ハーモニカな日乗

すばら式ハーモニカライフ、ガーデニングなどその他日常雑多を綴る。

「YO-ENライブ 昭和歌謡スペシャル 第5章」at ギャラリー・ビブリオ

2019年02月03日 | ライブ鑑賞
1月26日(土)、大阪在住のシンガーソングライター・YO-ENさんのライブが国立市ギャラリー・ビブリオでありました。
題して、「YO-ENライブ 昭和歌謡スペシャル 第5章」。
今回は1月18日から10泊11日の関東ツアー中で、この日が4回目のライブとのこと。

彼女がビブリオに登場するのは、2016年の2月の中川フォークジャンボリー「浅川マキの夜」にゲスト出演して以来、今回で5回目という。ボクが聴くのはたぶん4回目かな。



平成が終わろうとしている年明け、「昭和歌謡」を聴くなんて、なんか時代がさらに遠ざかっていく感じがする。
60年代後半から70年代、10代後半から20代の終わりの記憶がボンヤリ浮かぶ。40~50年も前の歌だよ。




打ち上げは、ライブ会場だったお座敷にちゃぶ台を揃えて、田舎の法事さながらの宴会になる。主役は真ん中に座る。これはここでしか味わえない貴重な打ち上げだと思う。



小坂明子の「あなた」は少女漫画の世界ですよね、斜め向かいの若い女性が言う。
そう聞こえても不思議じゃないけれど、違うな、16歳の少女があまりにストレートに歌ったので気恥ずかしかったけど、あの時代の僕らの夢そのものだったんだよ、分かるかな~。
地方から上京した次男坊、三男坊や次女、三女が結婚して小さな家を建てる夢、そして希望。
当のボクがそうだったからさ。

今回のセットリストにはちゃんとストーリーがあったのだそう。
オープニングは、日吉ミミ「たかが人生じゃないの」に、続いて、岸洋子の「希望」。
あの時代、けっこう虚無的な歌もあったりしながらも希望があった、なんて。

彼女の歌を聴いて、あのころの甘美な残像が蘇えって切ない。
だが、それに酔いたくて聴きに来たともいえる。

回を追うごとにYO-ENさんの人気が高まっているようだ。ビブリオの店主の十松弘樹さんの強力なバックアップというか熱意が実っているのだ。ぼくの横には、彼女に惚れ込んで、銀座のあるところでライブを企画してしまったという青年がいた。彼女には、他の人に聴かせたくなる、何かがあるのだ。
でも、あんまりメジャーになって欲しくない気持ちも一方ではある。


アンコールとして、アカペラで歌った浅川マキ「夜が明けたら」は絶品だった。



何かが乗り移ったような気がした。

YouTubeで彼女の歌は沢山聴けるけど、狭いライブ会場で聴くのをおすすめしたい。


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