スクリーンに恋をして&ライヴレポ

エレカシファンです。しばらく更新できず、すみません。

佐野元春&ザ・ホーボー・キング・バンド「ALL FLOWERS IN TIME」 in 札幌市教育文化会館

2011年01月21日 00時29分13秒 | Weblog
1月19日(水)

佐野元春&ザ・ホーボー・キング・バンド「ALL FLOWERS IN TIME」

in 札幌市教育文化会館へ行ってきました

イルミネーションが綺麗ですね。





元春は昨年11月のペニーレーン24に続き、すぐに元気な顔を見せてくれました


前回の11月5日佐野元春&ザ・コヨーテバンドのライブ日記はこちらです。



この日は平日で大雪、20日締めを前に忙しい日程の中でしたが

元春くらいの年齢の方達から、高校生くらいの方まで、

様々な世代のファンが集まっていたようです


前回のライブでも思ったのですが、6対4くらいの割合で

男性ファンの方が多いような気がしました


同姓から好かれるというのも、元春の音楽性に加え

たまにおちゃめで、たまに不思議ちゃん?天然系?の人柄も

きっと人気の秘密なのでしょうか…

素敵な事ですよね



今回のツアーバンドは「ザ・ホーボー・キング・バンド」

古田たかし(Drum)、井上富雄(Bass)、Dr.kyOn(Keyboard)

長田 進(Guitar)、ブラスセクション


との事です。


ギターは佐橋さんではなく、長田さんなので実は「ハートランド」との

合体だそうです


舞台には「オペラ座の怪人」のセットのように

大きなシャンデリアがセッティングされていました。

本当にろうそくの灯が灯ったようで綺麗だったなぁ。






30周年記念だそうです。すごい歴史です


前回書いたように、ホントそこにギターを持って立っていてくれるだけで

嬉しくて胸が熱くなる、そんな人ですね。

ピートみたいに腕をグルグル廻して、スライディングも決まってましたね



そしてペニーレーン同様、ファンが熱かった。

元春のファンの方は大人で上品な方が多いように思うのですが

ライブが始まったらものすごくはじける感じ。

きっと、元春への愛ですね、愛…。



私もフェスか!?と思うくらい

腕をあげてしまいましたよ



「ロックンロール・ナイト」

「約束の橋」の流れでは、もう…泣きそうになりました

拍手が鳴り止まない…、元春もちょっとだけ泣いてたのかな?

…何ともいえない、すごい一体感でしたね。



あとは「欲望」のシャウトで、何かね、ドキッとしてしまいました。

…もちろんね、知っている曲だったのですが

あまり直接的な表現をしない元春なので

あれ?こんな歌詞だったんだなぁ~と、

あらためて思いましたね~。



長田さん、ギター弾き倒しまくり、かきならしまくりでしたね

何か、すご~くリラックスして自由な感じでノリノリでした。

何だかんだで、私、長田さんをいろんなミュージシャンのステージで見てるのだわ♪


Dr.kyOnさんのキーボードもノリノリご機嫌、アドリブさすがです!

古田たかしさんのドラミングもすごい!難しいリズムアレンジを涼しい顔して叩いてるし、

井上富雄さんのベースも、ブラスの方達も熱演、素敵でした!


元春&バンドの皆様、大雪で寒い中、良いステージをありがとうございました!!!

「エビータ」 北海道四季劇場札幌 こけら落とし公演

2011年01月17日 00時52分13秒 | Weblog
劇団四季の「エビータ」を観てきました


札幌JRシアター閉館から12年との事。

そんなに時が経ったんだなぁ…。


思えば、当時の私はJRシアターに通いつめていました

JRシアターにかけられた演目は、全て観ました。

特に気にいった「ジーザス・クライスト・スーパースター」や

「オペラ座の怪人」等の演目は、何度も何度も通いつめたものでした



今の私の生活はロックに偏っているようですが、

実は、演劇もロックも、クラシックも、

少しの矛盾もなく私の中に溶け合って存在する血であり、肉であるのです




札幌テレビ塔がいつのまにかライオンキング祭になっていました

これはテレビ塔の階段です。



ゆるキャラの「テレビ父さん」と「ライオンキング」のコラボ。
ちょっと画像が暗くてテレビ父さんが見えにくいですかね








ピンクの外壁がキュートな劇場です。



中へ入ると、コンパクトながらコートを預けるクローク、案内カウンター、

サンドウィッチや、北海道ならではの趣向を凝らしたおにぎり、

コーヒーソフトドリンクの他に、ビール等のアルコール類も

販売している軽食コーナーが配置されていました。



トイレも充実した数が用意され、

各所にモニターで四季の舞台映像が絶え間なく流れていて、

上演までの時間も飽きる事がないよう工夫されています

まさにかゆい所に手が届く心使いです。




この日のキャスティングは

エビータ:野村玲子さん

チェ:芝 清道さん

ペロン:福井晶一さん

マガルディ:渋谷智也さん

ミストレス:高木美果さん

でした。




上演開始とともにJRシアターの頃が蘇り、何ともいえない懐かしさがこみあげる。


お帰りなさい。

本当にこんな寒いところへ、常設劇場なんて…夢のような事を

よくぞ現実にしてくれました、と、それだけで胸が熱くなる。


客席は994席。斜度があるのでどの席からも舞台がよく見えるように工夫されている。

今回のステージにも斜度があり(たぶん演目によって変わると思います)

役者の足元まで見渡せる。

これも演目で変動すると思いますが、回り舞台でセットがすべるように入れ替わり

「せり」が2つあって、奥の「せり」は垂直に可動、舞台前方の「せり」は

斜め45度、つまり客席側に向かってググッとせり出してくる

ガンダムかサンダーバードに出てくる乗り物のような迫力でした(例えが古い?)


会場内はスピーカーが四方八方に設置されていて

ミキシングで役者さんの声が右、左、後ろ、今度は斜め…と、ぐるぐるまわり、

まさに「3D劇場」と呼びたくなるような臨場感でした。




そして偉そうですが、劇評を少し…失礼があったらお許しを…。


「エビータ」は以前も観た演目なのですが、

あら、こういう演出だったかしら!という、新鮮な印象でした


もちろん、お馴染みのアンドリュー・ロイド・ウェーバーの楽曲は変わらないのですが

ラストの花びらが散る場面などは、かなり純和風な風情でした

う~ん、前はどうだったっけ。私が忘れていただけなのかな…?



そして、「エビータ」の楽曲の構造、仕掛けが

「ジーザス・クライスト・スーパースター」ととても似ているという事に

今さら気がつきました。

同じロイドウエーバー作品なので当然といえば当然なのですが

それに気がついた時には、ニヤリとしてしまいました。




野村玲子さん、相変わらずお綺麗で存在感がありました、まさに女優!

最初は玲子さんのあの天使のような歌声に魅了され、

四季のファンになったものでしたっけ


エンディングの一人語りのシーンなどは圧巻。

玲子さんの演技力に泣かされました。


芝さんも実力派としてJRシアターの頃もご活躍されていましたが

12年経って、あの貫禄。さすがでした。声も伸びやか。

安心してこの作品を委ねられる役者さんですよね。



そして、ペロン役の役者さんが妙に上手いなぁ、この人、気になるなぁ…と

思って帰り際にキャスト表を見ると、福井さんでした

JRシアターの頃にも活躍されていた方ですが

何かずいぶん力をつけられて、素敵に魅力的になられて

戻ってこられたのだなぁと思いました。


渋谷さんも貫禄ですね。優しそうなお人柄が出ていらっしゃいます。


ミストレスの高木さんの歌声がとても素敵でした。

澄んだ泉のような響きでうっとりしました。



北海道四季劇場のこけら落としという事で、

今回はタイトルロールの野村玲子さん、渋谷さん、福井さん他、

アンサンブルにも北海道出身の方が出演されていました。


いくら北海道出身でも身体はもう本州に慣れてしまっていた事でしょう。

今年は特に寒い冬です。

どうか体調悪くされませんように…と勝手に思ってしまいました。





ドアもピンク




今回のこけら落とし公演「エビータ」それに続く「赤毛のアン」は、

関係者や四季の会に入会している方(以前四季の会に入っていた方)のみの

無料招待での演目です。


本当のグランドオープンは3月27日開幕の「ライオンキング」です。


ブロードウエイや、ウエストエンドのように

ちょっと街へ買い物に行ったついでに、会社帰りに、

友達や恋人同士、家族で、気軽にミュージカルや演劇を楽しめる…

そんな風になれると良いなぁ…。


興味のある方、一度はこの本格的「演劇の3D劇場」を体感してみて下さい!!!




ライオンキングバス

エレファントカシマシ EPIC 映像作品集 1988-1994

2011年01月05日 00時51分17秒 | Weblog
新しい年が明けてやっとエレカシの新DVD

「EPIC 映像作品集」を観る事ができました。



そしてこのDVDに「映像作品集」と題した、その意味を実感しました…。



右肩あがり、バブルの予兆に湧くエンタテインメント業界の中で

過剰な演出が主流になりつつあった舞台に

ある意味、生身でむき出しの素のまま、

ポ~ンとそこに放り出された状態の

エレファントカシマシ。



観ているこちらも手に汗がにじむような

緊張感と痛いくらいの生々しさ。



虚飾をいっさい取り払ったようで

それでいて実はちゃんとプロとしての狙いがある、

実に凝った映像なのだ…と驚かされる。



現在もエレカシのライブに感じる強烈な光と影。

それは、ここから始まっていたのだった。



そのむき出しの生身の演出が、そのままエレカシの個性となり、

道標にもなっていく軌跡が見える。



製作サイドの、ロックミュージック映像への

情熱と意気込み、実験と模索…。


そして、どうにかして己の全身全霊で

それに答えようとするエレカシ。




この映像の6年の期間で、みやじの顔つきが(他のメンバーもですけど^-^;)

プロとしてどんどん変わっていく様子も興味深い。



自分が思っていたよりもずっと胸をえぐられた、今回の映像作品集でした。










いつもながらエレカシ特設コーナーがあって嬉しいタワレコさん








ロングセラー商品にもエレカシが…なんかこの縛り、すごいなぁ…