走り込みをしていた天晴は街のクリスマス飾りに笑みを浮かべ、「おっ! これぇ」ショーウィンドーの色違いの手裏剣キーホルダーを見付けていた。牙鬼軍の本陣では前回、萬月を助けようとした有明を戦いを『邪魔』されたと萬月が折檻していた。「はぅうっ?!」倒れる有明。「このババアっ!」「おやめ下され若君!」慌てて止める正影。「ふんッ!」正影の手を振りほどき、萬月は苛立たしげに去って行った。「構うな晦! 腕白で良いぞ萬月」「なんたる親バカ」正影は呆れていた。
道場に戻った天晴。凪と風花は稽古場の襖を閉めてその外の狭いスペースで勉強していた。隠し持っていたクリスマスプレゼンは二人に速攻でバレ「なんでわかるんだ?!」驚く天晴。「ええっ?」逆に驚く凪。「ホントに隠し事下手だね」言ってくる風花。「それより、なんでここに居るんだ?」閉ざされた稽古場の襖を開けようとする天晴。二人は慌てたが、天晴は開けてしまった。霞が生身のまま3人に分身して何やらそれぞれ機械をイジっていた。
「何やってんだ?」「新しい発明品ですっ!」3人で声を揃える霞達。『カラクリ忍嘘発見器』等を開発していた。「嘘発見器? そっか。この間、萬月に一杯食わされちゃったもんな」「そうなんですよ」答える霞達。まだ何か天晴が言おうとすると、八雲に口を押さえられ稽古場の外へ引っ張られた。凪と風花が笑ってごまかし襖をしめた。「なんだよ?」「霞姉に、萬月、敗北、スランプはNGワードだ」注意する八雲。凪も風花も、負けてから無理しているらしい霞に気を使い、心配していることを悟られまいとしていた。「それ、どうなんだ?」天晴は違和感を感じたが、言ってる内にガマガマ銃が鳴き出し、一同は妖怪出現現場に急行した。
現場ではサンタの格好をした者がプレゼントを配っているだけで妖怪は見当たらない。「すいません、
2に続く
道場に戻った天晴。凪と風花は稽古場の襖を閉めてその外の狭いスペースで勉強していた。隠し持っていたクリスマスプレゼンは二人に速攻でバレ「なんでわかるんだ?!」驚く天晴。「ええっ?」逆に驚く凪。「ホントに隠し事下手だね」言ってくる風花。「それより、なんでここに居るんだ?」閉ざされた稽古場の襖を開けようとする天晴。二人は慌てたが、天晴は開けてしまった。霞が生身のまま3人に分身して何やらそれぞれ機械をイジっていた。
「何やってんだ?」「新しい発明品ですっ!」3人で声を揃える霞達。『カラクリ忍嘘発見器』等を開発していた。「嘘発見器? そっか。この間、萬月に一杯食わされちゃったもんな」「そうなんですよ」答える霞達。まだ何か天晴が言おうとすると、八雲に口を押さえられ稽古場の外へ引っ張られた。凪と風花が笑ってごまかし襖をしめた。「なんだよ?」「霞姉に、萬月、敗北、スランプはNGワードだ」注意する八雲。凪も風花も、負けてから無理しているらしい霞に気を使い、心配していることを悟られまいとしていた。「それ、どうなんだ?」天晴は違和感を感じたが、言ってる内にガマガマ銃が鳴き出し、一同は妖怪出現現場に急行した。
現場ではサンタの格好をした者がプレゼントを配っているだけで妖怪は見当たらない。「すいません、
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