マルガリータのつぶやき

フォトジェニックな「趣味の記録」:マルガリータの庭、国内海外の旅、グルメ、美術・音楽・映画、自分勝手流読書、etc

アビニヨンからのワンデイトリップ

2011-04-30 12:17:59 | フランス 
旅の初日は、現地ガイドツァーに入ると、時差ぼけの体に楽なのと現地情報が得られて一石二鳥です。

今回も日本人ガイドに6名のツァーで、題して「ベストセラー プロヴァンス」
    サン・レミ・プロヴァンス (ゴッホがアルルの耳切り事件後に入った修道院)  
    レ・ポー・ド・プロヴァンス (中世の豪族砦跡)
    病院の庭
    アルル(ゴッホのカフェで、昼食中にまたもや雷雨
   跳ね橋
    ポン・デュ・ガール (水道橋)

ゴッホと世界遺産をざあっとひとめぐり、
オランダ人のゴッホが、太陽を求めて南下してきた風景が目に焼き付きます。

プロヴァンスは地中海気候、
夏の耐えきれない暑さ、冬も零下6度まで行く寒さ、ミストラル(語源の意は支配者)と呼ばれる猛烈な北風、
今が一番良い季節の上、ここの所の例年にない暖かさで、3週間早いバラやコクリコ(ひなげし)の開花であちこちと目が忙しい。



防風林の杉、松、プラタナスの並木もこの地方独特な風景です。
とりわけ、印象的だったのは細く高く伸びる糸杉、我が庭の小さい5本の糸杉の移転の構想にしばし気を取られたりしながら。

帰りにハーツでレンタカー調達、ホテルのスパで泳いで、期待のフレンチ、
例によってよくわからないフレンチ、ソムリエお勧めワインはさっぱりしてなかなかよかったですが。
  


成田~パリ~アビニヨン

2011-04-29 11:57:39 | フランス 
4月28日は、長い一日になりました。
エールフランス ビジネスのパリ行きは、とても快適でしたよ。
美食の国フランス、食事が美味しい。
ラウンジで感激、高級レストランなみの機内食に舌鼓

    
最近のJALビジネスの食事の低レベル化に残念な思いがしていたので、なおさらでした。

パリドゴール空港からはTGVでアビニヨンまで、3時間の鉄道旅行で、
     

イースター休暇まっただ中のせいか、南行きの車内は満席状態で驚きました。

アビニヨン到着は28日の現地時間夜10時15分、時ならぬ激しい雷雨で、びしょびしょになりながらタクシー乗り場へ。
20分ほどで最初の二泊をすごすオーベルジュ カッサーニュ&スパ到着。



 

夜目にも素晴らしい庭と、かわいいインテリアに一同、疲れも吹っ飛んで歓声をあげました。

鹿児島焼酎

2011-04-19 11:47:07 | グルメ、酒
またまた、M氏様より焼酎のお届け物です。それも一升瓶で2本も。

         すっかりお気に入りになった「一尚」から飲んでます。

「小牧」もパンフによると、
     『平成18年の水害に打ち勝ったど根性焼酎、「鴨神楽」の原酒、
      冷やしてストレートやロックで○!前もって濃い目に割り水しお燗も○!
      今年限りの特別販売!!』                
  
  なんかすごい感じで 楽しみです。

M氏様も、いよいよ福岡入りとか、つかの間の鹿児島でしたが焼酎もゴルフも充分に満喫なさったご様子ですね。
今朝のニュースで新燃岳の何日ぶりかの噴火映像を見ました。
噴火を逃れ~、放射線を逃れ~、ついている人もいるんですね



フラノ寶亭留(ほてる)

2011-04-16 22:22:21 | 北海道;富良野 十勝 ニセコ 網走 釧路
プリンスホテルのすぐ隣に、すべてに対照的なフラノ寶亭留、
フレンチが噂のホテルですが、今までチャンスがなく、今回、シーズンオフながら初体験&初お味見(笑)。

      

全25室にふさわしからぬ広すぎるくらいな「パブリックスペース」、最近忘れていた贅沢な空間です。


    10m以上のマコル(南アフリカ産)一枚板、

部屋からは一面のラベンダー畑、遠くに十勝岳とかマウントビュー、



お風呂はアルカリ、ナトリウムカルシウム塩化物泉、岩盤浴、ミストサウナつきですが… 

  

本格的サウナを何故作らなかったか
寒い地方ではいる熱いサウナに冷たい水風呂は最高なのに、肩すかしを食った感じ

そしてフレンチ、今回はぜい沢なシャトーブリアンコースをチョイス、
三組しかいない静かな空間、天井が高く、青森の八甲田ホテルに似ているつくりで期待が高まる~

最初の前菜プレートで早くもノックアウトされました。
写真をとるものも忘れ、気がつけばメインのシャトーブリアン、
       

料理の出し方も絶妙、見ているような見ていないようなそぶりながら、しっかり見ているのでしょう。
フランス料理の真の美味しさに、人生はじめて目覚めさせていただきました


スタッフも折り目正しくもフレンドリー、1の問いかけに3で応じてくるのは、意外でうれしいかぎり。
馴染みになったら色々とおもしろそうですが、夜のスタッフが朝はすべて入れ替わっていて、これも肩すかしの感。




十勝~富良野ルート

2011-04-15 22:20:07 | 北海道;富良野 十勝 ニセコ 網走 釧路
昨日までと一転して今日は下り坂、明日は雨とか。
今日、明日は北海道行き、前回からちょうど一カ月、今回は物件探し
差し迫った避暑対策に~ 東海地震、浜岡原発事故時の避難所に~
ネットで見ても、物件情報は土地カンがないと安いのか高いのかわからない
旅行者知識はいかに役立たないか   現地にと出かけました。(例によって遊びのかこつけ
有名フランス料理シェフがいるフラノ寶亭留(ホテル)に予約して準備万端

  
    今や全国的ベストセラー本を片手に…(笑)

    帯広空港から幸福Jctから帯広・広尾自動車道で帯広Jctまで、
そこから道東自動車道(十勝スカイロード)に入り、トマム経由。現在の終点占冠(しむかっぷ)でおりる。

 清水町あたり  トマムリゾート

道の駅「自然体感しむかっぷ」で休憩、その後は38号線をひたすら北上して富良野まで。
   途中の金山峠はさみしく何もない。

南富良野町あたり、カナダといっても通用しそうな雄大な山岳風景



    

富良野で不動産やに立ち寄り、しばし雑談、めぼしい物件情報をたのんでおく。
   ・本州人には、プリンスホテルあたりの『北の峰』が人気で、移住してパン屋など開いているとか。
   ・地震は、富良野はないが中富良野は大いにある。
   ・十勝は暑い
   ・待てば物件は出るetc.

今夜の宿、フラノ寶亭留はそのプリンスのふもとで、ホテル入館前に「北の峰」をグルッとしてみる。
市内からは空知川(そらちがわ)をはさんで向こうのスキー場あたりがプリンスとふんで~



 北の峰通りを上り、

  
あんなのがいい、いやこんなので充分…

 「北の国から」の倉本聡さんの富良野自然塾、絶好の立地。     

吉村昭『三陸海岸大津波』

2011-04-14 22:35:32 | 本 MEMO
日経だったか、新聞のコラムで紹介されてから、今や書店店頭で平積み状態の『三陸海岸大津波』です。
うかつにも未読でしたので、『関東大震災』とあわせ購入し、読了。

  ちょうど震災1カ月前の2月11日に、吉村昭のアホウドリ関連と蔵書コレクションをアップしました。
  2月11日のマルガリータ記事はこちらから見てください。

原題は「海の壁」(1970年)で、吉村昭らしい想像力をかきたてられるよいものでしたが、
こういう状況になると、単純直截、そのものずばりの題名で大勢によまれることになってよかった。
「記録する」に徹し情緒的な描写を排した姿勢が、今の厳しい現実下では有り難いほどに思えてきます。

  
                  

①明治二十九年(1896年)六月の津波 ②昭和八年(1933年)三月三日の津波 ③チリ地震津波 の三本立てですが、
                  

生き残った長老からの聞き取りとかで、出てくる地名、津波の様子が、テレビの映像にだぶり昔のことと思えません。
                  

昨日、新聞に「ここより下に家を建てるな」の石碑の教えを守り、災禍を免れた宮古・姉吉地区の記事が出ました。
上記の、明治、昭和の大津波で集落をほぼ全滅させた教訓からの警告が刻まれています。
「高き住居は児孫の知楽 想え惨禍の大津浪」の書き出しから、「いく年経るも用心あれ」で結ばれています。

                  
            
  

今春の桜景色

2011-04-13 22:32:54 | 花便り、植物園
原発事故でライトアップも無しで、物足りなくさびしい桜景色です。

  3・28 牧野庭園 おおかんざくら

  3・28 牧野庭園 寒緋桜(ひかん桜)

 
   3・28 小金井 河津桜

  4・6 花小金井

    4・10 中野哲学堂近く、ライトアップなし

 4・11 武蔵関公園

 
  4・12 溜池山王 桜坂 この後、ANAコンチネンタルで美味しいと噂のランチで、大いに盛り上がりました。

 
  4・12 赤坂アークヒルズ

 4・13  花小金井多摩自転車道

ベンツのバッテリーがあがると…

2011-04-12 23:52:52 | ベンツSLKと行く・ゴルフ
   ~北海道で人気の木彫り犬~

年初からの腰痛と(寒い中の土づくりとブロック片づけで、またまたやられました)
地震後のガソリンスタンド渋滞と、計画停電での交差点事故などから、車を放っておいたので…

やっと暖かくなって腰も軽くなったある日、エンジンがかからないのです。
お昼近くになってJAFに電話したら、20分もしないうちにかけつけてくれました。

「こりゃー、すっかりゼロですよ!」などといいながら2度目でかかりました。
 (その間、なぜかハンドルを、右に左にギシギシ、)

エンジンはかかりましたが~
ポカポカの昼下がりで地震時のオイル切れ騒動も一段落、暇だったのでしょう、おしゃべりがとまりません。

特に、ベンツ(問題の私の車はベンツAクラス、いちおうベンツです(笑))で呼ばれるのは本当にいやだという話です。

JAF~ 「ベンツは、オイル切れ、バッテリーあがりの警告灯が点くが、直した後もこれが消えない!
      営業所へ持っていくと、これを消すだけで三万円とられるんです。そのほかにも…
      さっき、ハンドルをグルグルして消えたからよかったけれど、上のクラスに行くほど消えないんですゥ。」

私~   「そこのところ、もっと詳しく知りたいですね~」
JAF~  「ネットに、それこそわんさか、沢山出ていますよ。」

私~   「それでもベンツは頑丈だし…」
JAF~  「外は頑丈、中は本当にデリケートなんだから! こんなのに乗る人の気がしれない。」

私~   「でもヨーロッパでは、ベンツだらけですよ。」
JAF~  「日本に持ってくると調子が悪くなるらしいですね、気候の関係でしょうネ。」

私~   「それじゃー、私のバラと同じと思えばいいわけですか…」
JAF~  「…?」    

マスターズから

2011-04-11 22:39:34 | ベンツSLKと行く・ゴルフ
今年も、朝4時前からのテレビ観戦でした。
オーガスタも一度は行ってみたいところ。
  (ハメットとかのハードボイルド翻訳家にしてゴルフ狂の小鷹信光が、いかにして有名ゴルフ場にもぐりこんだかとか、
   愉快な本を書いてますが、これはまた別の話…)

 

 

 

   遼君、これで1000万円弱の義捐金、たいしたものです


三田佳子ピアフの不思議ライブ

2011-04-06 21:03:14 | 日本のオペラ・コンサート・演劇
やっと少し落ち着いたかなと思われる状況のなか、渋谷まで“シャンソン”を聞きに!
原宿駅に着いたのが夕方の五時半過ぎでしたが、人がまばらで「ここはどこ?」、
平日も関係なく人波であふれる原宿、代々木公園ですが、“自粛”がここまでとは…

いただきもののチケットでしたが、出かけてみてよかったです。震災疲れに、いい気分転換にもなりました。
気合いの入ったよい舞台でしたよ。

 東京公演会場はライブハウス SHIBUYA-AX 国立代々木競技場内、始めてです。

 三田佳子がシャンソン? 噂ではなかなかだというが、半信半疑で出かけてきたのです。



題名通り、三田佳子ご本人をピアフにかさねて、虚か実か、観ているこちらも迷い心地になりそうな不思議舞台。
演劇とシャンソンの融合、まったく未体験、異次元の世界でした。
8年前から故石井よし子にじきじきに習ったというシャンソンは、Ⅱ部に至ってまさに独壇場、
それにしても御年~歳にしての新しいジャンル挑戦、若さと才能のたまもの、すばらしいです。

 バックの 「ミュージシャンズ」、これもまた才能集団で、音楽だけでも充分堪能できそう。
 
 三田佳子との二人芝居を演じた 池田成志、彼も個性的でファンも多いのでは。
 ピアフの男性遍歴のうちの三人を演じ分けて愉快でした。
 ちなみにこの三人とは、①イブ・モンタン    (若き彼の才能を見出したことは有名です。)
               ②マルセル・モルダン (ピアフに、「人生で愛したのはただ一人」と言わしめた。)  
               ③テオ・サラボ     (ピアフの最後をみとった。)

『放射能で首都圏消滅』三五館

2011-04-05 22:24:58 | 本 MEMO
放射能関連本が、駅中書店の入口正面に平積みされていて、その中の一冊でした。
見開きページ読み切り、多色カラー、漫画チックなのに、報道ではイマイチ?の専門的解説も充実。

パラパラしてみてびっくりしたのは…
本書の論点は、東海地震~浜岡原発震災~首都圏の放射能汚染~3000万人の国内難民 ですが、
そっくり、東北関東大地震~福島原発~30キロ圏退避~福島県民1万人以上の離散 とシフトすること。

      (本署の出版は2006年4月です!)

特に第一章です、
   
 
「映画」が現実になりつつあるということでしょうか。
 (映画「チャイナシンドローム」を思い出します。
  チャイナシンドロームとは、地球の裏側まで届くような深刻な放射線被害のこと。)

『大本営発表』を注意深くチェックして、“想定される「最悪の事態」”を描いておくことが必要になってきています。

 

映画「悪人」は原作以上?

2011-04-01 14:52:35 | 映画note 庭園、山岳、ミステリー
自粛ムードの中、映画館が賑わっているという。 
TSUTAYAも人でいっぱい。週末のせいも
… 
話題になった『悪人』も新作コーナー30本以上がすべて貸し出し中で,翌月曜日に借り出し、一気に見ました。
    

原作もいまだ未読状態で、深津絵里のモントリオール映画祭受賞の報にも動かずに…
まずは原作から、といういつものパターンをくずした心理も、大震災、計画停電で何か落ち着かないせいでしょうか。

とにかく、139分という長丁場も気にならないくらい引きこまれました。
最近にない傑作ですね。  見終わってから、やはりすぐに原作にあたりました。

     

吉田修一の原作、はたして一見さん(初めて読む人)に映画ほどのインパクトを与えられるかなと思いました。
博多、長崎の郊外というロケイションに加えて、若者の日常の不安、寂しさ、孤独感、閉そく感、

     (呼子の海辺)

私達の時代、30年以上前の、どこへもぶつけられないエネルギーとか、暗い絶望とかにも共通するものを感じました。
今の都会の若者が、達者な筆者の筆使いからくみとるのはなかなかの理解力が必要でしょう。

   

深津絵里はもちろんですが、原作を読んで自ら出演希望したという妻夫木聡にも賞をあげたい気分です。
孤独な純真さで「悪人」になってしまうが、真に愛する対象を得て確固たる意志が出てくる過程の演技がいい。

    

(スタイリストはタランティーノ監督お気に入りの才能ある有名な方らしい。
 たまたま私の行きつけの美容師のお客で、裏話も(又聞きですが)色々と。
 ちょっと安っぽい金髪、毛先の縒れた感じ、本当に工事現場で働いて汚したつなぎ、etc.)


追~ ていねいで楽しいロケ地紹介はこちらから、
    数あるレビューの中で私が感心したのはこちらです。