羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

手裏剣戦隊ニンニンジャー 1

2015-12-20 21:37:10 | 日記
倒れ、機能を失ったゲキアツダイオーから六色の光になって逃れた天晴達は地上で実体化して倒れ込んだ。ライオンハオーは鎖と呪符で封じられ「忍者どもっ、出てこねぇなら街を破壊し続けるぞ?!」萬月はシュリケンジンで街を破壊し始めた。オトモ忍は天晴達からの指示を全く受け付けなくなっていた。屋上で事態を見ている好天。天晴達が走って逃げていると、旋風が地下通路から現れた。「こっちだ皆っ!」一先ず地下へ一同を避難させる旋風。
地下で対策を練る一同。ゲキアツダイオーは旋風の手引きで鉄之助が修理中。残存のパオンマル達だけでは戦力が乏しいが、潜入して奪還するには「牙鬼萬月は鼻が利きますからね」警戒する霞。と「俺が行く、手伝わせてくれ」旋風が名乗り出た。「父さん」戸惑う風花。「いいに決まってんじゃん、それが親父のやりたいことなら、やるべきだろ?」天晴は賛成した。「正直人手不足で、おじさまの手も借りたかったところです」「それを言うなら、猫の手も借りたい、でしょ?」旋風が霞に返し、笑い合っていると「それだ!!」八雲が何か思い付いた。
程無く、牙鬼軍の陣で正影が改めて人としての幻月が死ぬ間際に遺した予言を言って萬月を褒めそやしていると、そこへ眼鏡を掛けたやや挙動不審な猫又らしき妖怪が現れた。「タマネコじゃな?」「ち、違うにゃん。俺様は、猫又の従兄弟の、再従兄弟の、メガネコマタにゃあ」伊賀崎道場を見付けたというメガネコマタ。正影達だけでなく、萬月もこの話に乗り、シュリケンジンのコクピットにメガネコマタを入れて道場まで案内させた。「あそこニャン!」示す道場をシュリケンジンで斬らせる萬月。道場は霞となって掻き消えた。
「おい、猫野郎っ! どういうことだ?!」凄む酒呑童子。「いや待て」止めて、臭いを嗅ぐ萬月。晴れた霞の向こうに天晴達が居た。
     2に続く

手裏剣戦隊ニンニンジャー 2

2015-12-20 21:37:00 | 日記
「あの忍者どもが居ればそれでいい」萬月は単身、シュリケンジンを降り天晴達の元へ向かった。
「いい加減、俺様が息の根を止めてやるぜ」「これ以上、お前なんかに負けるかっ!」言い返す天晴。「ザ・変化!」「手裏剣変化!!」一同は変化し、萬月に突進した。囲むが攻め切れず、妖気で押し返される天晴達。「皆、このまま作戦通りに行くぞ!」仕込み中と口に出しちゃう八雲。八雲は魔法で旋風をメガネコマタに変えており、自分達が引き受けた30分の脱出リミットで旋風にシュリケンジン奪還を託していた。「あのぉ、助けに行った方がいいかも?」旋風は妖怪の姿でコクピットで酒呑童子を促した。「うるせぇッ!」聞かない酒呑童子。
「忍者一撃!!」天晴達はガマガマ銃の決めの舌銃撃を撃ち込んだが萬月は弾いた。続けて幻術をかけたが「屁でもねぇぜ!」幻術世界ごと破壊して効果は薄い。シュリケンジンのコクピットでは「はいはいはい、皆さん、お茶でも飲みに行きませんか?」焦った旋風が無茶なことを言い出した。酒呑童子は益々怒り、更に30分経った為、セットしていた猫又の体のアラームが鳴って「にゃにゃにゃ?!」旋風は混乱した。
「牙凌道、萬月斬ッ!!」旋回する斬撃を多数放つ萬月。「うわあぁあッ!!」苦戦する天晴達。本物の道場に戻っていた好天の元に、獅子王が来ていた。「久し振りじゃのう、ライオンハオー」「行ってやんねぇのか?」弟子の自立を妨げるつもりはないという好天。シュリケンジンのコクピットではアラームの止め方がわからず「この時計猫がぁっ!」旋風は本格的に酒呑童子に凄まれていた。地上では「どうする天兄! 作戦の時間を過ぎたぞ?!」苦戦しながら、焦る八雲。「大丈夫だ! 親父は絶対成功するっ!」父が何かしてるを喋っちゃう天晴。「最後の手段です、五人で結界を張りますので、
     3に続く

手裏剣戦隊ニンニンジャー 3

2015-12-20 21:36:51 | 日記
天晴君は一騎討ちをお願いします」「ああ!」霞の提案を受ける天晴。「これを使って下さいやしっ!」激熱刀を投げ渡すキンジ。「五遁結界の術っ!!」「火炎の術!」「水の術!」「土の術!」「木の術!」「金の術!」「MIXっ!!」萬月と天晴を囲んで結界が張られた。「結界か?! 俺も行くッ!」事態を見た酒呑童子はコクピットから出て行った。残るはヒャッカラゲ達のみ。結界の中で、二刀流で激しく萬月と交戦する天晴。「結界を張ったことを、後悔させてやる!!」萬月に掴み投げられ、結界の壁に激突させられる天晴。
「変わらねぇなぁ! 本心を押し殺して、なんの得があるって言うんだ?! 頑固爺さんのやせ我慢にしか見えねぇけどなぁ」道場では獅子王が好天に救出を促していた。『爺ちゃんは爺ちゃんのやりたいことをやればいいんだ』天晴の言葉を思い出した好天が立ち上がると、獅子王は驚いたが「厠へ行くだけじゃ」好天はとぼけた。「そろそろ終いにするか?! 萬月斬ッ!!」天晴一人に対して多数の斬撃を放つ萬月。「うわぁあっ!!」吹っ飛ばされて変化が解ける天晴。「お兄ちゃん!」風花は叫んだところで、突っ込んできた酒呑童子に棍棒で殴り飛ばされた。結界が解け、風花の変化も解ける。
「お前らにもくれてやる!!」萬月は萬月斬を八雲達にも放った。まともに受けて、変化を解かれ、全員生身の状態となった。「天晴! 風花ちゃんっ!!」コクピットで思わず叫んでしまう旋風。動揺するヒャッカラゲ達。八雲の魔法も解け、元の姿に戻る旋風。「始めまして」構えるヒャッカラゲ達。「ヤバいっ」焦る旋風。地上では萬月が勝ち誇っていたが、激熱刀に終極忍手裏剣が出現した。「これは爺ちゃんの?! 使えってことかっ!」立ち上がる天晴は生身で二刀を構えた。「超、超、超、超激熱ッ!!」燃えるような気が二刀に高まり、
     4に続く

手裏剣戦隊ニンニンジャー 4

2015-12-20 21:36:40 | 日記
天晴は気合いと共に刀を振り抜いた。「どぅあ?!」「うわぁッ?!」力の激流が萬月と酒呑み童子を打ち据えた。
コクピットでは「手裏剣忍法破れかぶれっ!」忍び装束に早変わりした旋風がデタラメに暴れていたが、通用せず、ヒャッカラゲに始末されかけたところで「ウラァーッ!!!」コクピットに入ってきた獅子王が咆哮でヒャッカラゲを退けた。「全くあのジジイ、手裏剣を貸すだけとは、どんだけ頑固なんだ?!」軽く怒っている獅子王。「おいっ、行くぞ!」「え? あ、はい!」獅子王は一人で御輿席を担ぎ、旋風が御輿席でシュリケンジンを起動させた。
「親父、やったのか!」シュリケンジンを見上げる天晴。「さっさと行け!」蛮刀でドヤして急かす萬月。酒呑童子は自力で巨大化して、シュリケンジンと対峙した。「決着着けようぜ、牙鬼萬月!!」煽る天晴。八雲達も立ち上がっていた。「ザ・変化! ニンニンニンっ!」「手裏剣変化!!」「暴れてアッパレっ」爆発変化する天晴。「アカニンジャー!」「轟け八雲っ」同じく爆発変化の八雲。「アオニンジャー!」「煌めきの凪っ」爆発変化する凪。「キニンジャー!」「一片風花っ」爆発変化する風花。「シロニンジャー!」「揺らめく霞っ」爆発変化する霞。「モモニンジャー!」「彩りの星っ」爆発変化するキンジ。「スターニンジャー!」「忍びなれども忍ばないっ!」「忍びなれどもパーリィナイっ!」「手裏剣戦隊、ニンニンジャー!!」名乗り終えた一同。「忍ぶどころか、暴れるぜっ!」吠える天晴。
「ガマガマ銃!」銃を連射する凪と風花。意外と通る。「ついてこられますか?! 八雲君っ!」「イージーだな、霞姉っ!」斬り込む霞と八雲。萬月が霞の下段払いを跳んでかわすと、合わせて跳んだ八雲が蹴り落とした。「どぅう?!」落下したところを一番刀で連撃する霞。すかさず「雷マジック!」
     5に続く

手裏剣戦隊ニンニンジャー 5

2015-12-20 21:36:29 | 日記
「ロックンロールサンダーの術!!」電撃を地に這わせて放つキンジ。直撃を受ける萬月。「キンちゃん借りっぱなしでごめんな!」キンジを跳び越え「うぉおおおッ!!」二刀で萬月を斬り付ける天晴。衝撃が体を抜けて萬月の後方で爆発が起こる。「俺様が、半人前の忍者等に押されるとはっ!!」膝をつく萬月。「確かに、私達は一人前じゃありません!」応える霞。「だから、家族一つになって戦うんだ!」続けた八雲。「勿論、キンジさんも家族の一員だからね」キンジに寄り添う風花。「はぁっ!」息を飲むキンジ。「よーし、そろそろ決めちゃおう、天ちゃん!」流れで決めを促す凪。
「よしっ」「ザ・激技!」「手裏剣忍法究極奥義、伊賀崎一族忍烈斬ッ!!!」終極忍手裏剣の発動で全員の力が高まる。「彩り一閃ッ!」「揺らめく一閃ッ!」「一片一閃ッ!」「煌めき一閃ッ!」「轟け一閃ッ!」「アッパレ一閃ッ!」全員の斬撃が重なり、旋回しながら、萬月に放たれる。「ウワァアアッ!!」絶叫して爆発に呑まれる萬月。ここで終極忍手裏剣は消えた。「俺様は死なん、死なんぞ?!」まだ立ち上がった萬月は小槌で巨大化した。
天晴達は速攻で修理されたらしい新オトモ忍を合体させ、ゲキアツダイオーを起動させた。「超激熱で行くぜ!」連続蹴りを放たせる天晴達。旋風達は旋風が操縦に手間取り押されていた。酒呑童子に打たれ、ゲキアツダイオーにシュリケンジンをぶつけ、弾みで御輿席から落ちる旋風。天晴達が萬月と酒呑童子に囲まれたところで「仕方無いのぉ」シュリケンジンの御輿席に好天が座った。「父さん?!」好天は獅子王にライオンハオーを呼ぶよう促した。封じられていたライオンハオーはパオンマル達が解放した。
「よっしゃ来いっ!」呼び寄せる獅子王。バイソンキングも来た。大手裏剣で萬月達を牽制する遠隔操作のライオンハオー。
     6に続く