マルガリータのつぶやき

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「この世の春」 宮部みゆき ~読みだしたらやめられない

2017-09-22 19:36:27 | 本 MEMO
ロンドン行搭乗前に羽田の書店で、「この世の春」宮部みゆきハードカバー上下を購入した。
 

旅の間のお楽しみ、という腹づもりだったが、ラウンジで読み始め、機内でもやめられない。
このままいくと<旅>に支障がでる、出発前に買うものではない、なんてぼやきながら、
スーツケースにしまいこんで、一週間封印、
 帰国後、時差で夜中の3時まで読み、2時間後、5時に隣室のアラームで目が覚めてまた続行、
 10分くらいのウツラうつらを繰り返しながらも本にかじりつき、ついに22時に読了した。
「三島屋~百物語」の興奮が再来、
加えて今回は、作者自身も書き終えてから気がついたという<恋愛小説>もからんで、
最後まで、なりゆきはどちらに行くかわからずに、翻弄された。

江戸時代に「心の病い」は憑き物、怨霊のせいと考えられ、若い藩医は現在でいえば「多重人格」を念頭に原因を探っていく。
 宮部みゆきおとくいの<この世の理(ことわり)を超えた現象>で終息するのか、あるいは時代小説に現代精神医学的アプローチでせまるのか。
多紀の慕情の行方は、

ついに読了して「やっぱりこの世の春は訪れた」とつぶやいたら、何も知らないジャスミン様に「きれいな男女の表紙だから、そんなのはわかる」と一刀されてしまった。
たしかに、、









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