20数年前に建てた農業のパイプハウスがある。
幅5.4メートル、縦11メートル。高さは2.8メートル。
農業用としてはこじんまり=家庭菜園か育苗用。
しかし長らく使わず、放置してあった。
これを生産・育苗用に復活させることにした。
まず、12月下旬から、このハウスの解体作業。
畑の別の場所に立て直す予定でいるので、解体は慎重に。
パイプハウスはパイプの間隔が「雪や風への耐久性・強度」に大きく影響する。
標準45センチのところ、けちって50センチにしていた。
それを今度は、さらにけちって75センチにしようというわけ。
理由は、今売られている品を調べても、パイプの曲がり具合など、同じ規格は期待できないところ、
違う構造のパイプを変に繋ぐより、間隔を広げて、縦を長くし、広さを確保しようということ。
つまり、縦11メートルを立て14.3メートルにするもの。
間隔が広くなって、積雪に弱くなる分は、始めっから補強する予定との抱き合わせ。
なお、パイプの太さが通常「19ミリ」が多いところ、「22.5ミリ」の太い方だったので、
それなりに大丈夫、と踏んでいる。
1か月半ほどかかって、しばらく前に完成した。
今日はその前篇。
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●解体前のハウス
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)
換気扇を外したところ
解体前、雪の滑り落ち具合の点検のため、仮張りしてみた。
雪が滑り落ちなければ、パイプハウスがつぶれる。
一番は、パイプの間隔を「75センチ」と通常の45センチの6割増しとするから。
理由は、資材の倹約。
それと、直管の位置を変えるから。
解体途中の様子
年明けて、解体完了。
●解体した材料は再度建てるので、並べて、整理、点検しておく。
ドアなど両側の「妻部分」
地中部になるところはサビ止めを塗った。
前回巣20数年前は塗らずに使用。
今回土中から抜いてみたら、サビサビ。
とはいえ、サンダーで削ってみると、金属自体はほとんど傷んでいない。
そこで、次の年数を長くするために、サビ止め処理。
●解体の途中に、新規予定位置を整備しておく。
バケツに水を入れて、透明なチューブで水平を出す原始的なやり方で、
基本の敷地レベルを確認。
(東=レベルが地面付近)
東と西で約20センチの高低差があることが分かった。
ハウス内としては、いかにも傾きが大きいので、
東から西に10センチの勾配になるように整地した。
排水も西方向への予定だし。
西=レベルが地面から20センチほど高い位置ので10センチ下がりほどに土を移動して修正)
●材料を運び込む
●パイプを差し込む
巻尺を張って所定の間隔を図り、差し込む深さは予定=35センチ。
35センチとその10センチ上に印をつけておいて、
上の45センチの位置と「水糸」(※建築工事などで,水平を示すために張る糸。みずなわ)を合わせる。
パイプをさしたり、抜いたりするのときの補助パーツ。
これがあると楽に土に差し込める。
左右のパイプを天井部でつなぐ
天井の中心部分に真直ぐなパイプ(「直管」)を固定。
●パイプハウスの基本形は組み立て終わったところ。
●東と西の入り口の戸を入れておおむねの外形ができた。
●パイプハウスは、パイプの足元の雑草の管理が手間がかかって面倒。
エンジンの草刈機で一気にダーッと刈るとポリやビニールを破ったり、穴が開く可能性もあるから。
そこで、最近はやりの「防草シート」をパイプ回りや、両方の「妻側」の角材の下に入れることにした。
(以下、続)
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