「やってみるもんだ?!タイだ!インドだ!早期退職だ!!

2005年7月10日より始めました。
タイ駐在、インド駐在を経て
2021年7月をもって早期退職!

8月18日過去ブログ

2005-08-28 23:13:34 | Weblog
8月18日

1本目 Fish Head

昨日の3本目と同じポイントです。ここは2回潜る価値はあります。昨日と違うのは時間帯。朝早いと言うことで、透明度もよく、まだ本日は誰も潜っていないはずなので、荒らされていなく、魚影も濃いはず。。。これがクルーズのいいところだよね!

 このあたりから、Cチームが最初にエントリーするようになった。理由は簡単。前半はA→B→Cの順だったから、それが逆になっただけ。ではBチームはいつも2番目?
 
 今回は予想通り、透明度がいい。ずっと下の方まで見渡せる。

 ここで質問。何でログに透明度って書くのかな?透明度なんて、季節によっても当然違うし、昨日のMaamigiliみたいに、一日変われば全然変わってくる。それをログに書いてなんかいいことあるのかな?
 私はこんな疑問を持ってから、ログに透明度は書かないことにした。また、透明度を人に聞く人もいるけれど、何で?
 なんて考えていたら、ログについて、石垣でお世話になったショップのHPに一つの提言が書いてあるので、読んでみてください。

 http://www.blennyds.com/loogbook/loogbook.htm

《で、今日はログ付けについて、一言! 喝っ!》
ログブックを付ける時(ブレニーでも、しかりだが・・・)ガイドさんが言った魚の名前を
ただツラツラ書いているだけの方の多い事!それじゃただ、転記しているだけでしょ…
ログとは本来そうではないのだよ!『今日ダイビングはこんなだった』 とか 『こんな魚が
印象に残った』 とか 『今日のランチはこんなだった』 とか その日・そのDVで感動した事
印象に残った事を日記風に記録し、後で読み返した時に 『あぁ~あの時は○○だったなぁ』と
その旅行が思い出されるような事を書くべきなのに、都市型のバカなイントラがOW講習で
ゲストの記憶に残ってもいない魚の名前をただただ書かせ!(自分は解っているので)
ログとはそういうモノと思い込んだダイバーの中の数人が、数年もするとイントラとなり
また、ログとはこういうモノ!みたいなバカな固定観念にとらわれ、自分のOW講習生に
ただただ、魚の名前を書かせるのだ。まったく発展性がないというか?成長がないとうか?

だから、ログは書いたら二度と読み返さないし・ログ付けが義務感となり・ログ付けが
楽しくないので、最終的には付けなくなってしまう… 訳で。
もっと楽しいログをみんな付けましょうよ!もっともっと自由な発想で!
日本人はホントそういうとこ出来ないんだよなぁ~ 
『みんなと一緒でないと』 とか 『そう習ったから』 とか …

 どう?私はこの意見に激しく同意します。

 で、今日は透明度がいいです。(この“いい”っていうのはもちろん私の主観。“そんなことないじゃん!”と思う人も当然いる。)
 見上げれば、それこそ天を覆うほどのタカサゴの群れ!沖縄ではこれをグルクンと言う。

 そういえば、最近全然那覇ステイをしなくなったから、グルクンの唐揚げにありつけるチャンスが少ない。久米島に行ったときにいつも泊まる民宿では、夕食時に出ることもある。ちなみに「サクシード宮城」という民宿ですが、ここの夕食って海の幸でボリュームたっぷり&ゴージャスです。この夕食があるから、私はいつもここに泊まっている。もう顔パス通用するくらい行ってます。でも今年はまだ一回しか行ってないな・・・。

 で、那覇ステイですが、何日か前のブログに『那覇ステイしてた頃を考えると、本数とお金を無駄にした』なんてことを書いたが、実は夜が楽しみで那覇ステイをしていた感もある。
 US狂牛病の話がある前は、『美乃作』っていう焼き肉屋に通っていた。ここのホルモンは今でもこの世で一番おいしいと思っている。ただこの店、おばぁが適当で、いつ休みか、何時に開店かなど、超いい加減。19:30頃行ったがシャッターが閉まったままだったので、今日は休みか・・、と判断し、他でさんざん飲んだ後店の前を通ったら、しっかり赤提灯が灯っていたりする。
 この前運良く開いていたので、入ったら、
「牛肉輸入制限解除になっていないから、ホルモン入ってこないのよね~。」
とか言われて、非常に残念な思いをした。
 他にも燕郷房(ヤンキョウファン)、まーちぬ屋、りゅうび、百々、りょうじ、飛梅等々、那覇にはおいしいところがたくさんあります。またそれを第一目的としていくか!

 で、グルクンの唐揚げじゃなかった、グルクンの群れは見事です。
 当然ぐるくんはそれより小さい小魚を狙い、GTはグルクンを狙い、と本当に食物連鎖が見事に表現されているところです。この表現、前にも使ったな。

 でで、今回おったまげたのが、下の方にいたタマカイ!。モルディブ一本目で見たのより更にでかかった!かなり深いところにいたが、接近を試みた!

 しかし、こちらが潜行するに従って、向こうはゆっくり泳ぎ去ってしまった。本当にでかかった!あれだったら、大口あければ私の頭入っちゃうんじゃないの?ってくらいでかかった。

 今回のFish Headでの一番の収穫でした。

 2本目:Bodu Thila

 この「Thila」って、どういう意味?ひょっとして「根」?????

 今回は、クルーズには珍しく、ハゼ狙いのポイントです。モルディブに来るゲストはそのほとんどが、当然のことながらジンベイさん目的で来るはず。従って、チマチマしたハゼなんかには興味がない人がほとんど。
 でも、今ツアーはしっかりマンタ、ジンベイをGETしている。そして、偶然にもハゼ好きがかなりの人数乗っていた。かなりって言っても5人くらい。でもそれだけいれば、1チームできる。

 と言うことで、バディ潜水が許された。んが、私は当初Tさんとバディ。しかし彼はクラゲにやられてダイビングはお休み中。と言うことで、釣り名人(勝手にあだ名を付ける)とバディを組んだ。なんてうそ!結果的に彼とのバディになっちゃった。潜る前は他の人だったのですが、潜ってみたらそうなっていた。なんて適当なんだ。

 潜行するときはみんな一緒。水底が近くなるやいなや、トールフィンを見つけた!
 魚の見つけ方。それは図鑑などでまずその生き物の姿形をしっかり脳に焼き付ける。そして、それを今度は頭の中で加工し、上から見たら、横から見たら、斜め上から見たら、等々をイメージしておきます。そして水中に入ったら、とにかくそのイメージを頭に浮かべる。もちろん、その生き物だけでなく、周辺の画像も頭の中にイメージする。
 そうすると、不思議なもので、それらしき物体を見つけると、視線が止まります。自然に焦点が合ってきます。

 なんて感じで見ていたら、このトールフィンを見つけた。普通トールフィンは図鑑ではその名の通り、背びれを高くたてている。しかしその姿だけをイメージしていたら見つからない。最初っからフィンを立てているなんてことはまずないから。図鑑で見たトールフィンの背びれをカットしてイメージする。

 しかし、このトールフィン、背びれをカットしたイメージのまま、全然フィンを立てません。ここまできたら、このトールフィンゴビーを緊張させるしかない。
 緊張はどうさせるか?これは久米島の川本さん(DIVE ESTIVANTのBOSS)に教えていただいた。
 簡単に言うと、引っ込ませない程度に刺激を与える。その刺激の与え方はいろいろ。ブッと息を吐いてみたり、顔を左右に動かしてみたり、叫んでみたり。。。ここで、カメラ(ハゼに一番接近している部分)を動かすと、ハゼが穴に引っ込んでしまいます。これはあんまりやらないように。

 とはいうものの、世の中そんなに甘くない。このトールフィンは引っ込んでしまいました。

 その後は、その近くにいるドラキュラゴビーやオーロラゴビーを撮してみる。そしてしばらくしたら、またそのトールフィンがいたところに視線を移す。
 しかし、このトールフィン、ついに穴から出てきませんでした。
 ここは水深20mちょい。いつまでもいるわけにはいきません。気がつくと、周りには誰もいない。釣り名人だけです。彼はオーロラゴビーをビデオに収めている。ちょうどトールフィンを見つけた周辺は斜面になっており、適当にながれもある。水中ナイフを海底にぶっ刺し、左手でそれを掴み、体を安定させます。
 でも、これも時間との勝負。長くいればいるほど、体に窒素がたまる。自己管理のものと、徐々に浅いところに移動します。 その斜面に従い、水深を浅くしていきます。しばらくすると、他のみんなが見えてきました。

 すると、みんなで砂地に群れている。こういうときは必ずその中心になんかがいるのです。ゆっくり近づいて行くと、なんとそこにもトールフィンがいました。水深8mくらい。ここだったらゆっくり撮せます。
 でも、私は一番あとからきた身分。いきなりそのトールフィンに近づくわけにはいきません。これは水中撮影のマナーってもんです。いくらそこに自分の撮したい生物がいようとも、先駆者の邪魔は決してしてはいけません。
 そのトールフィンに狙いを定めていた人は、船の上では私とバディを組むはずだった人でした。このお方、それなりの方で、そのトールフィンがヒレを立てるのをじっと待っています。カメラは銀塩一眼レフ。かなり本気モードです。デジカメと違って、銀塩カメラは多くてもフィルムの数36枚が勝負。まさに一枚一枚が真剣勝負です。こういう方を決して邪魔してはいけません。当然ターゲットはみんなのものですから、みんな撮りたい。しかし時と場合によりですが、自分は一歩下がらねばならないときもあるのです。

 このときはまさにそういうときでした。後ろからじっと見ていたら、そのトールフィン、さっとヒレを立てた!瞬間、シャッターの音!!!
 きっと彼は見事にその瞬間を捕らえたことでしょう。
 すると、彼もすばらしい。そのトールフィンから離れました。次の方どうぞって感じで。
 で、次の人は誰かな?と思ったが、誰もあまり近くに寄らない。きっと彼のあの行動に萎縮した模様。
 それではっとばかり、私は近づきます。そして先ほどまで彼がやっていたようにじっとヒレを立てるのを待ちます。反対側からも一人狙っています。でもこの方、一回シャッターを押しただけで、下がっていきました。変だなぁ。まだトールフィンになってないけど。。。。
 でも、私にとっては好都合。じっと待ちます。時間が流れます。
 気がつくと、周りに人の気配がなくなりました。きっとどっか行っちゃったのでしょう。そんなのお構いなく、フィンが立つのを待ちます。フィン立ててないトールフィンなんて、ただの黒いハゼだもんね。
 で、人の気配がなくなってから、ずいぶん立ちました。そろそろ私の集中力も持たなくなってきました。そういうときに限って、ハゼってなんか動きがあるものです。
 このときもそうでした。少し動き出したのです。次の瞬間、背びれを動かしはじめました。もうまもなくです。再びコンセントレーションアップ!!!

 ピピッ!シャッターを押したそのとき、見事トールフィンゴビーとなりました。

 すぐさま、ハゼを驚かせないように後退。十分離れたところで、
「ハゼ君、バイバイ!」
挨拶をしてみんなが消えていった方へ!

 幸いにして、まだ二人ほどそこにウロウロしていました。その人たちとノリコさんとみんなで浮上することができました。

 でも、さっきの写真はいまいちかな。もうちょっと大きいハゼだったらよかったのに・・・・。
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8月17日過去ブログ

2005-08-25 23:09:53 | Weblog
8月17日
 昨日、アンケートが取られました。明日も再度ジンベイサーチをするが、ハンマーはあきらめる。またはハンマーに期待し、ジンベイサーチはやめる。さぁ、どっち!
 挙手の結果は微妙。17人中9人がジンベイサーチに賛成。一応過半数は超しているが、一人でも気が変われば逆転。そこでノリコさん、
「明日もジンベイサーチをすることに対し、異議のある方?」
って、おめぇ、そんな訊き方したら誰も手を挙げられないだろうがっ!これは明らかに世論操作です。
 でもそこは皆さん、ジンベイに対しても微妙だったみたいで、特に異議無く(そりゃそうだろう)ジンベイサーチをやることになりました。

1本目:Broken Thila

 ちゅうことで?!、本日の1本目はここ、Broken Thila。根が上から見ると4つに割れているため、この名前が付いたとか。
 そのブリーフィングを受けたとき、なんか年末に潜ったことがあるような気がするなぁ、と感じた。確かそんなところがあったような気が・・・。最近ちょっとしたことを覚えられなくなってきている。よくありませんなぁ。ってか、最初っから覚える気がないんだよね。久米島だってあれだけ潜っていても、未だにウーマガイに行って、どっちの方向にアケボノがいるか覚えていません。下まで行けば地形からアケボノ群生地は解るのですが、エントリーした直後はどっちに行っていいか解りません。
 と言うことはおいといて、エントリーです。潮は適当に流れています。

 昨日のジンベイダッシュで気が付いた(遅いんだよ!)のですが、どうも体力落ちている。あのくらいで息が切れるとは思わなかった。1発目のダッシュで息が切れて溺れるかと思った。あれくらいで溺れそうになるとは、何とも情けない。
 私の生活パターンで言うと、今が一番体力無いときなんですよね。冬場はチャリンコ通勤するから体力あるのですが、暖かくなると同時にバイク通勤になるので、必然的に運動しなくなり、体力低下します。昔はウインドやっていたからよかったのですが、最近はパソコンの部品を取っ替え引っ替えばかりの引き籠もり君。よくないです。

 Broken Thilaは名前通りの割れた根です。潮の当たる裏にまず入り、割れ目を前進。潮が当たっているところに出ました。そこにはやはり数え切れないほどのいろいろな魚が群れています。しかし、大物はいつもの通り。今度は流れが強すぎ、中層遊泳は無理。
 なもので、しばらくそこにしがみついて見ておりましたが、左の割れ目に移動。途中、クダゴンベのいそうな海草があったが、こんな場所であのクダゴンベの写真を撮るのは無理、諦めが肝心。

 そして、左の割れ目の外に出た。よっぽどカレントフック使おうかと思った。でもまだ指示棒でなんとかなった。で、そのもっと左を見ると、なんか道が出来ている。その上を大きなグレートバラクーダ数匹がいるではありませんか!その道みたいなところを前進しているのです。
 ホントにこんなの山の中に行けば絶対あるような気がします。そこを歩いて?!いるのがグレートバラクーダです。なんかとってもおもしろい風景でした。
 距離がかなりあり、写真は無理(と思うのだが、撮るとそれなりの写真にはなるんですよね)と思い、撮りませんでした。でもおもしろい風景でした。
 そのバラクーダに接近を試み、根から離れ、水底をちょっとづつ進んだのだが、そこは問屋が卸さず、バラクーダさん達は行ってしまいました。

 で、また根に戻り、岩つかみです。流れが微妙で、カレントを出そうか出すまいか、非常に迷いました。 

 そうしたら、なんかわかりませんが、Cチーム内でお互いサインの交換をしている。ハッキリ言って、私はこのとき、どんなサインが出されていたのか、さっぱり解りませんでした。あとで聞いたところに依ると、どうもビデオを持っている人に対し、あれ撮れこれ撮れと指示をしていたようです。道理で私にはよくわからなかったわけです。

 こういうところにはいつものようにヨスジフエダイがおります。ムスジフエダイと言うのがいるらしいが、そんな線の数なんかいちいち数えません。ひょっとしたらこいつがそうなのかもしれません。でも、まぁ、いいや。どっちにしろ、そんなに興味ないし。

 1.5本目:ジンベイサーチ

 最初に書いたように、昨日の多数決により、ジンベイサーチを再び行います。まるで衆議院の郵政可決の時みたいな微妙な差でした。と言うことは、もう一回多数決(参議院?)取ったら、否決される?
 しかし小泉やってくれるよな。どう考えたって、あんなの個人のわがまま解散としか思えません。小泉らしいと言えばそうかもしれないが、そういう次元の話か?おまえ一人のために日本国民がある程度拘束されるんだぞ!

 1本目のあと、昨日と同じようにスタッフはジンベイサーチ。炎天下の中、じっと海を見つめています。

 私も一緒に、と言うとかっこがいいのだが、一応日向にいて海は見ていたものの、他のことを考えていました。ジンベイが出なかったらどうしようか?、とかそんな事じゃなくて、これからどうするか?ってこと。
 いつもは盆休みの時は年末年始の予定は決まっており、来年のGWをどうしましょうか、と考えるのですが、今回は年末年始の予定が決まっていない。
 その理由として、いつもは何にも考えずダイビングの計画にするのですが、なんか今年はオーロラを見に行きたいなぁ、もしくは超久々に実家でのんびり迎えてみようかなぁ、なんて考えていたのです。それが頭に引っかかり、どうも落ち着きません。4ヶ月も先?イヤ、4ヶ月しかないのです。人生はあっという間!気が付きゃ棺桶の中って事になっちゃうのが人生さ!

 てな事を考えていたら、1回目の雄叫び!しかしこのときは、すぐにジンベイは沈んでしまったようで、不発。

 そしてまた、長~い時間が流れます。しばらくすると、また
「ジンベイでました!」
 なんかこの前と違わないか?なんで「ジンベイ出ました」という、普通の日本語なんだ?雄叫びだけだったはずなのに。それに今度は船が加速を始めた。えっ?!と思ったけれど、すぐに理由がわかりました。前方にいる他船から飛び込んだのが見えたようでした。要は向こうが見つけたジンベイに相乗り。まぁ、海にいる貴重な資源なのですから、皆さんで分かち合いましょう。

 で、今度はカメラを持ち、すぐに飛び込む。そして先駆者がいる方に一気に泳ぐ!

 見つけた!これだ!これがジンベイだ!今回のは沈んでおらず、水面にいる。大きさは4mくらいか!潜る気配もなく、ゆっくり泳いでいます。んなら、写真だ!と、シャッターーしても、反応無い。
 あれぇ?!なんでぇ?さっきはチェックしたときはちゃんと電源は入り、バッテリーFullだったじゃないか!
 とっさに思った。ニッケル水素って、一気に逝くんですよね。先ほどまで撮れていたのに、突然撮れなくなる。ニッカドだったら、バッテリー半分のサインが出ても、数枚は撮れます。

 やられた!さぁ、どうする?写真はあきらめて、目視だけですますか、それともカメラを取りに帰るか?
 とっさのひとことならぬとっさの判断。顔を上げたら、我々のディンギーが来ている。よし!カメラチェンジだ。すぐディンギーに飛び乗り、クルーに
「Camera changeする。母船に戻ってくれ!!」

 するとクルーはすべてを察したように、母船に向かって、全速力!これであの場所に戻ってジンベイが潜ってしまい撮れなかったら、それはそれで仕方がない。運がなかったってこと。
ただ、あの場所でいくら見ていても、写真は一枚も撮れないのだから、この判断はある程度正しい?!。ディンギーに乗っている間にワイコンを外す。

 母船につき、走ってもう一台のカメラのある場所へ。ここでコケたりするのは漫画の世界。やっぱりカメラ二つ持って行くのは大正解です。それを持ち、すぐディンギーへ。すると、母船に残っていた祥平さんもカメラを持って乗り込んできました。
 クルーはまたシュノーケル軍団の方へ、全速力です。その間にワイコンを装着。と言ってももう目と鼻の先。着くと、Tさんが
「まだいますよ!」
と声をかけてくれた。すぐさま飛び込む。自分が飛び込んで作った泡が無くなった頃、目の前にジンベイ出現!ひゃっほ~!なんてお利口さんなジンベイだ!まだしっかりいてくれた。

 そのあとはしばらくジンベイ大写真大会。しかし、お前偉いなぁ。ジンベイの周りには少なくとも30人くらいの人間が群がっている。私ジンベイだったら、絶対嫌気がさして深く潜るけどなぁ。ウザくないのかい?

 ここで、いつの間にか自分がいいポジションにいくるのに気づく。その答えはワイコンでした。やはり大きなジンベイの全体写真を取りたい人は、ある程度離れないとジンベイ全体は写らない。しかしワイコンを持っていると、彼らとジンベイの間に入れるのでした。
 しかしもっと中に入る奴がいる。ピンクのラッシュを来た、太い女。仕草からどう見ても若くはないだろう。年増のず~ず~しさがあふれ出ている。どうもペアでいるらしく、ジンベイの真横に寄り添い、ピースサインをしているところを写真に撮ってもらいたいようだ。お前、絶対みんなから嫌われてるな。間違いないよ。(あとで上がっても皆さん同じ意見でした)

 で、何枚か写していたら、そろそろ疲れてきた。もうそこは、蹴り合いぶつかり合いの世界です。みんな水着でジンベイの周りの限られた範囲でシュノーケルしているものだから、振り向けばそこには男女問わずいきなりケツがあったりする。
おえっ!!!!女のならいざ知らず、男のまである。女のものと言ってももの凄く巨大なのもある。どっちにしろ、いい気分はしません。

 と言うわけで、ディンギーに上がり、一休み、なんて考えていたら、そんなのんきなことを言っている場合ではなかった。先ほど声をかけてくれたTさん、ディンギーに上がる際、クラゲに刺されたようで、苦しんでいる。

 笛の上からジンベイサーチしていながらそのクラゲを見つけて思ったのです。ときたまでかいクラゲがおり、あいつに刺されたらイヤだなぁ、なんて思っていたのです。Tさん、その犠牲者になりました。かなりしびれて痛がっています。おまけに雨も降ってきた。飛び込むときは晴れだったのに。それくらいあのジンベイは長くいるのです。

 ディンギーは母船に着いたが、船にはボートスタッフしかいません。すぐにディンギーはシュノ軍団のところに戻り、ダイビングスタッフを呼びに行った。(ホントはこれに乗ってもう一回ジンベイ見たかったなぁ

 しかしそこはほれ、みんなジンベイに夢中!なかなか帰ってきません。ようやくボート満載になったあたりで戻ってきました。皆さんディンギーの上で大喜び中。しかしここで歓喜の声を上げられてはとんでもない。すぐに帰ってきたボートに向かって
「けが人です!薬ありませんか?」
と叫ぶ。こう言っておけば、状況を知らない人だって、歓喜の声は上げないだろう。
 この行為は正しく、皆さん、ただごとでは無いことに気づいたもよう。

 そんな事していたら、今度はボートスタッフがディンギーと母船の間に足を挟まれた!ガツン!
 本人、倒れ込み、うずくまってしまった。やばい!骨が折れたか?かなり苦しんでいる。仲間のボートスタッフが駆け寄る。この足を挟まれた現地人スタッフはとてもナイナイの岡村に似ていて(サッカーの高原にも似ている)、みんなから“岡村君”の愛称で呼ばれてました。これも祥平さんに聞いた話ですが、モルディブってところは岡村君だらけだそうです。
 話は元に戻って、しかしそっちの方(岡村君)は大事に至らないと思った。仲間が足をゆっくり曲げ伸ばししている。もし折れていたら、あんな事出来やしない。きっとヒビも入っていないだろう。

 しかしこれだけでは終わらない。今度は帰ってきた一人が2階デッキに上がる階段で滑ってこけて、思いっきり腰を強打した。そいつも動けない。
 祥平さん、もう大変。
「今度はどうしましたっ???」
“今度”という言葉が自然に出ちゃいます。でも、これは一番深刻ではなかった。本人も自力で起きあがり、痛々っと言いながら立つことが出来ました。

 しかし、あのジンベイ頑張るのぉ。まだいるみたいです。皆さん顔を下に向けております。かれこれ1時間近くなるんじゃないの?頑張るのはジンベイだけではありません。私より先に飛び込んでいながら、まだ帰ってこない人もいる。よくあんなに泳げるし、よく飽きないなぁ。ここでも体力低下を自覚してしまった。
 
 結局1時間以上してみんな戻ってきました。もう大満足です。しかし、あんまり喜んでいられない人が数名。Tさんと、岡村君とボートキャプテンです。ここで1時間もの長い間ジンベイを見ていたため、あとの予定が大幅にずれ込みそう。

 と言うわけで、昨夜の多数決は結果的には大正解と言うことになりました。

 2本目:Maamigili Outside

 皆さんのモチベーション思いっきり下がっています。もう、マンタも見たし、ジンベイも超長い時間見たし、心は満たし?このツアーは終わってもいいじゃないかくらいの勢い。そこへ昨日2本潜って不発に終わったこの場所です。今更水中ジンベイ(シュノーケルジンベイに対し)見ようとも思わないみたい。しかし、こんな無欲の時ほど水中ジンベイ出るもの?

 いざエントリーしてみると、昨日とは全く変わって、とても透明度がいいです。遙か下も見渡せ、太陽の光が差し込み、これぞ南の島って感じ

 そこでいきなり祥平さんと3人で深いところまで行くことにしました。水底まで行けば、アケボノハゼが見られるかも?!

 結果的にはオーロラ以上のものはいませんでした。でも透明度がよく、晴れていたのでとても気持ちのいい深場を楽しみました。深場と言っても30mちょいですけどね。
 と言うことで、我々はほとんど移動していません。深場に言ったこともあり、ダイビング時間も短め。どのチームよりも先に上がりました。そしてドーニの屋根に上り、日向ぼっこ。祥平さんいわく、
「あ~、肩の荷が下りたっ!」
その気持ち、よくわかるような気がします。
 
 で、しばらくすると、他のチームのフロートが上がりました。遙か彼方です。ずいぶん泳ぎましたね。水面に浮いているみんなに近づき、アイコンタクトを試みる。無言でダメのサイン。それよりか我々に対し、
「なんでそこ(ドーニの上)にいるの?」
「ほとんど泳いでいませんので。」

 我々の選択、また正しかったようだね。

 そのあと、3本目のFishHeadに向かい、船は全速前進!キャプテンもうやけくそ?!

 3本目:Fish Head

 ここは、昔釣りをすると、本体はサメに食べられ、頭しか上がって来なかったと言うことから、こう呼ばれたらしい。今ではサメが乱獲され、その数はめっきり減ってしまったとか。そしてここでは釣りをすることも今は禁じられております。

 正月に潜ったときは、グレイリーフがウロウロしていた楽しいところです。そして、あのでかくてムチャクチャ人間慣れした?ナポレオンがいたところです。

 このときももう、あんまり覚えていないのですが、すごく大きなイソマグロ、ジャイアントトレバリー、キビナゴにアタックをかけるカツオなど、大物はいらっしゃいます。なのに私は下を向いて、穴から出てきたシャコを撮しておったそうな。
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8月16日過去ブログ

2005-08-24 01:03:09 | Weblog
8月16日
1本目:「Kudarah Thila」

 昨日とはうって変わり、本日はいい天気!いやいや、晴れだったり、雨だったりするのが天気です。本来『いい天気』という表現はおかしい、と言うのをなんかで読んだ気がする。まぁ、そんなことはどうでもよくて、本日は晴れです。

 明るくなってからはジンベイサーチですが、まず早朝はここ、Kudarah Thila。潮の流れが根に当たり、そこに群がるプランクトン→小魚→中魚→大物という図式がものの見事に表現されている場所です。
 しかし、今回エントリーした場所間違った?と言うより、我々Cチームはいつも最後にエントリー。Aチームがモタモタしていると、ドーニも流されてしまい、いいポイントに落ちないというオチだったみたいです。
しかしそこはCチーム。うりゃああ~~って感じで泳ぎまくり、すぐに根に着くことが出来ました。根の側面を通って、潮の当たる場所へ。これも不思議なもんだよね。何となく経験からか、潮の流れの弱いところを選んで進める人と、真っ向勝負の人がいます。真っ向勝負って言うのも、男らしくていいかも。最近どうもいろんなところで楽する傾向にあります。ヤバいよな。

 その、流れの弱いところにうまいこと群れているのがヨスジフエダイ。これだけ群れるのも、モルディブならでは。暇な方は今度数えてみて下さい(タンク何本必要でしょうか?)。ただ群れているのはこれだけではありません。これだけのヨスジフエダイをまかなうだけのエサも当然ここにはあるのです。それが何なのかは知りませんが、とにかく小魚たちも群れています。キビナゴみたいな小魚に、カツオなどがもの凄い勢いでその群れに突っ込んでいきます。
 気が付くと、根の前の潮が当たるところで漂っているのはほとんどがCチーム。他の皆さんは下の方で根に掴まっています。なんでそうなったかは知りませんが、自分としては、この場所であおり足をしていると、進みもせず後退もしないので、同じ位置をキープできます。横を見ると大きなイソマグロなどがゆっくりと進んでいきます。ここにいると、根に掴まっているよりも、近い距離で大物を見ることが出来ます。だからここにこうしているわけですが、結果としてCチームがここに集まっていました。

 GTもたくさん集まっています。以前与那国で知り合った釣り人が言ってました。
「GTって海の中に本当にいるの?全然つれないんだけれど。あと、なんであんなサメのたくさんいるところに潜れるの?怖くないの?」
 
サメというものに限らず、野生動物って言うものは、相手が弱っているかどうかを敏感に感じ取り、その弱っている物を狙います。陸上のチーターだって、ライオンだって、リカオンだってオオカミだってそうです。虫だってそうです。当然海の中にいるその手の生き物も同じ。よってサメは釣り針に引っかけられてサオに引っ張られ弱って、水面近くで最後のあがきをしている獲物を狙います。
 そういう姿をたくさん見ている釣り人は、海の中にはたくさんサメがいると思っている。ところが我々は、元気な魚が多いところに潜るものですから、そんなにたくさんサメは集まっていない。だからサメが出たら大喜び?!する。さすがにサイパンでグレイリーフに周りを回られたときには怖かったけれど・・・。

 こういう流れの中で、絶えずフィンキックしているものだから、当然エアの消費は多い。岩に掴まっている人もずっと深いところにいるものだから、エアの消費が早い。結果、潜水時間は短くなります。というか、こういうのも意外と飽きやすいかも?!

 そのあとは安全停止をして、いつものとおり。

 1.5本目:ジンベイサーチ

 1本目が終わると、我々は食事に入りますが、スタッフはジンベイサーチに入ります。船の上の方から帽子とサングラスをかけ、じっと海を見つめます。私も最初のうちは一緒に探していたのですが、これってかなりの気力と集中力が必要です。ゲストはリビングの中でくつろいでいるわけですが、スタッフは熱い日差しの中、真剣に探しています。凄いです。

「えへへぇ~、いませんでしたぁ~」
と言えばそれはそれで済むものを、ゲストの喜ぶ顔が見たいから(仮面ライダークウガ風に)か、ジンベイの出そうな場所を何度も行ったり来たりしてくれます。これには正直恐れ入りました。何にも考えていないゲストは
「え~、いないのぉ~。」
などと言っていますが、おめ~ら、ちょっとは一緒になって探してみんかい!ドンだけ難しいか、よ~くわかります。

 これも昔の話なんですが、毎年8月、フェリーで北海道ツーリングに行っていた頃、じっと海を見ていると、世の中がゆがんで見えたものです。どういう事かと申しますと、長い間海を見ていたあと、急に船の柱なんかを見ると、その柱がゆがんで見えるのです。残像現象とはちょっと違うのですが、目から入ってくる信号を、脳がそう処理してしまうみたい。

 同じ頃、海で遭難した事件があり、助けられた人がTVで
「もっと探してくれれば仲間は死なずに済んだのに!。」
とホザいていた。
 “バ~タれぇ!そんならお前やってみろぉ!海の上の捜索がどんなに難しいか、何にもわからん奴がほざくんじゃねぇ!”
と思ったことがあった。今回のジンベイサーチを見て、ふとそのことを思い出した。

 ところがそこは百戦錬磨のスタッフ、
「ジンベイ出ましたぁ。ジンベイ~」
とお叫び!が上がった。蜂の巣をつついたような騒ぎになり、みんな三点を身につける。ここで、生足フルフットの私は圧倒的に準備は早いのだが、結局見つけてからそのジンベイに近づくために船を動かすので、ブーツを履く時間は十分にあり、生足フルフットの利点はあまり発揮されず。
 そして、みんなの準備が出来た頃、船をジンベイに近づけました。
「さぁ、行きましょ~」
祥平さんの声が出ました。しかし、どうも私は飛び込む気にはなれませんでした。

理由その1
ジンベイはどっちの方向に進むかは解らず、先に飛び込んだものが勝ちとは限らない。
理由その2
場合によっては、あっちこっちにジンベイを追っかけ、さんざん泳ぐ羽目になる。疲れる。
理由その3
飛び込んだときには既にジンベイは沈んでしまうこともある。

 などの前情報があったため、そんなに飛び込む気にはなれなかったのです。
 ところが、先に飛び込んだ人が下を見ながらガッツポーズをしている。そしてそれがかなり長いのである。そんなら、と言うのでようやく私は飛び込みました。そして手の上がっている方にゆっくり?泳ぎだしました。当然先に飛び込んだ人が前にいた。んが、この人、なんとなく泳ぎが遅いのである。
 これじゃぁ、何のために飛び込んだかわからん?!と、そこからようやく本気モード!一気にその人を抜き、泳いでみると、なんとそこには正しくジンベイがいるのです!3mくらいかな!去年ラパスで船の上から赤ちゃんジンベイ(1mちょい!)を見たことはあったが、シュノーケルでは初めてだ!あの模様、これがジンベイなんだな!
 と見ていたら、だんだんとジンベイは沈んでいきました。ハッキリ言って、このときのダッシュ、“安定サーキットに損傷、発射は一回が限度です。”(超時空要塞マクロス風)でも、紛れもなくジンベイを見たのです。
 そのあとは我先に母船に戻りました。他の人はあとから帰ってきました。ノリコさん、船上の僕に向かって、
「行かなかったんですか?」
「いえいえ、ちゃんと行きましたよ!見ましたよ!」
O.Kサインを出しながら答えました。

 ただ、あとが悪かった。このあとこの日は全く出ず。おまけにあのときはカメラを持たずに飛び込んだので、写真がない!しかし、もう、要領は掴んだ!次はバッチリ撮ってやる!

 2本目、3本目:Maamigili Outside

 この2本は非常に苦痛だった。ジンベイを探してただひたすら泳ぎます。それにそれほど透明度がよくない。あんまり見えないところで長く泳ぎ続けるのは苦痛です。
 そういえば、ラパスでモブラ探しをしたときもそうだった。あんな透明度では、モブラの群れがいたって、一部分しか見えないし、モブラの群れに突っ込まない限り、見ることは出来ないような透明度だった。おまけにあそこはクラゲが多くて、顔の露出している部分をチクチク刺されて、きつかった。
 こんな中、泳いだってしょうがないよ!と思いつつも、泳いだけれど、何にも見えませんでした。(いませんではなく、見えません)

 今回、そこまで透明度悪くはないが、相手は大物。見つけたっていい感じはないよなぁ。おまけになんか全然見つかる気配はありません。途中、上空をマンタ3匹が編隊飛行をしていた。見つけるのが遅れ、写真撮れなかったが、あれはあれで絵になっていて、よかったなぁ。

 3本目のジンベイサーチはもっとつらかった。でも、下方に大きなマンタを一匹発見。
 不思議なもんですね。1本目にマンタ見てなかったら、みんなで大騒ぎするところなのに、モルディブ一本目にどっさりマンタ見ているので、騒ぎもしない。もしあそこで見ていなければ、みんなで突進していただろうな。現にマンタ見たのは1本目とこのジンベイサーチの時だけだったような気がする。

 贅沢は敵だ?!
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8月15日過去ブログ

2005-08-23 01:02:36 | Weblog
 夏休み明け二日目、出張の帰り、久しぶりの仲間と新宿で呑んだ。
楽しいひとときでした。

8月15日
 1本目:「Medhu Faru」

 昨夜の予定では、ジンベイサーチを行う予定でしたが、朝から雨と風。まだ二日目というのにこんなんかぁ!とは思うものの、お天気には逆らえません。晴れたり曇ったり、雨が降ったりするのが『天気』です。
 ということで、Medhu Faruなんだが、記憶がございません。まとめてこうやってログ(本日は20/AUG/05なのです。Moldive hulhule Hotelの部屋で書いています。)撮った写真を見ると、イソマグロとかが写っているのですが、記憶がありません。たまにこういう事ってあるのですよね。なぜかここだけ記憶が飛んでいる。と言うことで、以上・・・・。

 2本目:「Rihiveli Wreck」

 海が荒れているので、暫定的に船の近くのポイント。ここは現地人ガイドのハッサンしかしらないところ。Cチームのガイドは祥平さんでした。
で、結果から言うと、Wreckは見つからず。ただ、ハゼ好きにはたまらないポイントでした。エントリーした場所からその目的地?!まではずっと水深12mくらいの砂地。そこかしこにハゼがいます。祥平さんはWreckを目指しているので、それなりの速度で移動しています。しかし私にとってはそこは天国!最初のうちはついて行きましたが、そのうち、もういいやっ!て気になり(祥平さん、すみませんすみませんすみませんすみません)、じっくりハゼ探し。
 ブラックシュリンプ、オーロラゴビーうじゃうじゃ!その中で、ついに発見!トールフィン!!!。

 しかし、このハゼ、噂通りの警戒心。近づくと、フィンをたてる前に引っ込んでしまった。いかんいかん、今回のモルディブ初って言うことで、殺気が出ていたようです。一枚も写せないうちに引っ込んでしまいました。残念!
 不思議な物ですよね。ブラックシュリンプなんて、それほど狙っていないから、殺気もなく普通に近づけます。そして写真を撮ることが出来ます。ところがトールフィンともなると、今回のモルディブの課題?!の一つ。殺気ムンムンです。あっさり引っ込まれてしまいました。お魚接近術の基本ですよね。これではトールフィンは撮れません。

 その穴を遠巻きにしてじっと見ていたら、もう一人?!私と同じような方がいらっしゃいました。ハゼを探して迷子になっちゃったみたい。でも、本人は迷子になったと思っていないから始末が悪い。私もその一人だが・・・。
「みんなどこ行った?」
「さぁ。」
「じゃ、いいか・・・。」
水中でこんなサインを交わす。そして再びハゼ探し。困ったもんです。よい子の皆さんは決してまねをしてはいけません。
祥平さん。すみませんすみませんすみません
 
 そうこうしていたら、祥平さんが戻ってきました。戻ってきたと言うより我々を探しに来たのです。申し訳ありません。すべて私たちが悪いのです。迎えに来たのだから、素直に戻ります。
 祥平さんは我々が迷子になったことに対し、盛んに謝られておりましたが、私達?!としてみれば
『今のところ、もう一回潜りましょう!』
というノリ。沈船なんか行かなくていいから、ハゼ探しましょ~~~!

 しかし、同じチームにもいろんな人がいるのです。ハゼなんかチンケな物に興味もない人もいるのです。自分の都合だけではこの遊びは成り立ちません。(なんだってそうだけれど)

 この日はこの2本でおしまい。天候不順には勝てません。このあとは雨と風と波の中、揺れる船内で船酔いには気を付けましょ~~~。
気を付けるって行ったって、どうしようもないのだが。
 ノリコさん、完全に沈没
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8月14日過去ブログ

2005-08-22 01:02:10 | Weblog
8月14日。
 1本目:「Lankan Reef」。

 クルーズの朝は早い。7時集合です。朝食前の一本です。狙うはマンタ。正直言って、マンタはお腹いっぱいでございます。石垣で「もうわかったぁ!。」と言うくらい見ています。何となく気乗りしないけれど、出発。まぁ、見られればそれはそれで楽しはずですので。

 我々はCチーム。男ばっかりの平均年齢高そうな?!チームです。その分トロいのはいそうもないので、そっちの方が有り難い。潜行できないなんていうのがいたら、ウエイト10キロ付けて沈めてやろう?!

 で、マンタですが、期待通り出てくれました。それも5匹くらいいっぺんに。ピーク時は7枚いたとかいないとか。あんまり真剣には見ていませんでした。それでも、太陽をバックにシルエットマンタを撮りたかったので、そのタイミングを見計らって、何枚かシャッターを押した。で、ガイドのノリコさんに
「もうちょっと上に行ってもいいか?」
とサインを出すと、
「O.K」
が帰ってきた。
 ということで、1mほど上がって、ふと正面を見ると、岩の割れ目に大きなハタがいらっしゃいました。マンタだけでなく、こんな物にもお目にかかれます。さすがにモルディブは違いますな。
 他のゲストの皆さんもマンタ三昧で大満足のご様子。まずはよかったよかった。これが逆だったら、ムチャクチャがっかりですからね。

 二本目の前に朝食。いつもながらクルーズ船の食事の豪華さには驚かされます。よくあのキッチンでこれだけの物を作れるものです。絶対クルーズって太りますな。自重して食べましょう。また、クルーズのいいところは時間がたっぷりあります。昼寝もゆっくりです。ただ、ここでガンガン寝てしまうと、社会復帰してから同じように会社で眠くなるので、なるべく寝ないようにします。
 あとでノリコさんが言ってましたけれど、
「今回の皆さん、誰も部屋で昼寝していないですね。」
と言ってました。普通、ダイビング、食事時間以外はみんな部屋に引っ込んでしまうのですが、今回の人はリビングやトップデッキでくつろいでます。私的にはあの狭い部屋の中より、外の方がずっといいと思って部屋に入らないのですが、他の皆さんも同じ考え?

 2本目:「Kandooma Thila」。

ブリーフィングはホワイトボードを使い、海地図を書き説明してくれます。
 今回はチャネルクロスを試みます。とはいうものの、ガイドのノリコさん、泳ぐ泳ぐ!大変な泳力です。私でやや本気モードでしたので、きっと脱落者でるのでは?
 そこは特効野郎Cチーム?皆さん、見事に着いてきました。しかし、約一名、「いっぱいいっぱいですぅ。」だったそうです。
 透明度はよくありませんでしたし、ロウニンアジ少々、ギンガメの群れも発見。シパダン程群れてはいませんが、十分な数です。慶良間では見られません?!ロウニンアジ少々なんて書いていますが、昔潜っていた慶良間では、GT一匹いたら、大騒ぎしていた。

 やっぱり見られるところに行かないと、見られません。当たり前の話ですが、確率の低いところで何回潜っても、そんなに確率というものは上がらないのです。今更ながら、ずいぶん損をしたと感じます。那覇ステイで潜っていたときは、それはそれで楽しかったのですが、今考えると、金と本数を無駄にした(とは思いたくないのですが)と思ってしまいます。

 3本目:「Guraidoo Aria」。

 ロウニンアジの群れ狙いです。ここでもよく泳ぎました。水泳大会です。お昼どっさり食べたから、運動にはいい?!
 運良くいいポジションをキープしていたため、ロウニンアジの群れを見ることが出来ました。他の人は「影だけ。」と言っていた人もいたので、やっぱり運というものは大きいです。A,Bチームは見ていないということでしたので・・・。

 こういうのって、昔のあの虫取りの経験とかが、大きく影響しているんでしょうか?。子供の頃、バッタやカマキリ、カブトムシを野山駆け回って探していたあの経験が役に立っていると今では思います。何となくの、「感」というものなんでしょうね。同じ道を歩いても、私には見えた虫たちも、他の人には見えない、と言うことがあったり、他の人が右に行くのに一人左に行き、カブトムシを見つけたなんて事もありました。むろん私より上手の人間もたくさんいましたが、あのときの経験が今役に立っていると思われます。最近海ではガイドより先にリクエストした獲物を見つけたりすることもあります。
 
 あと、ここではムレハタタテダイの群れ?!しっかり写真に納めることが出来ました。

 夜もご馳走です。食事が終わっても、ずっとテーブルを離れず、みんなとだべっております。こういう場は情報交換に最適ですね。
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8月13日過去ブログ

2005-08-21 11:12:45 | Weblog
 石垣から戻り、まずやることは、水中ライト探し。近くのホームセンターを何軒か回ったが、気に入るものは無し。と言うことで、某ダイビングショップへ。ここは最近開店したらしいところ。千葉の免許センターの近くにあります。
 行ってみたものの、私のほしいTOSHOBAの物はありません。普通銘柄指定なんかやらないから、こんなもんかもしれません。早々に諦め、家に戻る。

 次の日は6時起床。出発の朝は雨。駅まで母が傘輸送をやってくれた。感謝感謝。実家から駅までのこの時だけしか傘なんか使わないので、この行為は非常に有り難いです。母には
「ビニール傘を途中で捨てていくからいい。」
と言ったのだが、どうもあの年代は、使える物を捨てていくという事に抵抗があるらしい。ということで、その行為を受け入れることにした。
 
 とはいうものの、このスケデュール(石垣→モルディブ)は結構疲れますね。と言っても自分で組んだ日程だから、仕方ない。昨年は石垣→ラパス→久米とやったから、それに比べれば、まだ楽。
 成田空港集合は8:30。飛行機が10:30発ですので、2時間前って事で、まぁいいかもしれない。

 成田空港は特に変わったことも無し。ただ、いつも思うのですが、航空券を持っていなく、旅行会社カウンターでチケットを受け取るとき、なんで裏に行かねばならないのだ?大回りして、そこでチケットを受け取り、そしてまた表側に行き、チェックインをする。なんとかなりませんか?
 ただ、マレーシア航空なので、最近よく使っている航空会社なので、そのあとは特に迷うことも無し。さっさとチェックインを済ませ、出国手続きを行った。
 成田空港は夏休みと言うこともあり、人が多いです、とはいうものの、ピークは外れているらしく、それほど並ばずに出国ゲートは出ることが出来た。
 いつものYahoo!Cafeへ行く。ここから皆さんに出発メールを送る。ここも待ち時間無く、窓際の席へ。窓の外はもう雨がやんでいるようで、滑走路もところどころ乾いている。
 で、メールを送るのに一生懸命になって、現金(円)の持ち合わせがないことに気が付いた。これじゃ、成田に帰ってきても自宅まで戻る金無いじゃん!米ドルをわざわざ円に換えて、帰りの足しにするのか?ここ(出国ゲートあと)にはキャッシュディスペンサーはないようだし、ちょっと困る。とはいうものの、出発時間になっちゃったので、しょうがなく飛行機に乗る。あとは寝るだけ。

 飛行機は、途中クアラルンプール空港へ。ここも勝手知ったる場所なので、特に問題もなく、乗り継ぎ便ゲートへ。空港内は無線LANが使える。いつものあの静かで電源の取れる場所へ。この場所は空港職員の休憩所みたいな場所。ほとんど誰も来ない。トランジットは3時間あまりあるので、ゆっくりネットで楽しみました。それに飽きた場合、PCの中に入れている映画を見るのだが、メールやりとりなどをしていたら、3時間も苦になりません(ホントか?)

 マーレ行きの便は驚いたことにモルディブ人みたいなのがほとんど。しかし別に驚くことはない。マーレに行くんだから当たり前です。しかしここで想定外のことが起きた。この飛行機、こんなに長く乗るんだっけ?出発時間と到着時間から引き算したら、たいしたことはないのですが、お前、そりゃあ現地時間だろ?時差の分を考えていなかった。この便は機内映画もないので、暇でしょうがなかった。

 マーレに着き、腕時計を見ると、夜中なのだが、現地時間ではまだ21時。得した気分。
 入国審査を受けたとき、係官になんか質問受けたのだが、とってもおしとやかに喋る(声が小さいだけじゃん!)もんだから、何言っているのか解らない。えっ?を連発していたら、笑って通してくれた。

 ゲートを出たら、ワールドツアープランナーの現地人がお出迎え。他の便のゲストを待つので、もうちょっと待ってくれとのこと。そんな話をしながら歩いていると、WTPの現地駐在スタッフ(日本人)が私の名前を呼んで声をかけてきた。マラソンの高橋尚子そっくり。とっても丁寧にゆっくり喋る方で、好印象でした。でもなんで私の名前解ったの?
 話していて解ったのだが、マレーシア航空で来る本ツアーは私だけでした。残りはみんなスリランカを使ったみたい。私はスリランカは遅れるので有名なので、避けています。案の定、この便も大幅に遅れるらしく、先に本船に乗ることに。また、昨日からマーレ入りしていた方(船で同室の方でした)と一緒にドーニを使い、本船へ。
 本船で部屋に入り、同室の方に改めて自己紹介。この人はモルディブ20数回という超ベテラン。勝手知ったる人だったので、この方からいろいろこの船のダイビングスタイルを聞いたのですが、特に問題なく、いつものようにやればいいことが解った。

ところで、空港出口のところには各クルーズ船やリゾートスタッフが出迎えているんだけれど、ある日本人の一団が(リピーターだろう)ゲートを出たところでかぶり物姿で出てきた。あとで聞いた話、ブ○ーシャ○クのゲストらしい。当然それを見ている外国人達は笑っている。
 お前らのせいで、きっと日本人の品位が疑われていることだろう。

 そのあと、夜ではあるが、船尾の方でたばこを吸っていると、船の明かりに集まるプランクトンを狙って、マンタがやってきました。さすがモルディブ、明日から楽しめそうです!
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E-C-GA-KI7

2005-08-13 09:49:34 | Weblog
 昨日、無事帰ってきました。帰りはあっさりです。機内は石垣ー那覇、那覇ー羽田ともガラガラ。那覇ー羽田間はフルフラットエコノミー(誰も客がいなく、シートの上に横になっていた)でした。
 ショップから空港まで送ってもらえました。3人女性組みと一緒だったのですが、彼女らは小浜島だったか、黒島だったか忘れたけれど、半日観光してから飛行機に乗って帰るらしい。忙しい人たちですね、というか、エネルギーがありますね。
 私なんか、さっさと帰って明日の準備でもしようと、羽田14:00頃着の便を選んでます。
 で、帰ってから,某洋服屋さん(まとめ買い広告を出しているところ)にいったのですが、もう長袖売り出してました。見るだけで暑っ苦しい。誰もそのコーナーの前にはいなかった、というより、あの店って、安売り広告出していない平日は、ガラガラなんですね。驚きました。

 昨夜、某カメラメーカーの対応にあきれ果てました。
 石垣から実家の方の住所を教えて、まともな新品を送るようにメールしたのに、嫌がらせか?自宅の方へ送っていました。怒りを通り越して、笑うしかありませんよね。
 夜の9時にお届け時間指定しておいたけれど、届かない。伝票番号から調べてみたら、なんと自宅の方へ送っていました。散々ごねたから、嫌がらせされたみたいです。
 この模様は詳しくここに載せたいのですが、載せたら、gooに削除されるんでしょうな。
 では、笑って行ってきます。きっと帰ってくる頃は、カメラのことなんか忘れちゃってんだろうな!
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E-C-GA-KI 6

2005-08-12 07:33:45 | Weblog
 ついに最終ダイビング日となりました。始まるときは、あと5日間ある!なんて思っていましたけれど、この日になると、もうおしまい?と思うのは、いつものことであります。
 ここでの生活は、だいたい目覚ましかけなくても、6時半には目が覚めます。窓の外にはお隣の家があり、そこでニワトリ飼っており、そいつがいっつも鳴いてくれるからです。おまけに毎晩ちゃんとその日のうちに寝る。飲み歩きしない(できない?!)って事でとても健康的な毎日です。

 本日の一本目は、川平湾湾内です。2,3日前に他のグループが潜っており、透明度が悪かったという情報があったため、一瞬「ぬあにぃ!。」と思いましたが、「オイランハゼ」の名前を聞いたとたん、やる気満々!
 オイランハゼというのは、泥っぽいところにおり、マブールではマングローブダイブといって、オプション払わなければならないところです。ここ石垣では普通のコースに設定されています。
 ボートはいつも岸を離れたら左の方の湾の外にへ行くのですが、今回は右へ。10分も経たないうちにポイント到着です。そこでブリーフィング。ボートの右側にはマンジュウイチモチなど、左側はハゼ類。ここでなんと、大変うれしいことが置きました。
 「あなたは左の方へ、一人で行って下さい。ここは水深1.5mくらいですので、エアは十分持つはずです。わかんなくなったら顔出して下さい。(地図を書いて)このエリアにボコボコいますから。勝手に撮ってて下さい。ログにも「そばにくんなっ」て書いてありましたから。(読まれちゃった。)」

 そのエリアって言うのは、四角を書いて、斜線を入れただけ。ということは、その範囲に行けば見られるって事ですね!なんと有り難いことでしょう!他の5人は、マンジュウイチモチ見たさに右へ行きまひた。ハゼ類は興味ないようです。ナイスな班分けです。

 で、私は一人で左へ。潜ってちょっと進んだら、驚いた!四角で囲んだエリアに行く前に、もうハゼ類がウヨウヨ!
 まずはケショウハゼ。前の晩に図鑑を見ながら、しっかり頭に叩き込んでおいたので、一発でわかりました。それがそこかしこにいます。他のハゼもウヨウヨ。初めのうちは巣穴を避けながら泳いでいたのですが、そのうち、そんな事していたら、前に進めなく、また後戻りもできないような事になってしまった。んじゃ、仕方ない、ハゼ君ごめんね~ってかんじで、気にしないで進みます。
 途中、ギンガハゼ黄色ヴァージョン、ダークヴァージョン両方撮したり、訳のわかんないハゼを撮ったりして進みます。

 で、その四角のエリアに達したかどうかはわかりませんが、早くもオイランハゼ発見!ここから、長く苦しい、オイランハゼとの格闘が始まりました。

 オイランハゼは大きいもので20センチ近くある、大型のハゼです。巣穴も穴の径が大きく、一発でわかります。なのになぜ、苦しいのか?それは?
『このハゼ、ず~たいでかいくせに、もの凄く気が小さい!!』
全く寄らせてくれません。すぐに穴に引っ込んでしまいます。ありえないっと思ったのは、カメラを向けて、シャッターを押そうとするときに引っ込むこと。まるで、オートフォーカスのセンサーを感じられるのか?と思ったくらい。そんなのを何回繰り返しただろうか?
 さらに有り得ない!と思ったのは、私とオイランハゼの間に、他のハゼがいるのに、そいつが引っ込む前にオイランハゼが引っ込んでしまう。

 またムカついたのは、そこら辺にいるので、右にいるのを引っ込めちゃったら、左のへ。左のを引っ込めちゃった時に右を見ると、ちゃんと顔出している。で、右のを撮ろうと近寄ると、引っ込む。その場で視線を左のに向けると、出てきている。馬鹿にされていると思って当然でしょう?こういうのを、何度も、本当に何度も繰り返した。

 こんな仕打ちにあっちゃった日にゃあ、お前なんか撮ってやるかいっ!って気にもなります。しばらくにらめっこ、そうするとだんだん催したくなってきました。周りには誰もいないし(いても関係ないんだけれど)、催しちゃえ!そしてそれをウエットの中から排出するため、首のところを拡げ、猛然とダッシュ!普通なら、首のとこからエアを入れて、足の先からエアと一緒に出すんだけれど、この水深ではそれもできません。
 猛ダッシュすると、眼下のハゼが、次々に引っ込んでいきます。ごめんね、びっくりさせちゃって。。。そのダッシュも終わった頃、また着底。目の前にはオイランハゼ。ホント、ボコボコいます。そして今度のはかなり寄らせてくれました。穴から体を出しているところを、何枚か撮します。
 ふと横を見ると、ハゼの穴からなにやらホバーリングを開始したのがいる。それを見た私は驚いた!
「すっげ~~~~~~~!」


 それは、穴から出てきた、オイランハゼだった。すべてのヒレを拡げ、それを微妙に細かく揺すり、ホバーリングしている。まさにその姿は花魁(おいらん)。顔は決して美しいとは思いませんが、なんと艶やかな姿でしょうか!!花魁鯊という名前付けたあなた、あなたは天才!まさに花魁、名取裕子の「おいらん道中」そのもの!体の曲がり具合も、花魁そのもの!これぞ神が作りたもうた芸術品!!しばしその姿に感動していました。穴から顔を出している姿を写真に撮ったところで、それはオイランハゼのほんの一部でしかなく、この姿を見ずして、どうしてオイランハゼを見たといえましょうか!

 こうなると、この姿を写真に納めたくなるという欲求が湧いてくる。しかし相手はすぐ引っ込むオイランハゼ。それも穴から出てきて、ヒレを拡げた姿となると、これは超々困難。

 ここで思った。昨夜図鑑で見たものは間違いなく、こうやって粘り、大きなストロボを付け、デジカメでなく銀塩一眼レフで撮ったものだと。それはなぜか?答えは簡単、デジカメだと電池がなくなっちゃう。背面モニターを見ながら、ただひたすら穴から出てくるのを待つ、そんな事していたら、電池無くなるよね。案の定、1号機の電池はなくなりました。(昨日から使い続けていると言うこともある。マンタでだいぶ消費している)。 
 2号機を構え、(やっぱり水中に2台持ち込むのは正解だよね)じっと待つ。しかし、やっぱり寄らせてくれない、すぐ引っ込む。こんな事していたんじゃ、それこそ何時間もかかってしまう。こっちは70分という時間は限られている。

 なぜ70分かというと、ブリーフィングの時、
「ここでは、ダイブコンピューターが働かないので、よく「コンピューターが働かなかったから、時間が解らなかったよ。」と屁理屈をこねるお客さんが多いですが、そういうことの無いようにお願いします!他のお客さんも待っていることですし、時間を守って下さい。70分です。」
と釘を刺されているからです。この水深じゃ、エアは全然消費しないから、70分でもまだ楽勝です。

 話が横道に逸れましたが、時間は限られています。では、どうするか?
 答えは簡単、被写体から離れるのです。この透明度では内蔵ストロボでは当然光は届きません。外付けストロボ嫌いの僕の装備では、ここは諦めるしかないのです。このときのカメラはOLYMPUS C-3040,C-5050の2台。770UZの10倍ズームを駆使したとしても、被写体は大きく移せるが、鮮明な色は出せないでしょう。
 しかし、撮らずに帰るわけがない。いい写真は撮れないと解っていても、じっと待ち、穴から出てきたところを、遠目から捕らえます。きっとまともな写真はできていないんだろうなぁ、なんて思いながらシャッターを切ります。
 2行で書いちゃいましたけれど、この間の時間はとっても長いのです。穴から出てきたらすぐホバーリングするとは限りません。出てきちゃ、引っ込む。こんなのをモニター見ながらやっていたら、電池なくなっちゃうよなぁ、とは思いましたが、冷静にあることを思い出しました。

 一番はじめにデジカメを使い始めたとき、背面モニター点けっぱなしで何枚の写真を撮れるかというのを、やったことがあるのです。あのときは、このカメラではありませんが、40分くらいできたことを思い出しました。(新品充電ニッカド電池です)カメラは違えど、同じようなもんだろう、それにこのカメラは途中から使い始めたのですから、、絶対大丈夫なはずだ!おまけにニッケル水素電池だし。

 そう考え、あとは呼吸を小さくし、遠目でじっくり待ち、シャッターチャンスを伺います。こういうチャンスを与えてくれたガイドさんに感謝感謝!(こんなの慶良間(以前行っていたショップ)じゃ絶対やらしてくれないもんね。やらせてくれるショップあったら、紹介して下さい。)

 こうやって、じっと見ていると、いろいろなものが見えてきます。ハゼは時には穴から離れ過ぎ、他のハゼの縄張りに入り、威嚇されて戻ってきたりします。これも普通の写真を撮ってたんじゃ、見られない光景です。オイランハゼをギンガハゼが威嚇してみたり、スグロダテハゼがギンガハゼを威嚇してみたり、はたまたそれぞれのハゼ君達が食事をしている風景、ギンガハゼの泳ぐシーンなど、こりゃあ、いい経験したとつくづく感じました。

 しかし、時間は確実に過ぎていきます。まだこうやってしていたいが、時計は1:09:39を表示しています。もうおしまい。こういう事をやらせてくれたガイドさんに報いるべく、ハゼ君に
「バイバイ!またくるね!」
と声をかけ(本当にかけるんですよ)、頭を水面に上げました。

 すると、ボートの上には皆さん上がっており、ちょうど向こうもそろそろだな、とこっちを見たらしく、手を振っていました。ハゼさんを驚かせないように、BCにエアを入れ(ちなみにウエイトは6キロ付けました。普段+5Kgです。)水面をゆっくり泳ぎ、ボートへ。ボートに上がると、皆さん、
「どうだった?」
「すごかったぁ~~~。感動した~~~~!」
「へぇ、700本潜っていても感動することってあるんだぁ。」
 そりゃあ、そうですよ!何本潜ったって、感動はしますよ!

 皆さんも目当てのマンジュウを見たようで、幸せいっぱいの帰りのボートでした。
 これにはハマりそうです。このハゼだけのために、外部ストロボつけようかな?以前使ってたMX-10の水中ストロボ改造して、付けてみようかな?と考えたり、一眼レフ買おうかな?と一瞬だけ思ってみたり、、、。

 って、これは今日の一本目なんだよね。

 二本目は、ジュエルボックス。ホントうれしいです。こんな事、いわゆる健全なショップ?!じゃ、できません。マニア垂涎班です。他の班は普通!?のダイビングしていました。私は再度スジクロユリハゼ、アケボノハゼ、オキナワサンゴアマダイを狙いに行きます。
 ここは、二日前くらいに潜ったところなので、何となく解る。エントリーして、地形から、こっちの方だと。ある程度、ガイドさんより浅めの深度をとり、この前いたところの上空まで来たら、一気に潜行。着底して、Myスジクロユリハゼを探す。ここにいたはずだと、そちらを見ると、いますよ!いますよ!今日もいますよ!
 で、結果を先に言いますと、今回はダメでした。ヒレを拡げてくれませんでした。ホント、水中写真というものは難しいです。
 まず、潜れに行ける気象状況か?、それに耐えうるレベルの班か?、連れてってもらえるのか?お目当ての者はいるのか?カメラはちゃんと作動するのか?相手は一番綺麗なディスプレイをしてくれるのか?タイミングよくシャッターが切られるのか?こっちの体調は万全か?飛行機に乗るのはいつか?
 他にもいろいろ要因あると思うけれど、ホント、これらのかけ算なんだよね。それらがすべて整って、満足のいく写真って撮れるんだよね。確率が低くなればなるほど、あとは回数こなさないと、満足できないんだよね。

 三本目は明日帰ると言うことで、フツ~に流しました。浅場でフリソデエビ探しです。いませんでした。それにしても寒い!。死ぬかと思いました。この時期の石垣でこうなるとは、私の体はどうなっちゃったわけ?フードかぶっていましたもんね。ダイビング始めた頃は、こんなのかっこわるくてかぶれるか!なんと思っていましたが、今では必需品です。

 遙か向こうに熱帯低気圧があるらしく、波も風も出てきました。こういうときは無理しないことです。今回はヤシャハゼに行けませんでしたが、こういうのも要因の一つです。また来るしかないよね~。マイルが貯まっているから、それで行きましょう!
 誰かお供でマイルに参加する人いませんか?(大爆発)

 明日から、モルディブ行ってきます。ネットが繋がらないでしょうから、報告は後ほど。

 ちなみにあとで聞いたのですが、私が石垣島に降りられなくて、悶々としているとき、ANA機は次々と着陸していたそうです。JALはいろいろあるから、へっぴりごし!
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E-C-GA-KI 5

2005-08-10 23:18:10 | Weblog
 そろそろ日焼けがきつい毎日になりました。以前は6月の沖縄以外、全然平気だったのに、太陽光線が答えます。今日はラッシュを着ての出勤?!です(いつから仕事変えたんだよ?!)
 一本目は、北の方の「大崎ハナゴイリーフ」。ナカモトイロワケハゼを狙います。ゲストさんはみんな100本以上。ただちょっと気になるのが7人のゲスト。ナカモト君取り合い?!

 まず、エントリーして、寒い!あとでDATA見ると水温は27.1度。以前は何ともなかったのに、最近はこれでも寒くてたまらん。途中で、ヒレナガネジリンボウのペアを発見。ガイドさんはどんどん先に行ってしまいます。でも撮りたい、なんて考えていたら、いつの間にか引っ込んじゃった。残念。せっかくMYヒレナガネジリンボウだったのに・・・。

 んで、ナカモト君のいる付近に到着したのだが、ヒレナガ君に気を取られていたため、一番先のナカモト君にはありつけず、二番目のナカモト君も取られた。やばいじゃん!せっかくここまで来たのにナカモト君無し?
 でも、世の中うまくできているもので、しばらくすると、みんなナカモト君から離れていきました。なんで?まぁ、いいや。これでナカモト君は私のもの!見ると、瓶の中に一匹います。大きさは2センチくらい。でも瓶の奥の方にいて、ちょっと遠いです。こういうときは770UZがいいんだがなぁ。あれの10倍ズームは魅力なんですよね。ないものねだり・・・。
 ある枚数撮ってふと横見ると、なんと、瓶から出ているのがいるではないか!ちょっと小さいけれど、しっかり瓶から出て、砂地にいる。それがしばらくすると、移動を開始した。ナカモト君が中層を泳いでいるのを初めて見た!でも、そこはナカモト君、体力はないらしく、泳ぐといっても我々人間にしてみれば、“動いた”レベルですな。
 水底に沈んでいる葉っぱに乗っかってます。ゆっくり写真撮らせていただきました。他の人はなんか他のを撮っているみたい。残りものには福がありますた。性格的に、残り物にありつくって事は滅多にないのだけれど、今回はうまくいきました。ちなみに37m。またデコ点いちゃった。ということで、とっとと上がる。他の人はコブシメの養魚などいろいろ見たみたい。昨日と同じように、上空から見ている。ダイビングってこの上空から見られる感覚がたまらなく快感!飛んでいるのと同じような感覚です。もっとも透明度がいいからなんだけどね。これが透明度の悪いところだったら、何やっているかわかりゃしない。
 とはいうものの、サイパンみたいに、光が届くところどこまでも見えるって言うのもちょっと怖い。吸い込まれて落ちていくような錯覚に陥ることもある。それもスリルみたいでいい!と言えばいいのだけどね。
 安全停止しているところで、ウミシダがあった。別にこんなもんどこにでもあるんだけれど、今回もまた感が働く。コシオリカクレエビがいるような気がした。棒で突っついてみると、ほら、いるじゃん!
 ところがあとが悪かった。最初のうちは、生き物を驚かせないように、自然のままで撮っていた。でも、このエビ君がなかなか隠れて出てこないもんだから(相手は隠れているっちゅーに!)、突っついたり、ゆさゆさしてみたり。そういう事するもんだから、余計に隠れる。ならば!って事で、今度はウミシダごとひっくり返す。エビ君、益々奥に引っ込む。ならっ!引っ込んだ裏から棒で突っつく!
 こんな事を繰り返しているうちに、あっという間に減圧完了。しかし、今は減圧が目的ではなくなっている。その後もしばらく、突っついたり、ワサワサしたり、また突っついたりの繰り返し。結局、いい写真にはならなかったんだけれどね。

 気が付いてみれば、潜水時間一時間を超していた。
 今回は、ちょっと遠くまで来たので、お昼ご飯は石垣シーサイドホテルの近くの桟橋に船を付け、そこでお食事。デザートのパイナップルがむちゃくちゃ甘くておいしかった!

 食後の休憩も終わり、次のポイントのブリーフィング。
「二本目は、マンタスクランブル行きます。」
(えっ!またかよ!)
なんて贅沢なせりふだ!慶良間で潜っていたときは、マンタ見たら大騒ぎしていたのが嘘みたい。石垣では、マンタはもういい!となる。人間なんて勝手な生き物だ。モルディブでもそうだった。マンタばっかり見に行くから、マンタはもういいから、ジンベイ見せてよ、とか、マンタがいる横で、ハゼ探していたりしたもんだった。
 でも、行ったらやっぱりマンタを見ている。でも見方が変わった。マンタの動きを見て、マンタの行きそうな方向に先回りをし、そこで待つ!といえばかっこいいが、予想外れっぱなし。そんなこんなしていたら、やっぱり一時間以上潜っていた。寒いです。今回は7匹くらいいたかな!

 で、次は荒川Wアーチってとこに行ったのですが、今夜はショップのオーナーが夜におもしろい話を連発したもんだから、もう時間がありません。
見たのはシロオビハゼ、オドリハゼ、スカシテンジクダイの群れをかき分けてアーチをくぐりました。

 明日は石垣最終日!思いっきり楽しみましょう!

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E-C-GA-KI 4

2005-08-09 22:34:38 | Weblog
 石垣島ダイビング二日目。
 
 本日、一本目はチャンバードロップ。その名の通り、DEEPな世界です。ゲストは私含め二人。ほかの方々はフツ~のポイントへ。
 当然ねらいはアケボノハゼ、スジクロユリハゼ!偶然にももう一人の方はアケボノ狙い、私はスジクロ狙い、ということで、住み分け完璧!

 潜りながら、なんかここ、来た事ある!って気がしました。以前もアケボノと、ニチリンを狙ったところです。まずはアケボノ。私も見つけられた。元々撮る気はなかったので、今回デビューの水中ライトを用い、照明係をやろうと思った、のだけれど、その方は、ガイドさんと別のを狙っている。んじゃあ、一枚くらい撮ってやろうと水中ライトを放し(当然体のどっかに紐でくっついていると思った)、カメラを構えた。
 したら、アケボノ君は引っ込んじゃった。まぁ、いいや。どうせ狙ってなかったし。

 そうして、今度は私のスジクロの番。ガイドさんと、スジクロを狙いに行く。すぐ見つかった。ゆっくり近づく。カメラを構え、まずは一枚目。ストロボをパシャッ!これは、スジクロ君を落ち着かせるため。距離的にまだまだ離れているので、当然写真にはならない。それを何枚かやりながら、ゆっくり近づく。すると、背面モニターにだんだんしっかりとした像が見えるようになる。ひれが広がった瞬間を捕らえようと、集中力を高める。しかしこれがうまくいかないんだなぁ。背面モニターちっちゃすぎてちゃんと見えないのです。鰭が広がったかどうかは感でシャッター押すしかない。でもデジカメってこれができるからいいよね。銀塩だと写真があがるまでわからないから。でもそれが楽しみという人もいるらしい。

 それでも水中写真何回もやっていると、何となく感じるものがある。今日の写真はうまくいった!と。今回はその気がした。相手がちょっと小ぶり、養魚だったが、何となくうまくいったと感じた。この水深だと水底にいられる時間はわずか。でも今回はかなり粘った!

 それでもやっぱり上がらねばならない。マンタスクランブルもそうだが、まだそこにいるのに上がらなくてはならないときがある。元々我々はここにいてはいけない生物。それを科学の力でいられるだけ。決してのぼせ上がってはいけません。科学の力を借りても、やっぱり限界はあるのです。目の前のスジクロ君に惜別。

 そして上がってくるとき、ふとライトがないのに気が付く。まぁ、どっかに紐でくっついているんだろう、と思った。でも、待てよ。あれに紐って付けてたっけ??付けてはおいたが、それはアケボノ照らすときにはずしたじゃん???!!!
 やっぱりあの深度では頭ってちゃんと働かない?それとも年か?(自爆)   そうなんです。ライトは+浮力のため、きっと今頃は椰子の実のごとく、海面を漂っていることでしょう。ターゲットライトに固定するため、ナットをボンドで接着してあるPanasonicの黒いライトです。どなたか漂流しているのを見つけた場合はご一報下さい。入っている電池は同じくPanasonicのニッカドです。

 まぁ、もう諦めるしかない。こっちは超長時間の減圧中。ここで上がれば体がおかしくなる。しゃ~ないよね。この減圧、非常に寒い!水温は27度以上はあるのに、ここでじっとしているとなると、やっぱり体温は奪われます。ウエットも裏地の付いているちゃんとしたのを買った方がいいですね。何回催したことか。そのたびに海水を入れ、また冷える。たまりません。

 二本目に行く前に、お食事。一本目のポイントが遠いため、もう一本潜ったら、腹へってしょうがないからね。ここで、レンズもワイドに切り替えます。最初っからワイドを持って、確実にそれが役に立つって、ポイントはどこでしょう?
 
 そうです。二本目はマンタスクランブル。昨日も行きましたが、やっぱりまだ飽きておりません。(なんて贅沢なせりふだ!)それに私はマンタスクランブル5連勝中。見られなかったことはない!どうだ!!!ぢ○ー、うらやましいだろぅ!それに幸いなことに、今回は皆さん上手な人ばかりのグループ!
 エントリーの早い私はまたも一番手。バックエントリーで潜り、カメラを受け取り、海底を見たとたん、そこには大きなマンタ君。へっへっへっ!すぐ顔を海面に上げ、
「マンタいるよ!」
まず、女性が一人、飛び込んできた。タイミングよく、私の目の前。すぐに指を指すとマスク越しにニッコリしていた。次に彼女の友達が飛び込んできた。こっちにダッシュをかけてる。その人に対し、「右!」のサインを出す。あなたにとってはそっちのマンタの方が近いよ!
 ってな感じで、あちらこちらにマンタ君はいます。それでも全員が飛び込んでくる頃にはどっかに行ってしまった。
 ここからはガイドさんの腕の見せ所。しかしそこは百戦錬磨のガイドさん。しっかり頭に入っているクリーニングポイントへ。そこには大きなマンタさんがリラックスモードで被クリーニング。
 しかし、ありがたいのか迷惑ななのか、このマンタ君、それからずっとエキジットの時までそこにいました。こっちはじっとしているもんだから、もう寒くって!!!途中でこれまた贅沢にもその場所を離脱しました。そして、みんながまだマンタを見ている後ろで水泳訓練です。体を動かさないと、本当に寒いんです。マンタを横目に水泳訓練。これまた凄い贅沢!これができる石垣島に感謝しましょう。

 そこに一時間近くいて、そろそろ帰る時間。また目の前にいるマンタ君に惜別。しかしここはマンタ交差点。凄いよね。帰り道にもちゃんといますからね。それも大きいのがっが!

 それを眺めていたいけれど、そこは皆さんもう十分堪能したようで、次々にボートに上がっていきます。堪能したのか、エアが無くなったのかはわかりませんが。。。。

 なんでも私のあとにエントリーしてきた女性二人は初めてマンタ見たらしく、感動して一人は涙流しておりました。

 三本目は山原サンドガーデン。
 エントリーしたとたん、ホワイトチップが一匹。それにしても寒い!ここ、水温低いんとちゃう?なのに水底に行くもんだから、益々寒くなる。アカネハゼを探しに行きました。アカネハゼはその名の通り、あかね色のきれいなアホ面のハゼです。でも水深27mだぜ!
 次はプリンセスモノクロなんとか。慶良間にもいますよね。しかしこれは大人になったら何になるかはわかっていないらしい。とてもきれいな魚ではあるが、動きが動きのため、写真に納めるのは難しい。
 そのほか、黄金のジョーフィッシュ。黄色いのです。マブールでジョーが穴から出たのを見たことがある。体は白でした。このジョーはいったい何色なんでしょうね?私の予想では、黄色でなく、白。その根拠は?・・・・ありません。そんな気がするだけ。
 その次はっと、それはマズイ。一本目にDEEPな世界やったので、あっという間にデコがつき始めました。しょうがない。上がるか。。ほかのみんなは遙か下。上から眺めているだけじゃ、何にもわかりません。他にもいろいろ見たらしい。
 そのときは、早めに上がったため、減圧もわずか。でも、健全なダイバーの皆さん、本当はこんな事やっちゃいけないからね。

ちなみにこれが、私の700本目でした。しかしよくもまぁ、こんなに潜っているものだ!
 明日も頑張ります?!ナカモトイロワケハゼあたりを狙いたいです。
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E-C-GA-KI 3

2005-08-08 21:35:23 | Weblog
 石垣に来て、初めての朝です。
 目が覚めたら、6時でした。そりゃあそうだ。昨夜はきっと11時頃寝ている。ここのところ、ちょっとお腹が緩いので、お酒をジョッキ一杯だけにしている。要するに呑んでいない。ということは早く寝ている。だから朝も早く目が覚める。
 かといって、やること無いので、TVを見ている。解散総選挙になりそうだ。面倒くさいなぁ。
 我が家の教えで、「選挙は必ず行くこと。」。なぜかそれが身に染み付いてしまった。しかし、意外と投票所に行ったことがない。教えを守っていないじゃん!と思うでしょ?ちゃんと守っているんだなぁ。ちゃんと不在者投票しているんです。最近は簡単になりましたが、昔の不在者投票って面倒くさかったんだぞ!それこそ役所の奴らは
「何で正規の日に行かないんだ?不在者?どこに行くんだ?」
とは言わないけれど、態度にそう出ていた。お前はは悪い事としているんだぞ!感が出ていたもんです。

 まぁ、それはおいといて、食事は7:30からです。でも集合は9:00。もの凄くゆっくりです。食事はとてもおいしいです。
 で、一本目、いきなりDEEPな世界へ。。やばいんだよなぁ。今回、デジカメ6号のテストもかねている。この6号、どうも調子悪い。ホワイトバランスがむちゃくちゃだったり、ピントが全然合わなかったり、何回も修理を出しているのだが、ちっともよくならない。
 メーカーには
「今度直らなかったら、交換して下さい。」
と前もって、言っておいた。
 以前、オリンパスのカメラを使っていて、旅行のDATAが消えちゃって損害賠償請求したおっさんいたけれど、どうなったんだろうか?その気持ち、非常によくわかります。というより、私の方が絶対精神的損失はでかい。久米島行ったりサイパン行ったり、石垣行ったりラパス行ったり、どこの写真もデヨデヨ。シャッターチャンスというのは大げさでもなく、一生に一度なんです。その写真がデヨデヨだったひにゃあ!
「うりゃあ、メーカー、おめ~んとこの製品はどないなっとんのじゃい!」
と言いたくもなります。だって、2回も修理出しているのに直っていないんだよ!

 とはいうものの、DEEPな世界って言うのもそんなに行けるチャンスがある訳ではない。ここはまず行ってみる。
 ゲストは私ともう一人だけ。シチュエーションとしては非常にいいのだが、カメラが心配なんだよなぁ。

 で、ぐたぐた書いてもしょうがない。カメラは直っていませんでした。せっかく言って、目の前をモエギハゼがたくさんいるにもかかわらず、写真は一枚も撮れませんでした。くそカメラめ~!オリンパスC-770UZめぇ!

 ここで、一応付け加えておきますが、6月の久米島に行ったときは、オリンパスからの貸与品で行きました。修理が間に合わなかったからです。ところが、この貸与品、私を悩ませている症状は全く起きず、きれいな写真がたくさん撮れました。もぐり,ねっとの投稿写真は貸与品のC-770UZで撮りました。
 従って、オリンパスの製品すべてが悪いわけではなく、私の770は大はずれって品物です。実際、ほかのオリンパスのカメラではきれいに撮れます。しかし、なぜかオリンパスではその悪いところが見つけられない。ひどい写真をいくつも送って、向こうもその色のおかしさを認めているようだが、カメラ自体の悪いところは見つけられないらしい。

 モエギハゼのほか、とっても小さなスジクロユリハゼもいて、DEEPな世界を堪能してきたのは間違いない。だからこそ、余計に腹立つ、くそカメラ!
 でもデコ消しはつらい。とっても寒いです。催します。それを出すために、ウエットの中に海水入れます。また寒いです。ボートに上がったときは、ほっとします。

 二本目の前に、一端戻ってきます。ショップから港は歩いていける距離なので、すぐさま部屋に戻って、ワイドレンズを持ってくる。二本目は浅めのマンタスクランブル。私はここに潜ってマンタがいなかったことはありません。連勝中です。もっともまだ5連勝だけどね。
 ここでは、マンタを探しに行くのではなく、マンタがくるのを待ちます。だから、たぶんマンタが出ないときにはとっても暇なんだろうな。そういうことまだ無いからわからないけれど。
 今回もマンタは続々やってきました。それも大きい!こちらがじっとしていれば、頭上にだってやってくる!マンタに息を吹きかけてはいけないので、この時間は非常に苦しい!早くどっか行っちゃって!と贅沢な苦しみを味わいます。
 以前はマンタがくると、やたらシャッター押しまくったものだが、最近は冷静に動きのタイミングを読みます。マンタのきれいな瞬間を撮ろうと、シャッターチャンスを伺います。でも、できた写真はごらんの通り。まだまだだね。水中写真は難しいです。
 ここでは潜っている間中、ほとんどマンタいます。今回もまだマンタはいるのに、帰る時間となりました。

 ちなみにこのときも最後のチャンスを770UZに与えました。しかし、ダメ!!!!!もうこんなカメラいらない!海に沈めてやろうか!

 ショップに帰るなり、すぐお昼を取り、みんなと食後の団らんをすることなく、オリンパスの、この件担当の人に電話。
「もうこのカメラいらない。交換して。どうせ物を送ってもどこも悪くないって言うんでしょ?もういいよ。交換して。13日から海外に行くので、12日までに家に送っておいて。」
といったら、意外とあっさり
「在庫を確認してみます。」
だって。

 やっぱりあの10ズームは水中ではもの凄い魅力なのです。絶対必要な機能です。もし、今度送られてくる新品とやらがおかしかったら、金返してもらって、Canonに変えよう!

 てな事をやっていたら、あっという間に集合時間。下に降りていくと、もう誰もいない。走って浜辺へ。

 3本目は米原Wリーフ。ここではオキナワサンゴアマダイを観賞。普通DEEPな種なのに、一匹だけだけど、結構浅場にいます。
 しかし、ここで事件発生。C3040で写真を撮ったあと、C5040でも撮っておこうと思って、カメラを向けたところ、目の前にいるはずのアマダイちゃんがいない!目を上に向けると、やっぱりいた、しろうとさん。このしろうとさんのせいで、アマダイちゃんは引っ込んでしまったのです。上に来るんじゃねえ!そのしろうとさんがいなくなったあとは、煙幕が舞っていたのは言うまでもありません。

 今回はこれだけではなかった。取り立ててその後は何もいなかったので、フタイロカエルウオを撮ろうとファインダーをのぞき、シャッターチャンスを伺っていると、ヒュッと引っ込んでしまった。横を見ると、別のしろうとさんがすぐそこにいる。そばにくるんじゃねえ!

 今日は怒りっぱなしでした。
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E-C-GA-KI2

2005-08-07 22:41:06 | Weblog
 飛行機は、ちょっと遅れて離陸。何でも数名のお客様を待っているとのこと。
おまえらな、他の人はみんな待っているんだぞ!あんまり迷惑かけるなよ!
 こういう事言ったらなんだけど、こういう時って、必ずと言っていいほど、そのお客様って女性だよね。少なくとも、私の経験では必ず女性です。今回もあとから乗ってきたのは二人組の女性でした。年もそれほど若くない。30代って感じ。しかし決して賢そうな顔はしていない。これ以上書くとセクハラか?

 だいたいこれがケチの付けはじめ。機内アナウンスでは
「定刻通り、10;40到着予定です。」
なのに石垣島に近づいているのに、高度があんまり落ちていない。あれは石垣島じゃないのかな?なんて思っていたところ、またアナウンス。
「前の機の着陸を待ってから、本機は着陸します。」
順番待ちか。。

 一応ジェット機ですので、一回旋回始めると、10分くらいは降りない。んで、約10分たって着陸態勢に入った。今回の席は主翼の後ろだったので、フラップの動きもよくわかる。旋回が終わり、直線飛行をしていると、いきなりエンジン音が高鳴る。
 ああぁ~っ!なにぃ~!加速している!・・・・また上昇を始めたのでした。

 一回目の着陸失敗。なんでぇ?するとアナウンス。
「機長です。雲の高度が低く、滑走路が目視で確認できないため、再上昇しました。再度試みますが、無理な場合は宮古島空港へ行き先を変更することもあります。」
 勘弁してくれ~~。何のために出発を一日延ばしたと思っているんだよぉ。台風の次は雲かぁ?
 んで、結局再トライしたものの、再び上昇。ダメでした。そしてちょっと旋回したと思ったら、なかなかそれ以上の旋回をしない。嫌な予感。
「本機は宮古島に行き先を変更します。」
でたよ。でちゃったよ。

 今まで何度となく飛行機というものに乗りましたが、飛ばなかったというのは何回も経験したことはあるが、行き先変更は初めてだ!

 「本機は宮古島空港への着陸態勢に入ります。その後どうなるかは、着陸してからでないと、わからへんでぇ~。」
 もうだめ。着陸したら今度は、
「お客様を機内に乗せたまま待たすか、一端降ろすか決めてないんでちょっと待てや。」

 ようやく降ろしてもらった。どうしようか?BLENNYのお迎えスタッフは待っているだろうし、ショップの電話番号チェックするの忘れちゃったし。
 しょうがないから、ソフトクリーム食べよう。157円ってとっても安いから!大きさも普通と同じくらい。
 でも、食べ始めて後悔。あんまり好きじゃないミルク味だぁ。
 そうしたら、今度は出発するから機内には入れってアナウンス!もうやることなす事、ボロボロ。

 んで、機内に入ったら入ったで、
「出発の書類が届いておりませんので、もう少しお待ちください。」
こういう時って、こんなもんなんだね。

 んで、出発し、またおもしろいアナウンス。
「今回は、着陸無理そうだったら、上空を旋回して一時間粘ります。それでもだめだったら、那覇空港に行き先変更します。」
さ・い・あ・く。

 でも飛行機は無事25分後に石垣空港に着陸。着陸するときは、一発で着陸する。なんとも不思議な感じ。到着は13:30。定刻は10:40です。

 しかしまだまだ終わらない。荷物を受け取ったはいいが、鞄の一部壊れている。ここは冷静に抗議。書類を書いて、手続きをとる。

 そしてゲートを出ると、BLENNYのスタッフが待っていてくれた。へへへ、これでようやく、と思ったのもつかの間!
「ほかの機で来る客を一緒に送迎するので、もうしばらくお待ちください。」
もうどうにでもして。。。

 空港で暇だったので、沖縄銀行の口座を調べることにした。ここも数年前に開設したのだが、今いくら入っているかも全然わからない。とりあえず、キャッシュカードを突っ込んで、残高照会。
 なんと、2,3万だろうと思っていたけれど、14万も入っていた。これにはらっき~~~!今回の石垣島分全部元取れる。元取るって言ったって、自分の金なんだが。。。。

 で、私のあとに3人のお客さんがいて、結局空港を出発したのは15:30。出発時間が遅すぎ、到着ダイブは無し。

 私は何で出発を一日ずらしたのでしょうか?スタッフに話を聞くと、昨日は午後から潜ったそうです。今日も朝から潜ったそうです。

 私はただのま・ぬ・け?700本を目の前にしながら、また足踏みです。
でも、明日は大丈夫だろう!!!
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E-C-GA-KI-1

2005-08-07 18:22:05 | Weblog
 ただいま石垣島です。台風の影響と言えば、ちょっと風が吹いているくらいかな。しか~し、今日は潜れなかった。

 朝、いつものように2:30起床、バスの発着場までは自車で。今回は、お酒は持参。
2週間ほど前に、本○ゴー○ドっていうのを、2本買って、風呂上がりに飲んだところ、
「なかなかうまいじゃん!喉ごしはさすがにビールにはかなわないが、この値段だったら、まぁ、いいかも!」
っと言う気になってしまって、一箱買いました。
 当然の事ながら、毎晩飲みます。シャワー浴びた後、グイッと呑むと
「うぃ~~~~!!!」
と言う気分に最初は、なった。
 何となくお得感があったのだ。しか~~し、やっぱりそれは発泡酒でしかなかった。三日、四日それを続けるうちに、
「やっぱこれ、発泡酒だよ(あたりまえじゃん)。」
あっという間に飽きちゃった。でも、足下には半分も呑んでいない箱に入った本○ゴー○ドの山。しょうがないから、呑むしかないよな。。
 残りは誰かが遊びに来たら、騙して呑まそう。

 かなり横道に逸れたが、そのうちの一本を持ってバス発着場へ。
 そしていつものようにバスに乗り、羽田までの行程は寝る。さすがに夏休みとあって、バスの中も人が多い。でも、この前のようなうるさいヨン様御一行様はいなく、ゆっくり寝られた。

 車内アナウンスで目が覚める。運転手さん、ここで間違いを言う。
「まず第一ターミナルに止まります。その後、第2ターミナルへ。」
嘘こけ!第2が先だろっ!まぁ、そんなこと突っ込んでもしょうがないんだけれどね。

 羽田ターミナルに入ると、どうも雰囲気が違う。ここ、北ウイングじゃん!いつも南ウイングに止まっていたはず何だけれど、何で北ウイングなんだろう?一人でブツブツ言いながら、南ウイングへ歩いて移動。
 まず、チケットを購入。いつもこの時期は混んでいるため、正規チケットを使います。正規チケットといっても、安くで買っている正規チケット。しかしこれも今年が最後。経営の苦しい某航空会社はこのチケットを手に入れるルートを廃止してしまいました。
 正規チケットだから自由に出発日が変えられます。本当は昨日出発する予定だったけれど、台風のあと影響を避け、本日にしました。
 ついでに、予約のみしてある明日、明後日の予約をキャンセル。カウンターの女の子にやってもらいました。
「帰りの分はキャンセルしないでね!」
にっこり笑ってくれたけれど、心の中では
「わかっとるわいっ!」
と思っていたりして。。。。

 セキュリティもきつくなったとはいえ、いつもの通り。何にも問題なく、出発ゲートへ。そしてまたウトウト。

 飛行機に乗って、またウトウト。いつものように、離陸の記憶がない。目が覚めたら、前の席の椅子の背中が目の前に来ている。
オイオイ、こっちは寝ていたからいいようなもの、寝かせ過ぎと違うか?おかげで新聞が読めない。わざとらしく、新聞をガサガサやりながら読んだ。

 飛行機は無事那覇空港へ。いったん降り、石垣便へ乗り継ぎます。トランジットの間隔はほとんど無いので、すぐに石垣行きの便へ。
 これから、あんな事が起きるとは思っても見なかった。
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表現がおかしい

2005-08-06 20:18:40 | Weblog
 下のに書いてある、「明日は出勤です。」は、「今日は出勤です」の間違いでした。日付が変わって書いたので、感覚がおかしくなった。
 今日は会社でブォケェ~っとしてたら、定時になりました。

 もう台風も過ぎ去ったことだし、ショップも午後からはダイビング再会したそうです。
 と言うことで、明日は潜ります。先月のサイパンが一本も潜れなかったので、6月以来ですな。

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結局やめた

2005-08-06 01:01:30 | Weblog
 本日の石垣入りはやめました。明日行きます。
 たぶん飛行機は飛んで、石垣島には行けるでしょうが、海峡はきっと○とはいえないと判断、仲間を集めて焼き肉屋へ

 ということで、明日は出勤です。
 仕事があるので出勤ではなく、遊びに行けないから出勤です。
この考え方、どうなの???
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