スクリーンに恋をして&ライヴレポ

エレカシファンです。しばらく更新できず、すみません。

ブラザーズグリム

2005年11月26日 17時33分01秒 | Weblog
THE BROTHERS GRIMM

19世紀のドイツが舞台。グリム兄弟に舞い込む不思議な謎…

監督/テリー・ギリアム
キャスト/マット・デイモン/ヒース・レジャー/モニカ・ベルッチ/ジョナサン・プライス…ほか

奇才、テリー・ギリアム監督作品。「未来世紀ブラジル」「12モンキーズ」
どれも観終わった後、ちょっと悪い夢を観たような気分になる作品ばかり…(^-^;)

マジカル・ファンタジーで新境地を開いたマット・デイモン。
最初にオファーされた兄弟の役を、ヒースと交換し、新しいタイプに挑戦したとのエピソードが。

独特のジョークで、全体の重さをライトな脚本に仕上げています。

暗く恐ろしい森、おとぎ話の不思議な塔…。
グリムのダークでミステリアスな部分を、広角レンズを多用した映像で
上手く表現したテリー・ギリアム監督。

「ふたりにクギづけ」のようなハチャメチャコメディには
ちょっとびっくりしましたが…これまでの「ドグマ」もブラックコメディだったし…。

『イタリアの宝石』モニカ・ベルッチも妖艶で、まさに魔女にふさわしかったですね。

マットファンとしては、今後もいろんな作品に挑戦していってほしいです♪

チャーリーとチョコレート工場

2005年11月19日 15時57分08秒 | Weblog
見てきました!
「チャーリーとチョコレート工場」

ティム・バートン監督とジョニー・デップのゴールデンコンビ!
B級娯楽として、これはおもしろくないわけがありません。

ティム・バートンさんはいつもお下劣&グロいんですけど…?(失礼)
必ずちょっとホロっとなる部分が私にはあるんですよ~♪

映像もCGとリアルのバランスもよくカラフルでGOOD!!

チャーリーが金のチケットを当てた時には、私も感涙でした!

ウンパ・ルンパもやっぱり『きもかわいい』!

そして全般にわたって流れる、あの昔懐かしいような笑えるミュージックナンバー!!
そのダサさがまた「ツボ」@なのかも???ちなみにサントラ版もあるようです♪
(買いませんが…^-^;)ウンパ・ルンパのハードロックバージョンに大ウケの私でした♪

ジョニー・デップはもちろん相変わらず上手い!
でも今回はどうしてもマイケル・ジャクソンに見えてしまって…(^-^;)
きも優し怖い???怪演でした~♪

星の王子さま

2005年11月19日 15時36分10秒 | Weblog
『星の王子さま』を久しぶりに読みました。

たくさんの方々が訳していらっしゃいますが
今回購入したのは、集英社の文庫本、池澤夏樹:新訳本です。

この本についての公式サイトがあります。
かわいいフラッシュ画像が流れます。

サンテグジュベリについては、熱心なファンや研究家がいらっしゃいますよね。

私はといえば、『星の王子さま』は子供の頃一度読んだきり。
あの繊細な線と淡い色使いのイラストの方が記憶に残っている…という程度です。
誰の訳本を読んだのかも覚えていません。

さて、そんな私でも、大人になってから読み返すと
新たな発見があるから、本というものは実におもしろいものですね。

特に有名なくだり、キツネと王子さまの会話。

「~簡単なことなんだ-----ものは心で見る。肝心なことは目では見えない」

これは、いろんな作家が題材としてとりあげているテーマですが
キツネと王子さまの会話として語られる為、素直に心に染み込んできますね。

「人間たちはこういう真理を忘れている」

「きみがバラのために費やした時間の分だけ、バラはきみにとって大事なんだ」
「きみは、きみのバラに責任がある…」


しばしば自分を農夫になぞらえたというサンテグジュベリ。

12歳で飛行機に乗り、パイロットとして空を駆け巡る体験から
星を旅するストーリーが産まれたわけですが、必然的に地球=大地、
そしてそこに住む人間との関係を、深く考えていた作家でもある事がわかります。

読みながら天文学、地質学を盛り込んだストーリーを書く
私の大好きな宮沢賢治を想い出していました。

ラストのくだりは、訳者:池澤氏のあとがきを読む前に、
私も感じ取った、聖書の影響も感じられました…。

ああ、子供の頃読んでそれきり忘れていた…。
こういうラストだったのかと…。

この記事を書くにあたって、サイトのレビューを眺めていましたら
みすず書房から出版されている、山崎庸一郎さんの訳も読んでみたくなりました。

当時の世界対戦、ナチスドイツへの強烈な批判などの背景を
より感じられるのではないかなと期待しています。

第18回東京国際映画祭  「雪に願うこと」

2005年11月05日 14時51分00秒 | Weblog
世界の12大映画祭のひとつである、第18回東京国際映画祭。

今年の最高賞「東京サクラグランプリ」に、北海道のばんえい競馬をテーマにした「雪に願うこと」が選ばれました!!(祝)!!

東京サクラグランプリ、監督賞、男優賞(佐藤浩市)観客賞の初の4冠に輝く快挙!!

日本映画のグランプリは第1回(85年)の「台風クラブ」(監督相米慎二)以来というから(懐かしい!)久々に見ごたえのある作品という事で、期待できそうです。

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北海道帯広在住の作家、鳴海章さんの小説「輓馬」(ばんば)を原作に、今年2~3月の間、帯広競馬場などで撮影されたそう。

個人的には俳優、佐藤浩市さんのファンでもありますので、この情報は早くから知っていましたが、北海道で撮影された、この作品がグランプリ!

そして浩市さんが、主演男優賞という事で、まさに、どさんことしてもファンとしても感無量です!

~~~~あらすじ~~~~

舞台は真冬の北海道・帯広。バブル崩壊後、東京で挫折した弟、学(伊勢谷友介)は
妻や友と別れ失望の中、故郷、帯広へ戻る。

帯広で、ばんえい競馬の厩舎を経営する兄、威夫(佐藤浩市)と再会。

馬とともに生活し、豊かな自然の中で、ボロボロに傷ついた学の心は
癒され、再生へのきっかけをつかんでいく。

~~~~~~~~~~~~~

劇場では来年公開予定との事。私も今から楽しみです(^-^)