シリア、ヨルダン、たぶん金相当２９

　その新しい運転手さんは、

「それじゃ、ペトラを楽しんでくれ。明日の朝、また来る。」

と言って、帰っていった。

　この放置プレーがたまらなくいいです。

私は長々とつまらないガイド話を聞くわけでもなく、気ままに遺跡の中を見て回れるのです。

　そして、胸をワクワクさせながら、ペトラ遺跡に向かった。

　遺跡の入り口はこんな感じ。

　世界遺産ですから、どんな時期にいっても人が多いのあたり前。

　しかし、有り難いことに、あのうるさく、列を作る習慣のない国民はおらず、整然としている。

　しかし、ほんと、これ、こんな渓谷にあるんですね。

シリア、ヨルダン、たぶん金相当２８

　次の日、起きて食事をとり、フロントの前を通っても、それらしき人はいない。

どうなってんだろ？と思いながら、いったん部屋に戻り、荷物を整え、再びフロントに降りた。

　すると、そこにちゃんとそれらしき人がいる。

「あなたは私の運転手さん？」

と聞いたところ、Yes、との返事。

　よしよし、下手な取り越し苦労しなくて良かった。　　

　この日(12月30日)は、今回のメインのペトラに向かう。

　旅行、現地エージェントに

「ペトラ遺跡の前のCROWN PLAZA　HOTELを取ってくれ。」

とお願いしたのだが、予約いっぱいで取れなかった、とのこと。

ったく、使えないエージェントだなぁ、なんて思いながら、自分でネットで探し予約入れてみたら、あっさり“予約承りました。”

　つくづく力のないエージェントだこと。もっとも、私はこのCROWN PLAZAの会員様でいらっしゃいますからね。

　そのホテルのプールがこれ。

　流石にこの気温では入る人はいないでしょうってくらい寒かった。暑いときには、ホテル中のお客さんが来るのではないか？

シリア、ヨルダン、たぶん金相当２７

　そしてそのまま暗くなるまで遺跡にいた。

　そのあと、運転手さんは私をその日のホテルまで送ってくれたわけだが、

「私はこれでシリアに帰る。明日は別の運転手が来る。名前も、何時に来るかも私は知らない。」

と言って、帰っちゃった。

　途中で運転手が変わるとも、聞いていないし、明日別のが来るのかどうかさえも不明。

と言う状態ではありますが、じたばたしてもしょうがない。

念のため、ホテルのフロントに

「私宛のメッセージある？」

と聞いたが、無し、との返事。

　まぁ、明日その別の運転手が来なかったら、ブチ切れてやろうということで、その日は寝た。

シリア、ヨルダン、たぶん金相当２６

　とはいえ、やっぱり無理がある。

　急ぎ足で心に余裕のないまま見て回ったから、今になって思うと、まともな写真がないのである。

この遺跡は街中にあり、そう、ちょうどギリシアのパルテノン神殿みたい。

　そういや、最近ギリシアの情勢、よろしくないですね。

元々観光しか産業のない国なんだから、ストなんかやっていないでさっさと安定化させて観光客を呼び戻した方がいいと思うんだが・・。

でも、ストやっている人にとっては、しっかり考えがあってやっていることでしょうから、しょうがないと言えばしょうがない。

自業自得と言えばその通り。

一刻も早い安定化を望みます。

　最近また行きたくなったんでね！

シリア、ヨルダン、たぶん金相当２５

　そしてかなりの巡航速度で走ること4時間、ヨルダンのアンマンを通過し、本日の最終目的地、ジュラシュ遺跡へ。

　といっても、ボスラでゆっくりして、そこから４時間も走れば、もう夕方近く。

こともあろうに、このジュラシュ遺跡、これまた見事で、パルミラ遺跡とまでとはいわないが、かなりの広さ！

　ちょっと待てよ！

これほどのものを、本日暗くなる前に堪能しろって、そりゃ、無理ですよ！

これじゃ、北海道をバイクで3日で回れっていうようなもんだ。

とにかく行ってきた、というだけ。世の中にはそういうので満足する人がほとんどだが、私はそうはいきません。

立ち止まって見たいし、日の当たり方により変わる色も楽しみたいし、人がいなくなるまで見ていたい。

　しかし、今更グタグタ言ってもしょうがない。

連れてこられた時間が時間なんだから、文句考えている暇があったら、回って、見て、堪能すべしっ！

シリア、ヨルダン、たぶん金相当２４

　シリアのBosra（ボスラ）をあとにして、次は国境超えて、ヨルダンのJerash（ジュラシュ）遺跡です。

　シリアとヨルダンの国境は、こんなもんだろうなと思っていたら、ホントにこんなもんでした。

どうって事無く、立派な建物があるわけでもなく、一応監視塔や鉄条網はあるのですが、陸続きのお国柄らしく、どうって事無かったです。

　国境越えの基本的なことはドライバーさんがやってくれるため、私はサインすればいいだけ。

ってことで、金相当なんです。

先にも書きましたが、このドライバーさんは私専属であり、私の好きな時間に自由に送迎してくれるのです。

従って、国境越えの手続きとかもすべてやってくれます。

だから金相当です。

後部座席でぐぅ～ぐぅ～寝ていれば、次の目的地にも連れて行ってくれます。

かといって、タイの普段の生活と変わらないので、別段感動も、優越感に浸るわけでもない。

　やっぱ、こんなもんです。

シリア、ヨルダン、たぶん金相当２３

　無事、マレーシアから帰還いたしました。

バンコクは、日本人のカメラマンがお亡くなりになっ、大変なはずなのに、帰ってみれば普通です。

いつも申していることではありますが、5キロくらい離れれば、爆弾が爆発しても感じないのと同じで、私の住居近辺では何も起こっていません。

　ということで、全然時間的におかしくなった記録ログです？！

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

　しかしここの石はなぜか知らぬが黒い。

パルミラ遺跡とは明らかに色が違う。黒いのだ。

これが手入れがされているかいないかの差なのか、黒い石を用いているのか、はたまた誰かが塗った？かは、わかりません。

きっとその辺のガイドらしき人に聞いてもわからないんだろうな。

という事もあり、真実はわからずじまいだが、雰囲気的にここは日が当たっていないのではないでしょうか？

きっと遺跡にも日の当たる遺跡と日の当たらない遺跡があると思います。

これだけのモノなんだから、もっと有名になり、観光客が訪れ、地域が活性化してもいいのではないでしょうか？

　なんか、かなり前に新聞にデカデカと世界遺産登録裏話みたいのが載っていた。

世界遺産に登録されれば、先に書いたような経済効果が期待できる。

なもんですから、登録されたい方は必死。

当然根回し、裏工作、賄賂、接待、なんでもありらしい。

　世の中ってそんなもんでしょうね。

流石、私の親！

　私の住んでいるバンコクは大変なことになっているようです。

それに対し、私はマレーシアでのうのうとしています。

しかし、それを上回るの人がいました。

　私の親です。

　そんなことはどこ吹く風？！

　東北のどこか知りませんが、温泉に行っているようです。

　流石だ・・・・・。

また、あいつ・・・

　私は今マレーシアのリゾートにいます。

タイでは日本人がお亡くなりになったというのに、私はここで、のんびりしてます。

先日、会社から新しい携帯（仕事用）が支給されましたが、この島では通じません。。

　マジかよっ！

日本で買うと、54000円くらいする携帯ですよ。

ここのスタッフが使っている携帯は通じるのに、私のは圏外です。

なんてこったい！

　ということで、

「心配して損した。」

というメールも来なくなっている私でした。

シリア、ヨルダン、たぶん金相当２２

　で、その横に拡がるのがこんな風景。

円形劇場は有料ですが、ここは野ざらし状態。勝手に見て回って状態。

おまけに遺跡の端の方には住人がいる。

きっと太古の昔？！からそこに住んでいて、今更遺産に指定したからっといって、立ち退かすこともできないのでこうなっているのでしょう。

従って、この遺跡内で子供達はサッカーをしていました。

　で、また脱線しますが、ちょっと前に流行っていたアバターって映画は中国では上映打ち切りになったところがたくさんあったそうな。

表向きの理由は３Dを表現できないから、らしいが、真相はいかに。

１説ではあの映画では地球人が異星を侵略をするらしい(私は見ていないので知らん)。

それを原住民が守るために戦いを起こす、ってストーリー(なの？)

これが、中国各地で起きている、政府の強制住人立ち退き政策？！と似ているから、と言うことらしい。

中央への批判をあおるような映画はよろしくないのだということらしい。

　という事で、ここの住人はきっとそういう事されずに、住んでいられて良かったね、と思ってしまった。

　そういえば、日本の萩や津和野も、そういう歴史遺産のところに人が住んでいた。

たとえば、高杉晋作の生家とかいうのが地図で示されているのだが、行ってみると、人が住んでいる。

従って、年がら年中自分のうちは観光対象になっているわけだ。

　たいへんでしょうね。

今もそうなのでしょうか？

私が萩、津和野に行ったのは、もう３０年くらい前・・・・。

まだ雪降ってました

　もう2週間前のことですが、メキシコに行く際日本に立ち寄り？！温泉に行ってきました。

ここは、日本にいた頃、毎年に数回訪れ、ほとんど別荘として使っていた保養所です。

春は桜、夏はツーリング、秋は紅葉、冬はスキーって感じで年がら年中行ってました。

春はあけぼの、夏は夜、秋は夕暮れ、冬はつとめて　　←まだ覚えていた！

　で、いつものように露天風呂に酒を持ち込み、一人優雅に温泉三昧です。

ド平日に行ったものですから、全館貸し切りっ！

よって、露天風呂に7，8回入りに行ってました。

おまけに時差に体内時計がついて行かず、夜もお目々パッチリ。

露天風呂の中で、夜が明けるのを堪能しました。

　約2年ぶりの温泉、堪えました。

　やっぱ日本もいい国かも？？！！

シリア、ヨルダン、たぶん金相当２１

　その最後のシリアでの観光ポイントが、ここ、Bosra（ボスラ）遺跡。

当然来ようと思うまでは全く知らなかった遺跡だが、ここの円形競技場は見事でした。

なんでも、現存するもっとも原形をとどめている円形劇場らしい。

実際今でも演劇でもコンサートでもできそうです。

観客席はきちんとしているし、舞台の裏側も控え所みたいのもある。

　ここでもドライバーは入り口にあるカフェで私の出てくるのをずっと待っててくれた。

なもので何遍も上に上がって見下ろしてみたり、下から見上げてみたり・・・・。

ホント、一日いてもいいと言ったら、普通にいられるくらいの見事な円形劇場遺跡でした。

　でも、見方によっては、適当に崩れていた方が、遺跡らしくていいって人もいるかと思います。

皆さん、お好きなように感じてください。