トリCのブログ

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慰安婦報復にみる韓国の価値

2017-01-08 15:36:20 | 政治

年頭から安倍政権が飛ばしている。韓国の日本大使館前の慰安婦像撤去をめぐり、一向に改善が見られない事に、報復措置を取った。


正直に言えば、慰安婦問題などは大きな枠の中で言えば10億の価値もあるのか疑わしいレベルではある。沖縄には毎年毎年、日本政府は3000億円もの補助金を出しているが、それだけの価値がある。


日本政府にとって慰安婦問題は沖縄に比べれば300分の1。しかもたったの一回。


この二つの問題は日本ではニュースの重さはそれほど差がないが、金に換算すると実際、こうなってしまう。理由としては沖縄が米軍を撤去すると半自動で中国の基地となってしまう上に台湾までも占領される、という世界レベルの危険度がある。しかし慰安婦に関しては日韓の関係悪化、韓国が中国寄りになってしまう、というレベルだ。


朴大統領は意図的に中国寄りになる事で、日米が大慌てで韓国にあれやこれやの手当てをくれると思っていた。しかし韓国と北朝鮮の価値は米中共に大して重要ではなくなってきている。本音を言えばとっとと統一して迷惑をかけないでくれ、だ。

 

そうなれば半島に米軍を常駐する必要はなくなり、日本の基地も縮小し、その分を南シナ海に展開させる。やはり今一番重要なのは半島ではなく、ASEAN(+台湾)なのだ。トランプは半島から米軍撤退、日本が独自の軍備を整えた分だけ米軍縮小、沖縄の基地と日本政府の補助金をなくして、台湾にその分をつぎ込む、という構想を練っているのではないか。もちろん中国は断固反発するが、反米、反日工作を延々と繰り返している中国政府の態度次第、と言って駆け引きのラインを中国政府の存在そのものに置き換えてしまうだろう。

 


安倍首相は損得には非常に敏感で、それが即座に外交に表れる。米政権とは今後更に対中政策で軍事、経済共に協力して対応していく、その為の真珠湾での今更の和解演出だ。


中国や韓国では、我が国に来ないのか、との主張が当然あるが、残念ながら中韓にはそれに見合ったメリットがほとんど見当たらない。安倍首相本人はまず100%言わないだろうが、得になる価値を身に付けて日本に和解の合図を示せ、そうしたら行くかどうか決める、と行動で示している。