毎日HAPPYDAY

いくつになっても人生これから

寿命と競争

2016-12-03 06:21:44 | 日々の出来事

 

先月から通っている書道教室ですが、先生は83歳の女性の方です。

大胆な素晴らしい字で見とれますが、いつもおっしゃるのは

「私の寿命と競争ですよ。がんばって!」です。

たぶん、ほとんど授業料も受け取っていらっしゃらないと思います。

書道人生の残りを普及活動に費やしていらっしゃる感じで

とても丁寧に添削をしてくださいます。

私は筆の使い方がどうも理解できていないので、同じことを聞いてしまいますが

まったく嫌な顔をせず、同じことを教えてくださいます。

 

教室では、ひたすら手紙文を書く人、草書の課題を書く人、

隷書を書く人、様々です。

先生は何回か見ると、どの書体に合っているかわかるようでアドバイスをしています。

私は、まだ楷書を頑張ろうと思っていましたが、

「字は書けば書くほどよくなるので、草書も並行して書いて」とアドバイスされました。

草書は絵のようです。筆の使い方が少し違うので戸惑いますが、まあ見よう見まねです。

第1週、第2週にお稽古して第3週に、課題の楷書3枚、草書3枚を提出します。

先生に申し訳ないくらい、下手ですが

「この調子で、どんどん書いて」と励ましていただきその気になっています。

教室の方もとても親切でありがたいです。

習うより慣れろというのは、どのお稽古にも言えることなのでしょうね。

 

先生には「かっこを付けようとしてはダメ。この年になれば一文字書けばすべてわかる」

など、きついですが、気が楽になる言葉がかけられます。

本当に先生の寿命と競争かもしれません。

でも、先生は、自転車でがんがん飛ばしてましたけどね。