鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

富士市子ども会世話人連絡協議会総会

2012年04月28日 | 議会活動

平成24年4月27日(金)

 富士市子ども会世話人連絡協議会は、富士市内27小学校区ごとにある子ども会の、世話人代表で作る組織です。

 このたび、平成24年度総会が富士市消防防災庁舎7階大会議室にて開催されました。

(富士市子ども会世話人連絡協議会総会の様子)

 私が子どもの頃には、子ども会は学校生活以外では唯一の地域における全ての子どもが参加できる体験型の組織で、小学校1年生から6年生までが対象となっており、校区内をさらに細分化し、町内ごとの子ども会を組織し、年長である6年生がリーダーとなって、後輩達の面倒を見る自治組織でした。長い休みには、朝のラジオ体操から始まり、地域の清掃、遊び、遠足、町内のまつりに参加するなど、運営や企画の主体は子どもたちで自主運営していました。もちろん子どもたちでは不可能な部分を大人がサポートしてくれたと思いますが、残念ながら、大人の出番はあまりなかったように思えます。多分、見えないところでのサポートがあったに違いありませんが。

 この活動では、学年の上下関係を意識しながら、上級生が下級生の面倒を見ることで、仮に一人っ子であっても、家族の中で長男長女であっても、最年少であっても、子ども会では兄弟姉妹が増えて、豊かな人間関係が築き上げられた思い出が残ります。私の経験だけでもその歴史は半世紀を超えています。

 現在では、子どもたちが参加できる活動団体が増えて多様化し、スポーツクラブやエコクラブのように活動テーマが特化しており、子ども会の役割は範囲が狭くなったかもしれませんが、半世紀以上続くこの活動が少子化の時代であるからこそ果たす役割は少なくないと考えます。

 配布された総会資料に「児童憲章」が記されていたので、別資料ですが参考に載せました。

http://ja.wikisource.org/wiki/%E5%85%90%E7%AB%A5%E6%86%B2%E7%AB%A0

 来賓あいさつで、富士市教育委員会の山田教育長は、「家族と夕食を共にする子どもは71%で前回調査した平成21年に比べ、15%以上増えている。その大きな理由は3.11東日本大震災における絆の大切さが影響していると考えられる。この地域も大震災が予想され、防災教育は大変重要である。子ども会に参加する子どもたちには体験活動を通して、社会のルールや地域における自立性を学んで欲しい。また、世話人の皆さんには子どもと地域の橋渡しを期待する。」と述べました。

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静岡県戦没者戦災死者春季追悼式

2012年04月26日 | 議会活動

平成24年4月26日(木)

 静岡県戦没者戦災死者春季追悼式および慰霊法要が、静岡市にある「静岡県戦没者戦災死者慰霊標前にて開催されました。場所はJR東静岡駅の北側付近にある静岡県護国神社の隣です。

 毎年、春季、秋季の二回開催され、追悼式は(財)静霊奉賛会(会長は静岡県知事)が主催し、宗教色のないものです。

 出席者は、県知事および県健康福祉部長をはじめとする職員、県議会議長をはじめとする県議会議員、国会議員、県内市町の長、県内市町議会議長、各遺族会、戦災遺族会、その他関係団体などです。

(静霊奉賛会会長 川勝知事の式辞で追悼式が始まる)

 次第の主なものを紹介すると、国歌斉唱、黙とう、式辞、追悼のことば、献花拝礼等で、約一時間でした。

 春雨の中での開催、戦後67年目を迎え、参加者もかなりの高齢者が多い中で、次の世代の人たちも目に付きました。

 

(県内各地から参列された遺族会の皆様)

 遺族会代表あいさつでは、出兵した父や兄弟への思慕と、残された子どもたちを一心で育て上げた母への感謝など、いつ聞いても国のために犠牲になったとは言え、国民全体が遺族のご苦労を決して忘れてはならず、戦争の悲惨さを伝え、平和のありがたさとそれを受け継ぐ決意を確認し会うこの行事を続けていくことが、英霊の皆様に報いることであると感じました。

 

(謝辞を述べる、杉山静岡県遺族会会長)

 追悼式の後は、春は仏式の法要が、秋は神道による式典が開催されています。この法要にも、先の追悼式に参加された皆様がそのまま参加されていました。

(追悼式に続き、仏式の法要が開催された)

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富士障がい者家族会総会

2012年04月24日 | 議会活動

平成24年4月23日(月)

 

 富士障がい者家族会みつまた会総会に出席させていただきました。この会は障がい者家族の共通した悩みを解決するために、会員相互の親睦を図りながら、家庭環境の改善、地域社会における正しい精神保健の普及啓蒙に努め、関係者が幸せな社会生活ができる環境を目指すことを目的とした市民団体です。精神障がい者就労支援施設であるNPO法人 ポプリ内に事務局を置き、本会以外に二つの家族会と連携しながら、先に述べた目標達成のために活動しています。

 

 私はこの団体の役員を務める方から声をかけていただき、昨年に続き、2回目の参加となります。

(総会の様子)

 

 総会の来賓として、(公)静岡県精神保健福祉会連合会の杉本常務理事からご挨拶があり、(1)精神障がい者の所得は、年間20万円以下の方が88%もいる現状では自立はほど遠く、就労と所得増への期待が大きい。(2)医療費支援では、県内において本年10月から1級の障がい者に対する医療費補助が始まることを歓迎するが、2級の方でも就労することが困難であるために、補助の拡充が望まれる。(3)災害発生時あるいは避難場所において障がい者が安全で安心できる場所の確保。など、現場の実情を訴えていました。

 続いて、私も一言ご挨拶を申し上げたことは、静岡県の平成24年度障がい者福祉に関する事業の内、「障がいのある方の自立と社会参加」の視点から、(1)県発達障がい者支援センターの相談員増員と相談回数の拡充について(特に東部地区の現状を捉えて)。(2)「障がい者働く幸せ創出センター」における、就労支援施設への県の支援策等について。(3)障がい者の社会生活におけるノーマライゼーションのための普及啓発について。(4)災害発生時の防災対策における精神障がい者の方々への配慮。等について意見を述べさせていただきました。

 総会では、事業報告の中から、同じ境遇で生活している家族会どうしの交流や、研修などを通して障がい者およびその家族が支え合っている姿が浮き彫りになりましたが、一方で、一般市民の関わりが充分ではない状況も感じました。双方がもっと歩み寄れる、理解が進む活動を支援していきたいと感じました。

 昨年は市長との懇談も実現し、今後も継続していくことで、行政への政策提言も行っていきたいとの説明もありました。

 

 決算・予算では、収入は会費が主であり、活動を活性化にするためには様々な方面から、アイデアや資金面での支援も必要と感じました。

 

 県政の場において、今回の見聞を活かし更なる現場の情報収集に努め、機会ある毎に声を上げていきたいと思います。

 

第2部は退席してしまいましたが、富士保健福祉センターの保健師による「当事者と家族が安心して生活していくために」との主題で、精神福祉業務に携わっての基調講演が行われました。

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平成24年度ボーイスカウト富士地区協議会 年次総会

2012年04月21日 | 議会活動

平成24年4月21日(土)

 

 ボーイスカウトとは、青少年が野外活動などを通じて様々な体験から人間形成を高める組織で、よりよき社会人、よりよき社会を築くことを目的に活動している団体です。発祥は1907年にイギリスのロバート・ベーデン・パウエル卿が創設し、日本では1922年(大正11年)に活動が始まった歴史ある団体です。

(詳細は、http://www.scout.or.jp/whats_scouting/index.html を参照)

 ボーイスカウトという名称から、男子の団体と考えがちですが女子も参加しており、その数に大きな差はありません。

 経験や資格の取得などで階級があり、幼稚園年長くらいからが対象で、最初はビーバースカウト、カブスカウト、ボーイスカウト、ベンチャースカウト、ローバースカウトなどがあります。この活動を支えるのが団委員と呼ばれる指導員の皆さん、さらにその外側で組織運営を支える保護者を中心とした育成会で構成されています。

 組織としては、日本ボーイスカウト静岡県連盟が定めた富士地域に展開し、ボーイスカウト富士地区協議会には市内にある10団が所属し、各団の独立と主導性を妨げることなく、地区全体の運動を活性化する組織です。

 地区協議会長は、富士市議の小長井義正氏が務め、各団の経験豊富な指導者達が組織を構成しています。その中で、私は顧問として参加させていただきました。

 

(総会の様子)

 総会では、昨年の地区60周年記念事業や、ラトビア共和国との友好派遣事業などの事業報告、決算など、本年度の事業、予算等について審議されました。各団から揚がった課題は、少子化などによる会員の減少があり、会員拡大に務めていくことが必要との共通認識でした。

 また、本年度の活動プログラムのテーマとして、(1)見えるスカウト活動<地域社会に活動の様子が分かるようにする。年少年長の活動内容が、お互い見えるようにする。> (2)魅せるスカウト活動<スカウトや保護者に、魅力のあるようにする。全ての加盟員がやりがいのある楽しいものにする。> (3)観るスカウト活動<団・隊指導者は、活動の評価をするようにする>を掲げています。

 私は10団の一つ、第4団の育成会長として、2年前から参加させていただきました。会長になる前はオブザーバーとして、環境教育の一貫で関わったことがきっかけでした。私自身、また私の子どもたちもボーイスカウトの経験がありませんでしたので、正直なところ組織や活動の詳細について、今でも理解しているわけではありません。しかし、環境教育とボーイスカウト活動には共通するものがあり、何かしらのお手伝いもできるだろうとの思いで参加させていただいております。

 今年の夏には、「湧水と水生動物」をテーマに活動することを計画中です。私にとって環境教育の原点ですので、とても楽しみにしておりますが、子どもたちそっちのけにならないか、少し心配です。普段のボーイスカウト指導員の皆さんを見ていると、常に子どもたちの目線で、自らが楽しみ、厳しくしつけるところはしっかりとのメリハリが、指導者と子どもたちの信頼関係を確実なものにしていると感じています。その意味では、私も自ら楽しみながら行動できればと思っています。

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平成24年4月県議会臨時会

2012年04月18日 | 議会活動

平成24年4月18日(水)

 

(静岡県議会)

 

(議会入口の臨時議会開催の表示) 

 副知事人事を主議案とした4月臨時議会が開催されました。2月定例議会において、副知事3人の人事案が否決されたことを受けたものです。

(本会議場の全景)

 

(人事案に関する総務委員会委員長報告)

 3月末で前岩瀬副知事が辞任され、4月1日から副知事不在が続いていました。これに対し早期解決を図るために、川勝知事の任期中である来年7月までは、改めて2人体制で臨むことが確認され、前回提案された同じ2人の候補が上程され、審議の結果、採決されました。

 知事説明では、雇用対策、少子化対策、地震・津波対策、エネルギーの地産地消への取り組み、「内陸フロンティア」の魅力あるまちづくりなどの総合計画に基づく重要課題を前倒しで進めていく必要がある。特に地震津波対策については、これまでも「命」を守る危機管理を最優先事項として進めてきたが、さらに加速させなければならない。さらに、4月14日に開通した「新東名高速道路」は、有事においては「防災の砦」となり、平時においては「内陸フロンティア」の核となるものである。新東名高速道路を「ふじのくに新しい国土軸」として捉え、新たな産業集積、新エネルギー導入、居住環境の向上、防災機能の充実強化などを協力に進める必要がある。

 これらを踏まえ、副知事を2人体制とし、厚生部長、企画広報部長を務め、医療・福祉分野、総合計画のとりまとめや少子化対策、エネルギー政策などの県の重要施策を指揮してきた大須賀氏と、東日本大震災の防災施策に尽力し、国との強いパイプ(国土交通省からの出向者で、3月末まで本県交通基盤部長)を活かして本県道路行政の発展に多大な貢献をした森山氏を副知事に選任したい。

 上の説明に、議会としては各施策への取り組み方や、人選が適切であることを認定し、全会一致で採択したものです。

 ここで県民の皆様には、少しわかりにくい部分がありそうなので補足します。

 2月定例議会で否決した理由は、3人体制を認めず否決したが閉会直後に、再度、2人体制で今回と同じ人選で早急な臨時議会を開こうと知事から働きかけがあったにもかかわらず、議会は同意しなかった。しかし、約1ヶ月の間をおいて同じ案件を今度は受け入れたことにどのような違いがあるのか。

 知事は、今夜のマスコミへのインタビューでもこのことについて不満とも取れる発言をしていたようですが、その責任の所在は知事側にもあると感じています。それは、審議する側に知事の意思が上手く伝わっていなかった。その後のやりとりでも、意思の疎通不足、あえて言えば感情論も加わり、外部から見れば、また結果だけ見れば、「もっと早く結論が出たのに」と思われがちですが、その修復の時間が必要だったと感じています。

 知事はいたるところで、「前倒し」とか「スピード感を持って」と言われますが、お互いの信頼関係を築かないで議論することにより、むなしい結果になることだけは避けなければならないと思います。そのような事態を県民は決して望んではいません。

 少なくとも、今県として取り組むべき最優先政策課題については、何ら異論がないからです。

 

(退任された岩瀬前副知事。お疲れさまでした。)

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