「やってみるもんだ?!タイだ!インドだ!早期退職だ!!

2005年7月10日より始めました。
タイ駐在、インド駐在を経て
2021年7月をもって早期退職!

イエローナイフでオーロラを見るんじゃい!!その15

2006-03-30 22:56:41 | Weblog
 カリブーステーキを食べてから、今回最後のオーロラ観測に行きました。この日もしっかりオーロラは出ました。
 しかし、あれってオーロラって言っていいの?確かに空にはボワ~ッとオーロラは出ていた。でも昨日のbreak upを見た我々にとっては・・・・・。
 でも贅沢だよな。全然見られないときもあるんだから、まぁ、これでも見られたら御の字とする方がいいですね。

 この日またたくさんの人達が到着した。その人達がガイドさんを先頭にみんなで行列になって歩いてくるのですが、その行列はどうもシベリア抑留軍みたい。。。実際見たわけではないが。

 こうして2回目のイエローナイフは大成功に終わりました。最終日、いつものように観測時間を延長してオーロラヴィレッジに滞在。そしてホテルに帰っても、この日は寝ません。寝たところで2,3時間だし、帰りの荷物をまとめていたりしたら、寝る時間なんてありません。寝坊してみんなに迷惑をかけるわけにも行きませんからね。

 そして、ホテルを出発。空港までガイドさんが案内してくれます。ガイドさんも大変ですね。オーロラ観測や空港送迎していると、昼と夜がひっくり返った生活になっちゃうわけで、買い物とかどうしているんだろう?24時間営業のスーパーなんて無いだろうし。。。

 空港で、チェックインしたところで言われた。なんでもエドモントンは霧が濃くて着陸できないかもしれない。その場合はカルガリーに行くらしい。もうどうでもいいわい!日本に着けなくたって、どうって事ないかんね。

 結局、カルガリーには行けず?!エドモントン→バンクーバー→成田に戻ってきました。帰りの飛行機の中は、本を読んでいるか、寝ているかのどっちか。圧倒的に寝ている時間が多かった。
 だからいつものように、「もう着いたの?」

 こうして、最高の思い出とともにイエローナイフの夜は明けていきました。

 帰りの飛行機の中で、白夜行は全部読み切りました。
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イエローナイフでオーロラを見るんじゃい!!その14

2006-03-17 22:24:37 | Weblog
 イエローナイフのレストラン事情。
 イエローナイフは小さい街ですが、意外とたくさんのレストランがあります。そしてどこのレストランもそこそこイケます。
 写真はThe Officeというレストランのカリブーステーキです。これもかなりイケてました。
 そのほか、誰でも知っているKFCもありました。A&Wもあります。A&Wって日本では沖縄にしかないらしい。あの暖かい(暑い?)沖縄にあるハンバーガー屋がこの寒いイエローナイフにもあるとはね。
 でも今回は入りませんでした。せっかくこの地に来たのに、KFCやA&Wじゃもったいないもんね。でも、これらが好きだ、とか、世界のKFCを食べて回っているという方は、どうぞお試しあれ。

 あとは、中華料理(世界中どこに行ってもある)、ベトナム料理、タイ料理、一般西洋料理、フランス料理、ピザ、昔は日本食屋もあったらしいが今はつぶれたそうです。そりゃそうだよね。何もこんなところまで来て、日本料理食べることな異様な気がするのは俺だけか?!

 とにかく全部歩いていける距離にありますので、タクシー使わずに歩いてみてください。
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イエローナイフでオーロラを見るんじゃい!!その13

2006-03-11 12:49:30 | Weblog
 あとで聞きましたが、この現象をAurora Break Upというそうです。ガイドさんも言っていましたが、今シーズンもっともすばらしいオーロラだったそうです!なんて俺は運がいいんだ!

 その日、帰ってきてから一人で乾杯しました。
このすばらしいオーロラに乾杯!
この感動に乾杯!
このオーロラ観賞に導いてくれた人に乾杯!

 そして、おやすみなさい




 次の日、また昼迄寝ていて、としさんのリクエストにお応えして、再度グレイトスレイブ湖に行く事にした。私は3度目ですが、何度行ってもおもしろいところです。
 この日の昼間は-30℃。昨日よりかは暖かいです。暖かいという表現は果たして正しいのだろうか。。。きっと麻痺してる。

 で、街からてくてく歩いて約30分。グレイトスレイブ湖が一望できる「何とかROCK」に到着です。
 写真はそこで行った実験の一コマ。

 近シでもらったタオル(手ぬぐい?)を水筒の水で湿らせて(まだ凍ってなかった。リュックにペットボトルを裸で入れて散歩すると、ホテルに帰ったときには凍ってますタオルかなんかにくるんで入れておきましょう。)

いち、にぃ、さん、よん、ごぉと回したら、こうなりました。

 やる前は、
『そんだけ回すだけ、それじゃあ、凍らないだろう!』
と思ってやったのですが、見事に凍りました。ホントかよっ!やっぱり寒いんですね。

 そのほか、シャボン玉は地上に落ちる前に凍って、ビニール幕みたいになります。煙突から出る煙は、横の流れて上にはあまりあがりません。煙突の中はまだ暖かいので、暖かい空気は上昇しますが、煙突を出たらそこはもう零下30度!空気は上昇しなくなり、煙もそのまま横に流れていきます。
 
 今度行くときはレタス持って行こうかな。外に置いておいて、手で握りつぶせば、簡単に細かいレタスのみじん切りができます。
 バナナで釘打つんなんて楽勝!変な想像だけど、凶器も簡単にできます。豆腐の角に頭ぶつけて死なすこともできるんじゃないかな?!

 でも女性ってすごいね。こういう極寒の状態でもしっかりお菓子を食べようという思考は働くんですね。おもむろにリュックから明太子せんべいが出てきたときには驚いてしまいました。おかげでこの極寒の世界でおいしい思いもできました。有り難うございました


 ちなみに裸で持って行ったオリンパスC4040は逝っちゃいました。ホワイトバランスがおかしくなり、昼間明るいところで撮ると、真っ白!な写真にしかなりません。暗いところでストロボ点けるとまともな写真です。なにがどうなったんだ?
 
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イエローナイフでオーロラを見るんじゃい!!その12

2006-03-08 23:03:20 | Weblog
 「明るくなってきたよ。」

 これからおきる超涙ものの世界の始まりでした。
もう十分写真も撮ったと思ったので、カメラの電池交換もそこそこに外に出た。
 そこには確かにさっきより、より明るくなったオーロラがあるっ。
 
 最初は、
「へぇ~、こっち撮っておけばよかったなぁ。」
なんて簡単に考えていた。
 そうしたら、そのオーロラ、見る間に徐々に大きくなって空に拡がってきた。
おいおい、これって、あの、ほれっ!あれだよ!これだよっ!なんて見ていたら、なんと、そのオーロラ、揺れ出した!
 今までのは、ボヤ~ッと空に明るい雲みたいのあったが、今見ているのは、なんかゆっくりゆらゆら揺れている。
 こうなると、もう、上を見上げ見とれているだけ。

 これだよっ!これっ!俺が見たかったのはっ!これが俺が子供の頃からイメージしていたオーロラってもんだよ!これが見たかったんだよ!

 確か中学生の時だったかな?死ぬ前に見たいものを3つ作った。
その1つはギリシア、アテネのパルテノン神殿、2つめはエジプトのスフィンクス、そして3つ目がこれ、オーロラだったのです。(ちなみに私の高校の時の物理の論文は「オーロラの世界」でした)

 幸いにして、卒業旅行でパルテノン神殿、スフィンクスは見た。残りひとつになっちゃったとき、残りの人生でオーロラだけ見たらおしまい、というのもなんだかなぁ、ってことで、今はマチュピチュとか、モンサンミッシェルとか、最近は地球上に30頭しかいないと言われるアムールヒョウを見てから死のうと思ってます。

 で、オーロラですが、みるみるうちに拡がっていきました。そして!ついにカーテンになったのです!
 それはもう、この世にこんな綺麗なカーテンがあったとは!輝いているカーテン!本当にカーテンです。色は緑色、白、そしてカーテンの下の方は薄いピンク色でした!

 もう、空を見上げて
「すげぇ~!すげぇ~!すげすげぇ~~!
という言葉しか出てきません。

 そしてその光のカーテンが、今度は生まれていくのです。生まれるのです!
 光のカーテンのヒダが何もない夜空間に次々に輝きながら生まれていくのです!
もう絶叫です!
「すげぇ~!すげぇ~!オーロラ生まれてるぅ!!!!」

 そのオーロラは、実際には遙か上空数千キロにあるはずなのに、石を投げれば当たるんじゃないか!というくらい近くにはっきり見えます!

 俺はこれを見るために生まれてきたんだぁ!

 これを見るために生きてきたんだぁ!

 これを見るためにここに来たんだぁ!!!!!


 きっとその絶頂期は3,4分くらいの間だったと思います。ふと、冷静になって撮った写真が上の写真です。仮に絶頂期の時カメラを持っていたとしても、きっと撮らなかった、いえ、撮れなかったと思います。全然冷静ではいられませんでした。目の前に拡がっているこのアミューズメントな世界を狭っこいファインダーの中から覗くなんて考えられませんでした。あれは肉眼で見るものでした。両手を挙げて自分のこの目で見るものでした。

 こう考えたとき、じゃあ、なぜ俺はカメラなんかを持ってんだ?
 まぁ、いいや。リベンジ見事に成功!それどころか、余りあるほどのすばらしいオーロラを見ることができました。
「か・み・さ・ま・!」(村主風に)

 このオーロラを見るためにかかった費用総額約40万円。(2回分)

 この感動、プライスレス

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イエローナイフでオーロラを見るんじゃい!!その11

2006-03-04 08:47:26 | Weblog
 ちなみにティーピーってこれのこと。ここオーロラビレッジは先住民の生活を取り入れるというコンセプトでやっているので、こういう自然派の施設です。

 中には薪ストーブがあり、暖かいような気がするが、実はとても寒い。実感は暖かいのであるが、それはあくまで外の気温に対して。温度計で測れば、びっくらこくんだけれど、外との体感差があるためか、暖かく感じます。

 ティーピーの中に入るときは靴に着いた雪を落として、と注意を受けるのであるが、いくら気をつけていても全部落とせるわけじゃない。皆さんそんな靴で入ってくるから、当然ティーピーの中にも雪を持ち込んじゃう。床の上にはちらほら真っ白い雪が外から持ち込まれる。

 ところがこれが溶けないんだよね。やっぱり寒いみたい。

 ちなみにこの日じゃないけれど、持参したビールをティーピーの中にこぼしちゃった。しばらくして拭き取ろうとしたら、凍っていた。。。。。
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イエローナイフでオーロラを見るんじゃい!!その10

2006-03-03 23:27:14 | Weblog
 今回撮影に用いたのは、オリンパスC5050+水中ハウジング。バッテリーはアキバで買ってきたGP2500。ハウジングがよかったのか、バッテリーがよかったのかは解らないが、100枚くらいは撮れました。一応ホッカイロもどきをマスキングテープで付けておいた。でもこれはあんまり役に立った気はしない。
 他の人が、数枚撮っただけで、電池切れになるのに対し、100枚撮れたのは驚異です。

 そのオーロラですが、水中写真のときもそうだったが、とにかく被写体が目の前にあるときは見て撮す。自然が相手だけに必ずいる、ある、ということはない。
 ハゼ類もそうだった。モルディブでトールフィンを狙ったときもそうだった。2,3枚撮って気に入る写真が撮れることはまずない。撮して撮して撮しまくり、それでも気に入る写真があるかどうかは解らない。そういう経験からも、とにかく撮った。向きを変えたり、角度を変えたり、カメラの設定を変えたり。

 オーロラはだんだん大きくなっていった。最初はボヤ~ッと出ているだけだったのに、それがだんだん成長していき、仕舞いには地平線から地平線にかけて、架け橋になったのです!

 こうなると、もうどこを撮っていいか解らなくなる。いくらワイドレンズを使ったとしてもさすがに180度無理です。仕舞いには撮るのが面倒くさくなってきた、いや、そうじゃない。ファインダー越しに見ているのがもったいなくなってきた。

 絶対変だよな。そのためのカメラのはずなのに、その瞬間を捕らえたくてカメラ持ってきているはずのに、その映像を捕らえたくて予備カメラまで持ってきているのに、なぜか肉眼で見ていたくなる。

    それがオーロラなのか!

 昔の人もオーロラについていろいろな表現を残している。でも、これって、使い古された言葉だけれど、実際見て見なきゃ解らないよね。いくら超高感度カメラで撮った映像をTVで見たって、これには絶対かなわない。

 もう、寒さなんか忘れて見ていた。そして、適当に気分が落ち着いた頃、また写真を撮り始めた。

 かれこれ、100枚近く撮ったのな。オーロラはまだ出ている。でもさすがにこれだけ撮ると、代わり映えしないオーロラを撮るのにも飽きてきた。なんと贅沢な事言ってんだろう。

 さすがにこれだけ撮ると、GP2500といえども疲れてきた。電池寿命です。ティーピーの中に入り電池交換が必要です。
 ここで、-30℃の世界で使っていたカメラをいきなり室内に入れちまった日にゃあ、結露起こして使い物にならなくなります。いくら水中ハウジングに入れているからとはいえ、気を遣うにこしたことはない。
 まずは、キルト生地の袋にカイロと一緒に入れます。次にティーピーの中に入りますが、ストーブの近くには行かず、なるべく温度の低いところに置いておきます。

 この動作をなるべく時間をかけてやるのですが、外での声がなんか大きくなってきた。

 「オーロラ、明るくなってきたよ!」
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