令和6年4月12日(金)
令和6年度「春の全国交通安全運動」が4月6日(土)から15日(月)までの10日間開催されています。
この運動は、広く国民に交通安全思想の普及・浸透を図り,交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣付けるとともに,国民自身による道路交通環境の改善に向けた取組を推進することにより,交通事故防止の徹底を図ることを目的とし、春のほか、秋にも開催されています。
自宅近くの小学校には、真新しいランドセルを背負った子ども達の登下校する姿が見られます。幼稚園や保育園に通園しているときは保護者などが付き添いで、または自家用車で通う姿が見られましたが、小学校への通学は原則、子どもだけで通学しています。
自宅から小学校までの通学路には安全に通学するために気をつけなければならない箇所も少なくありません。安全に通学するためには、大人も子どもも交通ルールを徹底的に理解し守ることが重要です。
同じ学校に通う兄弟がいれば一緒に、近所の友達や先輩なども同様に通いながら、安全な通学のための交通ルールや習慣を学んでいくと思われます。
学校でも、新入生を対象に交通安全教室などを開き、交通安全について学ぶ機会もあります。
このような全国的な交通安全運動が年二回開催されていても、交通事故は減少傾向とはいえ、なくなりません。交通事故に遭うのは高齢者や子ども、夜間など見通しの悪い状況下で発生しています。
今回の交通安全運動の重点項目は、
- こどもが安全に通行できる道路交通環境の確保と安全な横断方法の実践
- 歩行者優先意識の徹底と「思いやり・ゆずり合い」運転の励行
- 自転車・電動キックボード等利用時のヘルメット着用と交通ルールの遵守
- 各市町交通安全対策協議会等が決定する事項
となっています。
先ほども触れた高齢者や子どもの犠牲者が多いことに加え、3.にあるように、自転車や新たに使用が可能となった、電動キックボードに関連する交通ルールの徹底やヘルメット着用などが、注目すべき課題と感じています。
最近は、横断歩道を渡ろうとする歩行者に対して、車両側が一旦停止し、歩行者が安全に渡りきることを徹底する動きがありますが、私が運転している限りにおいては、まだ、止まらないケースを多く見かけます。
交通事故に遭わないよう、運転者もそうでない人も、交通ルールの徹底を図っていく必要があります。