鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

決戦の時

2019年03月29日 | 議会活動

平成31年3月29日(金)

 

 いよいよ、統一地方選挙前半戦の第一弾として県議会議員選挙が、今日告示され、9日間の熱戦が繰り広げられます。今回、私の選挙区はこれまでの定数5人から1人減の4人となり激戦が見込まれます。

 また、投票年齢が18歳まで引き下げられ、若い人たちの動向が注目されます。

 

 私にとっては2期8年間の実績が問われる選挙であり、また、現状課題にどう取り組むのか、夢や希望のある政策を打ち出されるのか、何よりも県民目線での取り組みかなど、与えられたハードルは決して簡単なものではありません。

 

 平成最後の選挙であり、これが終わると次の新しい時代の始まりがすぐそこに待っています。新たな潮目を意識しながら、継続して取り組むべき課題は多く、少子高齢化、人口減少などはさらに大きな課題として私たちにのしかかってくることが確実で、どのように歯止めをかけるのか、また、それを真摯に受け止めて社会が成り立つ仕組みをどう構築していくのか、様々な手法を考えていかねばなりません。私たちが関わる政治は二元代表制であり、県民代表である議員が代弁者として意見を持ち寄り、地域実態に即した県政運営を進めていかねばならないと思います。

 

 政治不信が蔓延していることを承知していますが、本来の政治の機能を取り戻すためにも、投票という政治への直接参加の権利を行使し、多くの有権者の理解を求めていきたいと思います。

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実物の効果絶大

2019年03月28日 | 議会活動

平成31年3月28日(木)

 

 集会の機会が増え、県政をはじめ様々な話題で意見交換する機会が増えています。自分の思いを上手く伝えているか、自問自答しながら進めていますが、結局、反省の多い内容で終わってしまいます。

 

 言葉だけで思いを伝えることの難しさをしみじみと感じます。私たちは話すことが仕事といわれますが、それは十分理解しているものの、正直なところ、得手不得手はあると思います。機会を重ねると上達するようですが、本人は納得できないことの方が多いと感じています。

 他人のスピーチを聞く機会も多く、よくあれだけのことをしゃべることができるのだと感心させられる場面の多いこと。自分に重ね、自己嫌悪に陥ってしまうことは少なくありません。

 

 話す時の心得は、話題はあれもこれもではなく、思い切って絞り込むことが大切のように思います。そして、起承転結はあらすじとして頭の中に組み立てておく必要があります。

 講演などでは、パワーポイントなどが使われ、映像を通じて話す側も聞く側も的外れとなることはほとんどありません。しかし、来賓の挨拶などでは、言葉だけで伝えることになり、公務などで原稿が用意されることもありますが、やはり自分の言葉で伝えたくなります。複数が挨拶する場面では、予め描いていたイメージと重複する場面もあり、聞く側が、また同じことを話していると思われることは極力避けたいという気持ちから、その場で臨機応変に対処する能力も必要かと思います。自分の挨拶だけに集中していると、他人の挨拶が耳に入らなくなり、思い通りにはなりません。頭の中に、多くの情報の引き出しを持っていないと、柔軟な対応はできません。

 

 さて、最近の話題では、新素材のCNFについて触れる機会が増えました。ある時に、本物を見たいという意見が会場からあり、その後は、製品化されたポケットに入る大きさのサンプルを持ち歩いています。説明の最中、直接見て触れる機会を提供するため、会場内に回すと、皆さんの興味を示す反応が感じられました。

 百聞は一見にしかずの類いなのか、私の下手な説明よりも、実物の効果は大変大きなものでした。

 

 それ以来、私のポケットには話題を提供する実物を常に持ち歩くことになりました。

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木材産業を支える企業

2019年03月27日 | 議会活動

平成31年3月27日(水)

 

 木材を扱う企業の朝礼に出席させていただきました。このところ話題になっている建築物などに木材を提供する会社で、このような企業が地元にあることは誇りです。

 

 東京2020オリンピック・パラリンピックでは、環境に配慮した大会運営が強調され、新国立競技場や選手村などの施設には、国内産木材が多く使われています。また、県内施設では、草薙総合室内運動場(このはなアリーナ)や富士山世界遺産センター、日本平夢テラス、富士山静岡空港新国内線ターミナル、新吉原林間学園、県議会関係では議事堂が入る本館通路にも、県内各木材産地から集めた材料で施しが行われています。

 

 木材が注目されているのは、木や森林が持つ環境性で、特に地球温暖化の原因となる二酸化炭素などの温室効果ガスの吸収と定着に、自然界にあるものとしてすぐれ、その用途は建材から燃料、そして今注目の新素材CNF(セルロースナノファイバー)の原料となります。また、海洋プラスチック汚染が危惧されていますが、石油を原料とするプラスチックから植物繊維を主原料とする紙製品に代替が進む方向で、強度や耐水性などに向上が図れると、益々、木に対する注目は向上していきます。

 

 しかし、戦後に植林されたスギやヒノキなどの人工林は、輸入材の価格の安さによる木材価格の低迷から、商業ベースに乗らないことや、成長に時間がかかり管理に手間がかかることなどから、人工林の多くが放置されてきました。いわゆる荒廃林となり、手の入らない森林は、成長が悪く、枝なども多いことから益々商品価値は低下し、問題は単にその森林だけに留まらず、森林が本来持つ機能である水源涵養や土砂災害発生の原因になるなど、大きな社会問題となっていました。

 その後、地球温暖化問題などが提起されると、森林が持つ機能が注目され、健全な森林の確保に向け、その対策が進められています。

 

 木の性質にある二酸化炭素の吸収について触れましたが、成長の過程においてその吸収力が一定ではなく、人間の成長と同じように、吸収量の多い時期である成長期があります。やがてその量は減るといわれていますが、適切な伐採と植栽、管理を繰り返すことで、木の成長を促し優秀な木材となっていきます。

 しかし、成長が早まることはなく、枝打ちや間伐などの作業は変わりません。その管理には重労働がつきまとい、仕事としては敬遠されてきました。ところが、新たな高性能機械が開発され現場に導入すると、その作業性は一変しています。苗木も改良され、優秀なものが出てきました。山の再生は着々と進んでいます。

 

 ここで次の課題が大きくクローズアップされおり、それは木材の有効利用の推進です。木材消費が進みその経済的な効果により、林業が推進されることになるので、その取り組みが活発化され、冒頭で触れたような公共施設などでは積極的に使われるようになりました。

 しかし、従来の使い方に加え、用途を広げていくことも重要です。その例では、大きな建物の構造材として使うための、木材の繊維方向を交互に貼り合わせたCLT工法や、既定の寸法の丸太を組み合わせた立体トラスなどがあり、木材だけで3,000トンもの屋根を支える「このはなアリーナ」や、50m四方の大屋根が立体トラスで構成される四国室戸のアリーナなどがあります。CNFは夢の新素材として、自動車から食品までの多用途が実現しているなど、この数年の動きは私たちの想像を超えています。

 

 朝礼に出させていただいた企業は、オリンピックや県の公共施設に、新たな木材利用技術と木材を提供している企業で、朝礼後の代表者との懇談では、木の未来を感じさせる貴重な機会となりました。

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森の中の保育園

2019年03月26日 | 議会活動

平成31年3月26日(火)

 

 市内各地にある保育園を訪問しました。どこも暖かみのある雰囲気に包まれ、園庭では裸足になって走り回る幼児の姿に、ほっとする瞬間を見つけました。

 天候には左右されるかもしれませんが、子どもは外で遊ぶ姿が自然であると改めて認識しました。

 

 保育園は仕事などによる親の子育てを支援する機関であり、近年は施設が不足し待機児童が増えていることが社会問題になるなど、私たちが県政で取り組む重要課題の一つとなっています。また施設だけでなく、そこで働く保育士不足も深刻さを増しています。本県を含む多くの地域が保育士不足であり、その改善策として保育士の待遇改善やキャリアパス制度などを導入し、働きがいのある環境整備を支援するとともに、現職のスキルアップや離職者の復職のための研修制度も支援策として取り組んでいます。

 

 さて、施設の運営は行政で支援できても、子どもたちにどのような最適の保育を行うかは、運営側に託されています。それぞれの地域環境もあり、これが一番というものはありません。それぞれの特色を生かした保育に精一杯の取り組みが行われていることと思います。

 

 各地の保育園を巡っている中で、ある地域の周囲を森に囲まれた保育園に出会いました。郊外にあるこの保育園は、住宅地から少し離れたところに位置し、林の中に設置されています。園舎と園庭の構成はどこも基本的には大きく変わりませんが、園庭の一部は林の中にあります。

 子どもたちは常に森の中で遊ぶことができ、私も以前から唱えている、自然環境教育が常にできる環境としてうらやましくさえ思えました。

 今の子どもたちは自然環境に親しむ機会は多くありません。それが都市部であっても田舎であっても変わらないといいます。田舎には自然環境が多くても、そこで体験する機会が少ないということです。このような保育施設の中に、あえて自然体験ができる仕組みは理想ではありますが、それを実現し、のびのびと遊んでいる子どもたちの姿には、外では見られない表情すら感じました。

 

 機会があれば、子どもたちとこの園庭でしばらく遊んでみたい気分になりました。

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統一地方選挙が始まる

2019年03月25日 | 議会活動

平成31年3月25日(月)

 

 統一地方選挙は、昨日から静岡市、浜松市の両政令市長選挙を皮切りに始まりました。今週金曜日には県議会議員選挙が始まり、先ほどの政令市長選挙と同じく、4月7日が投票日となります。また、その1週間後、4月14日からは市議会議員選挙がはじまり、4月21日が投票で、これから約1ヶ月間は選挙一色となります。

 

 私も県議会議員選挙で3期目を目指し、今は告示日直前の準備に追われる日々です。多くの支援者が選挙区内各地で日々、後援会活動を展開し、また、事務スタッフも告示日以降の選挙戦に備え、いわゆる選挙グッズの確認に余念がありません。

 当の本人も、各地に挨拶回りに出向くなど、一日の短さを痛感しています。

 

 私にとっては、今回から選挙年齢が18歳になり、若い人たちの政治に対する関心の高さや彼らの投票行動が気になるところです。県議会では県内の高校に出前講座などを実施し、県議会について説明するなど、また、彼らとの意見交換を通じて身近な政治について伝えてきました。

 また、期日前投票が増えていることから、選挙管理委員会では商業施設などに臨時の投票所を設けるなどで、投票しやすい環境に配慮しています。

 

 しかし、何よりも大切なことは、候補者の政治に対する取り組みであり、その当事者としては、現状をしっかり分析し、どのような公約として訴えていくのか、目標を設定して具体的な実現方法やなど、年齢や性別など幅広い有権者に訴えかけることが重要です。

 訴える手法も街頭演説などのほか、今回から聴衆に配布するチラシも認められることになり、県議会議員の場合は、16,000枚までとなっています。このチラシは事前に選挙管理委員会でチェックされ、証紙を貼ったものとなっています。街頭演説で触れることができなかった公約について補うこともできます。

 また、政党や候補者以外の一般有権者は、ホームページやブログ、SNSなどで特定の候補者を応援することができます。ただし、投票を呼びかける電子メールは禁止されていますので、詳しくは日本インターネットプロバイダー協会などのホームページなどを参照してください。

 

 まずは、選挙の度に低下する投票率に歯止めがかかるよう、当事者として真摯に訴えかけをしていきたいと思います。

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