流出油、東北沖まで拡大も 沈没タンカーで予測
東シナ海で1月14日に沈没したタンカーから流出した油の汚染が今月半ばまでに沖縄や南西諸島に及び、来月半ばには関東―東北沖まで拡大する恐れがあるとの予測結果を、英国のサウサンプトン大と国立海洋学センターの研究グループが3日までにまとめた。
このタンカーのものと疑われる油が、鹿児島県・奄美大島の海岸などで既に発見されている。
同センターのエカテリーナ・ポポバ博士は「政府による緊急対応や情報の公表がなく、多くの研究者が懸念を強めている」と、監視強化を求めている。