後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「今日の日記、運転免許の更新に行きました」

2016年12月19日 | 日記・エッセイ・コラム
3年に一度の運転免許の更新に府中の警視庁運転免許試験場に行きました。無事、更新手続きが済んで、平成32年2月28日まで運転出来ることになりました。

平成32年は2020年で東京オリンピックのある年です。安全運転で2020年まで無事、時が過ぎるのを祈っています。
思い返すと1960年にアメリカで運転免許を取って以来56年間、安全に運転を続けて来られた幸運に感謝せざるを得ません。

1番目の写真は府中の警視庁運転免許試験場の写真です。
2番目と3番目の写真は運転試験場の風景です。この試験場の北側に隣接して都立武蔵野公園が広がっています。この武蔵野公園から北側が小金井市です。私の家は北側の小金井市にあります。

試験場の職員は高齢者の私にみんな優しくて気分が良かったです。更新に要した時間は1時間20分でした。更新のシステムが3年ごとに行く度に改善されているのです。警視庁も努力してます。職員に有難う御座いますと感謝して帰って来ました。駐車場も空いていました。気分の良い一日でした。





種類が非常に多いランの花、その原産地やそれぞれの特徴

2016年12月19日 | 日記・エッセイ・コラム
あれは30年以上、前のことです。シンガポールに行った折に植物園を訪ねました。それは植民地時代にイギリス人が作った広大な熱帯植物園です。喬木の茂ったほの暗い密林の中を歩いていると所々にランの花が咲いていたのです。それは闇夜の灯のように美しく輝いています。そして青白い火が風に揺れるようにランの花が揺れ動いていたのです。揺れていたのではなくあまりにも神秘的な美しさだったので自分の目が惑わされていただけです。
それ以来、私はランの花に魅了されています。
東京の新宿御苑の大温室には多種多様のランの花が咲いています。嗚呼、こんな花もランの一種なのですかと驚きの連続です。
都立神代植物公園の温室にも数多くのランの花が咲いています。
それもその筈で、ランは野生種だけで1万種から3万種もあると言われているのです。
園芸種も数多く、その数も含めると地球上で確認された植物の1割近くがランと言います。

そこで少し調べました。以下は、https://horti.jp/2575 からの抜粋です。
ランは、中国、日本やアメリカ、オーストラリア、アフリカ地域など世界各国に自生しています。
種類の数が多過ぎることや、種類間での違いが少ないことから、「東洋ラン(東洋蘭)」と「洋ラン(洋蘭)」という生息地によって分けられることがよくあります。東洋ランは、日本や中国を原産地としているランのことで、それ以外の地域のランを日本では洋ランと呼びます。

そして、ランには、土の中奥深くまで根を下ろす「地生ラン」と、木の幹や岩肌に張り付いて育つ「着生ラン」の2つの生育パターンがあります。
地生ランは、「バルブ(偽鱗茎、偽球茎)」と呼ばれる根っこや茎に水分を貯めこむタンクを作ります。着生ランは、昼に気孔を閉じて水分の蒸発を防ぎ、夜に光合成を行うという特殊な性質を持っています。

ランにはこのように非常に種類の多い植物ですが、花屋さんで一般的に売っているのは数種類だけに限られています。
日本で、良く売れて流通しているものは「カトレア」「デンドロビウム・ファレノプシス」「オンシジウム」「ファレノプシス(胡蝶蘭)」「バンダ」「デンドロビウム」「シンビジウム」「パフィオペディラム」の8つだけと言います。
それでは早速その写真を示します。

1番目と2番目と3番目の写真は私が花屋さんで撮った胡蝶蘭の写真です。

胡蝶蘭(コチョウラン)は日本でよく親しまれている種類のランです。台湾、中国、オーストラリアに生息し、一番ポピュラーな品種として贈り物としても人気があります。

胡蝶ランは肉厚の葉っぱが左右に生え、茎は短くて見えない特徴があります。一般に出回っているものはほとんどが交配種で、花色や大きさによってさらに6つのグループに分けられるそうです。

4番目の写真はカトレアです。ラン全体の中で一番メジャーな種類の着生ランです。「洋ランの女王」とも呼ばれ、中央・南アメリカに約30種が自生しています。なお4番目から10番目までの写真は、https://horti.jp/2575 から感謝しつつお借りしました。
 
5番目の写真は正式名称をデンドロビウム・ファレノプシスというランです。デンファレの略称で親しまれている洋ランです。オーストラリアからニューギニアにかけて原種が自生し、ハワイ、タイ、マレーシアなどで盛んに栽培されています。

6番目の写真はデンドロビウムです。熱帯アジアを中心にスリランカやネパール、サモアや日本、ニュージーランドなど幅広い範囲に自生している着生ランです。高い木の枝の上に根を広げて着生するのが特長で、ランの中では、比較的育てやすい種類です。

7番目の写真はシンビジウムです。主に東南アジアなどの熱帯から温帯に自生する地生ランです。寒さにも比較的強いので、冬の贈答用鉢花として人気があります。

8番目の写真はオンシジウムです。中南米の熱帯・亜熱帯地域に約400種分布している着生ランです。枝分かれをした茎の先に、1~2cmほどの大きさの斑点が入った黄色い花を、垂れ下がるほどたくさん付けるという特徴があります。花束やアレンジメントによく用いられる、一般的になじみのあるランの種類です。
 
9番目の写真はバンダです、東南アジア原産の洋ランです。バンダは園芸箱に根をむき出しにして栽培します。このため育てるには非常に難しい洋ランで一般的ではありません。樹木の上に太い根を張る着生ランで、紫、赤、黄、白など花色のバリエーションが豊富で、他のランにはあまり見られない青色があることが特徴です。その大きく生長する姿から、サンスクリット語でまとわりつくを意味する「バンダカ」が名称の語源といわれています。

10番目の写真はパフィオペディラムです。東南アジアや熱帯、亜熱帯アジアに約70種が自生する洋ランです。基本的には薄暗い樹林の地面に根を張って育つ地生ランですが、着生ランの品種もあります。花の一部が袋のようになる変わった姿をしており、ユニークな形や大きな花が好きな方に人気があります。短い茎に咲く花は、1ヶ月ほど楽しむことができます。

以上が市場でよく流通している8種類のランの花のご紹介です。
そして新宿御苑の大温室は明治期から日本のラン栽培で有名で数々の新品種を開発しています。
考えてみると明治維新以後、日本へ温室で熱帯植物を育成する技術が導入されたのがランの花の隆盛に繋がったのではないでしょうか。
私は緑あざやかな熱帯植物の葉を見るのも好きでよく温室に行きます。緑の熱帯植物の間に色鮮やかなランの花やブーゲンビリアの花を見るのが好きなのです。心が豊かになるのです。平和な気持ちになるのです。このようなランの記事を書いていると本当にしみじみと幸福を感じます。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)