東海地域の議員や市民で「無党派・市民派 自治体議員と市民のネットワーク」(略称/自治ネット)という会をつくり、議員の勉強会や議会改革のことなどの勉強を進めています。
ユニークな視察もあります。面白い視察は企画する議員が面白いから。
あちこちの首長らとも話し合い出ができます。
たいていどこの役所のみなさんも、会の名称、「無党派」を明確にしていることに興味を持ってくれるようです。だからか、首長も対応してくれる。
今年2月は議会基本条例を制定して全国から注目されている北海道・栗山町の議長や議会事務局長を招いて講演会。関東や関西からも参加者がありました。ある市議会からは、改革を目指す8人ほどの議員の参加もありました。
北海道・栗山町までの視察旅費が安く済んだ、という声もありました。
実は、主催の私たち自身が、みんなで出かけるより、議長に来てもらった方がトータルで安い、という計算もありました(笑)
今年5月からの打ちあわせで、8月に公開講座を企画、。来年2月には、ユニークな首長を呼ぼうか、という方向です。改めてご案内します。
まずは、8月18日の講座のお知らせ。どなたでも参加できます。
東海三県の議会には、議員定数分+α の案内を手分けして送りました。
そのための7月の会議は、愛知県北名古屋市の公共施設の会議室(下の写真)で。
北名古屋市健康ドーム
今年合併して「北名古屋市」になりましたが、その前は「師勝町」という町にできている施設。最上階にはサウナや露天風呂など温泉施設も。
さすが、全国で不交付団体(財政が豊かで国からの地方への交付金などを不要とするする自治体)が一番多い愛知県内のこと。
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)
最上階には格安のお風呂(で、外から見学)
《転載・転送歓迎》
(写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)
← 配布用のチラシのイメージ
印刷用 → PDF版 333KB
「無党派・市民派自治体議員と市民のネットワーク」では、統一地方選挙を終えた今年、下記及び別紙の公開講座を計画しました。現職の自治体議員、今後に立候補を予定される方、さらには自治体職員や市民の皆さまをまじえ、自治体議会のあり方を議論できる機会をと企画したものです。
今回、岩崎恭典氏(四日市大学総合政策学部教授)をお招きします。
岩崎氏は、市民自治の可能性を追求した自治体として注目度の高い千葉県我孫子市の自治基本条例策定委員会の座長として活躍されるなど、自治の現場に大変知見の広い方です。岩崎氏のお話をベースに、参加者の方にも積極的に発言参加(約1時間)をいただくことで、自治体議会のあり方について議員も市民も、自治体職員もいっしょに意見を出し合い、これからの議会づくりを構想していければと思っています。
どなたでも参加できます。
記
●公開講座 「議会を変える!」 参加無料
●開催日 2007年8月18日(土)午後2時~4時半
●会場 名古屋都市センター会議室
(金山総合駅前 ボストン美術館や全日空ホテルと同じビル)
●主催 無党派・市民派自治体議員と市民のネットワーク(略称・自治ネット)
【お問い合わせ】自治ネット代表の海住(松阪市議)までお願いします。
電話090(7855)1750 メールkaiju_t@yahoo.co.jp
ーーーーーーーーーーーーー 会の紹介 ーーーーーーーーーーーーーーーー
「無党派市民派・自治体議員と市民のネットワーク」とは
当会は、無党派・市民派の議員を増やし、かつ現職議員の実力向上を目指そうと、平成14年4月8日に発足しました。私たちは、無党派・市民派を、「既存の政党とは距離をおくことを明確にして活動」し「住民の側に立つことを原点として活動」するものと定義しました。初年度は、来年4月の統一自治体選挙に照準をあわせ、無党派・市民派の議員を目指す市民と連携したり、今の政治や行政に疑問をもつ市民に発信し、意欲をもって決意した人には候補予定者に選挙手法などをサポートすることなどを重要な活動とします。今の政治を何とかしたいという市民や議員の入会をお待ちしています。
《主な活動》
◎例会 会員ごとの議会活動報告や勉強会等で、議会のない月に開催
◎ 公開講座/一般参加者を対象
◎選挙講座/議員を目指す市民に選挙の各種手法を示す。現職も対象。
◎議員レベルアップ講座/地方自治や法令、議会制度等の理解を深め実力向上を図る
●講演会
平成14年度 講師・児玉克哉氏(三重大学人文学部助教授)
テーマ「地方議会を市民の手に」
平成15年度 講師・昇秀樹氏(名城大学教授教授)
テーマ「21世紀の地方自治」
平成16年度 講師・柳川喜郎氏(岐阜県御嵩町長)
テーマ「自治」
平成17年度 第1回/講師・白井康彦氏(中日新聞記者)
テーマ「多重債務者対策」
第2回/講師・桑原耕司氏
テーマ「公共事業をどうするか」
平成18年度 19年2月10日
公開フォーラム「議会を変える!」
講師 橋場利勝氏(北海道栗山町議長)
コメンテーター 岩崎恭典氏(四日市大学総合政策学部教授)
● 視察研修
平成17年度 杉並区・文京区・千葉県我孫子市への市民公募型の視察(山田宏・杉並区長、福島浩彦・我孫子市長から話を聞く)
平成18年度 兵庫県三木市・小野市への視察
(藪本吉秀・三木市長から話を聴く)
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(追記) 三田市議会の大月さんから、会派経験に基づくキッチリしたコメントをいただきましたので、
こちら ⇒ (翌日のブログ)に再掲
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特に政令都市を除く市町村議会は選挙区が競合し、いざ選挙となればお互いが闘うことになります。その中で本当の意味での政策集団は生まれてきません。私の経験から多くの他市の議員と議論する中で会派とは役職の取り合いに有利な数の論理と行政の議会対策をやりやすくする術中にはまり込んだ結果であると言うのが本音でした。政策から遊離した会派の存在はただの徒党を組んだ集団だと思います。議会人として、個人が市民のための政策提言や議員条例提案をすればパフオーマンスだと、徒党組んで潰してしまうそれが会派の実態です。仲良しグループに議会改革はできません。私も十数年間最大会派の長として議会運営をしてきましたが、このことがいかに問題があるかを自覚し1年前行政の3セク疑惑をとりあげ100条委員会を立ち上げました。その結果助役・部長2名が辞職するに至りました三田市政初のことです。一番抵抗勢力となったのが所属する会派でした。今ひとりで議会活動し満足しています。地方議会には党籍党派会派が存続するかぎり永遠に議会改革はできないと考えています。北海道栗山町の素晴らしい議会基本条例ができたのは会派が存在しないからだと研修会に参加した感想です。皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
議会の現状についての、とてもしっかりしたコメント、ありがとうございます。
基本的に全く同感です。
自治ネットの仲間とも同じようなことを話しています。
ここでは、すぐに目立たなくなってしまいますし、ほかの人の意見も訊いてみたいので、今日8月4日の投稿欄に転載させていただきますね。