羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

仮面ライダーゴースト 1

2015-12-28 20:19:00 | 日記
年末、タケルに残され日数はあと僅か、1月10日までしかこの世に留まれない。しかし、父、龍の墓参りを済ませたタケルは清々とした様子だった。集めても復活の確証は無いまま、足りない眼魂を探すタケル達。屋外で御成等は必死で探したが「ちょっと休憩しよっか?」タケルは手を止め、寝転がった。「綺麗な空だなぁ」のんびりと青空を見上げるタケル。マコトは体力がすぐには戻らず一先ず入院したカノンを見舞っていた。「お兄ちゃん、タケル君の為に、できることない?」カノンはそう聞いてきた。
運河沿いで考え込むマコト。そこへアランが現れた。「妹を死なせたくないなら、私がなんとかしてやったのに」どうも眼魂を頼らずに『なんとか』できるらしいアラン。「それじゃダメなんだ。君らにもその内わかる」意味深なことを行って去ろうとするマコト。「次に会う時は敵だ」マコトは応えずバイクで去った。「天空寺タケルが彼を変えてしまった。絶対に許さない」アランが語気を強めているとジャベルが近くに控えていた。マコトへの制裁を促すジャベルにあんな感じだが貴重だったらしいグンダリを無駄にしたと、処分を伺わせるアラン。
アランはジャベルから眼魂を二つ強引に渡させると兄に会いにゆくと小さな眼魔ゲートに眼魂化して入ってゆき、去った。「私がミスをしただと? 私は決して汚点は残さないっ!」ジャベルは屈辱の表情で言っていた。年は明けたが、眼魂は見付からない。タケルはアカリ達と記念写真を撮り、餅つき等もした。2日、楽しそうに御成と滝行を行い、6日はアカリが来たがっていた物理学展に二人で行った。眼魂は見付からない9日の夜には枕元に父の霊が現れ眠るタケルを見守る様子もあった。
そして、10日の朝。本堂でタケルは「二人には一応、言っておくね。今までありがとう」笑顔で言い、アカリと御成を俯かせた。
     2に続く

仮面ライダーゴースト 2

2015-12-28 20:18:52 | 日記
ここで弟子の一人が眼魔に捕まったともう一人の弟子が寺に駆け込んできた。「行かなくちゃ」バイクで急行するタケル。弟子はジャベルが捕まえていたが誘き寄せる意外に興味はなかったらしく、弟子は放置し、タケルと対峙した。「変身!」「レッツゴー覚悟! ゴーゴーゴー、ゴースト!!」俺魂に変身するタケル。眼魔スペリオルに変身するジャベル。浜で交戦し出す二人。遅れて来たアカリと御成は弟子を助けつつ、クモランタンで戦うタケル達の姿を映し出した。
「私に勝てるとでも、思っているのか?」圧倒するジャベル。タケルがエネルギー弾を受けて膝をつくと、マコトが飛び掛かって介入してきた。「スペクターか、ちょうどいい。消し去るのみッ!」「タケル! 自分のこともなんとかするんだろ?!」代わってジャベルと交戦し出したマコトに言われ、立ち上がろうとしたが、変身が解けてしまうタケル。「タケル!」焦るマコト。面白がるジャベル。「アイツのバカさ加減を、計算するべきじゃった」半透明でユルセンを連れ、姿を表す仙人。タケルの頭上に光輪が現れ、そこから羽が降り始めた。
「その時が、来たみたいだ」「タケル!」「タケル殿っ!」駆け寄る御成とアカリ。「そんなの嫌」泣くアカリ。「これが俺だから」微笑むタケル。羽にこれまでの日々が映っていた。「俺、命、燃やし切れたかな?」「できましたぞぉっ」泣き笑いの御成。「バカなんだから、でも、タケルらしいよ」アカリも泣きながら笑った。「ごめんね」タケルは光となって消えた。
気が付くと霧深い山にいたタケル。背後に父がいた。「父さんっ! 父さん、俺、俺」驚き、会えた意味を理解して座り込むタケル。「タケル、よく頑張った。お前は自慢の息子だ」歩み寄る父。「父さんっ」泣いて抱き付くタケル。「巻き込んですまなかったな」「俺、ちゃんと皆を守りたかった」
     3に続く

仮面ライダーゴースト 3

2015-12-28 20:18:42 | 日記
「タケル、お前しかいない。お前が15人の英雄の心を繋ぎ、未来へと導くんだ。命を、思いを未来へ繋げ。頼むぞ!!」父は光の力となって、その全てをタケルに与えた。
浜ではアカリ達と仙人達まで泣いていたが、マコトは引き続きジャベルと交戦していた。「俺が皆を守るっ、タケルの思いを未来へ繋いでみせる!」「笑わせるな」ジャベルはエネルギー弾でマコトを吹っ飛ばした。変身を解かれるマコト。駆け寄るアカリ達。「俺に構わず逃げろ!」「嫌だっ! マコトまでいなくなったら!」離れないアカリと御成。「汚点は全て消す」マコト達に近付くジャベル。そこへ光るタケルがパーカー霊のように飛来してジャベルを跳ね飛ばした。
着地した光るタケル。「タケル殿が生き返った!」驚く御成。「息子も息子じゃが、親も親じゃ!」呆れる仙人。纏っていた光が集まり、闘魂ブーストゴースト眼魂になった。眼魂のスイッチを押すと爆炎が上がり、炎の中、闘魂眼魂をドライバーに装填するタケル。「一発闘魂っ! バッチリミナー! バッチリミナー! バッチリミナー!」「変身っ!」「闘魂カイガン、ブーストッ!! 俺がブースト、奮い立つゴーストっ! ファイ! ファイ! ファイ!」タケルは闘魂ブーストフォームに変身した。
「その姿はぁ?!」殴り掛かってくるジャベル。全て受けきり、燃えるような力を込めて殴り返すタケル。サングラスラッシャーを出現させ、ジャベルのエネルギー弾を斬り払いながら近付き二太刀浴びせて吹っ飛ばすタケル。「命、燃やすぜ!」「闘魂ダイカイガン!!」背負った紋章の力を右足に溜めるタケル。「ブースト! オメガドライブッ!!!」タケルは蹴りを放ち、耐える構えを見せたジャベルは「うわっ?! うわぁああッ!!」闘魂の力に焼き尽くされ爆散し、眼魔眼魂も砕かれた。
     4に続く

仮面ライダーゴースト 4

2015-12-28 20:18:34 | 日記
変身を解いたタケル。「タケル殿っ!」「何があったの?」「俺にもよくわからない、でも父さんが力を貸してくれた」「先代が?!」驚く御成。「父さんがここにいるんだ」闘魂眼魂を掲げるタケル。「タケル、いつの間にか俺を越えたな」笑みを浮かべるマコト。「アカリ達を守ってくれてありがと」手を差し伸べるタケル。その手を取らずに去り出すマコト。「マコト兄ちゃん?」「俺にはケジメを着けなきゃならないことがある」マコトは去った。
「バカ者!」遠巻きにしていた仙人がタケルの近くに現れた。「お前はまだ『ゴースト』だ。異常な方法でリセットされただけじゃ。今度こそ、99日後にお前は消える。二度と延ばすことはできん」言い残し、仙人は消えて行った。「ええ? そんなぁ」落ち込むタケルだったが、寺に戻ると気を取り直し居間ルーム? 寛いだ様子。アカリは父が死んでなかったのかと戸惑い、御成は会いたかったと残念がった。「先代はお元気でしたか?」「そう見えたけどなぁ」「死んでもお元気とは、さすが先代っ」「なんでやねんっ!」一応ツッコむアカリ。
「父さんは俺に15人英雄の心を繋げって言ってた」「それって15個の眼魂を集めろってことよね?」カノンのように生き返れると、残りの日数をカレンダーを捲って確認し出すアカリ。「不可思議現象研究所、活動再開ですな?」「うん、もう一度、15の眼魂を集めようっ!」タケルは御成に応え、気持ちを新たとした。
・・・マコトの言い様通りなら、命の認識の軽い眼魔達の中に、こちらの世界で実体を持つことを実感して考えを変える者が現れるのかな?