「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【妙義山】相馬岳北稜上部

2006-10-15 19:32:31 | 道不明瞭
             「北稜の見晴らし」から裏妙義と国民宿舎

天野さんのホームページ(リンクしました)を再び参考にして、相馬岳北稜を仙人窟まで下りました。ガイドでは大沢遡行と組み合わせていますが、北稜に集中するため、前半は妙義中間道を利用してタルワキ沢のコルに登り、相馬岳もパスして大沢源頭部から北稜に上がりました。良い天気に恵まれ、「北稜の見晴らし」、「ハサミ岩」、「仙人窟」と堪能しました。紅葉には当然早いのですが、いくらか色づいていました。

【日 程】2006年10月15日(日)日帰り
【山 域】妙義山
【山 名】ピークなし
【メンバ】単独
【天 候】晴れ
【参 考】天野さんのホームページ
【コース】松井田駅(7:20)→妙義神社(8:20)→タルワキ沢のコル(10:15)→仙人窟(12:00)→相馬沢出合(13:45)→横川駅(14:50)

松井田駅から車道を歩いて妙義神社へ。妙義山の眺めが良いのだが、車通りも多く、しかもすっ飛ばして行くので気分が良くない。妙義神社から中間道を行き、タルワキ沢からコルへ上がる。そのまま縦走路を突き抜け大沢源頭に下る。少し下って左手の尾根に上がる。尾根上には踏み跡もあったが、左手に沢を挟んでもう一つ尾根があり、そっちが北稜のようだ。いったん沢に下って登り返すと、尾根上には赤テープの目印もあり、北稜に間違いない。

北稜を下っていくと痩せた岩稜の上に出て、見晴らしが良い。北稜の見晴らしであり、裏妙義の眺めが良く、その下には国民宿舎の建物も見える。この先からルートはわかりにくくなり、コピーしてきた天野さんのガイドを参考に進む。昨年、妙義富士から縦走してきた時は、それほどわかりにくいとは思わなかったが、下る方がわかりにくいようだ。やがて妙義富士への分岐に至る。

北稜はここからかなり急な下降になるので、これでいいのかなと少し心配になる。しかしたまに赤テープも見られる。やがて「はさみ岩」へ。きれいに紅葉した木があった。この先も天野さんのガイドを参考に岩峰の基部を巻いて行くと、すぐに仙人窟に着く。岩の下が横に細長いトンネルになっている。

仙人窟の岩の上に登って、この先の北稜を眺めてみたがいかにも困難そうであった。仙人窟をくぐって相馬沢を下る。しばらく下ったところで、右岸側の尾根に上がれそうなところがあり、まだ、時間的に余裕があるので遊びで登ってみた。尾根の反対側は垂直に切れ落ちており、見上げる北稜の姿は迫力がある。カメラを取り出したが、ちょうど電池切れになってしまい、撮れなくて残念。

相馬沢を下っていくとやがて天野さんのガイドにある、チョックストンの滝が現れる。フェルト底の靴なら下れるかも知れないが、登山靴では困難である。ここで巻いてみようと考え、左岸の尾根に登って隣の沢に下ると、かすかな踏み跡と目印の赤テープもあった。ここから先は時々目印も見られ、やがて右岸に付いている踏み跡を辿っていく。

いったん沢床に降りたところから踏み跡はないが、左岸の小尾根に登ってから下って行くと、左手に枝沢が現れ、最後はちょっとした崖になってしまった。ここは上流に向かって斜めに下るバンドを伝って何とか沢床に下れたが、やはり右岸に踏み跡を見つけて下って行くべきだった。

このあとはずっと右岸の踏み跡を辿り、沢床に近づいたところで植林帯に入る。右岸の踏み跡はさらに続くが沢から離れるように登っていく。天野さんのガイドの「植林帯に入ると左岸に道も現れる」という部分が記憶にあって、おかしいと思い戻ってみると沢を渡って左岸に道があった。しっかりとした道で、すぐに出合に着いた。車道に上がって横川駅まで歩いたが、車通りが少なく、飛ばす車もないので良かった。


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