「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【南会津】残雪の会津駒ケ岳

2008-05-28 23:41:04 | 山小屋泊
                         駒ノ小屋

滝沢登山口から登って駒ノ小屋に1泊し、翌日、駒ケ岳頂上を往復して滝沢登山口に下りました。途中の水場付近から上は雪道となり、妻は簡易アイゼンを使いました。翌日の駒ケ岳頂上はガスで何も見えず、中門岳は諦めて下ったのですが、小屋から下でガスは晴れました。雪の無いところではタムシバ、オオカメノキ、ムラサキヤシオの花が楽しめました。登山口からはバスで尾瀬の沼山峠に向かいました。

【日 程】2008年5月26日(月)~27日(火)1泊
【山 域】南会津
【山 名】会津駒ケ岳
【メンバ】本人、妻
【天 候】(26日)晴れ後曇り、一時雨(27日)曇り後晴れ
【参 考】山と高原地図14尾瀬
【コース】(26日)滝沢登山口(12:00)→、駒ノ小屋(17:00)泊
(27日)駒ノ小屋(6:40)→駒ケ岳頂上(7:00) 駒ノ小屋(8:30)→滝沢登山口(11:45)

会津駒ケ岳は15年前の夏、グループで今回と同じく駒ノ小屋泊で登って以来2度目。野岩鉄道会津高原尾瀬口駅で下車し、駅であらかじめ会津バスのお得な回数券を購入した。駒ケ岳登山口バス停で下車して、しばらく沢沿いの舗装道路を行き、指導標にしたがって舗装道路をショートカットする山道に入る。再び舗装道路に出たところには指導標がないので、下ってきた時は山道の入口を見逃す可能性がある。さらに舗装道路を行くと駐車スペースが2箇所出てくるが、二つ目の駐車スペースの前が木の階段のある登り口になっている。

はじめからけっこう急な登りが続くがタムシバの花が盛りで楽しめた。またオオカメノキ、ムラサキヤシオも見られる。途中の水場の少し下あたりで雪が出始めたと思ったら、たちまちに完全な雪道に変わる。雪道になってからは赤テープなどの目印にしたがって登っていく。ベンチのある水場は気づかずに通り過ぎてしまった。歩き始めは天気が良かったのに、だんだん雲が出てきてついには雨が降り出してしまう。雨はたいしたことなくすぐに上がったが、晴れていればすでに小屋が見える広い雪原で、ガスのため目印のポールが1本づつしか見えない状態になった。

小屋への到着が遅かったので、小屋番のご夫婦に心配されてしまった。お二人は今年から小屋番になったばかりとのことで、とても感じが良いのできっと小屋の人気も上がるに違いない。なお、完全予約制で素泊まりのみとなっている。この日の泊まりは私たちも含めて4人だけで、ストーブのある食堂で小屋番のご夫婦も含めた6人で消灯時間近くまで楽しくおしゃべりした。

翌日の朝はガスがかかっており、時々晴れるのだが風も強い。駒ケ岳頂上まで行って、さらに中門岳に向かおうとしたが、ガスで何も見えない。あきらめが悪く、しばらく駒ケ岳頂上で粘っていたが結局は小屋へ下った。ガスが晴れたときに日光方面の山々は見えたが、尾瀬の燧ケ岳方面は雲に隠れていた。小屋で少し休憩して滝沢登山口へ下る。下るに従って天気が良くなり頂上はどうだったかと未練が残った。下りでは途中の水場のベンチも見つかったが水場自体は雪に埋もれているようだ。前日とほぼ同時刻に駒ケ岳登山口バス停に着き、タイミングよくやってきたバスに乗って沼山峠に向かった。


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