山梨のワインのブログ

山梨の酒屋の4代目が、ワインを中心に、山梨の酒を、愛を込めて書き溜めます。

定番ワインが入賞する実力

2024-08-04 18:37:57 | ワイン四方山話

日本ワインコンクールでは、入賞したワインの生産数も公表されています。

そこで、生産数の多いワイン、ベスト3は、

第1位 甲州種部門で銅賞を受賞したマルスワインの甲州オランジェ・グリが6万本。

このワインはオレンジワインですね。

甲州種の皮の色がワインに反映されています。

1738円(税込)。

第2位 甲州種で銅賞受賞の、メルシャン(勝沼町)山梨甲州 48000本。

こちらは、伝説のワインです。

甲州シュール・リーワインで、メルシャンがフランス・ミュスカデで行われていたシュール・リー製法を甲州種で採用。

当初は東雲(しののめ)という名前で発売。

評判が良く、その技術を公表し、各社が甲州シュール・リーとして発売。

甲州種ワインのレベルの向上に貢献しました。

2008年の日本ワインコンクールで金賞を受賞しています。

2030円(税込)。

第3位 ザンクゼール(長野県)のナイアガラが42000本。

こちらは当店では販売していないので、写真はありませんが1958円です。

日本ワインコンクールでは、原則1000本以上生産されているワインが出品させています。

生産数はワイナリーの規模に左右されますが、何万本も生産されているワインは、そのワイナリーの定番ワインですね。

価格も抑えられています。

そういうワインが入賞するのは、実力のあるワイナリーだと判ります。

 


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