羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

仮面ライダーゴースト 1

2015-12-07 22:31:07 | 日記
「お兄ちゃん。もう、いいの」「カノン?」眼魂のカノンに戸惑うマコト。「お兄ちゃん、変わっちゃった。私のせいだよね」「俺は何も変わってない。カノンは何も心配しなくていいんだ」マコトは言い聞かせていた。天空寺ではタケルが再び夢でモノリスの前の父と邂逅していた。「マコト兄ちゃんが言ってた、地獄ってどういうこと? 父さんとしていた研究と、何か、関係があるの?」父は答えず、消えていった。「父さん」夢の中で呟いて目覚めたタケル。
眼の紋章のゲートから一つの眼魂が出現し、一人の男の姿となった。「ついに、私もこちらの世界へ来ることができました。ここが、我々が求める場所、ということですか」ビルの屋上から街を見回し、アランに話し掛ける男。「何をしにきた? ジャベル」「大帝陛下は計画が進まないことに不満を感じてらっしゃいます。可及的速やかに実行せよと」歩み寄るジャベル。「父上が? 伝えておいてくれ、全ては順調であると」「アラン様の補佐をせよとの命を受けています」「お目付け役か、好きにしろ」立ち去ろうとするアラン。「どちらへ?」「そろそろ彼にも本気になってもらう」アランは笑みを浮かべた。
タケルは地下研究室で仙人を見付け「10年前、何があったか教えてくれ!」と詰め寄ったが「あいつは、千本の武器を集めることに」等と武蔵坊弁慶の話でごまかされ、すぐに逃げられてしまった。それから御成達の元へ行ったタケルは依頼主に送ろうと大量に刷ったクリスマスカード話を聞いていたが郵便屋から差し出し人の奇妙な郵便物を受け取った。封筒には10年前失踪した五十嵐博士が元居た研究所で不可思議現象が起きているという手紙と五十嵐の写真が入っていた。
「見覚えが」昔の写真を探したタケルは五十嵐と父が一緒に写っている写真を見付けた。「御成! この男」アカリは同じ写真に前回遭遇した
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仮面ライダーゴースト 2

2015-12-07 22:30:57 | 日記
眼魔使いの男が写っているのに気付いた。写真の裏には父と五十嵐の他『西園寺』と記されていた。アカリは依頼を怪しんだが「そうだとしても、現場に行ってみよう」タケルは行動することを選んだ。
当の西園寺もタケルの父、五十嵐、自分の写った写真を見ていた。「天空寺龍、あなたは優秀なリーダーでした。でも私は、そんなあなたのことが大嫌いでした」かつてタケルの父は「私はこの世界を、タケルやマコト、次の世代へ繋げたいと思ってる。それができるのは我々しかいない!」と西園寺と五十嵐に訴えていた。「天空寺タケルをちゃんと導いて下さいね」西園寺は傍に控える青竜刀眼魔に言い、眼魔は鼻で笑った。怪現象騒ぎが起きているという研究所に行ったタケル達。実際、騒ぎは五十嵐使っていた部屋で起きていたようだがタケル達が直接遭遇することは無かった。
研究員の話では五十嵐偏屈な人物で、失踪する寸前は何かの研究に没頭していたという。それでも「ある人の電話だけは取り次いでたんだ」話す研究員。それはタケルの父だった。タケルは五十嵐やマコトの件の原因が父にあるのではと気に掛けたが「五十嵐博士を見付ければわかるよ」アカリは励まし「博士が以前研究で使っていた場所に行ってみましょう」御成は目星を付けていた。向かってみると施設は廃墟の様になっていたが、人のいる痕跡もあり、数式だらけの五十嵐の手帳と『後乃世も また後乃世も廻り會え 染む紫乃雲乃上まで』と書かれた弁慶の遺品とみられる古びた扇子も見付けた。
弁慶眼魂について話していると物陰で様子を伺う五十嵐に気付くタケル達。外の森へ逃げて行った五十嵐。追うタケル。「俺の名前は天空寺タケルって言います!」名乗ると立ち止まる五十嵐。「天空寺?」「父さんのこと、10年前、何が起きたか知りたいんです」「関わりたくない!
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仮面ライダーゴースト 3

2015-12-07 22:30:47 | 日記
もう何も、信じられない。未来は失われた、どうにもならない!」拒絶する五十嵐。ここで突然青竜刀眼魔がタケルに襲い掛かった。逃げる五十嵐。「ヤツには手を出すな」「そういう訳にはいかない! 変身っ!」「レッツゴー覚悟! ゴー、ゴー、ゴー、ゴーストッ!」タケルはオレ魂フォームに変身したが、怪力と薙刀に押された。「頭を使えよっ!」どこからともなく現れたユルセンにツッコまれるタケル。浮遊して距離を取りロビン・フットフォームに変身するタケル。「ハロー! アロー! 森で会おうっ!」弓を連射するタケル。打ち払う眼魔。
「これならどうだ?!」「オメガストライクッ!!」力を溜め、決めの矢を放つタケル。「大した武人だ」言い残し、炎を吐いて矢を相殺すると眼魔は姿を消した。一方、マコトの元にアランが現れていた。「仕事を手伝ってくれないか?」「そんなことに構っている暇は無い」「貴様! それがアラン様に対する口の聞き方か?」ジャベルも来ていた。「教育してやるっ」マコトの腹を殴り付け二打目は受けられるが即、蹴りを入れるジャベル。続けて「でぇあっ!」「うわっ」マコトのガードを吹っ飛ばして蹴りを打ち込むジャベル。「そこまでだ!」ジャベルのさらなる蹴りを止めさせるアラン。「もういい、君は変わった」アランはジャベルを従え、去って行った。
寺に戻り、五十嵐の手帳を調べてみると最後の項に『お前の代わりに死ねなかった』『裏切り者』『意思を継げなかった』『終わった』等と書かれていた。裏切り者とは西園寺と考えられたが、それ以外は不明だった。「もう一度、会いに行く!」タケルは改めて五十嵐の元へ向かい、アカリと御成もついて行った。「五十嵐博士、教えて下さい」「もうどうにもならん」「マコト兄ちゃん、親友を助けたいんです。お願いします」弁慶の扇を見る五十嵐。「友か、私にも友と呼べる
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仮面ライダーゴースト 4

2015-12-07 22:30:36 | 日記
男がたった一人だけいた」「それって、父さん?」「彼は逝ってしまった。彼と共に全てが失われてしまった。どうせ、誰も助からんっ」俯く五十嵐。「何があったか、これから何が起きるかわからないけど、俺は諦めない。最後の時がくるまで、命を燃やし切るって決めたんです! 俺は、俺を信じてますっ!」かつてタケルの父、龍は「人の思いが不可能を可能にし、未来を創ってきた。我々も諦めず、英雄に習って、最後のその時まで、命を燃やし切ろう!」そう五十嵐に言っていた。
「父親によく似てる。龍が死に、終わったと思っていたが、もう一度信じてみよう。全てを話してやる」顔を上げた五十嵐。「父さんや五十嵐さんは何をしようと」聞こうとしたところで青竜刀眼魔が襲い掛かってきた。「でぃあッ!」姿を消したまま薙刀を振り回す眼魔。クモランタンで眼魔の姿を映し出す御成。タケルは変身しようとしたが、眼魔は体の蛇を伸ばし放って、オレ魂眼魂を払い落とした。「もらった!」止めを刺されそうになるタケル。それを五十嵐が庇った。薙刀の一閃を背に受ける。「うわぁッ!」タケルに向かって倒れ込む五十嵐。
「自分の信じる道を進むことが、龍の意思を継ぐことになる。会えて良かった」「五十嵐さんっ!」五十嵐の体が光り、呼応して弁慶の扇子も光り出した。「さあ、早く眼魂を作り出せ」待っている眼魔。「お前、まさか眼魂を作り出す為に」「その通り、この私が導いてやったのだ!」「人の命をなんだと思ってるんだ!!」立ち上がるタケル。「タケル殿!」オレ魂をタケルに投げ渡す御成。「変身!」パーカー霊で威嚇しながらオレ魂に変身したタケルは、紋章で扇子から弁慶のパーカー霊を取り出し、ドライバーで眼魂化した。「寄越せ!」襲い掛かる眼魔。「御成! 五十嵐さんをっ!」対応しながら、御成に五十嵐を運ばせるタケル。
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仮面ライダーゴースト 5

2015-12-07 22:30:26 | 日記
弁慶眼魂を装填するタケル。「カイガン、弁慶っ!兄貴! ムキムキ! 仁王立ち!!」弁慶フォームに変身した。アカリの持っていたクモランタンが飛び付き、ガンガンセイバーと合体してハンマーモードになった。組み合いつつ、橋まで移動してきたタケルと眼魔。タケルが力負けせず互角に渡り合っているとマコトが現れた。タケルを追って来ていたアカリもマコトに気付く。「変身!」「カイガン、スペクターッ!!」スペクターに変身し、タケルに組み付くマコト。「この場はお前に任せよう」眼魔は去った。
「カイガン、ツタンカーメン!!」ツタンカーメンフォームに変身し、鎌を構えるマコト。「決めた! マコト兄ちゃんの辛いこと、一緒な抱えるっ! なんか、無理してるだろ? 見てると辛そうなんだ! マコト兄ちゃんが」掴み掛かるマコト。「何がわかる?!」「わからないよっ! でも放っておける訳無いだろう!! 昔のマコト兄ちゃんはそんなんじゃなかった。もっと優しくて」「黙れ! お前もカノンと同じことをっ!」鎌でタケルを斬り払うマコト。「マコト兄ちゃん!」「気安く呼ぶなッ!」「ダイカイガン!」鎌に力を溜めるマコト。
タケルもハンマーに力を溜めた。「ダイカイガン!」構える二人。「オメガファング!!」ピラミッド弾を放つマコト。「オメガボンバー!!」エネルギーでできた弁慶の七つ道具を前方に出現させるタケル。
ピラミッド弾は七つ道具で受けきり、これを投げ付けてマコトを吹っ飛ばした。「うわぁあッ!」変身を解かれるマコト。カノン眼魂も取り落とした。「お兄ちゃん!」叫ぶカノン。「声が?」カノンの声に戸惑うアカリ。変身を解くタケル。「カノン!」眼魂に手を伸ばすマコト。「お兄ちゃん、大丈夫?」眼魂を体をマコトに向けるカノン。呆然とその姿を見ているタケル。ユルセンが出てきた。「面白いな!
     6に続く