無心

日記

えどがわ、海のはなし

2015-07-18 16:40:26 | 日記
まだ葛西沖が海だった頃、漁師さんが、あさり獲りに使った大きな金網、海苔のすき枠など貴重な道具


海苔の養殖、貝漁などに使われるべか舟と呼ばれる木製の舟は、行徳の風物であった。水が進入しないように、
ぴったり木を張り合わせて手作業で行う.べか舟づくりは家を建てることよりも数倍難しく、船大工たちの職人芸であった


葛西臨海公園の開園面積は約81万平方メートルであり、上野恩賜公園や新宿御苑より大きい。都立公園としても、
最大規模の公園です。水族館や大観覧車があるほか、休日を中心に行楽地として賑わっている


折り紙で自分の好きな江戸前の魚を作り特設の磯に放し、竿で釣り上げる遊びができるコーナー


江戸~昭和時代前半の江戸川の海は、遠浅の海辺でノリ、ハマグリ、アサリ。沖合ではスズキなども獲れる豊富な
漁場でした。しかし、高潮、塩害、台風などの自然災害、工業化に伴う河川の汚れ、地下水のくみ上げによる地盤沈下、
等々により海辺の埋め立てが不可避の状況となり、葛西沖開発土地区画整理事業が立ち上がりました。開発に当たっては
都市と自然が調和することをめざした多くの区民の方々による自然保護を求める署名運動や活動などが、
都の計画を動かし、失われた渚の復活を含む、水族園や鳥類園などを有する臨海公園の実現の原動力となりました。
今日から半世紀ぶりとなる都内での海水浴場がオープンし大勢の家族連れで賑わったようです


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