マルガリータのつぶやき

フォトジェニックな「趣味の記録」:マルガリータの庭、国内海外の旅、グルメ、美術・音楽・映画、自分勝手流読書、etc

フランシス・ベーコン展

2013-03-30 22:03:22 | 絵画、展覧会、記念館
桜の花見客でにぎわうなか、東京国立近代美術館;「フランシス・ベーコン展」に行ってきた。
 

レインコートを着たフランシス・ベーコン(1967年)
 
 フランシス・ベーコン「三幅対」1991年 ニューヨーク近代美術館蔵 
 「叫ぶ教皇の頭部のための習作」1952年 イエール・ブリティッシュ・アート・センター
                  エイゼンシュテイン監督「戦艦ポチョムキン」からの影響

2時からの講演会の40分前、はや講演会場前には長い列で、係員も早く並んだほうがよいという。 
あまりの人気、若い人が多い、にまずビックリ、30年ぶりの大規模展覧会、と再認識する。

  オークションに出る作品は数十億円で取引され、報道を賑わせることもしばしば。そのために
  「展覧会を開催するのが最も難しいアーティストのひとり」ともいわれ、日本では生前の1983年に回顧展が開催されたのが最後

                     (下記インターネット・ミュージアムの記事より)

展覧会入場前に、講演会「ベーコンについて 初級」保坂健二朗を聴くことになった。
 1945年(36才)が自身でいう’作家デヴュー
 1959年    英国コンウォール、セント・アイヴスのアーティストコロニー(抽象的動向)
 1962~1992年 ロンドン、サウス・ケンジントンのアトリエ

  本展は、ベーコンにとって最も重要だった身体性に着目、その表現方法の変遷をたどる。
     1.移りゆく身体   ・教皇のための習作・スフィンクス・ゴッホ
     2.捧げられた身体  ・ジョージ・ダイア・土方巽記録映像 
     3.物語らない身体  ・三幅対1991年
     4.エピローグ:ベーコンに基づく身体  

   両極端をいく作風;抽象⇔具象 
   ナチスとのかかわり
   ゴッホ風 カラーフィールドPainting 

まったくといって事前知識なしで出かけた現代美術しろうとの私だが、
よくわからないながらも、
講演の密度の高さ、会場の熱気に押され、「知の充足」とでもいうような心地でいつしか夢中になっていた。

<参考>
フランシス・ベーコンと同時代の芸術家
 フランシス・ベーコン   (Francis Bacon、1909年10月28日~1992年4月28日)
 アルベルト・ジャコメッティ(Alberto Giacometti、1901年10月10日~1966年1月11日)
 パブロ・ピカソ      (Pablo Picasso、1881年10月25日~1973年4月8日)

ベーコンを一言で言うと
 ジョン・ラッセルが「A randy old dog」とベーコンのことを呼んでいる。「randy」とは「好色な、エッチな、淫らな」といった意味

同性愛者だったベーコンが交際した人物、それぞれをモデルにしている。
 40年代 エリック・ホール
 50年代 ピーター・レイシー
 60年代 ジョージ・ダイア
 70年代 ジョン・エドワーズ
 80年代 ホセ・カペッロ


  フランシス・ベーコン展 記者発表会
  
30年ぶりの「フランシス・ベーコン展」
  インターネット・ミュージアムの記事
  芸術新潮 ベーコン立ち読み
  日経新聞アート3月31日


マルガリータの庭'13 '春到来’

2013-03-29 20:31:51 | マルガリータの庭・3月
昼過ぎ、庭に出ると、気持ちが悪いムワ~とした空気、
その後は、妙な風が吹き出し気温も下がってきたが、30%の予報通り、雨になりそうでならない…
落ち着かない空模様にもかかわらず、マルガリータの庭もいよいよ春めいてきた。
カメラを撮りだしたら、あちらもこちらも、魅力的なトレジャー・ガーデンに変貌中。

園芸家、江尻光一『至福の園芸』の以下の言葉を、つくづく思い知るこの季節です。
   ・「園芸」を行うには、多くの場合、日光ー太陽の光というものを中心に考えなければならない
     人の手でコントロールできない日光の強さや日の当たる時間の長さをまず覚え、
     これを利用して植物という生き物を育てるのが園芸、と考え、ここからスタートしてほしい。
   ・太陽の次に知ってほしいのは、四季の移り変わりだ。
     一体どこに季節の変化を感知するセンサーがあるのかはわからないが
     とにかく植物はいち早くそれを知ってさまざまな準備や対応を行っている。

ガーデン巡りを始めます~ 
門前と外廻り




オリーブの庭










マルガリータ&パーゴラ&ガセポの庭










バラはまだまだ… 
マルガリータの庭の本当の主役は200本の薔薇☆☆☆




東京都薬用植物園から

2013-03-28 21:05:44 | 花便り、植物園
陽の光のせいか、気分が高揚したときのお決まりコース;東大和駅前の東京都薬用植物園まで、
三つ葉つつじが見ごろ、(わが庭のは枯死寸前でもう少し様子を見なければ)
 

今日の一枚はアーモンド(バラ科)
 

草星舎にて
種袋 エキナセア ハイビスカス(ローゼル)チャイブ クリムソン・クローバー
 

 

前回見送ったオオバナノエンレイソウがみごとに開花、ついに1ポット購入
 
エンレイソウは気難しい;
   エンレイソウ ウイキペディア
   オオバナノエンレイソウ

マルガリータのつぶやき'11'10'04 エキナセアを追いかけて;薬用植物園訪問記

寒い春;クリスマスローズ

2013-03-27 17:37:37 | マルガリータの庭・3月
花散らしの冷たい雨、真冬並みの寒さです。
鼻水に胸苦しさに、ときおりの悪寒、
風邪? 花粉症発症? 自律神経失調?
散歩もままならず、雨のあいまにクリスマスローズ接写;

今季は、庭の大改造に伴って、移動させられた株、消滅した株も多々、
よくぞ生き延びてくれました。
 東向き、奥が北の好立地

右奥から、




 

 










マルガリータ北側






下向きの花を撮るのは、けっこう疲れる。
一昨年、大地震直後のクリスマスローズは⇒ マルガリータのつぶやき '11'3'8 今春のクリスマスローズ

館林 ザ・トレジャーガーデン

2013-03-24 21:10:12 | 今日のバラ
花曇りの日曜日外環から東北道、館林ICから、
  上州の相も変らぬ…

野鳥の森の一画、館林 ザ・トレジャーガーデン、ジョイフルの花買いついでに、と立ち寄った。
'10年6月のオープン時の初訪問以来、名称も「館林 ザ・トレジャーガーデン」にグレード・アップ!
  
 

'10はオープン直後でバラも苗木状態でさみしかったが、 (マルガリータのつぶやき '10'6'25「野鳥の森ガーデン」初訪問記
今回は、桜と芝桜の競演に魅了された。


背景まで考えつくされた河合伸志のイングリッシュ庭園に、以前の庭とは別物の感。
バラはまだまだだが、剪定、誘引の妙に感心、感心☆☆☆






 





バラ修行には最盛時より、剪定・誘引がよくわかるこの時期がよい、との先輩の言が思い出された。

イギリス;ブリストルからの教会




併設レストランで一服
 

河合伸志プロフィール 「バラの選定講座」BISES BOOKS

サイン入り本にバラ苗も、即購入

横浜イングリッシュガーデンHP
花菜ガーデンHP
花フェスタ記念公園HP
世界のバラコンクール
ガーデニングミュージアム花遊庭

’13 新宿御苑の桜

2013-03-21 23:06:36 | 花便り、植物園
昨日、厳寒のドイツから帰国したばかりというのに、
今朝のテレビでは、東京の桜は明日が満開で、週末では遅い!などと。


こゆき様と昼下がりの新宿御苑、人出はまだ少なく、そらは快晴で、お花見を満喫、
 

  

  



 

 

クリスマスローズもいまが盛り
 

帰りは新宿通り「追分団子」で一服。
 

ミュンヘン'13'3'19 帰国日マリエンプラッツ

2013-03-19 23:22:01 | ドイツ  
ミュンヘン⇒成田 ANA便は一日1便午後の5時過ぎ、
これはありがたいのです、前回は11時からブッフヴィンダー;ピアノコンサート聴いてから空港へ、

昨夜;ウィーンのアーノンクールの衝撃で、コンサートはどれもうけつけず、
ホテルクラブフロアでお気に入りワインの後は、


最後の晩餐というのにホテル内レストランで。(夜を滞在ホテルですますなど初めて)
(カメラを18Mでとってしまったので写真なし)

今朝も当てもなく、マリエン広場からオペラ座周辺、
急激な円安で、どれもばかに高く感じて購買意欲がわかない。

高級店で 最近のお気に入り化粧品、ボビー・ブラウンを見つけるが、日本人用のベースクリームがない!


園芸工具店で、軽くて使いやすそうな剪定ばさみを見つけたが、日本のものだった。
これなら日本で買ったほうが安い?


最後の最後、空港ラウンジでもイースターエッグ☆(ゆで卵の本物)(3個失敬して家に持ち帰った)

ミュンヘン'13'3'18③ザルツカンマーグート

2013-03-19 11:00:05 | オーストリア  
ザルツカンマーグートザルツブルグ近郊(20キロ)の湖畔群、天気の良さに誘われて、ちょっと寄り道、
ヴォルフガング湖のほとりを行く




スキーシーズンも去り、夏の避暑には間がある、シーズンオフ真っ盛り?静かな別荘地


   山が迫る!

 

帰りはアルプスを愛でながら。


渋滞は一か所もなし、ただし冷たい雨(ときおり激しく)
 

マルガリータのつぶやき '12'7月にこゆき様といったヴォルガング湖
                ザルツカンマーグート・ウィキペディア

ミュンヘン'13'3'18②リンツ

2013-03-19 08:24:55 | オーストリア  
さらにドナウ川を西へ、リンツ ウィーン、グラーツに次ぐオーストリア第3の都市

ハウプト広場の三位一体の柱 この前がインフォi 大火、ペスト収束記念 1723年
  



見どころ周遊SL

旧大聖堂;外部はあっさり、内部は豪華 ブルックナーが12年間オルガニストを務めた
 

モーツァルトハウス;1783年、わずか3日で『交響曲リンツ』をかきあげたという。中庭がきれい。


ドナウ川越し右手、小高い丘の上、2本の尖塔の白い教会はペストリンクベルク巡礼教会


レントス美術館を遠望して先を急ぐ


リンツ名物;リンツァートルテ バサバサして何か香料が、おいしくない。
 1696年~

  

ミュンヘン'13'3'18①デュルンシュタイン

2013-03-19 07:22:35 | オーストリア  
ウィーンからドナウ川を西へ100㌔、朝いちばんのヴァッハウ渓谷デュルンシュタイン訪問、
旧市街のかわいらしい街並み
一面のブドウ畑、リースリング 名産地ですが、酒場、酒店、はいまだ前夜の夢の中…
一面ブドウ畑 ドナウの船着き場

古いワイン酒場
 

  

はやりの酒場
 

町のシンボル 聖堂参事会修道院教会
  

 細い道を下れば⇒ ドナウ岸辺 

リチャード王ゆかりのケーンリンガー城あと、30分で上りつくという。
  

インフォ前のスーパーで購入したリースリング
 

     '美しき青きドナウ にのせて~ ヴァッハウ渓谷YouTube 
     ウィーンからの          デュルンシュタイン一泊記

ミュンヘン'13'3'17②ウィーン「フィデリオ」

2013-03-18 15:18:16 | オーストリア  
フィデリオウィーンの音楽シーンはすごい、やはり〝音楽の都”
オペラ座以下10以上の主だった劇場が3月というのに、ほぼ毎日トップアーティスト、トップ演目、
日曜日にもかかわらず、オペラ座では「アイーダ」


 

お目当て、アン・デア・セアター「フィデリオ」アーノンクール・
ホテル・フロントに問い合わせると’フル’(満席)の答え。
甘かった!
しかしここで引き下がるわけにはいかない、タクシーで劇場へ、
 18時前 すっかり暗くなったリンク周辺

アン・デア・セアター
   
当日売場でスタンディング席をとれた。(最後の席だった)
すべりこみセーフ、7ユーロ、
この劇場の立ち席は、わずか40あまり、開演前にマフラーをかけて席キープのお約束も知らず、
体力キープ、とワインバーでくつろいだりする暇はなかったのだが…
 

 隣りは’ホテル・ベートーベン 

さて、「フィデリオ」ベートーベンゆかりの劇場で、
アーノンクール・「ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス」、いうことはないでしょう。
ソプラノ・フィデリオも著名なジュリアーヌ・バンス
観客もミュンヘンとは格上の感じ、
 
1000席あまりの小ささ、歴史の激動に生き延びた、したたかな名劇場。

冷たいなんてもんじゃないひどい強風のなか、強行突破で観た「フィデリオ」、
私の一生の語り草になりそう。

「フィデリオ」あらすじウィキペディア

ミュンヘン'13'3'17①パッサウ再訪~ウィーン

2013-03-18 15:16:10 | ドイツ  
さんとり今日、明日とウィーン一泊のショートトリップ、
往路は北回り?  
ランツフート
パッサウ再訪、
イン川の向こうに渡ったり、

大聖堂の世界一大きいパイプオルガン、

       
       

少々気味悪いガラス博物館

              
日曜日、好天でイン川遊歩道は子供たちの遊び場に。


 

後はひたすら、ウィーンをめざす。
これが長かった。
ウィーンは遠い!!


ホテルは歴史的ホテルホテル・ド・フランス
リンクに面してかつて、ブルックナーもとまったという。

ミュンヘン'13'3'16②「イエヌーファ」

2013-03-17 06:35:19 | ドイツ  
ヴェリズモオペラ「イエヌーファ」ヤナーチェク、ヴェリズモ系、チェコのブルノ近くのモラヴィア地方が舞台

嬰児殺しに、田舎の家父長制度と暗い内容で、あまり人気がないと来ていたが、
ミュンヘンの観客にとっては全然関係ない感じで、いつもとかわりなく華やかな満席状態。








パンフより
 

私、マルガリータも、こういうヴェリズモオペラ(まじめで社会問題をあつかう)はきらいではない。
シチリア“カヴァレリア・ルスチカーナ”、ポーランド“ハルカ”は好きなオペラ。

あらすじ等、ウイキペディア
参考ブログ
ヴェリズモオペラとは、ウイキペディア

ミュンヘン’'13'3'16①インスブルック

2013-03-16 22:49:31 | ドイツ  
きのうまでの荒天が一転、今朝はあさから晴れ渡り、雲一つない快晴。
最高8℃の予報、(あすは9℃、あさっては13℃まで☆)
南へ~ アルプスのふもとのインスブルックまで、
土曜日、久しぶりの好天、にアウトバーンも渋滞気味だったが、山は素晴らしかった。



インスブルックは冬季オリンピックで有名、その先はブレンナー峠を超えてイタリアへは指呼の距離。
当初はこの先、ヴェネチア、ミラノへ行くつもりだったが、思わしい演目なく、ウィーンに変更(明日~)。

今日は、そういうわけでインスブルック往復、
 イン川にかかるイン橋

 左は王宮

 絵葉書のような街並み


イン川ほとり、旧市街中心地のゲーテ宿泊ホテルで昼食、
 


定番ヴィーナーシュニッチェル(ポーク)に、しっかりバター味のトラウト;ます(ザイブリング)

 黄金の屋根

街中ウォッチング;イースターの色とりどり巨大タマゴに!
いくつ見つかった?



王宮教会見学
 

夜のオペラ「イエヌーファ」にあわせて、急ぎの帰還となった。
インスブリック;ウイキペディア