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てらまち・ねっと



 知事選で投票率61%とは!!
      前回を16.57ポイント上回った、という。
 その関心の高さ、国政での政権交代への期待の風。

 結果、靜岡知事は、民主の川勝氏に。
   とはいえ、民主の分裂選挙に近い情況だったので、「小差」は「風」なくしてなんの・・

知事選確定得票
当 728,706 川勝 平太 無新=民、社、国推薦
  713,654 坂本由紀子 無新=自、公推薦 
  332,952 海野  徹 無新 
   65,669 平野 定義 共新 

 政策などにインターネット情報もほぼ皆無の平野候補は、供託金没収のラインの半分にも満たない得票、結果は如実だ。これも、国政を占うのか・・・

 1.2位の半分をとった海野候補は、靜岡空港に反対する立場で、連合靜岡とは対立。民主の参議院議員だけど、連合から攻撃を受けていたらしい。2007年4月の合併後初の静岡市長選挙では連合がついた現職の小嶋善吉氏に1300票差で敗れたという人気。そのことは、このブログ末に。

 個人的には海野さんの方がいいに決まっている。

 ともかく、知事選でも、民主安泰とは見ることが出来なかった。
 ただ、国政での鳩山氏の政治資金問題は、かえって、逆風を吹かせてはいかん、との同情的雰囲気を(政権交代を望む)有権者の中に生むのかもしれない。

 当選した川勝氏。私自身は、TVで流された演説のときのあのオーバーアクションは好きではないし、もともと、川勝氏は、安倍内閣の教育再生会議の分科会主査や「美しい国づくり」企画会議の委員、「新しい歴史教科書をつくる会」の賛同者、ということで、埼玉県の右傾が顕著な民主党知事と同じ気配が・・・

 ところで、昨日7月5日のこのブログのアクセスは 
      「2074」IP、 閲覧は「5737」件。

 中でも、選挙関係が圧倒的。
 このgooブログは、アクセスの多いエントリーをリストアップして通知してくるけど、昨日の分の上位は以下の画面。

 今年の春の千葉県の森田知事確定の投票日のアクセス数に近い。
    ⇒ ◆大激戦・予測不能の靜岡県知事選・マニフェスト/波乱のない兵庫知事選/都議選と総選挙の成り行き >
 
 なお、『非共産対共産』で無風の兵庫県知事選と昨日告示の奈良市長選を対比させた、のオモシロい報道を一つ見つけたので最後に記録。


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●投票率61.05% 静岡県知事選、深夜に大勢判明
             靜岡 07/05 22:20
 石川嘉延前知事の辞職に伴う静岡県知事選の投票が5日、繰り上げ投票が4日に行われた熱海市初島を除く、県内各市町の投票所で行われ、午後8時で締め切られた。即日開票され、大勢判明は6日午前0時近くになる見通し。県選挙管理委員会のまとめによると、確定投票率は61.05%(男60.65%、女61.43%)で、前回選を16.56ポイント上回った。
 知事選の立候補者は、届け出順に、無所属の元参院議員海野徹氏(60)、無所属の前静岡文化芸術大学長川勝平太氏(60)=民主、社民、国民新推薦=、共産党公認の党県委員会常任委員平野定義氏(59)、無所属の前参院議員坂本由紀子氏(60)=自民、公明推薦=の新人4氏。
 4氏は、4期16年に及んだ石川県政の評価や経済・雇用対策、地域医療の立て直し、静岡空港の活用、子育て、福祉、介護、教育、文化政策などを争点に、17日間にわたって激しい選挙戦を繰り広げた。
 12日の東京都議選とともに次期衆院選を占う前哨戦として全国からも注目され、県選挙管理委員会が3日発表した2日午後8時現在の期日前投票の投票率は4・89%と前回選の2・06倍に上り、全市区町で前回選を上回っていた。
 県選管によると、5日現在の有権者数は303万7208人(男148万3879人、女155万3329人)。

●「民主への風」生かし川勝氏が逆転 静岡県知事選(1/2ページ)
            朝日 2009年7月6日1時47分
 政令指定市長選3連勝の民主党に吹く追い風は、依然として衰えていなかった。東京都議選とともに「総選挙の前哨戦」として注目された5日の静岡知事選は、民主などが推す川勝平太氏(60)が、自民、公明党推薦の坂本由紀子氏(60)らを破って初当選した。「静岡が変われば、日本も変わる」という訴えに、有権者の期待が集まったようだ。

 午後11時20分ごろ、当選確実の知らせを受けて川勝氏がJR静岡駅近くの事務所に現れると、集まった支持者らが鳴り響くような歓声で出迎えた。壇上でマイクを握った川勝氏は言葉を探すようにしばらく沈黙した後、「もう戦いは終わった。ノーサイドである」と呼びかけ、「県民一人ひとりが幸せを感じられる行政を実現したい」と話した。勝因については「これまでの静岡県の連続ではなく、新しい風を吹かせてほしいという気持ちを受けて立ったからだと思う」と話した。

 県東部を地盤とする坂本氏が序盤でリードしたが、それを県西部の票で抜き去った。県西部では自民党内に坂本氏を擁立したことに対する反発があった。自民党の動きが鈍る一方、自動車メーカー・スズキの関係者や連合も川勝氏支援に活発に動いた。

 民主党本部からは、鳩山代表、岡田克也幹事長、前原誠司副代表らがいずれも2度ずつ静岡入りした。川勝氏も「静岡が変われば、日本も変わる」のキャッチフレーズを連呼。党人事をめぐって迷走を続ける麻生政権からの「変化」を、知事選にも重ね合わせてみせた。

 当初、知名度不足や、元民主党参院議員の海野徹氏(60)との候補一本化失敗に不安を抱えていた陣営が、手応えを感じたのは選挙戦中盤以降のことだ。


●【静岡県知事選】川勝氏 大型地方選で民主4連勝 自民党内に「麻生退陣論」広がる (1/3ページ)
     産経 7.6
 ・・・・川勝氏は民主や連合の要請を受け、投票日1カ月前に立候補表明した。民主党の小沢一郎代表代行は分裂選挙を回避しようと元民主党参院議員の海野徹(うんのとおる)氏(60)との一本化を目指したが不調に終わった。だが、川勝氏はその影響も受けず、無党派層や自民支持層にも広く浸透した。

 坂本氏は「県民党」を掲げて「自民党色」を薄め、参院議員や同県副知事としての実績を前面に支持を訴えたが及ばなかった。

 4月の名古屋市長選は高い知名度を誇る民主党推薦の河村たかし氏が圧勝。5月に鳩山由紀夫氏が民主党代表に就任してからは、さいたま市長選で党県連支持の清水勇人氏が当選。6月の千葉市長選でも党推薦の熊谷俊人氏が全国最年少市長となっていた。

 今月12日には東京都議選の投票が行われる。ここでも民主党が勝利すれば、麻生首相はさらに厳しい局面に追い込まれそうだ。

 川勝氏は、比較経済史専門の経済学者。安倍内閣では教育再生会議の分科会主査や「美しい国づくり」企画会議の委員などを務め、有識者メンバーとして国政にかかわった。「新しい歴史教科書をつくる会」の賛同者にも名を連ねている。


 ▽静岡県知事選開票結果   

当728706川勝 平太 無新

 713654坂本由紀子 無新

 332952海野  徹 無新

  65669平野 定義 共新

         (開票終了)

●民主、勢いひとまず維持=虚偽献金なお火種に-静岡知事選
           時事 2009/07/06-01:26
 知事選で民主党は事実上の分裂選挙を強いられ、厳しい戦いが予想されていた。鳩山氏が代表に就任して以降、さいたま、千葉の両市長選で圧勝し、衆院選へ勢いづいていただけに、「負ければ鳩山氏の献金問題のせい」(幹部)との声も漏れていた。
 鳩山氏としては、勝利により自らへの逆風が強まる事態はひとまず回避できた形。党幹部の一人は「代表自らリスク覚悟で応援に入って勝ったのだから、献金問題はクリアしたということではないか」とコメントした。しかし、守勢に立たされた与党が、虚偽献金問題を引き続き追及してくるのは間違いない。民主党内にも「鳩山氏の説明は不十分」との指摘が出ており、この問題で新たな事実が判明したり、都議選で目標とする第1党に届かなかったりした場合、鳩山氏が逆に窮地に追い込まれる可能性もある。 
 一方、民主党が静岡県知事選に続いて都議選にも勝利すれば、自民党内で「麻生降ろし」に拍車が掛かるのは必至。仮に衆院選前の首相交代となれば政局の潮目が変わることも予想されるため、民主党内には「(地方選連勝も)痛しかゆし」(中堅)と複雑な声も出ている。


●県知事選 坂本さん涙 『今後も静岡のために』
         中日 2009年7月6日
 無所属の坂本由紀子さん(60)は5日午後11時半ごろ、険しい表情で静岡市葵区の事務所に現れた。推薦した自民、公明関係者や支援者ら約150人を前に「たくさん応援していただいたのに、申し訳ございません」と頭を下げた。

 敗因についての具体的な言及はなく「私の力不足で、幾重にもおわびをしていくつもりです」と言葉少な。「大切なのは県民が希望をもって豊かさを実感できて幸せになってもらうこと」と前置きし「これからも皆さんと静岡のために働いていきます」と続けた。

 衆院選の前哨戦と位置付けられたことには「県政は政党のものではなく、県民のためにどういう将来をつくっていくのかが大切。その信念は変わっていません」と持論を強調した。

●海野さん 『理想的な選挙できた』
            中日 2009年7月6日
 「楽しく、さわやかで、理想的な選挙ができた。感謝以外の言葉はない」。無所属の海野徹さん(60)は静岡市葵区の事務所で午後11時半ごろ、支援者約100人を前に頭を下げた。敗因については「衆院選の前哨戦という意識で投票した人もいたかもしれない。(自分への票は)もっと取れると思っていた」と、与野党対決に埋没したとの見方も示した。

●社説:静岡知事選 「交代」志向がここまで
          毎日新聞 2009年7月6日 1時00分
 有権者の間に「チェンジ志向」が一段と広がっていることを裏付けた選挙だった。5日投開票された静岡県知事選は、民主党に加え社民党、国民新党が推薦した静岡文化芸術大前学長、川勝平太氏が自民、公明両党推薦候補らを破り初当選した。

 もちろん、衆院選の結果が最終的にどうなるかはまだ分からない。しかし、民主党色を前面に出し、「政権交代の前哨戦。静岡のためだけの選挙ではない」とアピールして戦った川勝氏が勝利したことで、麻生政権がますます苦境に立たされるのは間違いないだろう。

 今回の知事選は石川嘉延前知事の辞職に伴うものだ。県政の課題では大きな争点は少なく、「自民・公明対民主」という次期衆院選の対決構図を念頭におきながら投票した有権者が多かったのではなかろうか。

 しかも、民主党は告示直前まで候補者調整に手間取り、元同党参院議員も出馬して一本化に失敗。当初は党執行部も苦戦するとみていた。

 そんな中、激戦だったとはいえ勝利したのは、民主党に対して予想以上の追い風が吹いていることの表れと見ないわけにはいかない。そして麻生太郎首相の決断力の乏しさを露呈した一連の自民党執行部人事をめぐる迷走劇も今回の選挙に大きく影響したと思われる。

 これで自民、公明両党は、衆院選の「前哨3地方選」と位置づけられた選挙のうち、先月14日の千葉市長選に続いて2連敗となった。「麻生首相の下では衆院選は戦えない」と自民党内の不満が高まるのは確実だ。毎日新聞の世論調査では12日の東京都議選も自民党は苦戦が予想される。8月下旬以降に総選挙を先送りするよう求める声が与党内で強まるのは必至で、「麻生降ろし」の動きは早まるかもしれない。

 だが、これまで再三指摘してきたように国民に信を問うことなく自民党議員の都合だけで、これ以上、首相を交代させるのは許されないと考える。麻生首相も「地方選の結果は国政と無関係」と強弁するなら、潔く早期の解散に踏み切るべきだと改めて指摘しておく。多くの国民は政権選択の機会を「今か、今か」と待っているはずだ。

 無論、民主党も盤石とはいえない。
特に鳩山由紀夫代表の政治資金問題については、鳩山氏のこれまでの説明に納得できないと感じている人は多いと思われる。終盤国会で与党側は追及姿勢を強めるだろう。

 いずれにしても、今週から来週にかけて解散をめぐる最終攻防が続くことになる。地方選挙のある地域の人たちだけでない。全国の有権者が政治の動きに目をこらし、衆院選の判断材料としていこう。

●【兵庫県知事選】次は奈良市長選 衆院選奈良1区で予想される構図
            産経 2009.7.5 22:23
 5日告示された奈良市長選と、同日投開票された兵庫県知事選。市長選は民主、自民・公明、共産がそれぞれ推す3人が名乗りを上げ、同市内を選挙区とする衆院選奈良1区で予想される構図。一方、兵庫県知事選は各党が相乗りする現職が3選した。奈良市長選は与野党が対決し、衆院選を占う戦いとなったが、兵庫県知事選は関心が最後まで低調で事実上の“信任投票”だった。

 注目の奈良市長選では、民主が推す陣営に党の大物らが相次いで駆けつけたのに対し、自公が推す陣営は逆風を意識してか「国政と市長選は別」と訴え対照的な選挙戦をスタートさせた。

 民主が推薦する新人、仲川元庸氏(33)の陣営には、初日から全国最年少の現職市長となった熊谷俊人・千葉市長や、河村たかし・名古屋市長ら有名人が続々と入り、6日には鳩山由紀夫代表も応援予定だ。これに対し、自民、公明推薦の元職、鍵田忠兵衛氏(51)陣営の出陣式には両党の県議らが応援に駆けつけたものの、地元の国会議員の姿はなかった。県議らは民主の組織戦に対する警戒をあらわにし、「市長選は本来、候補者の人物本位の戦い」という声が相次いだ。

 共産推薦の新人、小林照代氏(69)の陣営も奈良1区の候補予定者らが応援に駆けつけるなど、「自公対民主」の構図への埋没を警戒している。

 一方、兵庫県知事選で共産推薦の田中耕太郎氏(60)を破り、3選を果たした現職の井戸敏三氏(63)。自民・公明などに加え、民主党も県連レベルで推薦し、過去6回と同様の「非共産対共産」の構図だった。

 投票率は、県選管が県内自治体の「ゆるキャラ」を啓発に大々的に活用したが、過去最低だった前回(33.33%)を2.69ポイント上回る36.02%。有権者からは「消去法で現職に投票した」「衆院選は行くつもりだが、知事選は争点がなく興味が持てなかった」という声がもれた。

     連合静岡の反動性 から
「・・・・・・静岡選挙区の改選数は2で自民・民主が分け合っています。民主2議席独占は不可能なのですが、連合は海野つぶしの為のみに2人目を擁立し保守系の一部を取り込んで海野さんを落選に追い込みました。
 2007年の静岡市長選では4選を目指す現職(自民系)に対抗して立候補した海野さんでしたが、ここでも連合は現職支持に回りました。結果は約1000票という僅差で海野さんは敗れました。もし民主が海野支持でまとまれば確実に勝てた選挙でした。・・・」


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