「アサヒビール大山崎山荘美術館、
天王山ハイキング(頂上 山崎城跡)
、
サントリー山崎ウイスキー館」の散策です。
今日は天気もいいし、マイバースデイ記念として、ちょっと出かけてみました。
場所は、大阪と京都の間、っというよりも京都寄りの歴史的な有名な山、天王山であります。
地図で云うと下記の位置にあります。
信長を本能寺で討った光秀が、ここ天王山で秀吉と戦った、「天下分け目の天王山」と云われる所であります。
ハイキングとしては、有名なこのお山なんですが、前々から行きたいと思いつつ、しんどいから行かなかった所でもあります。
最寄りの駅で云うと、JRでは「山崎」駅、阪急では、「大山崎」駅で、ほとんど駅どうし隣接をしております。
ただ、せこい話ですが、大阪(梅田)駅からだと、阪急の方がJRよりも通常運賃が100円安いのであります。
ちなみに、阪急梅田から\320でありました。
でも、金券ショップや、JR昼得を使ったら、どっちが得かわかりません・・・調べてみて下さい。
所要時間は、梅田から37・・8分くらいで、この駅は準急が止まります。
小さな駅で、周りはのんびりとした穏やかな町であります。
休日ともなると、大勢のハイカーが訪れる事でしょう。
ここは、表題に書きましたように、天王山の上り口付近に、アサヒビールの大山崎山荘美術館があります。
ここへコレクション絵画や山荘内部が観られるという事で、有名な処でもあります。
そして、NHK「マッサン」で一躍、有名になりましたサントリー「山崎蒸留所」も近くにあります。
昔から、電車の窓からよくこの「山崎」という文字が、よく見えて関西の人には、親しみ深い有名な場所でもあります。
そんな有名どころを、廻ってみました。
阪急大山崎駅から、西へ少し歩くと右への小道があります。
まっすぐ行きデカイ道路標識を右に曲がれば、JR「山崎」駅で、こちらからも行けますが、遠回りであります。
この小道を行く方が近道です。
突き当りに道路があり、JRの踏切が見えます。
それを渡れば、天王山の登り口になります。
近くにアサヒビールの「大山崎山荘美術館」がありますので、そちらに行きます。
ここへは、十数年前に初めて来て、今日で2回目でありました。
関西の実業家、加賀正太郎氏の屋敷で、アサヒビール初代社長の山本爲三郎氏に託し、1996年に「大山崎山荘美術館」として一般公開される事になったそうであります。
絵画などや工芸品は、社長のコレクションだそうであります。
モネ、ピカソ、モデリアーニ、ルノワール、ドガ、ルオー、シャガールなど数点の絵画でありますが、一般の美術館と違って、山荘屋敷内の展示なので、また、違った趣があり、しっとりとした落ち着きの中で観られるのは、ちょっとリッチなカンジが致します。
展示の一部が「地中館」という興味を引く建物は、安藤忠雄の設計デザインだそうであります。
絵画の中で、気に入った絵のポストカード2枚買ってみました。
一目見てモディリアーニの作品とわかる、独特の絵で、引き込まれますね。
そして、この縦長の裸婦像・・・誰かの作品と似ていると思ったら、アングルの「泉」を思い出しました。
ルノワールが1905年、アングルが1856年作なので影響を受けたかも?しれませんね。
山荘内部と美術館が一体になっている為なのか、写真撮影が不可なので、参考にパンフレットや小冊子を載せて置きます。
広い庭や池など、眺めは最高ですが、広い敷地内にちょっとしたカフェでもあれば、
おしゃれでいいと思うんですが、自販機だけなのであります。
まぁ、世俗的な事は持ち込まないという事なのでしょうか・・・ね?
お庭や小径にもみじの木が多いので、季節的に秋にここを訪れるのがいいでしょうね。
この屋敷の裏手を少し登ると、天王山への山道の入り口があります。
ここは、宝積寺の境内の奥とつながっておりますので、普通はこのお寺の正面から入ります。
ネットでここのハイキングの様子を動画で見てたんですが、なんか平坦で楽そうなカンジだったんですが、なぜか急な坂?ばっかりで、平坦な道がない・・・あなどっていました。
舗装されたウォーキングばっかり行っていた私は、久々の山道は、堪えます!
ひーひー!はーはー!言いながら登り続けると、上から幼稚園児が10人くらいと保育士らしき人が二人、降りて来るじゃありませんか・・・
私の腰ぐらいの身長の子供たちが、ゆっくりゆっくり降りて来てるんですね。
土の坂道に、丸太が階段になっているような道で、子供にとって高低差があり、こけると危ないと思うんですが、元気に降りて来るんですね。
一歩けつまづくと怪我をしそうなんですが、ワイワイと楽しそうに文句も言わず、私に向かって「こんにちは!」っと言うんですね・・・いやぁ・・まいりました・・・お恥ずかしい・・・
うらやましいと言うか、保育士の人にも感心させられます。
若いって、いいもんですね・・・・
それでも、ひーひー云いながら、なんとか中ほど来ました。
これ真夏だと、汗だくになって大変でしょうね・・・
大きな鳥居があり、その右横に展望台(旗立松展望台)がありました。
山崎の合戦の場所がここから、眺められるという事ですね。
しばし、合戦の様子を想像しながら眺めると、ロマンを感じます。
明智光秀の無念の想いが感じますね・・・
そう434年前にこの地で、明智光秀と秀吉が戦い、命運が別れたんですよね。
本能寺でまさかの謀反を起こす事になった光秀、そしてまさか天下をとる事になった秀吉、この二人の運命は、偶然が偶然を呼んだ運命に翻弄されてしまったんですね。
なんでこんな事になるのか、不思議というか、誰かが小説を書いた筋書きのような・・運命・・・神の小説のような気がします。
あと残りもう少しなので、頑張って登りました。
頂上と云っても240mですからね・・・周りは木々に囲まれ、景色があまり見えません。
あの幼稚園児の別のグループが、お昼を食べてました。
地元の子たちなんでしょうか・・・お山に慣れてるんですね・・・
秀吉が、光秀に勝利し、ここに2か月後に建てたとか・・・早、どんな城?
この下にある町を城下町にし、千利休を呼んで、茶会をするなど天下人を意識した手始めなんでしょうね。
ここで、コンビニで買ったおにぎり二つ食べ、434年前をまた想像してました。
それにしても、家で食べるコンビニおにぎりよりも、こういった所で食べると格別においしいですね・・・
時間もあるので、ゆっくり下山して、サントリーへ行こうと思います。
下山して、サントリーに電話をしました。
工場見学は、有料で予約がいるんですが、無料のウィスキー館だったら、当日でも行けるんじゃないかなぁと思って聞いてみました。
人数が少なければ、直接受付に行けば、入れてもらえるみたいです。
たぶん、団体さんがバスなどで急に来られたら、館内が混雑するからでしょうね。
行ったら、外人さんがけっこう来られてましたね。
さすが、世界のサントリー・・・
天王山の登り口の踏切から、10分くらいでしょうか、西へ行くと、テレビのCMなどでよく見たあの「山崎」の建物が見えます。
前日にグーグルアースで、模擬歩行をしていたので、初めて来たとは思えないくらい、方向音痴の私でも地図なしで行けましたね。
ほんとグーグルアースって便利ですよね。
足腰が悪くて、歩けない人なんかも、これで世界を歩ける模擬体験が出来るんですもんね・・・
JRの線路沿いを歩いていると、そろそろ建物が見えてきました。
電車などでは、よく見ましたが、そばで見たのは初めてでした。
受付で、ゲスト身分証を貰い、自由に行ってくださいとの事でした。
工場見学は、予約がいるので残念ですが、見られませんでした。
二階建ての建物で、二階が売店とウィスキーの歴史などで、一階がカウンターバーのテイスティングコーナーがあります。
一階は、有料テイスティングコーナーで、年代物の各種ウィスキーが、賞味できます。
私も、100円で「山崎」を飲ませてもらいました。
たった、こんだけでもちょっと口に入れると、むせて咳込んでしまいました。
いやぁ・・30年ぶりでしょうか、ウィスキーなんて・・・この、焦げ臭い香りが懐かしいですね。
でも、おいしかったですね、水いらないと思ったら、全部飲んでしまいました。
学生の頃は、オールド(ダルマ)をお店でキープしていたものでございます。
でも、今はビールか日本酒がいいですね・・
昔は、カッコつけてオンザロックやストレートと飲んだもんですね。
そうそう、今は流行らないのは、昔、西部劇が流行っていたので、そこでガンマンがカンンターで飲む姿がカッコよかったんですね。
昔は、焼酎や日本酒を飲むなんて、年寄り臭かったイメージがあったんですね。
そんなこんなで、このウィスキー館を出て帰る事にしました。
予想していたよりも早く終わったので、ちょっとここから京都駅に近い事ですし、最近リニューアルオープンしたあの梅小路の鉄道博物館に行ってもいいかなっと思ったりもしたのですが、・・・・如何せん、足が疲れてしまった、もう歳です・・・残念ながら別の機会という事で、ちょっと早いですがお開きにしました・・・運動不足もあり、ホント、疲れやすいであります・・・
家で冷凍ピザとビールで、身体の疲れを取りたいと思います。
「アサヒビール大山崎山荘美術館」HP
「サントリー山崎蒸留所」HP
ざっくりとした動画をアップしてみました
「天王山、サントリー山崎ウィスキー館」2016.5.12.(4分48秒)
以上でありました。
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