あまちゃんの カタコト中文日記

中国・杭州がえりのライター助手、日々のいろいろ。

「おちょやん」、福山雅治の「ファミリーヒストリー」ほか

2021-04-27 | テレビ
映画『ノマドランド』が見たいな~と思いつつ、映画館に行きそびれていたら。
昨日なんと『ノマドランド』がアカデミー賞を受賞、「やっぱり見に行かなくっちゃ!」 。
だが、肝心の映画館はコロナのせいで軒並み休館しちゃいました。。。
(監督賞も受賞したジャオ〔赵〕監督が中国出身の女性、というのもいいね)

録画してあった『スパイの妻』(これ、元々はNHK制作のドラマらしい)を数日かけて観た。
時は1940年、アメリカとの開戦を間近に控えた神戸で貿易会社を営む夫(高橋一生)とその妻(蒼井優)の物語。
やはりこの2人は演技がうまい。
この、とてつもなく暗い題材の映画を最後まで見ていられたのは2人のおかげだろう。
憲兵役の東出昌大くんも頑張ってはいたけれど。
(この人は背の高さと容姿でかなりトクしてる… 制服的なものがよく似合うんだわ、、)
この作品、ヴェネツィア国際映画祭のなんとか賞を受賞したらしいが、
それほどいいとは思えなかったので、”おうち映画”でじゅうぶんだ。

そう、巷で評判のいい作品が必ずしも自分の好みに合うとは限らない。
少し前にやはりテレビで観た『新聞記者』(松坂桃李主演)も同じ。
昨年の日本アカデミー賞の最優秀として高く評価されていたが。
題材も画面も終始暗~くてボクはダメだった。
べつに明るいコメディや恋愛映画がみたいわけじゃないが、
貴重な時間を費やしてみるんだから、おもしろいか or じんわり余韻が残るものが見たい。
わざわざ気が滅入りそうなものはちょっとね。
***
さて、お次はテレビの話。

1)朝ドラ「おちょやん」、ようやく盛り返す?
皮肉なもので、ヒロイン千代の夫・天外の浮気が発覚したことで、
停滞していた物語がようやく動き出した気がする。

天外の浮気相手・灯子(とうこ)。
彼女の初登場シーンから、
「こんな顔、どっかで見たことが」と思っていたら。
そう、女優の小西真奈美に似てるのだ。
で、この女優さんは誰なんだ?と調べてみると、
「小西はる」という同じ小西姓なのでびっくり。でも関係はなさそう。

ここにきて生瀬さん、塚地さんなど関西弁ネイティブのキャストが登場してなんとなくホッコリしていたら。
昔、幼い千代を追い出した継母栗子(宮澤エマ)が再登場し、げんなり。
もう見たくなかったのに~ しかも今頃あやまってもろてもね。
それにしても全然老けない栗子。
(宮澤エマって実はハーフで元首相・宮澤喜一氏のお孫さん。で、なぜか彼女をみると→ 総理親族つながりでDAIGOを思い出すボクちゃん、、)

2)福山雅治の「ファミリーヒストリー」
この番組は6:4(または5:5)くらいの割合で 面白い回と「知らんがな!」と
チャンネルを替えてしまう回があるが。
今回はよかった。ファンでなくてもちょっとは覗いてみたい彼のルーツ。
不動産屋を営み、趣味の麻雀がめっぽう強かった父は福山がスターになる前に亡くなられ。
いま長崎にいるのは母と兄。お2人とも何度か登場されたが、やはり顔出しはなかった。
顔出しされたのは母方のおじさん(母の弟)。
おじさんはかつて祖母が女手ひとつで大きく広げた伊予柑畑の跡地を案内してくれた。
かつての名残で1つ、2つ伊予柑がなっている木が残っていて、じーん・・・。
このおじさんが福山そっくりの顔立ちだった。
きっと母にも似ているのだろう(昔の写真では目元がよく似ていた)。
福山と祖母との2ショットもいい写真だった。上京する際、餞別に10万円を渡したという祖母。
「今でも大好きなおばあちゃん」と言うその人は、いしだあゆみか岸恵子みたいな美人だった。
(未見の方は・・・そのうち再放送があるはず)
上京するときは親戚も皆「やっていけるはずがない」と反対したという。
福山本人が「音楽の才能なんてあるわけないし、”運だけ”でここまでやってこれた」
と言っていたのが非常に印象的だった。

*追伸*
訃報
◆レスリー・マッコーエン氏:
かつて、ベイ・シティ・ローラーズのボーカルだった人。
幼い日のボスちゃん、NHK「ヤング・ミュージックショー」で彼らの『サタデー・ナイト』にハマる。
でも不良っぽいレスリーではなく、パット・バッグリンが好きだったって。
◆神田川俊郎氏:
料理人。つい最近まで大相撲中継の砂かぶり席で観戦する姿をおみかけした気がするのにね…。
かつてボスは北新地近くの会社に長らく通っていた。
ビルと店が入り組んで迷路のような北新地界隈で料亭「神田川」の看板は1つの目印になっていたっけ。(看板の字体は丸く独特だった)
◆清水邦夫氏:
劇作家。2009年に観た蜷川幸雄演出の舞台『雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた』(@シアターコクーン)は感動ものだった。
三田和代、鳳蘭、毬谷友子、そして今は亡き中川安奈・・・と奇跡のキャスティング。
すばらしい作品をありがとう。
みなさん、ありガトーショコラ! 安らかにお眠りください。
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