「やってみるもんだ?!タイだ!インドだ!早期退職だ!!

2005年7月10日より始めました。
タイ駐在、インド駐在を経て
2021年7月をもって早期退職!

8月18日過去ブログ

2005-08-28 23:13:34 | Weblog
8月18日

1本目 Fish Head

昨日の3本目と同じポイントです。ここは2回潜る価値はあります。昨日と違うのは時間帯。朝早いと言うことで、透明度もよく、まだ本日は誰も潜っていないはずなので、荒らされていなく、魚影も濃いはず。。。これがクルーズのいいところだよね!

 このあたりから、Cチームが最初にエントリーするようになった。理由は簡単。前半はA→B→Cの順だったから、それが逆になっただけ。ではBチームはいつも2番目?
 
 今回は予想通り、透明度がいい。ずっと下の方まで見渡せる。

 ここで質問。何でログに透明度って書くのかな?透明度なんて、季節によっても当然違うし、昨日のMaamigiliみたいに、一日変われば全然変わってくる。それをログに書いてなんかいいことあるのかな?
 私はこんな疑問を持ってから、ログに透明度は書かないことにした。また、透明度を人に聞く人もいるけれど、何で?
 なんて考えていたら、ログについて、石垣でお世話になったショップのHPに一つの提言が書いてあるので、読んでみてください。

 http://www.blennyds.com/loogbook/loogbook.htm

《で、今日はログ付けについて、一言! 喝っ!》
ログブックを付ける時(ブレニーでも、しかりだが・・・)ガイドさんが言った魚の名前を
ただツラツラ書いているだけの方の多い事!それじゃただ、転記しているだけでしょ…
ログとは本来そうではないのだよ!『今日ダイビングはこんなだった』 とか 『こんな魚が
印象に残った』 とか 『今日のランチはこんなだった』 とか その日・そのDVで感動した事
印象に残った事を日記風に記録し、後で読み返した時に 『あぁ~あの時は○○だったなぁ』と
その旅行が思い出されるような事を書くべきなのに、都市型のバカなイントラがOW講習で
ゲストの記憶に残ってもいない魚の名前をただただ書かせ!(自分は解っているので)
ログとはそういうモノと思い込んだダイバーの中の数人が、数年もするとイントラとなり
また、ログとはこういうモノ!みたいなバカな固定観念にとらわれ、自分のOW講習生に
ただただ、魚の名前を書かせるのだ。まったく発展性がないというか?成長がないとうか?

だから、ログは書いたら二度と読み返さないし・ログ付けが義務感となり・ログ付けが
楽しくないので、最終的には付けなくなってしまう… 訳で。
もっと楽しいログをみんな付けましょうよ!もっともっと自由な発想で!
日本人はホントそういうとこ出来ないんだよなぁ~ 
『みんなと一緒でないと』 とか 『そう習ったから』 とか …

 どう?私はこの意見に激しく同意します。

 で、今日は透明度がいいです。(この“いい”っていうのはもちろん私の主観。“そんなことないじゃん!”と思う人も当然いる。)
 見上げれば、それこそ天を覆うほどのタカサゴの群れ!沖縄ではこれをグルクンと言う。

 そういえば、最近全然那覇ステイをしなくなったから、グルクンの唐揚げにありつけるチャンスが少ない。久米島に行ったときにいつも泊まる民宿では、夕食時に出ることもある。ちなみに「サクシード宮城」という民宿ですが、ここの夕食って海の幸でボリュームたっぷり&ゴージャスです。この夕食があるから、私はいつもここに泊まっている。もう顔パス通用するくらい行ってます。でも今年はまだ一回しか行ってないな・・・。

 で、那覇ステイですが、何日か前のブログに『那覇ステイしてた頃を考えると、本数とお金を無駄にした』なんてことを書いたが、実は夜が楽しみで那覇ステイをしていた感もある。
 US狂牛病の話がある前は、『美乃作』っていう焼き肉屋に通っていた。ここのホルモンは今でもこの世で一番おいしいと思っている。ただこの店、おばぁが適当で、いつ休みか、何時に開店かなど、超いい加減。19:30頃行ったがシャッターが閉まったままだったので、今日は休みか・・、と判断し、他でさんざん飲んだ後店の前を通ったら、しっかり赤提灯が灯っていたりする。
 この前運良く開いていたので、入ったら、
「牛肉輸入制限解除になっていないから、ホルモン入ってこないのよね~。」
とか言われて、非常に残念な思いをした。
 他にも燕郷房(ヤンキョウファン)、まーちぬ屋、りゅうび、百々、りょうじ、飛梅等々、那覇にはおいしいところがたくさんあります。またそれを第一目的としていくか!

 で、グルクンの唐揚げじゃなかった、グルクンの群れは見事です。
 当然ぐるくんはそれより小さい小魚を狙い、GTはグルクンを狙い、と本当に食物連鎖が見事に表現されているところです。この表現、前にも使ったな。

 でで、今回おったまげたのが、下の方にいたタマカイ!。モルディブ一本目で見たのより更にでかかった!かなり深いところにいたが、接近を試みた!

 しかし、こちらが潜行するに従って、向こうはゆっくり泳ぎ去ってしまった。本当にでかかった!あれだったら、大口あければ私の頭入っちゃうんじゃないの?ってくらいでかかった。

 今回のFish Headでの一番の収穫でした。

 2本目:Bodu Thila

 この「Thila」って、どういう意味?ひょっとして「根」?????

 今回は、クルーズには珍しく、ハゼ狙いのポイントです。モルディブに来るゲストはそのほとんどが、当然のことながらジンベイさん目的で来るはず。従って、チマチマしたハゼなんかには興味がない人がほとんど。
 でも、今ツアーはしっかりマンタ、ジンベイをGETしている。そして、偶然にもハゼ好きがかなりの人数乗っていた。かなりって言っても5人くらい。でもそれだけいれば、1チームできる。

 と言うことで、バディ潜水が許された。んが、私は当初Tさんとバディ。しかし彼はクラゲにやられてダイビングはお休み中。と言うことで、釣り名人(勝手にあだ名を付ける)とバディを組んだ。なんてうそ!結果的に彼とのバディになっちゃった。潜る前は他の人だったのですが、潜ってみたらそうなっていた。なんて適当なんだ。

 潜行するときはみんな一緒。水底が近くなるやいなや、トールフィンを見つけた!
 魚の見つけ方。それは図鑑などでまずその生き物の姿形をしっかり脳に焼き付ける。そして、それを今度は頭の中で加工し、上から見たら、横から見たら、斜め上から見たら、等々をイメージしておきます。そして水中に入ったら、とにかくそのイメージを頭に浮かべる。もちろん、その生き物だけでなく、周辺の画像も頭の中にイメージする。
 そうすると、不思議なもので、それらしき物体を見つけると、視線が止まります。自然に焦点が合ってきます。

 なんて感じで見ていたら、このトールフィンを見つけた。普通トールフィンは図鑑ではその名の通り、背びれを高くたてている。しかしその姿だけをイメージしていたら見つからない。最初っからフィンを立てているなんてことはまずないから。図鑑で見たトールフィンの背びれをカットしてイメージする。

 しかし、このトールフィン、背びれをカットしたイメージのまま、全然フィンを立てません。ここまできたら、このトールフィンゴビーを緊張させるしかない。
 緊張はどうさせるか?これは久米島の川本さん(DIVE ESTIVANTのBOSS)に教えていただいた。
 簡単に言うと、引っ込ませない程度に刺激を与える。その刺激の与え方はいろいろ。ブッと息を吐いてみたり、顔を左右に動かしてみたり、叫んでみたり。。。ここで、カメラ(ハゼに一番接近している部分)を動かすと、ハゼが穴に引っ込んでしまいます。これはあんまりやらないように。

 とはいうものの、世の中そんなに甘くない。このトールフィンは引っ込んでしまいました。

 その後は、その近くにいるドラキュラゴビーやオーロラゴビーを撮してみる。そしてしばらくしたら、またそのトールフィンがいたところに視線を移す。
 しかし、このトールフィン、ついに穴から出てきませんでした。
 ここは水深20mちょい。いつまでもいるわけにはいきません。気がつくと、周りには誰もいない。釣り名人だけです。彼はオーロラゴビーをビデオに収めている。ちょうどトールフィンを見つけた周辺は斜面になっており、適当にながれもある。水中ナイフを海底にぶっ刺し、左手でそれを掴み、体を安定させます。
 でも、これも時間との勝負。長くいればいるほど、体に窒素がたまる。自己管理のものと、徐々に浅いところに移動します。 その斜面に従い、水深を浅くしていきます。しばらくすると、他のみんなが見えてきました。

 すると、みんなで砂地に群れている。こういうときは必ずその中心になんかがいるのです。ゆっくり近づいて行くと、なんとそこにもトールフィンがいました。水深8mくらい。ここだったらゆっくり撮せます。
 でも、私は一番あとからきた身分。いきなりそのトールフィンに近づくわけにはいきません。これは水中撮影のマナーってもんです。いくらそこに自分の撮したい生物がいようとも、先駆者の邪魔は決してしてはいけません。
 そのトールフィンに狙いを定めていた人は、船の上では私とバディを組むはずだった人でした。このお方、それなりの方で、そのトールフィンがヒレを立てるのをじっと待っています。カメラは銀塩一眼レフ。かなり本気モードです。デジカメと違って、銀塩カメラは多くてもフィルムの数36枚が勝負。まさに一枚一枚が真剣勝負です。こういう方を決して邪魔してはいけません。当然ターゲットはみんなのものですから、みんな撮りたい。しかし時と場合によりですが、自分は一歩下がらねばならないときもあるのです。

 このときはまさにそういうときでした。後ろからじっと見ていたら、そのトールフィン、さっとヒレを立てた!瞬間、シャッターの音!!!
 きっと彼は見事にその瞬間を捕らえたことでしょう。
 すると、彼もすばらしい。そのトールフィンから離れました。次の方どうぞって感じで。
 で、次の人は誰かな?と思ったが、誰もあまり近くに寄らない。きっと彼のあの行動に萎縮した模様。
 それではっとばかり、私は近づきます。そして先ほどまで彼がやっていたようにじっとヒレを立てるのを待ちます。反対側からも一人狙っています。でもこの方、一回シャッターを押しただけで、下がっていきました。変だなぁ。まだトールフィンになってないけど。。。。
 でも、私にとっては好都合。じっと待ちます。時間が流れます。
 気がつくと、周りに人の気配がなくなりました。きっとどっか行っちゃったのでしょう。そんなのお構いなく、フィンが立つのを待ちます。フィン立ててないトールフィンなんて、ただの黒いハゼだもんね。
 で、人の気配がなくなってから、ずいぶん立ちました。そろそろ私の集中力も持たなくなってきました。そういうときに限って、ハゼってなんか動きがあるものです。
 このときもそうでした。少し動き出したのです。次の瞬間、背びれを動かしはじめました。もうまもなくです。再びコンセントレーションアップ!!!

 ピピッ!シャッターを押したそのとき、見事トールフィンゴビーとなりました。

 すぐさま、ハゼを驚かせないように後退。十分離れたところで、
「ハゼ君、バイバイ!」
挨拶をしてみんなが消えていった方へ!

 幸いにして、まだ二人ほどそこにウロウロしていました。その人たちとノリコさんとみんなで浮上することができました。

 でも、さっきの写真はいまいちかな。もうちょっと大きいハゼだったらよかったのに・・・・。
コメント
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