観測にまつわる問題

政治ブログ。政策中心。「保険」「相続」「医者の給与」「国民年金」を考察する予定。

高知インバウンド

2017-09-03 14:16:39 | 政策関連メモ
予告していた高知インバウンドの記事を書きます。

といっても愛媛の記事で予告したように愛媛県南西部をお邪魔させていただきます。山や海が売りの産業構造とか結構似てますからね。まずは道後平野に隣接する内子町から始め室戸岬までグルッと回っていきます。ちょいちょい脱線しますが、あくまで基本はインバウンド狙い視点なので、国内旅行視点だと物足りない面があるかもしれません。その点はご容赦ください。

内子町観光サイト内子さんぽ

内子は小さい町ですが、観光ではわりと評価されている方だと思います。ミシュランにも載っていましたね。このあたりの地域の観光サイトは外国語対応していないところが多いようですが、QR Translatorという技術を使ってインバウンドを意識しているようです。QR Translatorについてはこちら(関西国際空港が多言語表記のモデルプロジェクトを開始 ~外国人利用者向けに QR Translator を活用~ 株式会社 PIJIN)をご覧ください。筆者は関西と東京のインバウンド獲得の努力の現状に関して知識はありませんが、あるいは関西の方が努力しているから関西が勝っているということも考えられるのではないかと思います。内子は町並みもいいと思いますが、一点観光農園を取り上げたいと思います(内子を例に挙げましたが愛媛県には他にも観光農園があります)。外国人が押し寄せる「観光農園」 農業は「Real Japan」の体験(事業構想)>観光庁が作成した、インバウンドの成功事例を紹介するガイドッブックには、ニセコ町、日光江戸村、星野リゾート、高山市、JR九州とともに、中込農園が紹介されている・・・記事を見る限り要求される英語能力とか(英語だけでいいんだろうかという疑問もあります)ハードルが高いようにも見えますが、農業体験でインバウンド獲得は可能性があるかもしれませんよね。マナーに関しては教えることが大切なようです。

大洲のサイトは外国人対応ではないようですが、ジャパンホッパーズというインバウンド・訪日外国人向け旅行情報でサイトの特集記事で肱川がとりあげられています(大洲市を流れる清流「肱川」を満喫する)。

ここからはCルート(宇和島~愛南~足摺~四万十)に入りますが、残念ながら外国語対応ではありません。宇和島の観光サイトも外国語対応ではありませんね。気になって「闘牛 インバウンド」で検索したら先に挙げたジャパンホッパーズの「宇和島市営闘牛場」ページがHitしました。公式サイトも英語対応です。筆者は残念ながら見たことはありません。

ついで愛南町。英語・韓国語・中国語と対応がシッカリしているようです。海ではサンゴも見られるようで、特色がハッキリしていますね。あまり観光客が増えると珊瑚礁が守れるか心配にはなってきます(気になる人は「サンゴ 観光客」で検索)。何らかの対応は必要でしょう。

続いて足摺。ミシュランでは二つ星で評価は高いようです。英語・中国語・韓国語対応。ジョン万次郎(ウィキペディア)(日米和親条約に尽力した人のようです)もありますが、愛南と同じく海が売りだと思います。四万十も一緒ですが体験観光も売りみたいですね。

続いて四万十。さすがに最後の清流とも言われる著名観光地だけあって英語・中国語・韓国語に対応しています。水質が綺麗な川はもっとあるようですが、大規模なダムがなく開発から取り残されていたために豊富な自然環境が残ったことが売りのようです。四万十川(ウィキペディア)>四万十川は水質も良く日本有数の清流で、古くから漁が盛んに行われてきた。天然ウナギ、アユ、ゴリ(チチブ、ヌマチチブ)、ツガニ(モクズガニ)、テナガエビなどの魚介類のほか、青海苔の産地として知られている。四万十川は川漁で生計を立てている人が多いことでも日本有数の河川といえる。>四万十川に生息する主なテナガエビは、ミナミテナガエビ、ヒラテテナガエビ(ヤマトテナガエビ)、テナガエビの三種類。四万十川でのテナガエビ類の年間漁獲高は30トン前後あり、ウナギや藻類に次いで多く、漁師にとって重要な水産資源となっている。高知県内の主要8河川と比較すると、四万十川が30トン前後なのに対し、他の7河川は2トン以下と少ない。・・・水産資源が豊富なのは蛇行しまくっているからじゃないかと思いますね(蛇行ぶりに関してはweblio辞書「四万十川」流域図など参照」。瀬と淵に魚が住むんですよね(魚と河川環境 国土交通省中部地方整備局)。釧路湿原なんかではわざわざ蛇行させているみたいですよ(5 蛇行する河川への復元 国土交通省北海道開発局 釧路開発建設部)。そういう訳で豊富な水産資源が売りの四万十川ですが、特産のテナガエビが減っているという話もあります(四万十川のテナガエビ 川エビを取り巻く環境 四万十川の川漁師:川に携わり、共に生きる:高知県四万十観光情報)。>毎年、良いテナガエビが生息しているエリアを何箇所か下見して歩いてきましたが、どこの場所も共通して言えるのは、ゴロゴロ見えていた岩や、沢山川底に転がっていた石が、ことごとく砂に飲み込まれてしまっていて、大きな淵などは、川底が全部砂だけになってしまっているところも・・・この状況は、年々、顕著に現れていて、すごいスピードで悪化しているんです。なぜ砂が良くないかって? この土砂がゴロゴロ転がっている石の隙間や大岩のエグレなどをうめてしまい、水中の生物の 住処 を急速に奪っているのです。ウナギが毎年決まって篭る良い岩穴も次から次に埋められてしまっています。なぜこんなに急速に土砂が流出しているのか、考えられる理由は、支流や谷に、無闇に砂防堰堤を造りすぎている。林業の伐採時に、作業道をつけるとメーターにつきいくらかの補助金がでる仕組みになっていて、これもそこらじゅう、川筋の谷の斜面を一面伐採して作業道をつける、そこから大雨のたびに地面が削られ大量の土砂が流入する。公共事業が川をダメにするのは誰でも知っていることですが、林業のあり方においても川に深刻なダメージを与えてしまうのです。そうすると、川の中の生物たちは、どんどん、だまって消えていってしまうのです。・・・テナガエビの不漁に関してはこの記事(高知新聞 「高知県の四万十川エビの不漁深刻 「今年は壊滅的」」2016.10.09 08:05)でも裏がとれます。原因は乱獲・外来種・泥の増加が指摘され、年々減少傾向で対策を打たないと危険なようです。砂防ダムがテナガエビの生息環境を破壊しているかは議論もあるような気はしますが(寧ろ泥の供給は減るという方向性の環境破壊にも思えますが、石の供給が止まるという意味ではテナガエビの生息環境を壊しているかもしれません)、四万十川の豊かな自然環境を守るため砂防ダムをつくるべきかは議論があってもいいと思います。日本でも再び砂利がとれるようになったら、北チョンの馬鹿どもを遠慮なく制裁できますしね(砂に関するプロの考察は少し古いですが、こちら 『砂を考え直す』独立行政法人産業技術総合研究所地圏資源環境部門鉱物資源研究グループより 2007年5月14日付)。「北朝鮮 砂利」で検索すると砂利利権の話がゾロゾロHit。辻○清○さん?美しい日本を取り戻すため四万十から環境を取り戻す!な~んてね。林業振興もいいと思いますが、作業道が環境破壊に繋がっているのであれば、土砂を流出させない道づくりなんてものもあるみたいですよ(森林作業道開設の手引き-土砂を流出させない道づくり-独立行政法人森林総合研究所 石川県農林総合研究センター林業試験場 岐阜県森林研究所)。インフラ10兆ほんとにやるのであれば、四万十名産テナガエビを守る投資をするとか日本の砂利を活用して北朝鮮利権をぶっ潰すとかそういうことも考えて欲しいですね。北朝鮮の砂利は中国が買うんでしょうが、好きにさせときゃいいでしょう。日本が北朝鮮に対して毅然とすることが大切ですよ。北朝鮮に頼らない日本がいいですね。

四万十の記事は工事中です。高知市以下も含めもう少々お待ちください。





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