画家の女性を愛する暗殺者。捜査中にたまたま彼女と知り合う捜査員。
誰が自分を見守っているかも分からず、その男性が自分の前に現れるのを待っている画家。
前半は、画家は捜査員が自分を見守っていた男性と信じ、捜査員は違うという言葉を口に出せないまま彼女の隣に居続ける、二人の恋が描かれる。
そんな前半に暗殺者の姿はない。デイジーの贈り物もなくなり、画家が捜査員を信じきった時に突然起こる事件。
そして今まで姿を隠していたのが嘘のように、画家の前に現れ彼女を見守ろうとする暗殺者。
それまで1時間はたっぷりイ・ソンジェとチョン・ジヒョンの恋物語を見ていたはずなのに、突然姿を現す暗殺者のチョン・ウソンがどんなに彼女を守ろうとしているかが、凄いスピードで伝わってくるのに感心する。イ・ソンジェとチョン・ジヒョンの恋物語の間にも、暗殺者チョン・ウソンの愛が枯れずに続いていたことが少しずつ分かり、3人の話が繋がっていることが分かってくるのだ。
声が出なくなった彼女の唇の動きを読み取ろうとする暗殺者。そんなことでしか彼女への愛情を表現できない暗殺者の寂しさを感じるが、彼女の唇の動きを読めることを嬉しそうに報告するチョン・ウソンの笑顔はこの映画の中でも胸を打つ場面だと思う。
アンドリュー・ラウの撮るアクションシーンはこれまで数え切れないほど見てきたと思うが、今回のはまた違った雰囲気が感じられた。
画家の彼女との食事を抜け出して仕事に向かう場面のアクションシーンは、古い建物の中に差し込む光の加減なのか、オレンジの光は香港映画ではみたことのない雰囲気だったし、上から見下ろすようなアクションシーン、銃声とともにどんどんかわるカメラアングルなどお洒落でありながらスピード感があった。
(暗黒街のボスの事務所に乗り込む場面も同じような雰囲気が感じられた。)
勿論アンドリュー・ラウ故、お洒落なだけでなく、暗殺者の仕事の寂しさも感じられ、香港映画と違うアクションシーンが見られたことにも満足する。
監督アンドリュー・ラウは香港、チョン・ジヒョン、チョン・ウソン、イ・ソンジェら出演者は韓国、そして全編オランダロケ。
そんな混合グループでありながらも、寄せ集めた感じがなかったのは、オランダロケによる力が大きかったのではと思う。夏のオランダの郊外に広がるデイジーは非常に綺麗だった。
愛は枯れないというキャッチフレーズにぴったりだったと思う。
*******
普段、会員としてお世話になっている映画館の招待試写会で鑑賞。
上映前に「是非口コミの宣伝をお願いします」と映画館スタッフの一言挨拶もあった非常にアットホームな試写会だった。
私も「観て損はなし」とお奨めしたいと思う。
誰が自分を見守っているかも分からず、その男性が自分の前に現れるのを待っている画家。
前半は、画家は捜査員が自分を見守っていた男性と信じ、捜査員は違うという言葉を口に出せないまま彼女の隣に居続ける、二人の恋が描かれる。
そんな前半に暗殺者の姿はない。デイジーの贈り物もなくなり、画家が捜査員を信じきった時に突然起こる事件。
そして今まで姿を隠していたのが嘘のように、画家の前に現れ彼女を見守ろうとする暗殺者。
それまで1時間はたっぷりイ・ソンジェとチョン・ジヒョンの恋物語を見ていたはずなのに、突然姿を現す暗殺者のチョン・ウソンがどんなに彼女を守ろうとしているかが、凄いスピードで伝わってくるのに感心する。イ・ソンジェとチョン・ジヒョンの恋物語の間にも、暗殺者チョン・ウソンの愛が枯れずに続いていたことが少しずつ分かり、3人の話が繋がっていることが分かってくるのだ。
声が出なくなった彼女の唇の動きを読み取ろうとする暗殺者。そんなことでしか彼女への愛情を表現できない暗殺者の寂しさを感じるが、彼女の唇の動きを読めることを嬉しそうに報告するチョン・ウソンの笑顔はこの映画の中でも胸を打つ場面だと思う。
アンドリュー・ラウの撮るアクションシーンはこれまで数え切れないほど見てきたと思うが、今回のはまた違った雰囲気が感じられた。
画家の彼女との食事を抜け出して仕事に向かう場面のアクションシーンは、古い建物の中に差し込む光の加減なのか、オレンジの光は香港映画ではみたことのない雰囲気だったし、上から見下ろすようなアクションシーン、銃声とともにどんどんかわるカメラアングルなどお洒落でありながらスピード感があった。
(暗黒街のボスの事務所に乗り込む場面も同じような雰囲気が感じられた。)
勿論アンドリュー・ラウ故、お洒落なだけでなく、暗殺者の仕事の寂しさも感じられ、香港映画と違うアクションシーンが見られたことにも満足する。
監督アンドリュー・ラウは香港、チョン・ジヒョン、チョン・ウソン、イ・ソンジェら出演者は韓国、そして全編オランダロケ。
そんな混合グループでありながらも、寄せ集めた感じがなかったのは、オランダロケによる力が大きかったのではと思う。夏のオランダの郊外に広がるデイジーは非常に綺麗だった。
愛は枯れないというキャッチフレーズにぴったりだったと思う。
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普段、会員としてお世話になっている映画館の招待試写会で鑑賞。
上映前に「是非口コミの宣伝をお願いします」と映画館スタッフの一言挨拶もあった非常にアットホームな試写会だった。
私も「観て損はなし」とお奨めしたいと思う。
多国籍合作映画、以前の実験的?な作品から本格的に楽しめるものがこれからどんどん増えてくるのでしょうね。
中華圏にも詳しくいろんな言葉がわかるゆみこさんが羨ましいです。
ウリおっぱも除隊後4様に勧められこのような映画に出演するのでしょうか? 夕陽天使まだ観てないので、想像ができません‥。俳優業も益々大変になる感じ。頑張ってほしいと思う反面、スンホニにはこれ以上苦労はさせたくない気持ちもあります。
「愛は枯れない」いいですね。韓国映画のキャッチフレーズはいいものが多いのかしら?
私も観るのが楽しみです。
ゆうこ改め、夕子にしました。
口コミ宣伝成功ですね^^
それと↓『12月の熱帯夜』
ヨンシムには感情移入できない部分も多々ありましたが、ヨンシムを取り巻いてる男性陣の気持ちが伝わってきたときに号泣ドラマになりました。
体当たり演技なだけに、女優魂をも感じさせてくれましたね~
べたぼめでしたか?自分ではそんなつもりはなかったのですが・・・
あっ この期に及んで駄目だしするなら、もう少し短くてもよかったかもしれないです(笑)
夕子さん
この映画は、確かに韓国、香港、日本、そしてオランダと様々な国の要素は入っていますが、主演の三人が韓国人で台詞がすべて韓国語ということを考えると、土台は韓国に置きつつ、でもきっちり多国籍な感じを出しているという、成功例な映画だと思います。
スンホンが夕陽天使に客演スタイルで出演したのとは、ちょっと違う感じかもしれませんね。
haijiさん
私もウソン出演の映画というと@Sad storyの方に興味があったのですが、(そして香港映画好きとしては、中国で撮影している中天にも注目していますが)この映画もなかなか良かったです。
「12月の熱帯夜」
かなりはまってみています。
私はヨンシムが全然言い返さないところが、偉いな~と思って・・・お姑さんは気に入らないようですが、明るく、愚痴も言わず、あんな嫁の鏡のようなヨンシムに辛くあたるとは・・・
声が出なくなってからの彼女の演技。
一枚一枚カードをもどかしそうにめくったり、大きな音を立てたりという姿は、鬼気迫るものがありましたね。
エンディングの歌が良かったですね。
「孤独な暗殺者」が孤独に徹しきれなかった・思いを秘めて墓場まで持っていけなかった(人間の)弱さに賛否両論。
またキャンバスを掲げて必死に訴える姿も、画家の人生をこの一瞬に凝縮し、真に迫るものがあり、胸を打たれました。なんといってもチョン・ジヒョンですから甘口の感想です。
男優二人に囲まれて、オール海外ロケ、香港の監督・・・彼女にとっては挑戦しがいのある現場だったのではないでしょうか?その期待に十二分に応えているのはやはりさすがだと思いました。
イーゼルグッズ もあったのですか?
私はデイジー缶を観てびっくりしましたのですが・・・
何バージョンか種類もあり、チョン・ウソンファンは思わず手が出てしまうのだろうな~と思いました。
日本版と韓国版があるみたいなので、両方みてみたい気がしました。
オールオランダロケは良かったです~
時間も2時間でちょうど良かったですし・・・
ああ~感想一緒に述べ合いたかったです(爆)
「よかったね~」という和やかな言葉で始まる語り合いになったことでしょう。
韓国バージョンと日本バージョンがあるのですか?
どのあたりが違うんでしょう?それも気になりますね。DVD特典でチェックなどできるのでしょうか?