カレーなる隣人

カレー(華麗)なる隣人。それは日々街の至るところで出会ってしまう、すくうカレースプーンの先に映る人間像

はじめての甲子園で

2008年03月23日 | 隣人のしおり
初めて甲子園で高校野球を見た。
開会式からの第一試合、第二試合、そして第三試合まで観戦していると、
高校野球は、高校野球だけにエラーもミスも多い。

大事な場面でファーボールを出してしまったピッチャーだったり、
何でもない当たりをエラーしてしまうショートだったり、
牽制球で刺されてしまう2塁ランナーだったり、

観客席にいる我々は大きなため息とともに「あーあ」と思ってしまう部分もある。
きっと心のどこかで「○○くん、まじかよー」と非難しているのかもしれない。

でもきっと、グランドで戦っているナイン、ベンチの選手、監督、スタンドで応援する部員達、彼らには「そんな非難めいた感情」は一切ないに違いない。
だって、そのミスをした当人が「一生懸命でないはずがない」ことを知っているし、その過程の苦しい練習を知っているし一緒にやってきた経験があるからだ。

何があっても信じている

「絶対的な仲間」

そんな絆を甲子園のチームに見ることができたような気がする。

初出場、初勝利!

2008年03月23日 | 隣人のしおり
(写真)藤色に染まるアルプススタンドから選手を祝福!


「常に全力!」


これが安房校野球のモットー。

とっても単純だし、当たり前すぎるし、なんだか響きのかっこよさもイマイチな感じ


でもこれが安房校のモットー。


往々にして単純なこと、当たり前のことほど「言うは易し、行うは難し」である。

でもそれを彼らは体現してくれた。この全国の甲子園で。



入場行進でどこよりも高く手をあげて行進する


完全な内野ゴロでも一塁ベースまで全力疾走


明らかにスタンド行きのファウルフライも、サードとショートとレフト3人が全力疾走で追いかける


そして8回裏のピンチに見せたサード佐藤のカメラ席への突っ込みプレーが、それを最も表してくれた。




彼らが与えてくれた一勝に本当に感謝したい!

ありがとう!

甲子園でデート?

2008年03月23日 | 隣人のしおり
■両手にクレープ!これはデート?

隣人のこのクレープを食べている人こそ、私の彼女。いえ、違います。たんなる大阪のおばあちゃんです。

内野席で朝からともに甲子園開会式を見ていると、共感も沸くし、ただでさえ大阪のおばちゃん、知らないうちに喋り相手にさせられていました。

さらに売り子を呼んで、二本ジュースを買えば一本「あんたのやで」と渡されるし、しまいには「やきとりといか串」もプレゼントされてしまった。

このままでは申し訳ないと、私もクレープ屋にダッシュし、「ストロベリーカスタードホイップ」と「フレッシュマンゴーカスタード」を購入した。

両の手にクレープを握り、席に戻っていく私は、客観的に見たらどう見ても「彼女にクレープを買っていく男」だろうなと思いつつ、間違ってもテレビに映らないようにと考えていた。

席に着き、
「あのおばあちゃん、どっちがいい?」
あちゃー、これも完全彼女と彼氏の風景っぽい。

あばあちゃんなので、マンゴーってわかるかな?と思ったけど、彼女は明確な自分の意志で「マンゴー」を選んでいました。
親戚か何か近い人が野球をやっていた関係もあり、野球が好きなおばあちゃんだったけど、さすがに9時からの開会式を見て、昼過ぎには帰ろうかと思っていたところ、私の母校安房校の試合が第三試合と知って、「ほな、第三試合まで見て応援しとってあげるわ」と言ってくれた。

ありがとう!おばあちゃん!

甲子園のちょっとした美談でしょ。。

「久しぶりに」徒然日記1

2008年01月26日 | 隣人のしおり
成東駅に降りたった。

駅前ロータリーから伸びるメインストリートに人影はない。
しかし、ここ最近の寒風に元気にはためく「そば」のノボリが目に入った。
時間はちょうど正午。



私は一瞬のカレーへの迷いを切り捨て「オムライス」を注文。


運ばれてきたオムライスのなんと豪華なことか!
みかんに加え、苺までのっている。


そもそもこの店、蕎麦屋でありながら、定食屋、焼肉屋、中華、喫茶店を取り込んだスーパー飲食店と化している。
壁に書かれたメニュー数を数えれば、その数100強。

さらに食後にはコーヒーのサービス付き。

地域で商売をするにはかくも寛容でなければあらぬのだろうか?

駄目押しに、おばちゃん愛想いいし。

いいお店でした。