田代氏不起訴 国民は納得できるか
2013年8月2日
「結論ありき」の再捜査だったのではなかろうか。市民で構成する検察審査会の「不起訴不当」の議決を受けた最高検の判断は、「記憶が混同した」という東京地検の検事だった田代氏の言い分をうのみにした印象が極めて強い。
「検事から『議員なのにうそをついたら選挙民を裏切ることになる』と言われたのが効いた」-。
小沢一郎「生活の党」代表の元秘書だった石川知裕議員(当時)は、捜査報告書の中では、そう語ったことになっている。
だが、全く架空のやりとりだった。石川氏の参考人聴取後に書かれた報告書の大半は、田代氏の“作文”である。石川氏はICレコーダーで隠し録音したため、虚偽の全容が明らかになった。録音の記録などはネット上に流出しており、田代氏の報告書と食い違うのは、誰の目にも明白なのだ。以下は↓