《「近代科学への扉を開いたガリレオ」(『世界の伝記 ガリレオ』(大野進著、ぎょうせい)の口絵)》
吉田 そしてやっと、1633年の
12月になってガリレオはアルチェトリの家に帰ることがゆるされました
監視つきの不自由な生活でしたが長女のマリアにつきそわれガリレオはしあわせでしたという。
荒木 ところがそのマリアが翌年の4月に亡くなり、孤独になったガリレオは、
もう私には学問しかないということで、『 . . . 本文を読む
《「近代科学への扉を開いたガリレオ」(『世界の伝記 ガリレオ』(大野進著、ぎょうせい)の口絵)》
荒木 そして『コミック版 世界の伝記 ガリレオ』には、
一六二三年 59歳のガリレオは『贋金鑑識官』という本を出版し
一六三二年 ガリレオ68歳で『天文対話』を出版した
と書いてある。
吉田 ただし、ガリレオはこの『天文対話』はおいては討論の結論を出さずに、
「地動説」も「天動 . . . 本文を読む
《「近代科学への扉を開いたガリレオ」(『世界の伝記 ガリレオ』(大野進著、ぎょうせい)の口絵)》
荒木 それでは今度は最後の章「第五章 それでも地球は動いている」に入ろうか。最初にこんなこと、
ガリレオは1611年ローマを訪れ、ローマ教皇庁の最高権力者ローマ教皇パウルス五世から研究を高く評価された
が描かれている。
吉田 それはそうだったのだが、1613年に、例の
『太陽黒点論』を . . . 本文を読む
《「近代科学への扉を開いたガリレオ」(『世界の伝記 ガリレオ』(大野進著、ぎょうせい)の口絵)》
吉田 そしてガリレオは次に、
木星にも「月」が、しかも4個もあることを発見。
ガリレオはこの木星の4つの衛星に生まれ故郷のトスカーナ大公に知らせ、その大公に家の名をにちなんで「メディチ星」と命名。
1620年7月トスカーナ大公付きの哲学・数学教授に終身契約で任命された。とこのコミック版には書いて . . . 本文を読む
《「近代科学への扉を開いたガリレオ」(『世界の伝記 ガリレオ』(大野進著、ぎょうせい)の口絵)》
荒木 では今度は、「第4章 天文学への招待」に入ろう。こんな風にして始まっている。
一六〇四年十月パドヴァ大学
なんだ あの明るい星は!
あんな星は今までなかったぞ!
学生:ガリレオ先生あの星はなんですか!?
ガリレオ:うーむ 金星より明るい星があるなんて…
学生:アリストテレス派の学者は太陽の反射で . . . 本文を読む
《『コミック版 世界の伝記 ガリレオ』(能田達規著、ポプラ社)》
荒木 さて、今度は「第3章 ガリレオの黄金期」に入ろう。出だしには、
パドヴァ大学の教授として迎えられたガリレオは好意的迎えられ、授業を開けば大講堂が満員となったというようなことが書いてある。かつての「偶像破壊者」ガリレオが諸手を挙げて迎え入れられるようになったといういうことか。しかも、
ガリレオはパドヴァ大学にいるあいだ 物理 . . . 本文を読む
《『コミック版 世界の伝記 ガリレオ』(能田達規著、ポプラ社)》
吉田 ところが、捨てる神あれば拾う神ありで、1592年の夏にはパドヴァ大学のしかも教授になれた。
ほらここを見てくれ、こんな風に描かれている。
荒木 どこどこ、
ガリレオ:ここがパドヴァ大学か……
ピサ大学とはくらべものにならないくらい立派だな
自由な校風と聞くしこれは楽しみだ
わっ 失礼
ブルーノ: . . . 本文を読む
《『コミック版 世界の伝記 ガリレオ』(能田達規著、ポプラ社)》
吉田 そのことはいずれまた。それまでしばしご猶予を。
荒木 ならば続きだ。どこどこ、こんなことなどが書かれているぞ。
その後、ピサ大学の医学生であったガリレオは「振り子の等時性の法則を」発見し、その論文を発表、ピサが生んだ天才と褒め称えられた。
にもかかわらず、ガリレオは1585年、21歳の時に退学し、家族のいるフィレンツェに戻 . . . 本文を読む
《『コミック版 世界の伝記 ガリレオ』(能田達規著、ポプラ社)》
荒木 まず俺が吃驚したことはさ、ガリレオって19歳にして「振り子の等時性」を発見していたってことだ。そしてそれが何故できたのかというと、
どのようなことでも実験するガリレオの精神が 数かずの新発見を生みだしたのです 〈『コミック版 世界の伝記 ガリレオ』(能田達規著、ポプラ社)〉
そしてまた、
ガリレオはこ . . . 本文を読む
《『コミック版 世界の伝記 ガリレオ』(能田達規著、ポプラ社)》
荒木 ところで、ガリレオの伝記にちょくちょく顔を出すアリストテレスって何者だったんだっけ?
吉田 彼についても、この本は少しだけだが言及している。ほらこの「キリスト教とアリストテレス」という項でだ。
荒木 どこどこ、こう書いてあるぞ。
古代ギリシャの哲学者アリストテレスは「万学の祖」ともよばれる、いろいろなことを研究した人物でした . . . 本文を読む
《『コミック版 世界の伝記 ガリレオ』(能田達規著、ポプラ社)》
荒木 実はさ、ガリレオについて少しは知っているつもりだったのだが、さっきペラペラ頁を捲って直ぐ覚ったことが、殆ど知らないことばかりだったじゃ。
鈴木 実は私もなんだな。
吉田 それならば、この本の巻末に年譜があるから、そこから主な項目を拾って「ガリレオの略年譜」を作ってみるのはどうだろか。
荒木 おお、それはいい考えだ。それじゃ俺が . . . 本文を読む
《『コミック版 世界の伝記 ガリレオ』(能田達規著、ポプラ社)》
吉田 ほら、『コミック版 世界の伝記 ガリレオ』。実は荒木から、鈴木と二人で『世界の伝記 ガリレオ』を基にしてガリレオのことを調べ始めてということを聞いたので、持ってきやった。
鈴木 えっ、漫画のかよ。
荒木 いや、鈴木、今ぺらぺらと捲ってみたが案外馬鹿にできんぞ。
吉田 特に、このコミック版の奥付の前の頁を見てくれ。漫画とはいえ、 . . . 本文を読む
《『世界の伝記 ガリレオ』(大野進著、ぎょうせい)》
荒木 おい、鈴木。ここにこんなことが書かれているぞ。
ジョルダーノ・ブルーノは…(投稿者略)…コペルニクスの地動説に心酔し、やがてコペルニクスの理論を飛び越え、
「太陽のまわりを、地球やその他の惑星が回っているばかりではない。この宇宙には、惑星を従えた太陽が、無限にあるのだ。」
と公言したのである。
天動説を公認の天文学とし、宇宙には地球を . . . 本文を読む
《『世界の伝記 ガリレオ』(大野進著、ぎょうせい)》
鈴木 ところで荒木、知ってたか、ガリレオの友人にジョヴァン二という友人がいたっていうことを。
荒木 知らねえな。あのカンパネルラの友人ジョバンニと同じな名前のな。
鈴木 うん、そうなんだ。吃驚したよ。実はこの度大先輩から『世界の伝記 ガリレオ』を頂戴してさ、それを読んでいたならばほら、75pに、「この上ない親友となったジョヴァンニ・サグレドが」 . . . 本文を読む
《『世界の伝記 ガリレオ』(大野進著、ぎょうせい)》
少し前のことだが、
ちなみに私も、子どもの頃はよく「雪渡り」をした。しかも、その行為は力学上からいって大人にはできないものであり、子どもだからこそできることだいうことに気付いた今、國分のこの主張は全くそのとおりだということを確信する。それは、先頃、先輩から『ガリレオ』の伝記を頂戴して読んだこともあったので、なおさらにである。ということを私は . . . 本文を読む