以前、釧路湿原展望台でもとめた、佐藤尚 「釧路川紀行」 の前半部分、
序章、弟子屈町の巻、標茶町の巻をやっと読み終えました。
水源の屈斜路湖の少し南、弟子屈町を流れる釧路川
241号線(阿寒横断道路)が243号線に代わる所、左手岸辺には道の駅、水郷公園(ここも白鳥飛来地)
あとがきに「著者の重厚・流離な筆致は……この川の流れの如く、よどみがない」とあるとおりの良書で、
周辺をドライブしてきた直後ということもあって、たんねんに味わいました。
観光地としての売り込みをはかるガイドブックとは、一味もふた味も異なり、
硫黄山、釧路鉄道にかかわった悲惨な囚人の稿などは、吉村昭の小説世界を感じるようでした。
旅の楽しみの一つに、現地での古書店まわりをあげる人も多いです。
私もあわただしい旅程のなかで、ブック・オフ、観光案内所、駅とか空港の売店で買った本は、
地方作家の意気込みに加え、現地の空気も沁みこんでいるようで、蔵書棚でも異彩をはなっています。
特に「川」の紀行本は即、買い!です。
海外ではテムズ川から、最近では加賀平野の「手取川紀行」まで、裏切られたことはありません。
(補)テムズといえば川と川を結んで縦横にはりめぐらせた水路網、“運河”紀行の本「イギリス・水の旅」が愉快です。
(東京書籍;文・写真 田中憲一)
テムズ川、セヴァーン川、ティー川、エイヴォン川、ネン川、トレント川からネス湖まで、様々な運河に乗って~
イギリス、カントリーサイドをナロウボートでのんびりと、豊富な写真も楽しい。
家族で行った、ストラトフォード・アポン・エイヴォンで、よく見かけたあれですヨ。
ロンドン、パディントンからの西方面いきの車窓からは、つかず離れずの運河とナローボートがよく見えました。
序章、弟子屈町の巻、標茶町の巻をやっと読み終えました。
水源の屈斜路湖の少し南、弟子屈町を流れる釧路川
241号線(阿寒横断道路)が243号線に代わる所、左手岸辺には道の駅、水郷公園(ここも白鳥飛来地)
あとがきに「著者の重厚・流離な筆致は……この川の流れの如く、よどみがない」とあるとおりの良書で、
周辺をドライブしてきた直後ということもあって、たんねんに味わいました。
観光地としての売り込みをはかるガイドブックとは、一味もふた味も異なり、
硫黄山、釧路鉄道にかかわった悲惨な囚人の稿などは、吉村昭の小説世界を感じるようでした。
旅の楽しみの一つに、現地での古書店まわりをあげる人も多いです。
私もあわただしい旅程のなかで、ブック・オフ、観光案内所、駅とか空港の売店で買った本は、
地方作家の意気込みに加え、現地の空気も沁みこんでいるようで、蔵書棚でも異彩をはなっています。
特に「川」の紀行本は即、買い!です。
海外ではテムズ川から、最近では加賀平野の「手取川紀行」まで、裏切られたことはありません。
(補)テムズといえば川と川を結んで縦横にはりめぐらせた水路網、“運河”紀行の本「イギリス・水の旅」が愉快です。
(東京書籍;文・写真 田中憲一)
テムズ川、セヴァーン川、ティー川、エイヴォン川、ネン川、トレント川からネス湖まで、様々な運河に乗って~
イギリス、カントリーサイドをナロウボートでのんびりと、豊富な写真も楽しい。
家族で行った、ストラトフォード・アポン・エイヴォンで、よく見かけたあれですヨ。
ロンドン、パディントンからの西方面いきの車窓からは、つかず離れずの運河とナローボートがよく見えました。
網走監獄の話、無人島への漂流の話・・・
網走監獄の話は、読んだ後に実際マルガリータさんと一緒に訪れましたね
文章から想像していたイメージと、実際に現地に行ってみることができて、あの特徴的な監獄の形がより良くわかりました。
また、漂流物語は、アホウドリを食べて生きながらえるという内容で、とてつもなく衝撃をうけました
桐生夏生さんの東京島など、漂流?に関する書籍を何冊か読みましたが、吉村昭さん以上に衝撃を受けるものはありませんでした
そこのところが、読後の衝撃になるのでしょうね。
この「釧路川紀行」では、反対に、史実の説明のうちにも著者の強い思いいれの表現が印象的です。
今は快適で眠気も催すほどの道路ですが、大変な数の囚人の犠牲があったのですね
川の紀行、読んだことがないので気になります
ナローボートはその名のとおり、
スマートですね!
のんびり移動できそうです
先日、TV「世界ふれあい街歩き」では
パリの運河で船の上で生活するマダムを紹介していましたよ。ゆとりがあって、優雅な感じがしまし
東西南北と川と川を運河で結んで幅の狭い長いボートで暮らすように進む
例えば、信濃川と利根川をつなぐ運河で日本海から太平洋に
二千メートル級の山に囲まれて、無理ですネ
生まれ育った風土で発想も規定される、とは高名な哲学者の有名な書物にありました