バンコクでシリアビザを取る９

　あれは初めての海外出張じゃなかったかな？

ドイツに行くときですが、シャルル・ド・ゴール空港で、かなりの長時間トランジットでした。

ラウンジでゆっくりしておればいいのですが、フランス好きの私は、どうしても空港の外に出たくなった。

　で、確か５人で行ったのですが、一人外に出ようと、イミグレに行った。

普通に外に出ようとしたら、

「このカードを書いてください。」

と言われた。

　初めての海外ではないにしろ、そんなに慣れていなかったので、何を書いていいのかわからない。

今でこそ、こんなもんは名前、生年月日、パスポート番号など、書くこと知っているから、全く悩まない。

が、当時まだ毒されていない私は、

「こういう者はキチンと書かなくてはならない。」

と言う頭があった。

従って、係の人に聞きながら一生懸命書いた・・・・・・・・・・・・・・・・・

バンコクでシリアビザを取る８

で、どこにでもあるような印刷された申請書をそこで書き出す。

「ここなに書くの？この英語、どういう意味？ 」

「私はアラビア語はわかるが、英語解らない。」

　そっか、こいつ、私と同じ程度しか英語わからないのか・・・。

でもアラビア語が出来るから、ここで働ける訳ね！

　そしたら、ニーちゃんなにするかと思ったら、他の人の申請書持ち出して、

「こんなふうに書くんだ。」

　いかにもタイだな～。他人のを他の人に見せていいんだっけ？

ふむふむ、そういうことね。。、

「シリアでのホテル？そんなのしりあせんよ。」・・・。

そうしたら、また、他の人のを持ってきて

「こう書いてください。」

といって、いかにもありそうな名前のホテルの名を書いた。

　これはきっとこれでいいはず。どこの国でもこれについてはこれで通用する。

　そういえば、シャルル・ド・ゴール空港でのことを思い出した。

バンコクでシリアビザを取る７

　そのニーちゃん、しばし私の書類を見たあとで、

「明日また来てくれ。受付はお昼までだから。」

・・・・・・・・・・・・・・おい、殺すぞ！てめぇらっ！

「そっちのおばちゃんが、１０:００～４:００までっていたじゃないか。なに今更いってんだぁ！」

ちょっとプチ切れしたら、急に態度が変わった。

「いいわよ。書類全部そろっているから、申請書を書いてください。」

どうしてここまで変わるんかね？

　そこで、申請書をもらって、鞄に入れようとしたら、

「ここで書いてください。今書いてください。」

といいだした。

　おいおい、なんかとっても親切になってきた。

バンコクでシリアビザを取る６

　って、そんなに気合い入れなくてもいいんでしょうけれどね。

　そして再び訪れたシリア領事館。時間は13；00ころだった。

　ニーチャンとはもう顔なじみ?！

私が入っていくと、にこにこしながら

「書類はあるか?」

「あるよ。これでいいんでしょ?」

といって、召喚状、就労証明書、フライトスケジュールを出した。

さぁ、これで文句ないでしょ?さっさと申請書くれよな！

バンコクでシリアビザを取る５

　しかし相手は言うなれば役所。役所どころか、それ以上のものかも?！

なもので、裏取引は通じるわけもなく、まずは言われた書類を集めることにした。

召喚状：旅行社に頼んで発行
就労証明書：会社に頼んで発行
フライトスケジュール：既に持っとるわい

　すると、この旅行社、とっても協力的で、頼んだ翌日には召喚状を送ってきてくれた。

まぁ、時差というものを使えば、帰宅時に連絡しておけば、次の日にはちゃんと届くというものでしょうか。
　
　しかしその旅行社も言っていた。日本だったら、そんなものいりませんと・・・。

　就労証明書も総務の女の子に頼んで、無事発行。

　そして、それらを持ち、いざ、もう一回、シリア領事館へ！

バンコクでシリアビザを取る４

　そもそも「今日はもう来ないみたい」ってなんだよっ！

ホントにここはタイだと思っていたら、ここは実はシリアかい？

ちなみに「たいだ」と入力したら、このＰＣのソフトは「怠惰」と変換した。

　もう忘れたが、このブログのタイトルって、こうやって考えたんだっけな??

ちなみにタイにはメッセンジャーという職業があります。その名の通り、メッセンジャー。

でも、考えてみたら、日本も、ある様な気がする。でも、日本と違うことは、タイはどこにでもいる。

　しかし、どの程度信用できるんだろうね??

　というわけで、結局なにも得ないまま帰ってきた。

　でも、それだけでは終わらない。

　そのまま出社したが、どうもあのおばちゃんの言ったことが信用できなかったので、通訳の人に大使館に電話して聞いてもらった。

　そうしたら、

①申請書
②シリアからの招聘状
③就労証明書
④フライトスケジュール
を用意しろ、とのこと。

　このように、そのおばちゃん、聞く人によって答えが変わるのです。

「招聘状」とかの英語はわからなくても、いくら私でも、「フライトスケジュール」くらいの英語は聞き取れる。

　そんなことひと言も言わなかったぞ！

俺には「パスポート」と「就労証明書」とだけしか言わなかったぞ！

　やっぱタイだよな・・・。（また「怠惰」と変換した）


　先行き、大不安。

2012+543=2555

　タイではなんか知らないけれど、西暦に＋543を足した歴が一般的です。

　すみません。シリアビザの話は一回？お休み。

　で、なんか最近2012年の終末説かあるとかないとか。

もともとマヤ文明から来ているらしいのですが、昔々、ノストラダムスの大予言というのがはやりました。

　当時私は小学生で、そのことを真剣に考えたものでしたが、今、この2012年終末説の話を聞いても、何とも思わなくなったのは、

①知識が増えた
②冷めた
③それもわからぬほど惚けた
④世の中に絶望した
⑤いつも幸せでそれどころではない
⑥単純にアホになった

　等々、あげればきりがないのであるが、とにかく、何とも思わない。

覚えているのは、ノストラダムスの大予言が流行った頃も、確か不景気でした。

世の中が不景気になると、こういう映画がはやるらしい。

その過ぎに来るのはオカルトもの。

　もし、来年あたり、オカルトものがはやったら、それがはやると予言したやつがいた、とでも思い出して下さい。

　しかし、これは予言でもなんでもなく、ただの繰り返し。

人類は昔からいろんな同じ事を繰り返しているのです。

　誰か早く、リーマン予想を証明して下さい。

そっちの方が世のため、人のためです。

リーマン予想・・・NHKスペシャル再放送がそのうちありますよ。

バンコクでシリアビザを取る３

　このハゲのおっさんの申請書にも不備があるらしく、どうのこうの言っている。

そして、このニーチャン、ファイルに挟まった紙を取り出した。

　それだよ、俺のほしいのは。さっさと渡せよ。

と思うのであるが、どうも前段階のがあるらしい。それをひたすら待つ私・・・。

しかし、待てど暮らせど、アンバサダーはやってきません。

　30分経ちました。さっきおばちゃんは

「我々のボスは10：30に来る。今は外で会議している。」

といっていた。

　そろそろ待つこと1時間。そうしたら、そのおばちゃん、

「今日はもう来ないみたいだから、また明日来なさい。」

「明日は来られない。仕事がある。」

「じゃあ、会社で就労証明書を発行してもらって。それとパスポートを持ってきて。」

「だから来られないってばっ！」

「じゃあ、メッセンジャーでもいい。本人が来なくてもいい。」

　おいおい、某旅行社が教えてくれたことと違うじゃないか。本人でなくてもいいんかい？。

バンコクでシリアビザを取る２

　しばらくすると、じいちゃんが入ってきた。

　カバンからパスポートらしきものと、申請書類数セットを出した。

この人もVISA申請か？私の聞いた旅行社は本人が行かないとダメとか言っていたが、代理人でもいいんかい？

もう不信感わいてきた。

　その大使館側のオバチャン、それらを見ながら、タイ語でどうのこうの言っている。どうも書類に不備があるらしい。

じいちゃんも、なんか言いながら、書き直している。

　なんとなく、トロそうなじいちゃんだったので、そんなもんだろう、と思ってみていた。

　そうしたら、今度は、半袖短パンのバンコクでは当たり前のかっこうした、ハゲのおっさんが入ってきた。西洋人風。とてもアジア人には見えない。VISA申請か？

　するとそのおっさんもVISAと申請書らしきものを出した。でもおもしろいのは、このおっさん、その申請書を筒状に丸めて持ってきており、大使館側のニーチャンに渡した。

　そしたら、そのニーチャン、丸まった紙の癖を取るために、裏に丸め始めた。

その動作のトロい事。外の景色を見ながら、ちらちらよそ見しながら・・・。

　日本じゃ考えられない不真面目？！さですが、ここはタイです。いちいちハラたてていたら、寿命縮まるだけです。

バンコクでシリアビザを取る１

　異国で異国のVISAを取るというのは、本当に面倒くさいことになりそうである。

　本日、在タイSyria大使館(領事館？！)へ行ってみました。　結論：成果無し。

　まず、旅行社が教えてくれたように、パスポートとワークパーミットを持って、申請書をもらいに行った。

この申請書を書いて、提出し、VISAがもらえる、という仕組み、らしいが・・・。

　まず、このシリア領事館(領事館と大使館の違いもよくわからないが)、教えられた場所に行っても、それらしき建物無し。

というより、車1台がやっとゆっくり走行できるような裏路地にそれはあった。

　ゆっくりと徐行しているのであるが、それらしき建物は無し。怪しいアラブ人向けの店があるだけ。

さすがに2周目になると、ここでいいのか？という疑念が生まれ、通行人に聞いてみた。

「それだよ。」

　それは、間口５ｍほどの、なんかの事務所。

中に入って、最初の私の言葉。

Is here the embassy of Syria?

そこのオバチャン、Yse.

　机3つ並べてあり、その前に長いすが置いてあるだけ。一応オバチャンが使っていたPCにはVISTAがインストールされていたけど、これが国を代表する施設かぁ？

ってなかんじの事務所。

　まぁ、日本みたいに金持っていれば、バンコクに土地買って、大きな立派な大使館でも建てられるだろうが、シリアじゃこんなもんか・・・。

「私は今年の年末にシリアに行きます。観光です。VISAが取りたいので、申請書を下さい。」

「まだ、大使館員（ambassadorっていってた。）が来ていない。座って待ってて下さい。」

　なるほど。旅行社によると10：00～と言っていた。まだ9：55。どうせ10：00になっても来ないんだろうなぁ、なんて思いながら、座った。

　しばらくすると、兄ちゃんが入ってきた。こいつ、大使なんかに見えなかったので、特に気も留めずにいたけれど、その兄ちゃん、机のいすに腰掛けた。

こいつか？と思っていたら、向こうから声を掛けてきたので、同じことを言った。

　そうしたら、こっち(バンコク)で働いているのか？ワークパーミットはあるのか？会社は何処だ？と聞いてくる。

それらにきちんと答えたあと、

「座って待ってて下さい。」

なんだよ。ただの事務員か・・・。

パルミラ?！

　世界不思議発見！という番組が日本にはあります。

　先週たまたま番組表で見つけたのですが、「パルミラ」という文字が目に浮かびました。

　どっかで聞いたことあるな、と思ってよく考えてみると、・・・年末年始に行くところじゃん！

　と思いながら、来週（今日）の番組表見ると、またまた見たことあるような文字

「ロワール」

　・・・・何年か前の年末年始に行ったとこじゃん！

　そろそろＳｙｒｉａのＶＩＳＡを申請に行かねばなりませんね。

オススメ?！

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091102-00000391-reu-bus_all

　インドに「ＪＫ」っていう、ローカルタイヤメーカーあるけど如何?

インドでは、ブリヂストンよりよっぽど好まれているみたいですよ。

http://www.jktyre.com/

　ちなみにここの工場には、私の植林した木がございます。

　わかる人だけわかるネタですみません。

黄龍での足場

　ちょっとわかりにくいかもしれませんが、我々が歩いていたあの足場の板は、このように、人間様の地道な努力によって築かれてきたものです。

おそらく「農工民」と言われている労働者です。

こんなに長い、こんなに重いものを担いで、麓から上がってくるのでしょう。

一般観光客と同じ道ですので、もし倒れて観光客に怪我をさせたら、なんて考えると、彼らの肩にはこれら木材とは別のプレッシャーがのし掛かっていると思われます。

やっぱ、こういう人たちの地道な作業によって我々は快適に歩いてすばらしいものを見に行くことができるのでしょうね。

　感謝します。