私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

ストロベリーナイト

2009-02-26 22:33:22 | なんということはない日常
犯罪場面の描写が凄い。普段「グロい」という表現を使うことはないけれど、多分こういうことに対して「グロい」という言葉を使うのだろう。
こういうグロい場面も含めてこの作品なのだろうけれど、正直ちょっと辛いものもあり、やや薄目で読み飛ばした部分もあり。

姫川玲子という主人公や、裏金作りにせいを出しながら彼女を目の敵にする男性刑事など、出てくる登場人物はかなりあくが強い。スピード感があり、犯罪の内容そのものは非常に重苦しいのに、場面、場面の映像が想像しやすいところもあり。
そんなところから、本であるのに、漫画なのかもと思わせる雰囲気もあり。
重いのに、軽さを思わせる雰囲気があるのはそんなところからやってくるのかもしれない。

特に裏金作りにせいを出す刑事の物言いは、正直耳を塞ぎたくなるものもあり。勿論それが必要悪であるというのも読んでいるうちに伝わってくる。
また、過去を語る場面で出て来る敬礼シーンも、その映像が見えるかのような臨場感あり。
この本が不思議なのは、今の物語よりも、彼らの過去の物語の部分が面白いところだ。

***
警察はこんなにセクショナリズムに冒されているのか?
身内の争いがこんなに激しいものなのか?

ストロベリーナイト (光文社文庫)
誉田 哲也
光文社

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