後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

現役の間に必ず貯金と趣味への投資をしておくーすると、老後が輝きだす

2009年10月14日 | うんちく・小ネタ

よく老後の為にと貯金している人が多いものです。なにせ年金制度が次第に崩壊すると新聞に出ているのですから。それでつい貯金だけに夢中になっている人を見かけます。しかし現役時代には趣味へも投資しておくべきです。時間とお金を投資しておきます。そうすると引退後がすごく楽しくなるのです。実際自分は引退後は現役の頃始めた2つの趣味を楽しんでいます。

誰でも現役のころは仕事が忙しく、趣味どころではありません。しかし老後を大いに楽しむためには趣味を2つ、3つ現役の間に持っていることが肝要です。

現役のころは時間がないかわりお金があります。贅沢をしないで、生活費を切り詰めてでもお金を趣味に投資して置くのです。

例えば別荘用の土地を少し買って置く。趣味の為の電動工具を一式買って置く。中古のヨットやモーターボートを買って置く。釣り道具と釣り用の小舟を買って置く。趣味の山歩きの為の小屋を大きな山の麓に作って置く。スポーツ、ダンスを習う。絵画や音楽など趣味のために良い先生について習って置く。お花や茶道の師匠について習って置く。外国語、日本の古典文学(万葉集や源氏物語など)先生について本格的に勉強して置く。どれでもお金と時間を多くかけた方が、一般的には引退後が一層楽しくなります。

引退後は仕事仲間が居ません。しかし趣味を通じての知人・友人が沢山出来ます。狭い分野の仕事だけの仲間は非常に特殊な視野の方々です。ことの良し悪しは別にして仕事仲間とはそういうものでしょう。引退後は時間が豊富にあり、趣味を楽しむ時間は拡大します。自然に趣味を通しての知人・友人が増えます。視野や生活環境が非常に違う方々です。人間の営みの多種多様さとその華やかさに吃驚します。そのお陰で、自分の生活の巾や視野が広がり、豊かになります。引退後が人生で一番幸せな時代になります。

筆者の趣味は37歳の時に始めた山林の中の小屋と、48歳で始めたクルーザーヨットです。そしてこのブログです。ブログは山林の中で知り合った鬼家雅雄さんに薦められ、手取り足取りコンピューターの使い方を教えて貰ったお陰で楽しんでいます。

上に掲載した写真は1973年に山林の中の80坪の土地の中を流れている小川の様子です。80万円で買いましたがその後小屋を建て、この小川に上ってくるヤマメや岩魚と36年間遊んでいます。そこから車で少し走ると八ヶ岳で、もう一枚の写真のように美しい杜があります。

ブログをしていると誰にでも気軽に声をかけることが出来ます。「田舎暮らしですか?私も小屋を持ってますよ。」とか話かけます。

ヨットのある現場では、「美しいヨットですね。チョット見せてくれませんか?」と言います。それでキャビンの中へ招じて貰えれば友人になれます。

最後に実に恥ずかしい話をして終わりにします。若い頃、欧米の研究者と競いあっていました。ところが彼等はみな別荘やヨット・モーターボートの趣味を持っています。何がなんでも彼等に遅れをとっては口惜しい!どうしてでも勝ってやりたい。趣味の世界でも。こんな浅はかな競争心と見栄で始めたのが山林の中の小屋とヨットの趣味です。決して引退後を楽しむために始めたわけではありません。現在も軽佻浮薄な人間ですが、若いときの軽佻浮薄ぶりのお陰で引退後の生活が人生で一番楽しいものになりました。皆様はいかがでしょうか?(終わり)

今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。   藤山杜人

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