アドラー心理学に接して何が驚いたって
トラウマは存在しない!
じゃ、単なる思い出ってこと?
誰しも良い思い出と悪い思い出があるけれど
最悪の思い出をトラウマというのか?
悪い思い出はなるべく思い出さないようにしているけれど
それを前面に出してくると、なにか意味があるように
感じてしまうのかも。
なにかの本に(←おぼえていない)
記憶が作られると書いてあったけど、
繰り返し思い出したりしていると、自分の考えも
加わって、記憶が事実と違うものになってしまうらしい。
それと、非常にシンプル!
すべて、自分の選んだ結果。
相手(家族、友人、職場の人など)の決断するべきことに
介入してはいけない。
↑この一言で人間関係の悩みがすべて解決するのではないだろうか?
自分の人生を生きているときに、もし私を嫌いという人が
出てきたら (←必ずいるけど)
嫌いになるのはその人の判断ということ。
私を好きという人も同じくらいいるのだから。
著者曰く
うすぼんやりした過去や未来(←未来までも!)に
振り回されるのではなく、今現在に強烈なスポットライトを当てる。
そうすれば、周りは真っ暗で今しか見えなくなる。
今の行動が自然と将来にもつながる。
そうだよね~、ありもしないこれからの心配とか
あの人はなんであんなこと言ったのだろうとか
うすぼんやりした光を周りに当てるからなんだね。
それに、人生を計画的に生きるなんてことはできない。
とも言ってる。
たしかに~、思いもよらないことの連続だった。
心理学って、ぼんやりした学問かと思っていたけれど
アドラー心理学は人間科学といっていいような気がする。
これを読むと、私が考えていたことと、一致することが多かった
力を得たような気がしました。
過去を引きずる生き方は損ですね。今を大切にする。これもシンプルです。
フロイトの原因論がこれほど浸透しているほうがおどろきです。
過去は済んでしまったことなのでどうにもならないですよね。ぼんやりした光をあちこちに当てないように「今」を見て生きたいです