goo blog サービス終了のお知らせ 

毎日HAPPYDAY

いくつになっても人生これから

久々の読書

2016-08-25 14:18:17 | 読書メモ

図書館まで、徒歩25分。

暑かった。

 

借りてきたのは

①英国一家日本を食べる

イギリスの一家(夫婦&小学生の息子二人)が3か月間にわたり、日本を食べ歩く話。

NHKでアニメをやっていて見たらとても面白かった!

二人の息子は「ピザとハンバーグがないと死ぬ~」

「日本食って、ダイエットしている人の食べ物じゃないか!」と言っていますが

日本のA級グルメからC級グルメまで各地を旅して食べまくり、さてどう変わっていくか。

アニメは第2弾もありました。

 

②幸福王国ブータンの知恵

前書き部分の 「国民の幸せを政策化しています」の一文にひかれて借りてきました。

もちろん、日本政府もそのつもりなのでしょうけど。

よく、読んでみます。

 

 

③タニアのドイツ式整理術

作者は日本女性のようですが、ドイツ暮らしで学んだシンプルライフの本。

あまり、変わったことは書いてなさそうですが、参考になるところもあるのでは?

 

④ショージ君の養生訓

借りてきてちょっと読んだらあまり面白くなかった。

以前の本は面白かったのでちょっと残念。

 

⑤野垂れ死にの覚悟

曽野綾子さんと近藤誠さんの対談。

二人は、過激な発言が多いので過激を求めて借りてきました。

「本の七味唐辛子」的な期待です。

 

⑥DIYでできる壁紙リノベーション (大型本)

息子たちが出ていった後の部屋を自力で改装しようとしているので参考に。

ペンキを塗ろうとしていたのですが、壁紙の状態がよくないのではがして

張り替えようかと。ちょっと心配ではあります。

 

 


五七五-松任谷由実選集

2015-10-26 07:40:15 | 読書メモ

 

図書館で目に付いたので借りてきました。

 

松任谷由実選集ー五七五

 

1998年にTVの企画で 松任谷由実さんがお題を出して

視聴者が五七五の形式で応募するというのがあり、

それをまとめたものでした。

季語はないので、俳句とは違い 「五七五」と銘々されていました。

 

この企画は全く知らなかったのですが、読んでみたらおもしろかった。

選ばれた五七五を読むと、情景が浮かんでくるものが多いのは俳句と同じでしたが

意味ははっきりしないけど、リズムがいいものも選ばれていました。

これは、音楽の感性かもしれないですね。

 

題目 「ケンカ」のある風景

ひたすらにキャベツを刻み頷かず (女性 25歳)

 

題目 「手紙」のある風景

戸惑うと知りつつ君に賀状書く  (女性 31歳)

 

題目 「写真」のある風景

逆光の君がほほ笑む花芒    (女性 27歳)

 

 

巻末に 下選びを担当されていた 黛まどかさんと松任谷さんの対談があり、

印象に残った文章があったのでメモしました。

 

「俳句でもなく川柳でもない 今の感性を17文字のメッセージにする」

「新しい視点探しという自分の中のゲーム」

「自分を出すのに、楽器を弾いたり、絵を描いたりするものだと訓練が必要だけど

5・7・5のリズムは日本人の身体にしみついているので学習しなくても始められる」

「言葉のサウンドから映像をみつめてみる。語感をいろいろを使うとその人らしさが出る」

「ラッシュアワーのぎちぎちの電車でも考えられる、忙しい時代にあった表現形式」

 

どの5・7・5・も、日常で使う言葉なのに形式にはめた時に活きてくるように感じました。

形式って、古いけど新しい、合理的にできているのですね。

 

 


健康診断、人間ドックが病気をつくる

2015-10-08 06:07:53 | 読書メモ

 

検査が嫌いなので、しなくてもよいと言ってくれる本が好きです

(↑ 病んでますか?)

 

図書館で見つけてきたのが

健康診断・人間ドックが病気を作る

 医学博士 中原英臣

 医学博士 矢島新子

 

でもね、この本を読むと健康診断が全く必要ないという訳ではありませんでした。

現在行われている診断項目には明らかに不要 (←病気の予防に役に立たない)な

項目があるのは確かだけれども、内容を見直して本当に必要な項目を厳選して

行うのが、病気の早期発見のみならず、医療問題を解決することにつながるということでした。

納得です。

 

では、どのような項目があれば私たちの健康維持に役立つのでしょうか。

著者は 血圧、糖尿病、うつの問診、飲酒、喫煙の5つといっています。

特に血圧は 機会をとらえて何回も計っておき、季節による変化、体調による変化を

知っておくことが必要だそうです。

 

うちでも、血圧計を買おうかと検討しています。

 

健康診断には年間9000億円かかっているそうなので、

不要な項目は排除して、ほんとうに国民の健康維持に役立つ項目にしてほしいです。

また、国民も健康に対する意識改革が必要で、診断データをかかりつけ医にみてもらうなどして

データだけの診断でなくその人を綜合的に診てもらうようにするのがいいそうです。

ただし、今は無理。

というのは 健康指導は点数にならないのです。

 

海外の先進国ではホームドクターに見せることで有効なアドバイスがもらえる。

日本でも、健康診断を見直し、費用をおさえ、ホームドクターによる健康指導を

点数で認めると、近くの医院で、包括的に、親しみのある医師に継続的に診てもらえる。

体力的にも、経済的にも理想的です。

 

医薬分業なんかより、簡単にできそうな気がするけど、

これも、お金がからんでいそう。

このような本を読むと、医療でのお金儲けがどれだけえげつないかと

思い知らされて、がっくりきます。

でも、知っておくほうがいいのでしょうね。

 

 


正岡子規の食卓

2015-09-09 07:28:33 | 読書メモ

最近、興味を持っている「食」の本を図書館で借りてきました。

 

「長生き」したければ、食べてはいけない!?

by 船瀬俊介

 

長生きをしたいというのではないのですが、近頃よく言われる 「健康寿命」 を考えて

参考になりそうだなと、読んでみることにしました。

この著者は「買ってはいけない」など、少し過激な内容の本を出しているので

               (↑ 過激なほうがひきつける?)

そこは、割り引いておかなければと、少し構えていました。

 

内容は「小食」が人間の体にとって、とてもいいということが

いろいろな例を挙げて解説されています。

 

その一つとして、正岡子規の食事に触れた部分があります。

正岡子規の晩年は (といっても、たったの35歳)カリエスが進行して

ほとんど寝たきりで、寝返りもままならぬ状態でした。

その状態でありながら、大食漢の子規は、狂気とも言える量を食べていました。

今風に言うと、「爆食い」です。

 

ある日の食事

朝 粥 4杯、ハゼの佃煮、梅干砂糖漬け

昼 粥 4杯、カツオのさしみ、カボチャ、佃煮、梨2つ

夜 奈良漬茶飯 4杯、なまり節、なす、梨1つ

間食 牛乳ココア、菓子パン 10個

 

おかゆを4杯って!これが寝たきりの人の食事量かとおどろき。

その他にも、 間食に 柿十数個 など「爆食い」続きです。

あの「柿食えば~」の俳句も、柿をちょろっと食べたのではなく

十数個の爆食いの末の句だったのですね!

 

給料の半分が子規の食費に消えていた。

栄養学的に分析すると、子規は菓子パンが好きで、一度に十数個、

果物も好きで、やはり一度に大量に食べていた。

それは、大量の糖分が摂取されることになり、大量の酸化物が発生し、

酸化物を中和しようとカルシウムイオンが使われる。

カルシウムイオンは 骨から供給されるので、全身の骨格はスカスカになる。

そして、子規は脊椎カリエスの道へ。

発病後も、大食は変わらす、甘いものや、ここまで来ては害にしかならない高たんぱく食品を

継続的に、大量に食べて命を縮めることになった。

子規の世話をしていた、母と妹は自分たちは台所の隅で

おかず一つで食事をしていた。二人は皮肉なことに長寿をまっとうした。

 

食べ過ぎが体を壊すという例を正岡子規にとっていて、

子規のことを知ると同時に、栄養についての知識があれば

病気にもならなかったのにと思いました。

ところが、本では全くちがう展開になってきます。

私の感想の反対で、子規に「西洋の栄養学」の知識があったからこそダメだった!

というのです。まあ、知識のない母と妹は長生きしてますからね。

 

そのころ、ドイツから近代栄養学が入ってきて、必要なエネルギー、

栄養のある物(高たんぱく質)をたくさん取ることがよいことだと言われ始めた。

(これは、近年ではすでに見直しされていて、100年くらい学んできた栄養学自体が

揺らいでいる。)

西洋の知識が豊富だった子規は、新しく入って来た近代栄養学を信じて

食べまくっていた。それが、命取りとなってしまった。

子規とあろう人が 無知であるがために夭逝し、母と妹は 無知であるがために長寿だった。

 

小食では体を壊してしまうのでは?という恐怖がありますが

本では チリの採掘場で地下に閉じ込められるも、17日後に全員元気に

救出されたことに触れ、33人もの人が1日ツナ缶ひと匙で生き延び、

だれも、骨と皮になっていない理由も解説しています。

 

私も、だいぶ食事を減らしているつもりでしたが、

食べ物って、そんなに必要ないのかもしれないです。

生命維持の食事と、楽しみの食事を分けて考えたほうがいいかなと思っています。

 

ひとまず、実行してみたいのが 「朝食抜き」です。

食べ物を消化吸収するのに 16時間~18時間かかるので

朝食を抜いて、内臓を休めると調子がいいそうです。

一度、やってみたのですがお腹が空いて続きませんでした。

今度は、理論がわかり、事例もよく読んだのでまたやってみます。

目覚めがスッキリして、日中の動きもよくなるそうです。

ポイントは おなかが空いても「ああ、今内臓が休んでいるな」と

空腹を楽しむことだそうです。

 

                         ↑  体内消化隊のみなさん


断捨離から復活した本ー海からの贈り物

2015-08-01 06:54:24 | 読書メモ

手離す本を1冊づつ手に取って袋に入れていきました。

その中で 1冊復活した本があります。

実は、この本何回か捨てられて、何回か買い直していました。

 

海からの贈り物

アン・モロウ・リンドバーグ

 

有名な飛行家の夫人で、女性飛行家の草分け的な人です。

 

煩雑な都会を離れ、離島に滞在し自分の存在を考えるという内容です。

ノンフィクションです。

彼女は 海辺の簡素な家に滞在し、電信、電話もなく

世界から切り離されて暮らします。

 

各章のタイトルが ほら貝、つめた貝、牡蠣 などの貝の名前になっていて

海辺で拾った貝殻から思いをはせます。

たとえばやどかり。ヤドカリの家は無駄なものはなくて美しい。

そこから夫人は 都会で営んでいる自分の複雑な暮らしを考える。

ふと、我にかえるとそこは簡素な家だけがある美しい海辺。

複雑な都会の暮らしと簡素な海辺の暮らしの対比が鮮烈です。

夫人は 何週間かの滞在のあと家族の待つ都会に帰っていきます。

何かが解決するという終わりはなくて、

一旦、人生の休憩所みたいなところで

いろいろ補給して新しい地図を手に入れて再出発する感じです。

 

この本の中で印象に残る文章を書きだしてみます。

少し長いです。

中年になることに関してです。

 

どんなことでも、中年の兆候に面と向かって、それに(兆候に)教えられるよりは

(無視するほうが)ましなのである。

こうして我々はそこまで我々が成長した印象を消そうとし、

それが(中年の兆候が)悪魔ででもあるように追い払おうとして、

それが実際はお告げの天使であるかもしれないことは考えない。

では、何を告げる天使だろうか。生きていくうえでのある新しい段階を(告げる)、

であって、それまでの活動的な生活にともなう苦労や、世俗的な野心や

物質上の邪魔の多くから解放されて、自分の今まで無視しつづけた面を

充実させる時がきたのである。

 

 (  )の中は、前後の文章にかかれているので、わかりやすいようにつけました。

翻訳がちょっとわかりにくいところがあります。

 

海辺の暮らしにあこがれました。

でも実際は、風も日差しも強くて厳しいと思います。

この本が書かれた時代は、女性が自由に生きられなかったので

その閉塞感についても触れらています。

精神的には現代女性にも通じるし、男性でも共感できると思います。

 

これからも、適当に開いたページになにか生きるヒントがありそうです。

 

こんまりさんの「1冊づつ手にとる」というのは必要ですね。

その作業をしていたら、もう1冊残りました。

それは次回に。