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てらまち・ねっと



 一昨日は、臨時議会。
 ここ山県市の議会は、議案のうちのの「一つの内容」に関して一人3回まで、つまり「質問⇒答弁」「再質問⇒再答弁」「再々質問⇒再々答弁」までしか出来ないと規則で決まっている。
 
 それが活発な議論を妨げていることは当然。
 ともかく、そのやり取りの一往復ずつを「1回」と数えたとき、
 昨日の議案に対して「質疑」したのは、私が合計12回。
 他の議員は、3人で合計5回。

 議長を除くと議場にいるのは15人なんだけど・・・
 「活発」とは程遠い議会・・・

 議案の一番の焦点は、県が歴史的に出先の「県事務所」として使っていたけど、行革で何年も前に廃止にし、その後、「県政資料館」として再利用・・・紆余曲折を経て、市が買い取る話になったことの問題。

 6月議会でかなり厳しく議論していた私。

 ともかく、土地と建物込みで、県から市が買い取る価格、
 当初予定のより25%引き、6月議会より300万円引き、
 つまり1億3100万円が9500万円あまりになった。

 だから、一時は住民監査請求・住民訴訟も考えたけど、
 一昨日の臨時議会、私は結論としては、買取議案に賛成した。

 ともかく、議論の少ない議会はなくなってほしいね・・・そんな思いを持ちながら「議員の勉強会」を開き続けている。
 
 今年の第一回は、昨日7日と今日8日。
 場所は名古屋の「ウィルあいち」。
 ということで、昨日から、ここにカンヅメで勉強会。

 今年は、まだ若干名の余裕があるので、次回からご希望方も受け入れ可。

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今、4位あたり



2009年 議員と市民の勉強会 「議員の仕事・市民の仕事~まちをかえるのはあなた」

 ◆第1回 「議会で働くために必要な各種の基本を身につける」
― 知っておくべき 役所の支出や文書の「基本のき」―
日時 :2009年 8月7日(金)13時~8日(土)12時 
   8日午後~「オプション講座」(希望者の任意の相談に対応します)
 講師:寺町みどり&ともまさ tel 0581-22-4989(共通)

【内容の詳細およびタイムテーブル】 
8月7日(金)  開会 13:00(時間厳守) 
自己紹介及びテーマ
「議員としてのわたし(勉強会で獲得したいこと)」 

【セッション1】13:20~15:20(120分) 
議会の基本/議会の流れ、議会の構造、各議会の実態  
《総論》議会の基本、議員の仕事(発言)/議会の流れ・議会の構造(システム) 、
議会の活動能力とは
《各論》各議会の実態/調査結果&ディスカッション

【セッション2】15:40~17:10(90分)
役所の支出の基本/役所の仕事は公文書主義。情報公開との関係 
・支出の分類と定義
・委託料・補助金の違いと基本/契約と債権・債務
・文書の作られ方/仕事を定義づけるもの/自分の役所のことを肌で知る
・それらの支出に関連してどんな文書が作られているかを知る

【セッション3】17:30~20:00(150分) 
一般質問と議案質疑の基本/議会での実効性のある発言の手法 
一般質問と議案質疑の基本/一般質問・質疑の組み立て方
★「今後取り組みたい一般質問」のプレゼンテーション+コメント~課題4に即して
★「3月議会での一般質問の事後評価」のプレゼンテーション+コメント~課題5に即して
  
【セッション4】8月8日(土)9:00~11:30(150分)
9月は決算議会/決算審査を使いこなす~決算審査の基本~市民派議員として評価する 

《総論》決算とは何か/決算審査を使いこなす~決算審査の基本
《各論》 決算審査は政策(事業の)事後評価~決算全体の問い直し/決算審査の実際
~議員としての決算審査の手法

(1) 決算とは何か
   ・自治体財務・予算のしくみと流れ
・自治体財政の流れの理解と、議員活動を活かす時機
   ・「決算議会」の流れ
(2) 決算審査とは何か
   ・決算審査の重要性~予算審議との相違点と共通点
(3)決算審査は政策(事業の)事後評価~決算全体の問い直し
・決算審査の着眼点
(4)決算審査は自治体によってばらつきがある 
・各議会の習慣(議会手続き)を理解し報告する。
  ・他の議会のやり方を知る
(5)決算審査のじっさい~全員会員改正化?
  ・決算委員になれない議員はどうするか
  ・そこで、あなたはどうするか?(短期的に、長期的に)
(6)決算審査は「討論」で締めくくる
  ・挽回する、主張する、整理する。
  ・賛成討論するか反対討論するか。

市民派議員として自治体決算を評価する/評価手法と評価基準
決算審査にこう取り組む  ・決算審査でやりたいこと。

【感想とまとめ】
 参加者の感想、「第一回の勉強会で獲得したこと」と、講師のまとめ~2回目に向けて

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【オプション講座】8月8日(土)午後~(希望者のみ) 
★いま、議員として議会活動で困っていること


今回の参加者は、12名。全員が現職の市民派議員です。
一泊二日で年3回の連続講座ですが、2回目以降の参加を希望する方は、
つれあいの「みどり」まで、電話 0581-22-4989 でお問合せください。


★2009年「M&T企画/議員と市民の勉強会」ご案内
テーマ「議員の仕事・市民の仕事 ~ まちをかえるのはあなた」

◆第1回 8月7日(金)~8日(土)
「議会で働くために必要な各種の基本を身につける
 ―知っておくべき役所の支出や文書の「基本のき」―」
      (上記に)
  
◆第2回 11月7日(土)~8日(日)
「実践編 まちをかえるのはあなた~基本は情報公開・議会改革」

1. 議員の仕事・市民の仕事~まちをかえるのはあなた
2. 基本は情報公開--第一回の文書を情報公開請求してみる
~公開度/公開文書の評価/非公開のときの対応
3. 一般質問の組み立て方/さらなるスキルアップのために
4. 議会改革 あなたの議会の納得できない慣例を変えるには

◆第3回 2010年 2月6日(土)~7日(日)
「予算の見方、市民派議員としての切り口」

1. 予算の基本、予算審議の流れ、
2. 取り組みたい予算の修正 増額 減額 新規に追加  
3. 一般質問と議案質疑の「事後評価」
4. 住民監査請求の実際~現場で使える直接民主主義の手法

●いずれも会場は「ウィルあいち」(名古屋市)、
前日13時から翌日12時まで


※ 各回とも日程終了後に、個別の相談に対応。

《講 師》 寺町みどり&ともまさ 

《対象者》「無党派・市民派」の議員および市民

(初参加者は別途、誓約書の提出が必要)

《参加費》 45000円を事前振込み(3回分)
 
《申込み》 先着順で定員15名

《お問い合わせ》寺町みどり  
   e-mail midori@ccy.ne.jp tel 0581-22-4989 

 ・初参加の方はまず電話でお問い合わせください。

 ・原則として部分参加はお断りしています。
《担当スタッフ》島村紀代美


以下に、昨年 2008年度の講座の報告 を 抜粋して紹介
  ↓ 2009年2月2日 む・しネットブログ から ↓
  2008年度「M&T企画/議員のためのスキルアップ講座」終了しました

  
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)

 ↓ 2009年5月9日 む・しネットブログ から ↓
 (他の参加者の報告を読むには、各リンク先をどうぞ)

●第3回「M&T企画/議員としてのスキルアップの連続講座」報告
     プロジェクトスタッフ・島村紀代美   島村きよみの活動日記 ブログ
 1月30日(金)31日(土)、ウィルあいち(名古屋市)にて、第3回「議員としてのスキルアップの連続講座」を開催した。参加者は13名。寺町知正さんとみどりさんを講師とするスキルアップ講座の最終回である。今回のテーマはこれまでの講座の内容をふまえ、「一般質問と議案質疑のまとめ、情報公開、支出、予算審議など」。

 【セッション1】の「一般質問を深める」では、前回の講座で取り組んだ「12月議会の一般質問」のテーマについて各自が事後評価し、講師がコメントをする形で進められた。「獲得目標に届いたか?」、「その理由は?」を分析することがいかに重要かが見えてくる。講師からは質問のゴールをしっかり認識すること、必ず想定問答をすること等、多くのポイントが示された。

 【セッション2】は2部構成で、前半のテーマは「議案質疑を深める」。課題で提出した議案質疑の事後評価をもとに、よかった点、悪かった点を洗い出す。 
質疑は意見として述べるのではなく、一般質問と同様に意図をはっきり示すべきという講師からのアドバイスに、自分の質疑の問題点が明らかになった。

 後半の「一般質問、質疑のまとめ」では、参加者が事前提出した課題「一般質問でつまづいているところ」について整理した資料が用意され、講師のみどりさんからコメントがあった。テーマ選び、事前調査、目標設定、立論など各項目の「つまづいているところ」に即して、改善のポイントが的確に指摘されていく。

 【セッション3】も同じく2部構成で、前半は「3月議会に向けて=予算審議のために」。まずみどりさんから総論として「どこに軸足を置いて予算を評価すべきか」についてレクチャーがあり、続いて知正さんから具体的な予算審議の観点について細かいアドバイスがあった。
 
 こんなに注意すべき観点があるのかと、まさに「目からウロコ」。後半は「情報公開を高めることは自分の仕事に返ってくる」ということで、参加者各自が作成した非公開情報への異議申立てについて知正さんがチェック&アドバイス。

 2日目の【セッション4】は、「情報公開を広げるには」をテーマとして、前日に引き続き、情報公開のレクチャー。後半は「まちの支出を斬る」として、住民監査請求の立論と展開について実践的に学んだ。講座の中でも、もっとも参加者のニーズが高いテーマとあって、情報公開条例の対象になっていな第三セクターの公開をどう引き出すか、住民訴訟を視野に入れた監査請求書の書き方など、より深い内容について学ぶことができた。個別な「まちのおかしい支出」について情報共有できたのも大きな収穫だった。

 まとめの【セッション5】では、参加者が3回の講座で得たことや、次に学びたいことをコメントして終了した。 「すぐに使える」実践的な講座を受講したことで、みな議員として「スキルアップできた」と実感していた。講座終了後、住民訴訟の勝訴を勝ち取った人や、あらたに監査請求を提出された参加者もあることからも、現実に獲得したものは大きい。

 わたしは、2008年度の講座はプロジェクトスタッフを1年間担当した。主体的に関わったことで、わたし自身が前向きな強い気持ちで議会活動ができたと感じている。今後は学んだことをさらに議会の場で、市民と組んで、どう生かすかが重要。また常に基本に立ち帰りながら新しい視点を獲得し、情報共有できる場が自分にとってもまだまだ必要だ。

 ということで、2009年度も勉強会プロジェクトスタッフとして手を挙げた。市民派として学びを深めたいという方は、ぜひ参加をお待ちしています!

 ↓ 2008年12月22日 む・しネットブログ  から ↓
●第2回「M&T企画/議員としてのスキルアップ連続講座」報告 
  自分の議会を自己診断

      長野県下諏訪町・青木利子  G・Gダイヤリー心と心をつなぐブログ
 スキルアップ講座の魅力は何かと言えば「実践的テクニックを身につけられる」こと。獲得したことは即次の議会で実践できる。

今回の【セッション1】のテーマ「議会を改革する」では、まず自分の議会を他の議会と比較して客観的に見て何が問題かを把握することからスタートした。例えば「申し合わせ事項や慣例・習慣」については、参加者15名の所属議会がそれぞれに独自の運用をしており、文字通り「申し合わせ」ただけのものが多かった。あらためて「自分の議会がすべてじゃない」と自覚させられた。

私が議会で働くための武器は「地方自治法」や「会議規則」といった法律やルールだ。講師のみどりさんが常に言うように「相手が言ったことを鵜呑みにしない」で条例や規則に則った議会運営がされるよう厳しく立ち向かうことが大事だと再認識した講座でもあった。

「会議規則」どおりに議案質疑に通告制をとっているのはいいが、法的根拠のない「申し合わせ事項」で質疑を制限したり、一般質問をしたら質疑は控えるといった規制をしているところがあると聞きびっくりした。

私の議会では通告制ではないから自分の意志で本会議質疑ができる。むしろ質疑ができるのにしない議員が多いことの方が問題だと常々感じている。講座を聞いていたら、講師のともまささんから「通告制は必ずしも悪い面だけでなく、通告することで職員に考える時間を与えるため良い答弁に導ける場合もある」と指摘があった。通告にはそんな良い面もあるのかと知り、さっそく次回の議会では事前に担当課に聞き取りし質疑に臨みたい。 
 
ただ注意したいのは、本番でいきなりの質疑の方が良い場合もあることも頭に置く必要がある。いずれにしても議案質疑は事前にたくさんの情報収集や調査をしっかりした上で、自分に自信をつけて臨むことが基本だ。
今回の講座でも「場数を踏むことが大事」というみどりさんのアドバイスが私にとって一番身にしみた。

●一般質問を組み立てる   
      愛知県長久手町・小池みつ子 小池みつ子 HP     
 議会活動のなかで一般質問は、自分でテーマを決め調査し、限られた質問時間を使い、主張をもって論理展開し、執行部にただしていくもの。問題意識を持ったテーマのどれを取り上げていくか、政策決定や予算化などのタイミングも考慮しながら「次は何を取り上げようか」と議会ごとに考えるのは、結構わくわくする時間でもあります。しかし、実際に質問を組み立て、獲得目標に向かって、ぶれないで質問を重ねられたかというと、かなり疑問で毎回反省があります。

 さて今回の勉強会の【セッション2】は、この一般質問について。当日までの課題は、12月議会で取り組みたい質問テーマについて、獲得目標やそれに向けての立論など7項目について、指定の字数でまとめ提出。講師のみどりさんからメールで「獲得目標が漠然としている」などのアドバイスを受け、再度項目ごとに整理、組み立てをしました。

 組み立て直しながら、「獲得目標をしぼり込めず、結局あれもこれもとなって、どんどん広がってしまう」という、自分の陥りやすい傾向を自覚することができたと思います。思いつく質問をすべてするのでなく、獲得目標に向けて必要なことにしぼっていくことが、なかなかできていない点も再認識。

 講座のなかでは、「政策をつくる」のに必要な手順についてや聴き取り(ヒアリング)のコツについての具体的な話もあり、充実した時間となりました。聴き取った相手の話を鵜呑みにしないということ、聴き取り情報では行政にとって都合の悪い情報はでてこないということは、本当にそうだと思いました。私は普段はつい素直な(?)姿勢で聴き取りをしていました。

 相手を説得するには、「根拠に基づく論理的説得力を身につける」ことが必要。つい自分の思いを押し付ける姿勢になりがちですが、「相手の論理」も知り、自分の思う方向へ相手を誘導していくための「議論のコツ」のみどりさんの話にうなずきつつ、次の一般質問を丁寧に作り上げていこうと改めて思いました。

 議会の基本を知らない議員 
    長野県安曇野市 小林純子  小林じゅん子の種まき日記 ブログ
 「議会軽視」という言葉に象徴される「議員の特権意識」は厄介なものだ。おまけに議員の権限と特権を取り違え、口利きが大事な仕事だと勘違いしている議員もまだまだ多い。

 わたし自身は、権限と特権は違うと理解しているつもりだが、自分の意識や行動がどうかといえば自信はない。そんなわたしに《セッション1》「議会の基本を知らないと議員活動は安易に流れる」は、これまでに学んだことの総ざらいとなり、議員としてその権限を適切に行使するとはどういうことなのか、再確認するよい機会となった。

 そもそも「議会の権限」とはなにか。代表(間接)民主制における議会は、市民の代表である議員によって構成され、「その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する」(憲法前文)とある。この権力の及ぶ範囲が権限である。議会には議決権、監査の請求権、自律権、調査権等いくつかの権限が与えられている。よく「議員には調査権がある」といわれるが、これはあくまでも議会の権限。個々の議員に与えられているのは、発言権、表決権、議案提出権等である。

 こうしてみると、議員の口利きなどその特権意識の表われであって、権限の行使とは別次元ということがわかる。議会・議員の権限は法を根拠とする限定的なもの。だからこそ議員は議会の正規のルールである自治法、会議規則、委員会条例を守る義務があり、これら法令に反する前例、慣例に従ったり、申し合わせなど作ったりはできないはずなのだ。

 しかし、権限を特権とカンチガイしている議員は、自分たちに都合のいい申し合わせを取り決め、結果として市民に背を向けることになっても気付かない。
こうした議員と一線を画し、数の論理に流されないためには、議会の基本を常に念頭におき自分の議員活動と照し合せること。そして、なにより市民のためにこそ議会・議員の権限を適切かつ最大限に行使することだ。


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