁ?!」現れたナイフ眼魔に斬られるナリタ。「ナリタ?!」通信が切れてしまった。同時に「よし! できたわ」不知火・改マーク2を完成させたアカリ。「アカリ君には心の迷いがあります。眼魔と戦うのは余りに危険っ! ここは拙僧に任せて」止めようとする御成。「あたしはっ! 私を信じる」アカリは強く御成を見詰め返した。一方、眼魔界のタケルは「どうして、こんな所に?」飛ばされた場所から動けずにいたが
     3に続く

仮面ライダーゴースト 3

2016-02-15 18:59:14 | 日記
不意に人間世界に戻された。寺の前庭辺りに飛ばされるとちょうど来ていた郵便屋と出くわして花音がアランらしい男といたことを聞くタケル。
「はい、お待ちどう~っ」フミ婆の屋台でたこ焼きを買った花音。「なんだそれは?! 眼魂かっ?」たこ焼きに驚くアラン。花音はたこ焼きを食べた。「食べた?!」驚愕するアラン。「たこ焼きも知らないのかい? 面白い子だねぇ」笑うフミ婆。「私を子供扱いするのか?!」「75歳のあたしにしたら十分子供」「75歳? フッ、軽く倍は生きてる!」フミ婆に対抗するアラン。「いやだ、ホント面白い子っ。花音ちゃんの彼氏?」「ち、違いますよっ、そんな」照れ笑いする花音。ムッとして去ろうとするが、たこ焼きを食べさせ合うカップルや公園で遊ぶ子供達や労り合う老夫婦に目を止め、困惑するアラン。顔をしかめてやはり去ろうとした。
「アラン様~っ」パタパタと走ってアランに追い付く花音。「どうしたんです? 怒ったんですか?」「わからない。ただ」「ただ?」花音を振り返るが上手く自分の心を言葉にできないアラン。ここで「花音ちゃん!」タケルが駆けて現れた。「花音ちゃんをどうするつもりだ?!」「違いますっ、私がアラン様」誤解を解こうとする花音だったが「ちょうどいい! この気分を晴らしたかったところだっ!」花音を押し退けてメガウルオウダーを構えるアラン。従わない三蔵眼魂を力で屈服させて装填した。タケルも闘魂眼魂を構える。「一発闘魂っ!」「イエッサー!」三蔵パーカー霊を出現させるアラン。「変身っ」「テンガン!」「変身!」「闘魂カイガン、ブースト!!」炎と共に闘魂フォームに変身したタケル。豚、河童、猿の面を身に付けた三蔵フォームに変身したアラン。「貴様は目障りだっ!」背の輪を飛ばして攻撃しつつ、突進するアラン。「どうして二人が戦うの?」
     4に続く

仮面ライダーゴースト 4

2016-02-15 18:59:06 | 日記
戸惑う花音。押されるタケル。「スペクターを狂わせた。貴様は危険だ」「やっぱり何か知っているんだな?!」「ああ、知っているともっ! 会わせてやる」アランの言葉に近くの木陰からネクロムスペクター化したマコトが姿を表した。「マコト兄ちゃん?!」「お兄ちゃん!」花音は単純に喜んで駆け寄ろうとしたが、マコトは無言でタケルに殴り掛かった。「やめてくれっ!」攻撃はできないタケル。手を出さず見ているアラン。「違う」マコトの意思が無いことに気付く花音。「アランっ、お前が操っているのか?!」笑って変身を解くアラン。
「今のスペクターは私と一つになった!」ショックで膝をつく花音。「こんなのマコト兄ちゃんじゃないっ! お前とマコト兄ちゃんは友達なんだろう?!」マコトを一旦払いのけるタケル。「そうだとも。完璧なる、友だっ!」笑うアラン。ドライバーのレバーを引くマコト。「ダイカイガン! ネクロムっ!」紋章の力を左足に溜めるマコト。「お兄ちゃんやめて!」花音を振り返るマコト。マコトが花音に反応し、技の起動が解除されたことに驚くアラン。「お兄ちゃん!」叫ぶ花音。
タケルが隙を突いてアランを銃撃するとマコトはアランを庇い、二人は姿を消して行った。変身を解除するタケル。「オヤスミ~」「花音ちゃん、大丈夫?」へたり込んだままの花音の元へゆくタケル。「どうして、アラン様がお兄ちゃんを」茫然としている花音。「必ずマコト兄ちゃんを取り戻してみせる」そう言ったタケルに頷く花音。タケルは花音を抱え起こし「帰ろう」と寺に連れ帰ろうとしたが、「ちょっと待ったぁ!!」ユルセンが現れ、ナイフ眼魔が暴れていることをタケルに伝えた。
眼魔の霧へと突進してゆくアカリと御成。「ナリタ! 大丈夫?!」倒れているナリタを発見した御成。アカリは一人先へ進み、
     5に続く

仮面ライダーゴースト 5

2016-02-15 18:58:57 | 日記
霧の中で被害者が大量に倒れているのを発見し、その先にナイフ眼魔を見た。「見付けたわよっ!」「ん? また君か」ナイフ眼魔は腕のプロトメガウルオウダーからナイフ眼魔眼魂を外した。霧が解除され、ナイフ眼魔の姿から眼魔スペリオルの姿に一瞬変わり、さらにイゴール人間体に変わった。
「そろそろ理解できたかなぁ? 私の言った完璧なる世界が!」「ええ、はっきり理解したわ。科学は、人を幸せにする為にあるの! 人の魂を奪って、何が完璧な世界よっ! あなたがやっていることはねぇ、科学なんかじゃないっ!!」アカリの口上を感心して聞いている御成。「残念だが、不正解だ」眼魔眼魂を使って眼魔スペリオル・パーフェクトに変身するイゴール。「君の魂も、頂いておこう」ナイフ眼魔眼魂のスイッチを押すイゴール。「ナイフ!」プロトメガウルオウダーにナイフ眼魔眼魂を装填し、「ローディング」多段変身の構えのイゴール。「今度は外さないわっ」不知火・改マーク2を構えるアカリ。
アカリは新不知火で砲撃したが、ナイフ眼魔に多段変身したイゴールは砲弾をナイフで斬り払った。「ええっ?」「その武器は既に分析した」後退り倒れたアカリに迫るイゴール。「危ないっ!」間に入る御成。イゴールは魂狩りの力を乗せたナイフで御成を斬り捨てた。「あっ!」倒れる御成。「御成!」「さっきの台詞、中々痺れましたぞ?」笑って意識を失い、魂を抜かれる御成。御成の袂からニュートン眼魂がこぼれ落ち、近く通路の柵の傍まで自力で逃れていった。
「この魂、純度が低い。まるで価値が無い! ゴミだ」御成の魂に呆れるイゴール。「ゴミは、お前だ」呟くアカリ。「ん? 今、何か?」ここでタケルが駆けてきて事態を目の当たりとした。「ゴミはアンタの方だって言ったのよっ!!」叫ぶアカリ。
     6に続く