鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

子どもは自然に触れることが一番

2019年04月30日 | 議会活動

平成31年4月30日(火)

 

 いよいよ今日が平成最後の日。そして、私も県議会議員3期目の任期が今日から始まります。時代の大きな節目に加え、自分の歴史にも一つの節目を迎えることになります。

 

 大型連休は天候が今ひとつで、屋外でのイベントにはまさに「水を差す」ことになりそうです。いろいろな楽しみ方はあるでしょうが、青空の下、健康的に動き回ることが私にとっては理想な休暇と考えています。

 連休中、私の手帳に空白があるのは、5月1日までの3日間。選挙戦の片付けも、多くの支持者の応援もあってメドがつき、なんとかこの3日間は久し振りの休暇となりました。遠方に住む息子家族も私の日程に合わせて帰郷し、孫の相手をしながら、休暇を楽しんでいます。

 

 4歳になった孫は、外遊びが大好きで、実家に来ると必ずすることがあり、裏を流れる小川に行くことをねだります。その途中、川魚を捕る網をとって、しばらくの間、川面とにらめっこ。私も手伝って沢ガニや小魚のハヤをとり、小さな水槽に移して眺めています。昨年の夏に体験した川遊びが大変気に入ったらしく、今年の正月に来たときも靴を脱いで川の中へ入る始末。大人が制するのも耳に入らないようです。

 外気温が低い中、わき水の温度は14度ほどなので、入った瞬間は暖かく感じてしまうのか、驚きの表情を見せていました。

 今回も到着するやいなや、同じ行動パターンを取っています。

 

 この連休は新たな体験を用意しました。それは、タケノコ掘りで祖父が残した竹林に出向きました。都会に住む子どもにとって、竹林に入りタケノコを掘ることはまずありません。うっそうとする竹林に踏み込むことに躊躇するのかと思いきや、積極的に入っていきました。途中、私に教えてくれたことは、「タケノコは地面の下にあって、そこの部分が美味しくて、上に出ている部分は美味しくないんだよ。」という説明に驚かされました。

 

 誰が教えたのかはわかりませんが、都会に住む子どもは自然に触れる機会は少ないと思っていますが、情報としては知っていることも少なくないようです。それを、「体験させることで身につく」ことを実感しました。環境教育の原点を改めて気付かされた思いです。

 

 次は、彼女が生まれたときに植えたミカンの木を見せ、今がミカンの花が咲く時期にさしかかっているので、その様子を伝えたいとともに、秋の収穫までにどのように成長していくのか、その時々を実感してほしいと期待しています。

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令和はどんな時代に

2019年04月29日 | 議会活動

平成31年4月29日(月)

 

 平成も残すところあと1日となりました。昭和から平成に移行したときとは異なる流れであることから、新しい時代をお祝いという表現で迎えたいという気分になります。

 お祝いとは、現天皇が元気なうちに退位し、新天皇が即位するからであることはいうまでもありません。昭和天皇の崩御を経験し、平成天皇の即位の際にはこのような表現は使いにくかったというのが私の感想です。

 

 さて、今日の朝刊に「令和の時代についてどのように思うか」という全国世論調査の結果が載っていました。それによると、令和の時代の日本は、「良い方向」に進むと思う人は58%に上り、「悪い方向」に進むと思う人は17%という結果が出ました。

 

 年代別では、「良い方向」は、18~29歳が約8割で最も多く、30~40歳代が6割台、50~60歳代が5割台、70歳以上が5割弱となっています。この結果から、若い人ほど「良い方向」に、高齢になるほど「悪い方向」という見方ができ、この結果には興味深いものがあります。

 

 ここからは私見ですので記事の内容とは異なりますことを申し添えておきます。

 若い世代の結果について、新しい時代をつくるのは若い世代であり、彼ら自身が良い時代をつくりたいという願望が込められているとみることができます。一方で、高齢になると現実を直視し、改善できる要素が見当たらないという悲観的な考え方が表れているのではないでしょうか。

 しかし、私は、これまでの時代を築いてきた原動力となった世代の一人として、これからを生きる若い人たちの応援団になるべきと考えます。現役を離れていく立場ですから、大きなことは言えませんが、私たちの経験を少しでも役立てていただき、彼らの期待する時代に近づければ幸いです。

 

 少子高齢化がさらに進むことは確実であり、一人の若者が支える高齢者の数は増えていき、負担が増すばかりです。若い人の負担を少しでも軽減する生き方をすることが、令和を生きる私たちの世代の役割ではないでしょうか。

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草刈りボランティアに汗を流す

2019年04月28日 | 議会活動

平成31年4月28日(日)

 

 連休初日は、久し振りにボランティア活動に参加してきました。あいにくの雨模様でしたが、20人ほどで取り組んだ釣り堀を兼ねた公園内の草刈り作業により、これから訪れる皆さんが気持ちよく使える環境が整いました。

(この時期、雑草であふれる公園内)


(作業の終わったところは、利用者にやさしい環境に)


(休憩時間も、まちづくり談義に花が咲く)

 

 このボランティア作業を行っているのは、富士市須津地区の町内会長OB会で、年数回の作業に取り組んでいます。町内会長といえば、コミュニティの代表者であり、地域の詳細な情報は彼らに聞けば何でもわかります。一般的には、任期が終わると一住民としての立場に戻り、地域活動から遠のいてしまうこともしばしばですが、せっかくの町内会長経験を、退任後もまちづくり等に生かしていただけることは大変ありがたいことですが、そのようなケースはまだまだ少ないと言わざるを得ません。

 現役中は、休む間もなく役目に追われ、この時期、各地で町内会長会等の総会に出向き、資料に目を通すと、事業報告ではあまりの作業量の多さに驚かされてしまいます。この状況を考えれば、現役を終えると平穏な生活に戻りたいという気持ちは理解できます。

 そのような状況が続いている現状では、町内会長のなり手は、特に現役世代では手を挙げにくいという背景につながってしまうのでしょう。

 

 須津地区町内会長OB会は、経験者全員が加入している訳ではありませんが、役職を通じて知り合ったもの同士が、退任後も親睦を深めていこうという、特別な制限のない、緩やかな関係であることから、参加しやすいようにも思えます。

 とはいえ、地域事情をよく知っていることで、また、町内会長の大変さを理解していることで、経験者としてまちづくりの応援団として活躍されています。作業後の懇親会が一番の楽しみと皆さん、口をそろえて言いますが、同席をさせていただき、その席でもまちづくり談義に花が咲くほど、地域のことが気になってしょうが無いことが伝わってきます。

 

 現役時とは違う雰囲気で聞ける話題に中には、大変参考になる内容が多く含まれています。宿題もいくつかいただきました。まちづくりは人づくりと言いますが、役職の経験を経た人たちが、その後も積極的に地域に貢献されていることが、地域発展に大きく寄与していることを実感しました。

 

 たった2時間ほどの作業でしたが、久し振りにいい汗をかいたと実感するとともに、この後に訪れるであろう、筋肉痛が悩みの種です。

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徳川将軍と富士山

2019年04月27日 | 議会活動

平成31年4月27日(土)

 

 いよいよ、今日からゴールデンウィーク10連休が始まりました。多くの皆さんが国内外に旅行する機会が増えそうという報道がありますが、そのほかにも、この長期休暇をどのような過ごし方をされるのでしょうか。

 

 富士宮市にある静岡県富士山世界遺産センターでは、4月27日から5月26日まで、春期特別展が開催されます。それに先立ち、内覧会が開催され、参加してきました。

 

 富士山が世界遺産に登録されてから6年あまり、県世界遺産センターが設置されたのは2年前の12月で、開館から1年半ほどの間に65万人を超える来場者があったといいます。訪問した昨日も、駐車場には大型観光バスが停まり、多くの外国人観光客も訪れていました。あいにくの天気で、富士山の姿を見ることはできませんでしたが、センター内の展示が満足感を提供してくれたのではないかと推察します。

 

 さて、今回の春期特別展は、「徳川将軍と富士山」をテーマに開催されます。いただいた資料には、1603年に徳川家康が征夷大将軍に就任し、1867年に十五代慶喜が大政奉還するまでの260年あまり、日本は世界史上希なる泰平の時代を謳歌しました。三代家光から四代家綱を経て、将軍家の政策が武断から文治主義へ転換され、五代綱吉の治世下には「元禄文化」が、十一代家斉の治世下には「化政文化」が花開き、江戸文化が成熟されていきます。

 その中にあって、徳川将軍の象徴となり、江戸文化の中核に位置づけられるのが富士山といわれています。

 

 特別展では、「秀峰富士と一体化する徳川将軍権威」として、第1章が「泰平の礎を築く」として、家康から家光(創業から守成へ)。第2章は「文治政治の完成と元禄文化の開花」として、家綱と綱吉(文化再編の時代)。第3章は、「徳川家斉と爛熟する化政文化」として、家斉(江戸文化の最盛期)。第4章は「徳川の平和、新たなる時代へ」として、家茂と慶喜(時代の転換期)に構成されています。

 

 私たち庶民のあこがれとしての富士山は、将軍にとっても大きな意味づけがあったことを、この特別展で感じ取ることができました。是非この機会に、絵画や将軍家にまつわる秘宝を通じて、富士山の威光を感じ取っていただきたいと思います。

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交通事故防止への願い

2019年04月26日 | 議会活動

平成31年4月26日(金)

 

 高齢者が運転する自家用車に起因する悲惨な交通事故が発生し、毎日のように関連記事が載っています。先日、池袋での交通事故は、ネット上でも様々な意見が飛び交い、改めてその悲惨さが広範囲に及んでいることを認識させられました。

 

 高齢者と書きましたが、普段運転しているドライバーの一人として、運転マナーの悪さや交通違反に相当する運転はいたるところで見受けられ、事故がいつ発生してもおかしくない状況を目にします。そこには年齢や性別は全く関係がありません。これは人ごとではなく、自分自身も反省の立場に立って言えることで、自他共に戒めとして申し上げているところです。

 

 交通事故のうち、高齢者が関わる事故は、これまで被害者としての立場の件数が多いことは認識していますが、近年は加害者となるケースも増え、それが重大な事故に発展することで注目が集まっています。加害・被害ともに加齢による認識判断や動作への影響が大きいことは歪めません。

 

 運転する高齢者については、一定の年齢に達すると免許の更新時に運転能力に差し支えがないか、制度として確認する手段が導入され、問題が発覚すれば更新ができなくなりました。しかし、事故を発生させるのは、そのチェックで問題が無いと判断された方であり、本人の自覚や周囲からの助言などで、運転免許証の自主返納という仕組みにより、事故リスクを回避することができます。池袋の事例では、周囲の人から、普段の加害者の運転に疑問を感じていたという話も出ています。その感想を加害者に伝えていたかどうかはわかりませんが、事故が発生した後のことであり、取り返すことはできません。安全運転が可能かどうかの判断については、制度としてもう少し踏み込んで対応すべき事態になっていると感じています。

 

 さて、先日、私の所有する自家用車の車検のため、ディーラーにお願いしたところ、代車として、最新の安全運転アシスト装置のついたほぼ新車を用意していただきました。テレビのコマーシャルでしか知らない装置でしたが、いざ乗ってみると、いかに自分の運転が安全運転でないかを知らされました。例えば、走行中の車間距離が短いと警告音がなり、少しでも車線をはみ出そうとするならば、やはり警告音が鳴ります。初めての体験なので当初は戸惑いもありましたが、警告音が鳴らないように運転を心がけるという使い方もあるのだろうと勝手に理解しています。

 コマーシャルでは、非常時の自動ブレーキ操作が強調されていますが、それを過信するのはいかがなものかと感じていました。それは安全運転への認識が、機械に頼りすぎることで遠のいてしまいそうと考えたからです。この類いの装置は、動作させないように運転することを学ぶ装置であるようにも思えました。

 

 交通事故を減少させるために、AIやITCなどを活用した自動運転車も導入されていくのでしょうが、どの事態になっても運転者自らが安全運転に心がける責任はなくなりません。常に安全な運転に心がけるよう、自覚を持たねばなりません。

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