先日3月31日に試運転を開始したばかりの日本原燃の青森の核燃再処理工場で、プルトニウムやウランが漏れる事故がありました。もうやめたらいいのに。
日本原燃は、遅まきに図入りで公表。
「前処理建屋 溶解槽セル内における洗浄水の漏えいについて 」
今朝の新聞は各紙一面に。
例えば 中日新聞
放射性物質含む水漏れ 青森の核燃再処理工場で
日本原燃は十二日、試運転(アクティブ試験)中の青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場内にある前処理建屋の小部屋内で、プルトニウムなどの放射性物質を含む水約四十リットルが、十一日未明に漏れたと発表した。
日本原燃によると、小部屋は厚いコンクリートで密閉されているため外部への放射線の影響はない。
三月三十一日の試運転開始以来、初めてのトラブル。試運転スケジュールの変更はないとしている。
原燃は発生から約一日半後の十二日午後になって発表した。これについて「今回の漏えいは青森県、六ケ所村との間で取り決めた『トラブル対応要領』の『放射線管理区域内での放射性液体の軽度な漏えい』に当たり、『原則として翌日午後に公表する』区分に該当したため」と説明している。
原燃によると、水漏れがあったのは使用済み核燃料を切断、溶解後に溶けきれずに残った燃料被覆管を洗浄する水槽。十一日午前三時四十分ごろ、水槽から洗浄水を別の貯蔵水槽へ移すため、ホースを取り付けようと遠隔操作で閉止プラグを取り外そうとしたが、間違えてプラグの下の接続部品を抜いたため漏水した。洗浄水にはプルトニウム約一グラム、ウラン約二百六十グラムなどが含まれていた。
約三十分後、接続部品を元に戻し、漏えいはストップ。漏れた水は再利用するため、回収した。
放射線を遮る鉛入りの黄色いガラス越しの作業だったため作業員は「プラグと接続部品の色が同じに見えて、よく分からなかった」と話しており、原燃は識別できるよう閉止プラグに目立つ色を付ける方針。
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