後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

中古車の買い方

2009年01月26日 | うんちく・小ネタ

新車を買うときは製造会社の技術力と販売店のサービスの良否を客観的に調べて、自分の使用目的に合致した車を買う。セールスマンの良否は問題では無いと思う。

しかし中古車を買うときは信頼できるセールスマンを探し、仲良くなり、更に修理屋さんと仲良くなってから買う。それが私の買い方であった。特にアメリカに在住していた間は、後から来る多くの日本人の為に中古車の購入を手伝った。オハイオ州の州都、コロンバス市のこと。

街道沿いの大きな中古車専門店のセールスマンのジョンと仲良くなった。整備していない中古の車を並べていてそのまま安く売る店である。いかにも悪役のような風貌の中年男である。親しくなってみると優しくで正直である。車の欠点と良い点を丁寧に並べてから1ドル札をくれる。これで隣のスタンドでガソリンを入れて走り回って来いという。買う予定の日本人を隣に乗せて、大きな車を引っ張りだすようにゆっくり走らせ始める。市街地を出て必ず高速道路を120kmくらいで走る。ハンドルの震えやエンジンの排気の色をチェックする。整備していない中古車なのでタイヤのバランスが取れてなくハンドルが震えたり、黒煙を上げたりする車がある。エキゾ-ストパイプに穴が開いているのもある。

その後で、仲良しの修理屋のピートの所に寄る。値段と悪い箇所を言い、意見を聴く。ついでに修理や整備の費用も聴く。この方法で2年間に12、3台のアメリカ製の中古車を買った。

1988年、89年、90年にかけての経験です。日本でも同じようにしたいのだが新車を買うことが多いのでこの方法はアメリカの懐かしい思い出だけになってしまった。

中古車をこれから買う方々に少しでも参考になれば嬉しく思います。(終わり)


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