かいぼりとは?ため池を排水し、堆積した泥を出したり池底を干したり魚を捕ったりする作業のことです
池の水も10cmほどになって透き通って底が良く見えます。アヒルのボートはやっと浮いている状態の水量
かいぼり、に協力したボランテイアの方の写真や感想、手記など・かいぼりの説明
堤防や護岸の点検修理を行っています。 ため池の維持管理に欠かせない作業です
護岸は丸太で維持してとは知りませんでした。底には、まだまだ汚泥が凄い
七井橋:井の頭池の中央に架かる橋の名、井の頭池には7つの湧水口があり「七井の池」と呼ばれていた事から
今回、約30年ぶりに井の頭池の水を抜いて行うかいぼりは、2017年の井の頭公園開園100周年に向けて、在来魚の
保護と水質改善を目的に実施されます。
在来魚の保護
もともと井の頭池には、モツゴ(くちぼそ)やトウヨシノボリ(ハゼ)などの在来魚やエビ類が生息していましたが、
オオクチバスやブルーギルなどの外来魚の流入によって、その数が激減してしまいました。
現在、池にいる魚の90パーセント以上がオオクチバス、ブルーギルなどの外来魚で、在来生物を捕食して、生態系に
大きなダメージを与えています。かいぼりによって、外来魚を排除することで、在来の生きもの復活が期待されています
水質改善
井の頭池は、かつては水量が多く飲み水として使われるほどきれいでしたが、周辺地域の開発が進み、湧水が枯渇して
しまいました。現在は地下水をポンプでくみ上げています。その結果、池の水は植物プランクトンが増加して濁り、
水質悪化の原因となる窒素やリンが増加してしまいました。
かいぼりで池の水を抜き、池底を天日干しすることで泥の中の窒素やリンが減少し、水質が改善されます。
その後も、2017年の井の頭公園開園100周年に向けて、2015年度、2017年度の計3回のかいぼりを実施して池の再生を目指します。
今回は、弁財天周辺の池の水は抜きませんが、次回は弁財天周辺を含めた井の頭池全体で実施する予定です。