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てらまち・ねっと



 大阪の堺市の選挙は、政令市のトップの選挙ということのほか、
 維新の会や橋下氏の浮沈を左右し得るものとしても、注目されている。
 さらに、維新の浮沈は、中央の政界再編の方向にも影響するということ、
 たとえば、自民・維新が組むのか、野党再編なのか、

 (産経)「都構想、野党再編、維新の存続…。あらゆるものが橋下氏の肩に重くのしかかる今回の戦いは、一首長選という性格を超え、国政の行く末を大きく左右する」

 現在の竹山市長は、もともと橋下氏の支援で市長に当選。
 しかし、橋下氏の進める「大阪都構想」に反対することになり、
 「堺を守る」ということで、民主推薦、自民支持、共産自主推薦という体制。

 新人の西林氏は、維新の副幹事長とバリバリ。
 ただ、昨年の国政選挙で協力した公明は今回は、状況から沈黙。

 両候補について、ネット選挙はどんなかなぁと見てみた。
 下記で、どちらも、Webのトップページにリンクをつけ、画像を記録。
 フェイスブックやツイッター、それに動画などもある。
 とはいえ、そもそもの日常的な利用はどうだったか、いささか疑問を感じる。

 気になるのは、選挙情勢。
 新聞の見出しを並べてみると、イメージがつく。

 ★堺市長選 竹山氏リード、西林氏追う…読売調査/読売
 ★選挙:堺市長選 現職・竹山氏先行 都構想反対4割/毎日
 ★現職やや優勢 維新新顔、激しく追う 堺市長選情勢調査/朝日
 ★追う維新、現職リード 堺市長選なお流動的 大阪都構想賛成30%反対48%/日経
 ★堺市長選は現職先行、維新新人が追う情勢 /日刊スポーツ、共同
 ★情勢調査では竹山氏が先行、堺市長選、後半戦へ…「都構想」巡り両候補 / 読売新聞
 ★維新、背水の陣 堺市長選29日投開票 負ければ致命的3連敗 、「都構想」・野党再編・党の存続/産経
 ★維新、正念場 党勢回復へ堺市長選に総力 橋下氏の求心力・「大阪都構想」占う/日経
 ★堺市長選後の政界シミュレーション 橋下、安倍両氏どう動く? /産経
 ★選挙:堺市長選 中盤情勢 維新「無党派」でも苦戦 「自民」竹山氏支持は5割 /毎日

 ところで、今日は、議会の最終日。
 欠員だった副市長につき、同意を求める追加議案が出るということで、9時から議会運営委員会。
 本会議は10時から。
 
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  ★ 堺市長候補竹山おさみ、竹山おさみ連合後援会ウェブサイト トップページ









  ★ 堺の挑戦!堺市長候補/ 大阪維新の会 副幹事長 西林克敏 トップページ








●堺市長選 竹山氏リード、西林氏追う…読売調査
         (2013年9月22日 読売新聞)
 29日投開票の堺市長選について、読売新聞社は19~21日、同市内の有権者を対象に世論調査を実施し、取材と合わせて情勢を分析した。無所属で再選を目指す竹山修身氏(63)がリードし、諸派で地域政党「大阪維新の会」公認の新人、前市議・西林克敏氏(43)が追う展開となっている。ただ、有権者の約2割がまだ態度を明らかにしておらず、情勢はなお流動的だ。

支持政党別では自民支持層の7割近く、民主支持層の大半が竹山氏を支持。自主的に竹山氏を支援する共産党の支持層にも浸透している。
一方、橋下徹・大阪市長が共同代表を務める日本維新の会支持層の9割近くは西林氏を支持している。

 国政では自民党と連立政権を組み、大阪では昨年の衆院選で維新とも選挙協力した公明党は自主投票だが同党支持層の約7割が竹山氏、2割近くが西林氏を支持している。

 また「支持政党なし」の無党派層は、約5割が竹山氏、約2割が西林氏を支持している。

 一方、市長選で最大の争点となる「大阪都構想」については、竹山氏が堺市の参加に反対、西林氏が推進を掲げている。
調査では「大阪府、大阪市、堺市を統合再編すべきだ」が22%、「府と大阪市を統合再編」が24%、「統合再編は必要ない」が46%で、
構想への堺市の参加については、「府と大阪市を統合再編」と「必要ない」を合わせた70%が否定的だった。

 9月上旬の府内有権者を対象にした前回調査では、堺市内では、「府と大阪市、堺市を統合再編」とした賛成が31%。「府と大阪市を統合再編」と「必要ない」を合わせ、構想への堺市の不参加は60%で、反対の割合が上がっている。

 調査は、堺市を対象に、無作為に作成した番号に電話をかける方法で実施。有権者在住が判明した1412世帯の中から810人の有権者の回答を得た。回答率57%。

●選挙:堺市長選 現職・竹山氏先行 都構想反対4割−−毎日新聞調査
          毎日新聞 2013年09月23日
 29日投開票の堺市長選について、毎日新聞は21、22の両日、MBS(毎日放送)と合同で堺市の有権者を対象に世論調査を実施し、取材結果と総合して中盤情勢を分析した。再選を目指す無所属現職の竹山修身氏(63)=自民支持、民主推薦=が先行し、大阪維新の会新人で前市議の西林克敏氏(43)が追っている。ただ、4割が投票先を決めておらず、終盤で情勢が変わる可能性がある。

 同市長選では、大阪府と大阪、堺の両政令指定都市を再編する大阪都構想に、堺市が参加するかが最大の争点となっている。構想に反対する竹山氏を、自民、民主に加え、共産と社民も自主的に支持する。西林氏は構想の実現と堺市の参加を公約に掲げ、維新代表の橋下徹大阪市長が連日、堺市内で支援を訴えている。

 調査結果では、重視する争点として「都構想の是非」が最多の32%を占め、構想への「反対」が40%で「賛成」の26%を上回った。竹山氏に投票すると答えた人の8割が都構想に「反対」し、西林氏に投票すると回答した人の8割が「賛成」していた。【高瀬浩平】

 ◇調査の方法
 21、22日の2日間、コンピューターで無作為に作成した電話番号にかけるRDS法による調査を、MBSと協力して実施した。1000人を目標に、堺市内の1006人から回答を得た。

●現職やや優勢 維新新顔、激しく追う 堺市長選情勢調査
           2朝日 013年9月22日23時1分
29日投開票の堺市長選について、朝日新聞社は21、22の両日、堺市内の有権者に電話調査し、取材による情報と合わせて情勢を探った。現職の竹山修身(おさみ)氏がやや優勢で、地域政党の大阪維新の会副幹事長の西林克敏氏が激しく追っている。ただ、有権者の4割が投票態度を明らかにしておらず、情勢が変わる可能性もある。

 竹山氏に対しては民主が推薦し、自民が支持しているのに加え、共産と社民が独自に支援している。投票態度を明らかにした人を分析すると、竹山氏は自民支持層の7割、民主支持層と共産支持層の大部分を固めた。無党派層からは7割の支持を集めている。

 西林氏は日本維新の会支持層の9割をまとめた。しかし、昨年12月の衆院選では維新と選挙協力したものの、堺市長選では自主投票を決めた公明の支持層には浸透できていない。
     ◇
 調査方法 21、22の両日、コンピューターで無作為に作成した番号に調査員が電話をかける「朝日RDD」方式で、堺市内の有権者を対象に調査した。世帯用と判明した番号は1983件、有効回答は1192人。回答率は60%。

●追う維新、現職リード 堺市長選なお流動的 大阪都構想賛成30%反対48%
        2013/9/22 23:00 情報元 日本経済新聞
 29日投開票の堺市長選で、日本経済新聞社とテレビ大阪は20~22日に共同で堺市民を対象に世論調査を実施し、情勢を探った。民主党が推薦し自民党が支持する現職の竹山修身氏(63)がリードし、日本維新の会傘下の地域政党「大阪維新の会」が擁立した元堺市議の西林克敏氏(43)が追う展開。ただ有権者の約2割が投票先を決めておらず、情勢はなお流動的だ。

 最大の争点となっている大阪府と大阪市、堺市を統合再編する…

●堺市長選は現職先行、維新新人が追う情勢
           日刊スポーツ / 共同[2013年9月22日18時3分]
 共同通信社は29日投開票の堺市長選を前に、21、22両日に電話世論調査を実施し、取材結果を加味して情勢を探った。再選を目指す現職の竹山修身氏(63=民主推薦、自民支持)が先行し、日本維新の会傘下で、橋下徹大阪市長率いる政治団体「大阪維新の会」公認の元堺市議西林克敏氏(43)が追っている。

 ただ3割近くが投票する候補を決めておらず、情勢が変化する可能性が残っている。

 最大の争点になっている大阪府と大阪、堺両市を再編する「大阪都構想」に関し、「反対」「どちらかといえば反対」の人は合わせて5割を超え、「賛成」「どちらかといえば賛成」の3割強を上回った。「分からない・無回答」は1割強だった。竹山氏は反対、西林氏は賛成を表明している。

 支持政党別にみると、竹山氏は自民の6割強、民主の8割程度、共産の7割強を固め、「支持政党なし」の無党派層にも5割程度、浸透した。
 西林氏は日本維新の7割強を固めたものの、無党派層は1割強にとどまり、支持に広がりを欠いている。
 両陣営から支援要請を受けたが結局、自主投票となった公明党は、支持層の6割強が竹山氏に投票すると答えた。

 新市長に取り組んでほしい政策(複数回答)を尋ねたところ「医療・福祉」(50・4%)「景気・雇用」(38・0%)「教育・子育て」(37・7%)が上位3つを占めた。「大阪都構想」は11・7%で8項目中、7位にとどまった。
 堺市は大阪府中部、大阪市の南に隣接する政令指定都市。人口約84万人は大阪市に次ぐ規模で、有権者は約68万人。(共同)

●堺市長選、後半戦へ…「都構想」巡り両候補
         (2013年9月23日 読売新聞)
 堺市長選の投開票(29日)まで残り1週間となった22日、無所属現職の竹山修身氏(63)(自民党支持、民主党推薦)と、諸派で地域政党・大阪維新の会新人の前市議の西林克敏氏(43)は、市内の大型量販店や商店街にそれぞれ繰り出し、最大の争点となる「大阪都構想」を巡って舌戦を展開した。

川淵三郎・日本サッカー協会最高顧問(右)とともに支持を訴える竹山修身氏(22日午後、堺市西区で)=尾崎孝撮影 「堺をなくすな。都構想は堺にとって百害あって一利なしだ」。竹山氏は、高校の先輩で日本サッカー協会最高顧問の川淵三郎氏が応援に駆けつける中、演説の半分以上の時間を都構想批判に費やした。

 この日は、民主党の江田五月・元参院議長も市内を遊説。自主的に支援する共産党の市田書記局長も堺入りし、「(都構想による)堺つぶしを打ち破り、市民の暮らしを守り抜こう」と、竹山氏への支援を求めた。

 「反都構想」の1点で共闘する竹山陣営。西林氏側からは「相乗り」批判もあるが、竹山氏は街頭演説後、記者団に「堺をなくしてはあかん、という市民の反応が多くなっている」と手応えを語った。

大阪維新の会の橋下徹代表(中央)と並んで通行人と握手する大阪維新の会新人の西林克敏氏(右)(22日午後、堺市堺区で)=原田拓未撮影 西林氏は、朝から維新の橋下代表と商業施設などを回り、買い物客らと握手を交わしながら「堺がなくなるわけではない。なくすのは市役所と市議会だけだ」と強調した。

 維新側が苦心するのは、都構想に対する市民の不安の払拭だ。このため、これまで西林、橋下、松井幹事長の3氏が一緒だった街頭演説などを、21日からは松井氏が「別動隊」として活動する戦略に転換した。「少しでも理解を広げる機会を増やす」との狙いだ。

 ただ、読売新聞社の情勢調査では竹山氏が先行。橋下氏は、街頭演説で「非常に厳しい」と危機感をあらわにした。23日には日本維新の会の石原共同代表が応援に入る予定で、終盤戦に向けて巻き返しを図る。

●維新、背水の陣 堺市長選29日投開票 負ければ致命的3連敗 、「都構想」・野党再編・党の存続
         産経 2013.9.23
「都構想」・野党再編・党の存続
 橋下徹大阪市長率いる日本維新の会が正念場を迎えている。29日投開票の堺市長選は、橋下氏が提唱する大阪都構想の是非を争点に、反都構想を掲げる現職と維新系新人が大接戦を展開。維新は今年に入り、東京都議選と参院選で連敗を喫しているだけに、ここでの敗北は致命傷になりかねない。野党再編の行方にも大きな影響を与える選挙戦は残り1週間を切った。(松本学)


 先週末、ある政党が実施した世論調査が永田町に出回った。「現職約10ポイントリード」-。維新幹部は携帯電話に送られてきたその結果に、愕然(がくぜん)とした。

 維新は堺市長選に「国政選挙並み」(幹部)の態勢で臨んでおり、国会議員団の平沼赳夫代表、松野頼久幹事長ら執行部が相次いで堺入りしている。

 維新幹部は逆転の芽は十分にあると踏んでいる。現職候補は自民党から支持を受け、民主党も推薦。さらに共産党までもが自主的に支援する。橋下氏は「共産党と自民党が手を組むのがどれだけおかしいことか」と徹底的に批判している。

 その一方で、橋下氏が安倍晋三首相を批判することはない。念願の都構想を実現するには官邸サイドの協力は欠かせず、首相も維新を憲法改正のパートナーに位置づけているからだ。菅義偉(すが・よしひで)官房長官-松井一郎維新幹事長(大阪府知事)ラインは健在で、橋下氏側近は「官邸とつながっているのは俺らやねんぞ」と自民党大阪府連を牽制(けんせい)する。

維新系候補が敗れた場合、都構想はおろか、維新主導の野党再編に暗雲が垂れ込めるのは間違いない。みんなの党の渡辺喜美代表は新党結成を否定し、政党ブロック(政党連合)構想を主張。民主党執行部もこの構想に理解を示している。橋下氏の求心力が低下すれば、新党構想は絵に描いた餅となりかねない。

 維新幹部が抱えるもう一つの懸念は、橋下氏が維新共同代表の「辞任」を口にする事態だ。体質が異なる大阪系や旧たちあがれ日本系などででき上がった維新が、分裂せずに今にいたっているのは、橋下、石原慎太郎両共同代表という双頭体制によるところが大きい。橋下氏が身を引けば、バランスは崩れ、党解体の危機に直面する。

 都構想、野党再編、維新の存続…。あらゆるものが橋下氏の肩に重くのしかかる今回の戦いは、一首長選という性格を超え、国政の行く末を大きく左右する。

◇ ◇堺市長選 届け出順
 竹山 修身 63 市長  無現〔1〕 【民】【自】
 西林 克敏 43 元市議 維新 

●維新、正念場 党勢回復へ堺市長選に総力 橋下氏の求心力・「大阪都構想」占う
             日経  2013/8/27付
 日本維新の会は党勢回復に向けて重要な1カ月を迎える。大阪府と市などを再編統合する「大阪都構想」の行方を左右する堺市長選を9月末に控え、維新候補がもし敗れれば橋下徹共同代表(大阪市長)の地元での求心力の低下は必至。昨年の衆院選以降は政党支持率が低迷しており、執行部は市長選の勝利を足がかりに党勢を立て直そうと総力戦で臨む方針だ。

 ■自・民・共と対決
 堺市長選は9月15日に告示、29日に投開票される。…

●堺市長選後の政界シミュレーション 橋下、安倍両氏どう動く?
  産経 2013.9.15
 日本維新の会は、堺市長選に党の総力を挙げて臨む。党や橋下徹共同代表(大阪市長)の行く末に大きく影響を及ぼすからだ。同時に、維新がもくろむ野党再編にも波及する。維新との連携を視野に入れている安倍晋三首相にとっても、野党分断を狙う意味で無視できない選挙といえる。(松本学、力武崇樹)

 「『大阪都民』としてのプライドをもって、20年後、30年後に五輪を大阪に持ってきたい。『大阪都』構想で堺の地名はなくなりません。オレオレ詐欺に匹敵するぐらい『堺なくなる詐欺』ですよ」

 橋下氏は15日、堺市内の街頭演説で五輪の話題で有権者の心をくすぐり、「堺は一つ。堺をなくさない」と訴えて都構想に反対する現職候補をこき下ろした。

 橋下氏は、大阪市と堺市を一体にした大阪都構想を最大の政策課題に掲げてきた。再来年12月までの市長任期中に都構想に道筋をつけて、その実績をひっさげて国政進出を狙うとされている。橋下氏には自民党に対抗する新党結成という目標もある。そのためにも、大阪維新の会公認の新人候補の勝利が必要不可欠なのだ。

 ただ、市長選で勝利しても、維新主導の再編への必要条件にすぎない。橋下氏と犬猿の仲であるみんなの党の渡辺喜美代表はブロック(政党連合)構想を掲げ、同党内の引き締めに必死だ。橋下、渡辺両氏の間で野党内の主導権争いが激化し、野党の中が混乱することもありうる。

 もし新人が敗れると、都構想は頓挫し、橋下氏の求心力低下も避けられない。野党再編の主導権を握るのは困難となり、渡辺氏や、ブロック構想に傾斜する民主党執行部のペースで野党内が動く可能性は高い。

 橋下氏に近い維新議員は民主党、みんなの党の中堅・若手と「DRYの会」を結成し、新党結成の地ならしを進めてきたが、その努力も水泡に帰してしまう。

 橋下氏が共同代表を引責辞任すると言い出すことも考えられ、党の解体に直結する事態も予想される。このため国会議員団幹部は早くも「首長選で国政政党の代表が辞任する必要はない」と予防線を張り、松野頼久国会議員団幹事長も15日、堺市に駆けつけた。

 自民党本部は、大阪府連が求めた現職への推薦ではなく、本部から積極的には応援を出さない「支持」にとどめた。維新を憲法改正のパートナーと位置付ける首相サイドの意向に配慮したものだ。今月9日には、菅義偉(すが・よしひで)官房長官が首相官邸で維新幹事長の松井一郎大阪府知事と面会している。

 新人が勝利すれば、首相サイドは維新に再接近し、「菅-松井ライン」を軸に、良好な関係構築に腐心するに違いない。維新が接近すれば、憲法改正や安保政策で慎重な公明党を牽制(けんせい)することも可能になる。維新が政権に入れば野党は分断され、政権はさらに安定したものになるが、その点については首相と橋下氏には大きな溝がある。

●選挙:堺市長選 中盤情勢 維新「無党派」でも苦戦 「自民」竹山氏支持は5割
           毎日新聞 2013年09月23日
 堺市長選に関する毎日新聞・MBSの合同世論調査で、政党支持率は「支持政党なし」が34%と最多だった。このうち無所属現職の竹山修身氏に投票するとした人が4割弱で、1割強にとどまった大阪維新の会新人の西林克敏氏を上回る。維新代表の橋下徹大阪市長は自らの支持層を「ふわっとした民意」と表現し、無党派層から強い支持を得てきたが、今回は様相が異なっている。【野口武則】

 政党支持率は、自民24%、維新16%、公明、共産各6%、民主5%と続いた。単純比較はできないが、7月の参院選で実施した毎日新聞の情勢調査(大阪選挙区)に比べ、自民は約8ポイント下がったが依然トップを保つ。維新は横ばいで、一定の支持層を固めていることがうかがえる。竹山氏に投票するとした人の内訳は、自民支持層と無党派層が各3割、共産、民主、公明の支持層が各1割前後と幅広い。一方、西林氏に投票するとした人は、維新支持層が5割を占め、無党派層と自民支持層が2割で続く。

 政党支持層の投票先は、自民の5割が竹山氏だが、西林氏も2割弱の支持を得た。自民は竹山氏を支持するものの、憲法改正を目指す安倍政権が橋下氏らとの関係を重視する中、大阪府連が求めた推薦を党本部が格下げした経緯があり、動きが鈍い。維新は西林氏が7割を占める。自主投票の公明の支持層は、竹山氏が4割強と先行。維新との対決姿勢を鮮明にする共産は、自主的に支持する竹山氏が8割を占める。民主も6割弱が竹山氏だ。

 ◇陣営ねじれ、有権者戸惑い
 前回市長選で当時大阪府知事だった橋下氏に支援を受け、与野党相乗りの現職を破った竹山氏は今回、一転して自民、民主、共産、社民の各党から支援を受ける。橋下氏は西林氏を擁立し、竹山氏を「相乗り」「裏切られた」と批判するが、ねじれた構図に有権者の戸惑いがみられる。

 与野党が同じ候補者を支援することについて、「問題がある」が37%と最も多かったものの、「問題はない」31%、「分からない」29%とほぼ3分された。「問題がある」は維新支持層の59%を占めた。共産支持層は65%が「問題はない」とみている。自主投票の公明支持層は「分からない」が41%で最多だった。

 橋下氏が竹山氏を批判していることについて、「批判は筋違い」が28%で、「もっともな批判だ」の21%を上回った。ただ、「どちらとも言えない」が最多の46%を占めた。

 今回は竹山氏に投票するとした人のうち、前回も竹山氏に投票したのは39%。西林氏に投票する人のうち、前回は竹山氏に投票したのは54%に上った。前回市長選での「橋下支持層」が今回は二分された形だ。一方、前回次点だった木原敬介前市長に投票した人のうち、54%が今回は竹山氏に投票すると答えている。

==============
 ■ことば
 ◇大阪都構想
 大阪・堺の両政令指定都市を解体、大阪府と統合・再編し、府に代わる「大阪都」と、10程度の特別区に再編する構想。大阪維新の会の橋下徹代表(大阪市長)が府知事だった2010年1月に提唱した。成長戦略など広域行政の権限・財源を都に集約し、二重行政の解消と都市経営の強化を目指す。これに対し、堺市の竹山修身市長は「堺の財源が『都』に奪われる」と反対。西林克敏氏は、構想の実現と堺市の参加を主張している。

==============
 ◇堺市長選の質問と回答◇
 ◆投票で重視する争点は何ですか

大阪都構想の是非  32

街のにぎわいづくり  3

交通網の整備     5

医療・福祉     24

行財政改革     10

産業振興       7

教育・子育て    15

 ◆堺市が都構想に入ることに賛成ですか

賛成    27

反対    42

分からない 28

 ◇<「賛成」と答えた人に>賛成する理由は何ですか
経済成長が期待できる      22

府と堺市の二重行政がなくなる  43

住民サービス向上が期待できる  17

大阪都という新しい自治体になる 17

 ◇<「反対」と答えた人に>反対する理由は何ですか
経済成長が期待できない          21

府と堺市に二重行政がほとんどなく必要ない 30

住民サービスが低下しそう         23

堺市がなくなる              21

 ◆どの政党を支持しますか

自民党     24

民主党      5

日本維新の会  16

公明党      6

みんなの党    2

共産党      6

生活の党     0

社民党      0

新党改革     0

その他の政党   1

支持政党はない 34

 ◆投票に行きますか

既に行った    5

必ず行く    60

たぶん行く   25

たぶん行かない  4

行かない     2

 注)数字は%。小数点以下を四捨五入。0は0.5%未満。無回答は除いた。.

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