「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【奥武蔵】笠山、堂平山、剣ヶ峰

2004-02-14 23:40:15 | ハイキング
(注)このブログのスタートは2005年4月8日ですが、それ以前に@nifty「山のフォーラム」に投稿したレポを日付を遡って転載しました。

小川町駅を起点のバス利用で、外秩父七峰のうち三峰を歩きました。

【日 程】2004年2月14日(土)日帰り
【山 域】奥武蔵
【山 名】笠山、堂平山、剣ヶ峰
【メンバ】単独
【天 候】晴れ
【参 考】分県登山ガイド10埼玉県の山
     外秩父七峰縦走ハイキングコース地図(東武鉄道)
     1:50000地形図「寄居」
【コース】皆谷バス停(10:05)→笠山(12:00-20)→堂平山(13:00-15)
     →剣ヶ峰(13:40)→白石峠(13:50)→白石車庫バス停(14:50)

踵の骨折から約6ヶ月ぶりに復帰して初めて歩いた感触がよかったので、先週よりアップダウンのあるところを選んだ。月末にグループでのハイキングを予定していて、同レベルのところを歩けることを確認したかった。

小川町駅から白石車庫行きのバスには30人ほど乗ったが、橋場(大霧山方面)でほとんどの人が降りてしまい、皆谷で降りたのは3人だけ。白石車庫方面へ少し道路を歩いて、右に槻川を渡る道路を見送った先で、「萩平.笠山入口」の標識に従って左に入る。すぐに標識に従って山道に入るが舗装道路に何度か出たり入ったりする。

舗装道路がT字路になったところで展望が開け、小さな休憩舎がある。指導標に従って舗装道路を行くと、右に小さい公園を見て、「林道白萩線の起点」との標識がある。左にぶどう園の前を通って下って行くと今度は「林道萩平線の起点」「ここは萩平T字路」、そして「外秩父七峰縦走ハイキングコース」の標示がある。

この少し先で山道に入るが、すぐに舗装なしの林道に出て、少し歩き、また山道に入ると植林帯の窪状の道になる。山道の十字路を過ぎ、林道を横切る。やがて片側が雑木林になって明るくなる。再度、林道を横切るところに駐車スペースがあって一台停まっている。ここからようやく本格的な登りになり、植林も見られなくなる。

堂平山方面の道を分けるとすぐに笠山の頂上に飛び出した。頂上は北方が開けているが霞んでいて遠くの展望はダメだった。2人ずつの2グループが東側からちょうど登ってきたところで、ここで昼食休憩とするようだ。私は笠山神社のある東峰まで行って、岩の上で昼食休憩とする。

堂平山方面への分かれ道まで戻って下り始める。けっこう急斜面で足に不安を抱えている身としては慎重に下る。途中、工事中の林道を横断するために林道に下って、登り返す。振り返ると山道が付いていた尾根が林道によってすっぱり見事に切り通されている。奥武蔵という山域は実に林道が多い。有用な林道もあるが、あまり価値のない林道も多いように感じるが・・。

左下に林道を見ながら行くと、前方が大きく開けて峠の先に堂平山の姿が大きくみえる。このあたりの雰囲気は好ましい。白石車庫への道を右に分けて、林道に出る。何台か車が停まっているが、ここまで車で来て歩き始める人がいるようだ。林道から堂平山へ登りかけて振り返ると笠山の姿がよく見える。

はじめ、暗い植林帯を登っていくがやがて明るくなって広々した芝生の向こうに天文台のドームが見える。日当たりのいい芝生の上で休憩する。笠山で休憩してから間もないが、ここで休憩しない手はない。笠山、大霧山など七峰縦走コースの峰々が見えるが、霞んでいる。風もなく暖かい日なので仕方がない。

天文台の脇の舗装道路を行き、天文台敷地の門を出る。ここから、右の尾根上に通っている山道を行き、いったん舗装道路に出て、また山道へ。ここはけっこうな急斜面になっている。七峰縦走の人はパスして車道を行くのだろうか?このあたりでは雪も少し残って凍結しているところも見られる。再び車道に出ると左に埼玉県の環境大気測定所があり、すぐ先に剣ヶ峰の案内表示がある。

剣ヶ峰の頂上はアンテナ施設に占領されて、「摩利支天劔峯大神」の石碑が陰に隠れている。下の入り口まで車で来ればあっけなく登れてしまう。しかし東武東上線の車窓から眺めるとけっこう尖っているのだが。

白石峠は車道も山道も分岐するところで、休憩舎があり、展望もいい。まだ余裕があるので定峰峠方面へ行こうかとも思ったが、足に不安があるので無理せずに下ることにする。下りはじめの階段状のところが凍結していて慎重に降りる。槻川最上流の沢沿いになるが、この沢の石は緑っぽくきれいだ。いくつか出てくる堰堤は一部凍結している。やがて簡易舗装になり、舗装道路へと出て、白石車庫バス停へ。二十分ほどの待ち時間だが、一時間に一本のバスではまあまあだった。